From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「技・ゴルフ天動説と地動説」
というお話をさせていただきます。
なんのこっちゃ、ですね。
天動説は、我々の周りを天空がまわっているとする説。
地動説とは自分たちが動いているとする説です。
見る基準点をどこに置くかで、
世界観がまったく逆になってしまいます。
しかも、天動説では、多くの勘違いが発生して、
いろいろな点でつじつまが合わなくなっているのに、
それをなんとか説明しきろうとして、多くの労力が消え去っていきました。
実は、ゴルフのスイングでも、同じことが起きています。
また、なんじゃそれはですね。
ゴルフスイングを複雑に見せていること
暑い暑い夏は、お家の中などで、たまにはゆっくり体を動かして、
今一度あなたのスイングを見つめ直してみませんか。
ゴルフというのは、体を斜めにして、回転してクラブを振り回します。
この斜めになるということが、実は曲者です。
その斜めになった軸の周りを、ヘッドがぐるぐるまわることを、
外から見ていると、本当に複雑きわまりない動きに見えます。
そして、テークバックでは、ここにあげようとか、
ダウンではどこにシャフトがはいってきて、
フェースの向きはどうのこうのとなります。
斜めになっている上半身の回転軸に対して、腕が上下して、
さらに腕の先の手首が折れたりします。
さらには、腕や手首が捻じれたりするスイングもあります。
ちょっとイメージしただけで、なんとも複雑で、
どうやったら究極の動きができるようになるのか、
想像すらできない気がしてきませんか。
見る起点を変えてみる
でも、少し視点というか、見る起点を変えてみます。
外から見るのではなく、上半身の軸に対する動きと、
下半身に対する上半身の動きに、分割してみます。
そうすると、実は、ゴルフのスイングは、
非常にシンプルな動きに見えてきます。
上半身だけの動き
まずは、上半身だけに注目してみます。
そのためには、真っ直ぐに立って、
スイングしてみればわかりやすくなります。
肩幅程度に両脚を開いて、
クラブを普通にグリップしてクラブを両手で支えます。
そこから、一旦両腕を上にあげて、ゆっくり降ろしてきます。
腕が体に触って、体で腕を支えられている感じのところまで降ろしてきます。
そこから、シャフトが水平になるように、手首のコックを少し入れます。
普通に前傾してセットアップして、上半身を動かさないまま、
そこから体を起こして、真っ直ぐに立っても、同じ形になったら最高です。
このとき、右肘の内側であるえくぼが、
上を向いているようにします。
ちょうど右肘が真下を向く感じです。
そして、もう一点、着目していただきたいところがあります。
ストレートボールを打つなら、ボールヒットでフェースは軌道の方向を向いています。
ヘッドの下の端である、リーディングエッジを見れば、
軌道に対するフェースの向きがわかります。
リーディングエッジはフェースの向きに直角です。
と言うことは、真っ直ぐ立ったら、ヘッドのリーディングエッジである下の端は垂直になります。
そして、両腕は、クラブが下に落ちたり、ヘッドが倒れない程度の、
ぎりぎりクラブを支えるだけの力で、クラブを支えます。
この状態から、右肘を曲げ、手首を親指側に折るコックを入れていきます。
左腕は真っ直ぐ伸ばしたままにしてください。
右肘とコックが深くなるにつれ、
クラブは上にあがり、ヘッドも大きく動きます。
そして、左サイドに張りが感じるあたりになると、
手元とクラブは右肩の斜め上あたりにあがっています。
これが、理想のトップでの上半身の形です。
右肘と手首のコックを曲げただけで、理想の動きができています。
これ以上何も足さず、何も引きません。
これだけの動きをきっちり行えばいいのです。
上半身の動きをもう少し詳しく見ると
さて、ここでもう少しクラブの動きを中心に見てみましょう。
真っ直ぐ立って、右肘とコックを曲げるだけの動きを行いながら、
ヘッドのリーディングエッジに注目してください。
リーディングエッジは右に傾いていますね。
これは軌道に対してフェースが開いていることを示します。
右肘と手首のコックを曲げて行って、ヘッドが斜め上にあがるにつれて、
フェースは少しずつ開きながらあがります。
そして、右肘とコックをもどしてくると、
フェースは閉じながら降りてきて、もとの向きに収まります。
このヘッドが降りて来る時に、フェースが閉じてきて、
元の向きに戻る動きが、本来のフェースターンです。
このフェースの動きによって、ボールは適正に捕まります。
腕とかはねじろうとしていません。
それなのに、フェースは開いてあがり、閉じて降りてきます。
右肘と手首のコックを曲げ、それを元に戻す。
たったこれだけの動きで十分です。
この動きを通常の前傾した状態で、下半身もターンする様子を、外から見ていると、
難しい動きで、クラブをコントロールしているように見えてしまいます。
下半身に対する上半身の動き
上半身に対して、腕の動きが見えてきたところで、
次は、下半身に対する上半身の動きを見てみます。
一言で言えば、上半身は骨盤の上に、ちょこんと乗って、
あなたが行おうとする動きは、下半身のターンに同調して、先ほどの右肘と手首の動きをしていればいいです。
え、それだけ?
