【質問に回答】オススメ「鉄板アプローチ」

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2015.06.09
kajikawa

From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、

皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!

さて、今回のメールでは、
いただいている質問に答えてみたいと思います。

質問をくれたのは、僕のレッスン会に
よくいらして下さるIさんからです。

「メルマガで回答してください」とのリクエストでしたので、
この場を借りてご紹介させていただきます。

内容は「アプローチについて」なので、
皆様にも必ず参考になると思います。

ぜひ、楽しみに読んでみてください!

いただいた質問

Iさんからの質問は、こんな感じです。

> 「鉄板アプローチ」についてなのですが、
> 最近練習マット上ではそこそこ出来てきたように思うのですが
> 実際コースにでるとなかなかうまくいきません。
>
> 失敗するパターンは
>
> A:ダフリ気味に入ってバンスがはじかれトップして大オーバー。
>
> B:キャリーとランの比が不安定でランを見込んでアプローチしても
>   グリーンオンして直ぐに止まって大ショート
>
> このどちらかが多いのが実情です。
>
> 使用ボール(スピン系とディスタンス系)の違いや
> PWでのランニングアプローチが良いと思う場面でも
> 練習と思って強いて鉄板アプローチを試しているせいも
> あるとは思うのですが、次の点につきご教示いただければ幸いです。
>
> 1:Aのパターンはベアグランドに近い硬いライで多い気がしますが
>   鉄板アプローチに向いたライあるいは
>   避けるべきライなどあるのでしょうか?
>
> 2:打ち方のイメージは、バンスを地面に滑らせながら
>   フェースの上をボールが転がるイメージ
>   (いわゆる払いうち?)なのか?
>   通常のアイアンショット同様リーディンングエッジを
>   ボールの真下に打ち込んで行く感じなのか?
>
> 3:距離感に関してはある程度実践でのなれも必要とおもいますが、
>   プロは距離の調節をクラブの振り幅で行っているのか
>   フェースの開き具合で行っているのか?
>   スイング速度で行っているのか?
> 4:鉄板アプローチが使える限界の距離はあるのか、
>   あるとすればどのくらいか?
>
> P.S.レッスン時に頂いたスピン系のボールは
> いままで何となく使うのが勿体無くて
> 大事にしまってありましたが、
> アイテムは「使ってなんぼだ」と思い直し
> 先日のラウンドで初めて使ってみました。
> 幸い心配したDWでのOBもなく
> 使ったのはハーフラウンドだけでしたが
> 1個のボールで回れました。
> アプローチではグリーン上で確かによく止まってくれました。
>
> ただ最近変えたパターでは打感が硬すぎて
> ロングパットの距離感が合わなかったので
> 今度は以前使っていたフェースが柔らか目のパターで試してみます

「鉄板アプローチ」とは?

「鉄板アプローチ」と言うとみなさん

 「鉄板の上から打って練習するのか?」

などと思ってしまいそうですね(笑)。

ですがこれは先日、ゴルフ雑誌のアルバの取材で

 「プロが調子を落としたとき、
  『この練習法は鉄板だ』という練習法はありますか?」

という質問をいただいたときに

 「アプローチではこんな練習をよくします」

ということで、SWで低く出して
スピンを入れる打ち方をご紹介しました。

そのアプローチのことをIさんは
「鉄板アプローチ」と呼んでくれています。

実際、僕はコースで7割ほどこの打ち方を使います。

せっかく「鉄板アプローチ」と言ってくれているので
このゴルフライブでは「鉄板アプローチ」ということで
呼びたいと思います。

Iさんの質問への回答

さて、Iさんのご質問ですが、まず1の

> 1:Aのパターンはベアグランドに近い硬いライで多い気がしますが
>   鉄板アプローチに向いたライあるいは
>   避けるべきライなどあるのでしょうか?

硬いライということですが、
練習という意味で使ってくれている分には
素晴らしい向上心ですね。

練習して自信がつけばベアグランドでも
普通に使えるようになります。

※ベアグランド:芝生が生えていなくて、地面の土がむき出しのところ

スコアを出したいとき、試合やIさんが月例などで
いいスコアが出そうなときなどには
自信がないときは他の打ち方でいって下さい。

バンスがはじかれやすいので、きっちりインパクトが
ボールに入ってくることが重要になります。

自信がないときはPWなどでランニングでいくか、
パターで打てる状況ならばパターが一番安全だと思います。

次に2ですね。

> 2:打ち方のイメージは、バンスを地面に滑らせながら
>   フェースの上をボールが転がるイメージ
>   (いわゆる払いうち?)なのか?
>   通常のアイアンショット同様リーディンングエッジを
>   ボールの真下に打ち込んで行く感じなのか?