はい、それだけでいいです。
それ以上のことをやろうとしたり、やってしまうと、
難しくなるだけで、良いことは一つもありません。
下半身と上半身の捻転差が、飛ばすために大切なのでは?
フェースを開いたまま、アウトサイド・イン軌道でボールヒットしたら、
スライスになるから、軌道を真っ直ぐにしないといけない?
などなど、上半身の動きの問題と考えられそうなことを、数え上げると、
きりがないぐらいというか、きりがありません。
先ほどお話した、腕と手首の動きはそのままでいいです。
それに、下半身の動きに、上半身がちょっとだけ遅れてついて来るだけです。
それ以上のことを付け足すと、いきなりスイングは難しくなるばかりか、
パワーも出せなくなります。
ダウンではちょっとだけ何かが起きます
トップに行くまでは、それほどスピードも速くありません。
ですから、真っ直ぐに立って、ゆっくり右肘と手首のコックを作る動きでトップまで到達します。
ただし、ダウンスイングでは、体の動きが速くなります。
そうなると、腕とクラブは置いて行かれそうになります。
トップからいきなり下半身で回ろうとするほど、
置いていかれる感じは強くなります。
腕とクラブが置き去りになると、即、振り遅れです。
振り遅れでは、クラブがあばれ、
とんでもなくいろいろなことをやらないと、ボールにすら当たりません。
振り遅れ撲滅作戦
ということで、ダウンで振り遅れることを防ぐ対策が必要になります。
第一は、ダウン開始でいきなり力で下半身を回そうとしない事です。
トップからは、腕とクラブが下に落ちて来ることを感じる
「間」を少しだけ作ります。
そうすることで、自動的に両脇が自然に締まり、
右肘などが体からはずれにくくなります。
第二は、手首をしなやかに保つことです。
手首に力を入れていると、
重いクラブで腕全体が下半身の動きから遅れてしまいます。
ところが、手首を柔らかくしておくと、ヘッドだけが置いて行かれます。
ヘッドは遅く動きますが、腕は体について動いてくれます。
そうすると、腕とクラブが下に降りて来るにつれ、
右手甲側へ折れるヒンジができてきます。
右肘と手首のコックはだんだん伸びて来て、
クラブは下にさがってきますが、ヒンジはだんだん深く入ります。
ヘッドはどんどん振り遅れがいい
さて、ここで、ヒンジが深くなる様子を、
もうすこし丁寧に見てみます。
なんと、ヒンジはいくら深くなっても、
フェースはずっと軌道に対して真っ直ぐ向いたままです。
コックでは、コックが深くなるほど、フェースは軌道に対して開きました。
ところが、ヒンジでは、軌道と仲良しで、いつも軌道の向きを向いています。
手首をタメるとボールは飛ぶけど、曲がる。と思われることは多いのです。
それは、コックをボールヒットぎりぎりまでタメていると、
ボールヒット間際でフェースの向きが軌道に対して急激に変化するために、
ボールが曲がりやすくなるということです。
しかし、ヒンジはいくらタメても、ボールが曲がる原因にはなりません。
このコックとヒンジを明確に区別して、スイングすることが、
飛距離と方向性の両方をゲットするためのキーポイントです。
ダウンでは、左肩と手首の力を抜いて、ヘッドだけ遅らせてヒンジをタメます。
そのヒンジのタメで、エネルギーがたくさん蓄積されてた体を、
ボールヒットに向かってリリースします。
スイングはシンプルなのです
ちょっと視点を変えてみると、
見える世界が変わってきませんでしたか。
あっちから見たらわかりにくいことも、
こっちから見たら、意外と単純なことだったと言うことです。
今回の上半身の動きは、短い物差しをクラブに見立てて、シャドースイングしてみてください。
実際にこうかな、ああかなと、動いてみると、新たな発見があるかもです。
では、また。