これはどちらもありです。
バンスをすべらせる打ち方の方が少しボールが柔らかく
飛んでいく感じです。

上から打ち込んでいく打ち方の方は出球が速く
スピンが効きながら少しランが多めになる感じになります。

柔らかくスピードがないグリーンには
後者が有効な打ち方になる場合が多いです。

そして3ですね。

> 3:距離感に関してはある程度実践でのなれも必要とおもいますが、
>   プロは距離の調節をクラブの振り幅で行っているのか
>   フェースの開き具合で行っているのか?
>   スイング速度で行っているのか?

プロはすべての感覚を駆使して距離感をつかみます。
アマチュアの方は最初は振り幅が一番距離感に有効だと思います。

振り幅に関しては大きくて
インパクトが緩んでしまう方を多くみかけます。

インパクトをしっかり出来るバックスウィングの大きさを
見つけられると距離感も合いやすくなってきます。

そして4ですね。

> 4:鉄板アプローチが使える限界の距離はあるのか、
>   あるとすればどのくらいか?

僕は50ヤードですね。
おそらくIさんは40ヤードほどでしょうか。

ヘッドスピードの速い方なら60~70ヤードまでいけるでしょう。
平均的な女性の方なら30ヤードほどでしょうか。

最後に。。。

> ただ最近変えたパターでは打感が硬すぎて
> ロングパットの距離感が合わなかったので
> 今度は以前使っていたフェースが柔らか目のパターで試してみます

ボールによってパターの距離感、
アプローチの距離感は変わってきます。

パターを変えてみるというのも一つの方法としていいと思います。

ボールについては自分の気に入ったボールを1つ
見つけられるといいですね。

ちなみに僕はタイトリストのV1Xを使っています。

Iさんが気に入るボールは?
あなたが気に入るボールは。。。?

これについては是非、見つけてみてください。

ーツアープロ 梶川剛奨

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梶川 武志
東葛飾高校を卒業後、研修生となり、1995年に24歳でプロテスト合格。 2009年、7月の『セガサミーカップ』で自身初の最終日最終組を経験して自己最高の7位に入り、10月の『コカ・コーラ東海クラシック』では石川遼、池田勇太と最終組で優勝争いの激闘を演じ2位となる。今でもその試合は名勝負のひとつに数えられている。 同年、JGTOバンカーセーブ率1位(64.8%)。
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カテゴリー: アプローチ, ウエッジ, パター, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
梶川 武志

梶川 武志 について

東葛飾高校を卒業後、研修生となり、1995年に24歳でプロテスト合格。 2009年、7月の『セガサミーカップ』で自身初の最終日最終組を経験して自己最高の7位に入り、10月の『コカ・コーラ東海クラシック』では石川遼、池田勇太と最終組で優勝争いの激闘を演じ2位となる。今でもその試合は名勝負のひとつに数えられている。 同年、JGTOバンカーセーブ率1位(64.8%)。

 

【質問に回答】オススメ「鉄板アプローチ」」への1件のフィードバック

  1. Y.IWATA

    懇切丁寧な解説ありがとうございました。(勝手に命名してしまってすみません)
    実践でも多用できるよう練習を重ねていきたいと思います。

    前回質問し忘れたのですが、打つときの体重移動はどうしていますか? 「右足で左にプレッシャーをかけて左足体重で構えて」と説明されてていたと思うのですが、打つときはエッジの落下点をブラさ無いようパターのように下半身は固定するのでしょうか?それとも大森先生の言うように狭いスタンス内でも下半身はフルターンをしていくのでしょうか?
    ご教示願えればと思います

     ちなみにV1Xですが先日のコンペでも使ってみました。(一瞬魔がさして ショートホールでの大たたきが原因でスコア100止まりでしたが)ショートゲームのみならずFWでも低めに出てバックスピンで浮き上がりグリーンにきっちりオンする自分でも惚れ惚れするような打球が出てこれからのエースボールになりそうです。ただ値段が張るのが難点で普段のラウンドにはもう少し手ごろなスピン系ボールを捜そうかと考えています(それともボールは毎回統一したほうがよいのかな…?)。

    P.S.次回もレッスン会土曜開催ですね。プロもお忙しいとは思いますが私個人的には土曜は仕事が休めないので、たまには以前のように日曜開催にして頂けると助かります。

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