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1) コックとヒンジの違いについて解説がわからず、印刷して何度も読み直しました。何十年もグリップを左右から均等にシャフト上で合わせて握っていたため、ヒンジも右親指方向のコックも全く同じ方向に曲がると思っていました。しかし、いわゆる正しいスクエアグリップは私の従来のより若干右にずらして握るので、右手首を親指方向に曲げると(コックすると)フェースは開いて上がると理解すればいいのでしょうね。
2)下半身を使ってのSWショットを心がけているのですが、60~70%の意識でスイングすると、ここぞという時などに右に飛ぶ(フェースが戻りきらないで開いて当たる)ので、(若い頃飛距離を出すために習ったコックを思い出し)コックを下手投げの投手のバックスイングのトップのように、バックスイングのトップでは手首を目いっぱい折り左にひねり右掌が飛球方向と逆(右甲が飛球方向)にして、かなり改善するように感じたのですが、方向性を維持するには「ヒンジはいくらためてもボールが曲がる原因にならない」とのお言葉を信じ、コックをいじるのは止めることにしました。グリップを直します。
「右手首を親指方向に曲げると(コックすると)フェースは開いて上がると理解すればいいのでしょうね。」
はい、そのようなご理解で大丈夫です。
ただし、右腕とコックができるほどフェースが開くのは、シャフトの少し右に左手親指をずらせているのがノーマルグリップというだけの理由ではありません。右肘が曲がり、左腕はまっすぐだけ、手元が右斜め上にあがり、それによって、フェースが開く方向になります。
また、ついでながら、ボールヒットで右肘が伸びきらない方が、ヘッドが加速中にボールヒットできて、強いボールを打ち出すことができます。そのためもあって、セットアップでは、右肘は少し余裕を持たせるように、ちょっとだけ右肘は曲げておきます。その状態で、両腕にクラブを支える力以外の余計な力を入れないで、フェースがターゲット方向を向いているようにしてください。
グリップに関しては、下記でご案内していますので、確認していただけるといいですね。
「技・いまさらですがグリップについて」
https://g-live.info/?p=14885
普段わたしの投稿をごらんいただいていない方にとって、
ヒンジについて、右手甲側に折れると説明させていただいただけでは、
言葉不足かとも思いましたので、補足説明させていただきます。
ヒンジに関しては、下記の回で、少しは詳しくお話していますので、
もっとヒンジについて考えてみたいという方は、見ていただけるといいかと思います。
https://g-live.info/?p=11680
手首をタメるとか言われて、とにかく手首が曲がればいいのかと思ってしまうものです。
特にボールヒットに向かって、単に手首を曲げればいいのかと思うだけでは、
コックとしての親指側へも曲げようとしてしまう傾向があります。
そうすると、フェースの向きも変わり易くて、ボールコントロールがうまくいかず、
自分は手首をタメるなんてやらない方がいいかもとなります。
こんな簡単そうな手首をタメるという用語であっても、勘違いが多いということです。
それで、近々、こんな言葉の曖昧さを、晴れ晴れと解消することを目指したプロジェクトが発足予定です。
楽しみに待っていてください。
少し理解に苦しみましたが、勉強になりました。
なんとなく手首の動きには、疑問を感じていたのですが、
正しい動きと、ヘッドの重みを感じて振る、で良いのでしょうか?少し私には早い気がするのですが、頭の片隅に置いて、練習に取り入れて見ます。
「ヘッドの重みを感じて振る、で良いのでしょうか?」
はい、それでばっちりです。
ヘッドの重さを感じることができれば、
クラブをやっとで支えているだけの力を使っている証拠となります。
そうすれば、勝手にあなたにとって、最適なスイングになってきます。
ありがとうございます。
ヘッドの重みに集中してスイング練習します。
また最近、動画配信から下半身先行動作も良く聞くようにようになりました。ため?とか
私は、スライスがひどく、身体の開きが早いのが原因です。それとこの動作は関係してるのしょうか?
左肩からボールに当たっていくようにすれば、上手くいくのはわかってきましたが、‥‥
スライスを早く治したいです。
「スライスがひどく、身体の開きが早いのが原因です。それとこの動作は関係してるのしょうか?」
スライスがひどいという場合は、まずは、グリップを疑うべきです。
今回の、「真っ直ぐ立ったら、ヘッドのリーディングエッジである下の端は垂直に」をチェックしてみてください。
この時、腕にクラブを支える力以外に、左にねじるとか、力が必要だと、まず、グリップはウィーク過ぎです。
左手、親指が、シャフトの真ん中より、親指の幅の半分ぐらいは右にずれているのが、ノーマルです。左手のVの字(親指と人差し指の隙間)が、首の右端の付け根と、右肩の間をむいていれば、OKです。
大森先生へ
大森先生の渋いイラスト付きの解り易い解説ありがとうございます。今回もとても勉強になりました。
最近ようやく、上半身を脱力させ、下半身だけ意識してスイングすると、トップで腕とクラブが下に落ちて来る「間」を感じることができるようになりました。
上半身に意識はなく、勝手にスイングしています。ショット後は、すごく気持ちがいいです。
力感は全然ないのに、今までのフルショットと同じ距離が出て(9Iで130ヤード)、ターゲットに対して真っ直ぐ飛びます。
ただ、再現性は1割程度とめちゃくちゃ低く、ほとんどは、左へ大きく引っ掛ける(9Iで、ターゲットの左に15ヤード程度、飛距離は140ヤード)ミスがでます。
(ダウン開始で、いきなり下半身を回しているからでしょうか。)
常に上半身への意識を無くし、脱力させることは難しく、「トップで左肩甲骨がのびているな」「今、手がどこにあるか」とか、少しでも上半身に意識が行くと力みが発生してミスがでます。
15ヤードのショット基礎アプローチ練習直後は、1発目でナイスショットが出ることが多いです。
上半身に意識が行かないで、ナイスショットの再現性を上げるためのポイントを教えて頂けなしでしょか。
気持ちいいスイングが出来る確率を少しずつでも上げていきたいです。
ご指導よろしくお願い致します。
「上半身に意識が行かないで、ナイスショットの再現性を上げるためのポイント?」
下半身は目一杯、上半身はリラックスです。
また、上半身はだらりと力を抜くのではなく、
クラブが体の動きに、やっとでついて来る程度の力で、
クラブを支えている感じです。
そして、下半身が動いたら、下半身と上半身に連動性があって、
筋肉と腱のつながりを保つことを意識します。
テークバックで下半身から動き始めたら、
下半身の動きで、上半身に引っ張り感が出始め、
その引っ張り感で、手元、クラブが動かされるという感じです。
また、トップに向かって、左サイドに張りが出始めたら、
トップにまだヘッドが向かっている最中に、
下半身先行動作開始という感じですね。
「間」という言葉そのものを意識できるようになっただけで、
まったく世界感が変わり、異次元へ飛び出したことになります。
これからが、楽しみです。
勝手にスイングという言葉が出るだけで、
かなりうまくいっていることがわかります。
左へ引っかけるのは、リラックスしようとするあまり、
下半身までゆるんでしまうからです。
下半身は目一杯をお忘れなく!!!
SW15yキャリーのショット基礎アプローチ練習で、いい感じができたとしても、
一発フルショットをすると、25~100球分のSW15yキャリーの効果が消えてしまうと考えてください。
フルショットは、SW15yで作った感じのテストということにするといいですね。
SW15yの直後のショットで、ドライバーであっても、今までにない感覚で、
良いショットが出るということは、ある意味、不思議にお感じかもしれません。
でも、そういった状況は、本当に多く発生する事実です。
簡単な状況で、正しい動きを積み上げていく。
そんな丁寧なゴルフの練習が、最高のラウンドを引き寄せてくれます。
大森先生
ご回答ありがとうございます。
下半身は目一杯を忘れず、下半身と上半身に連動性を意識して練習に励みます。
最近は、気持ちいいスイングの習得にはまっています。
大森コーチへ
いつもとっても参考になるお話をありがとうございます。
コックとヒンジの違いは別っているつもりでしたが、コックではクラブが開閉し
ヒンジでは軌道に対して平行な動きなのでいくら溜めてもクラブの向きは変化しない
という解説に今までの疑問がいっぺんに吹き飛ぶほどの感銘を受けました。
一番の練習課題として如何にヒンジを溜めてボールにエネルギーを伝えていくかに
挑戦したいと思います。
質問があるのですが、コックは胸の高さで最大になり腰の高さではほぼリリースされ
ヒンジは逆に腰の高さで最大になるようにコックからヒンジにスムースに変換するのは
どんなことを注意してスイングしたら良いのでしょうか? ご教授ください。
「コックからヒンジにスムースに変換するのはどんなことを注意してスイングしたら良いのでしょうか?」
ずばり言って、手首の余計な力を抜いてください。
右肘が体の動きにやっとでついてくる、ぎりぎりの力で支えます。
それが、余計な力を抜いている状態です。
コックはダウン開始して、胸の高さあたりで最大になります。
しかし、それを作ろうとして作っては、うまくできません。
手首の力を抜いて、腕とクラブが惰性で動く動きと、
重力を感じて、それを邪魔しなければいいのです。
胸のあたりまでは、下半身を急激にターンさせるのではなく、
両脚で地面をとらえられる体勢を作ります。
そこからは、下半身を目一杯動かして、両脚でパワーを発揮します。
それによって、上半身も急激に回転しはじめ、
コックが解けてきて、ヘッドだけが置いて行かれ、
ヒンジに変身します。
これも、ヒンジを作ろうとしてはいけません。
ヘッドの重さで、勝手にできてしまうに任せることが肝心です。
その状態ができれば、上半身が下半身のエネルギーを受けて、しなります。
そして、しなりが耐え切れなくなって、戻り始めて最高のボールヒットです。
教えて下さったことについて、ことごとく逆のことをしていたようです。
手首や指先の力を抜くことが出来ず、満身の力を込めてクラブを振り回していました。
グリップの右手親指の位置がすり減って少しへこんでいることが証明しています。
コックもヒンジも一生懸命に作ろうとしてもがいていました。
頭ではなんとか判ったようなやっとそのレベルですので出来るかどうか不安ですが
早速明日練習場でトライしてみます。
その時のポイントとして、フルスイングではなく60%程度のスイングスピードで
行ってみたいと考えていますが、留意すべきことがありましたらお教えください。
追伸)6月28日のブログで紹介されたトイレでの肩甲骨の可動域を広げる体操を
6週間一日も欠かさず続けています(但し、ベッドに腰掛けてですが)
お陰様で背筋を痛めることもなくなり、肩こりもどこかへ行ってしまい、おまけに
1Wで20ヤードほど飛距離が伸びるようになりました。
正に『継続は力なり』ですね。これからも続け、力みの取れたスイングに結び付けたいと
願っています。
「フルスイングではなくスピード60%練習で留意すべきこと?」
スイングはゆったりさせても、振り幅とか、動きの大きさは
それほど小さくならないように、注意してください。
力で大きくするのではなく、リラックスさせて、
小さくならないようにする、という感じです。
そして、できれば、次の感じをプラスしてください。
下半身が、必ず上半身に勝ことをイメージです。
タイミングで勝ち、パワーでも勝です。
それは、テークバック開始からです。
極端に言えば、テークバック開始も、下半身から動き出し、
ヘッドが遅れてついて来る感じ、というか、本当にヘッドを遅らせてみてください。
そうすると、スイング中、腕の余計な力を抜きやすくなります。
そういえば、わたしが好きな次のような言葉があります。
「階段を上る力があれば250yまでは飛ばせる」
まさかとお思いのことと思います。
ちょっと誇張表現過ぎるとは言え、まさに、この一言が
飛ばしの極意を表現する、すごくシンプルで私が大好きな言葉です。
ですから、ちょっと肩甲骨がリラックスできる体操をして、
筋力アップではなく、筋肉が伸ばしやすい方向に傾けるだけで、
瞬間に10~30y伸びることも、十分にあります。
継続して、リラックスできて楽しいプレーを満喫してください。
お忙しい時間を割いて愚問にも真摯に回答を下さる大森コーチのお人柄に
尊敬の念を覚えます。
アドバイスの言葉は一つ一つノートに書き留め、一日一題の練習課題として
取り組んでまいります。
ありがとうございました。