From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「技・スライスよさようなら」
というお話をさせていただきます。
スライスはどうやったらましになるのか知りたい、
というご希望も多いですね。
実際、ゴルフを始めて100を切るぐらいまでは、
スライスでお悩みの方は多いですから。
逆に、スライスがましになったら、
知らないうちに100を切っていたなんてこともあります。
スライスを完治させたければ、次の3点に真剣に取り組みます。
スライス完治、3つのポイント
(1)正しいグリップ
(2)フェースをターゲットにきっちり向けたセットアップ
(3)下半身のパワーを信じる
この3点をまずは、しっかり守ることから
スライス完治の道は開けます。
それ以外の対処療法はいろいろありますが、
対処療法では副作用も覚悟しなければなりません。
この3点も含めた、詳細には12項目に渡る
スライス対策方法を伝授します。
スライスにいつもスコアをやられているなら、
しかと頭に入れて、トライしてみましょう。
また、スライスをごまかして防いでいることで、
不意の引掛けなどにお悩みなら、もう一度基本に立ち戻って、
スライスを本質的に修正しなおしてみましょう。
左手がウィークという問題
ところで、100を切れていない方の9割以上は、
左手グリップがウィークです。
まずは、この点を徹底的に修正することで、
スライスの程度はかなり改善できて、使えるショットが急増できるものです。
グリップがウィークということは、本来あるべき状態よりも、
クラブのフェースが開いているということになります。
振っている軌道に対してフェースが開いていると、
ボールにはスライス回転がかかり、ボールは右に曲がっていきます。
左手の親指がグリップの真ん中よりも、
親指半個分程度右にずらせてあることが正しいグリップの第一歩です。
そして、左手親指がまあまあ良いところに置けていたとしても、
左手の親指と人差し指でできるVの字において、
左手の親指と人差し指の付け根近くのが密着していないと、
左手の平としては、実質ウィークです。
実は、この左手のVの字の密着は、
正しく密着している方は、本当に少ないです。
ですから、ほとんどのケースが左手がウィークな状態となっています。
試しに、いったん普通にセットアップして、
上半身の形はそのままで、股関節を伸ばして、真っ直ぐに立ってみてください。
正しくセットアップできていれば、
リーディングエッジは水平な軌道に対して直角になっています。
体が垂直に立っているのですから、
リーディングエッジも垂直になっていることで、
フェースの向きは、体が回転する軌道の向きに向いていることになります。
真っ直ぐに立ったときに、リーディングエッジが垂直になっていなかったり、
たとえ垂直になっていたとしても、
そうするために前腕を左へねじるなどの力を使っているとしたら、
グリップが悪いということになります。
クラブが落ちないぎりぎりの力でクラブを支えているだけで、
前腕をねじらなくても、リーディングエッジが垂直になっていられるように、
グリップを調整する必要があります。
常日頃のショットで前腕を左にねじっていると、
その感覚があたりまえに感じてしまい、実は左へねじる力を出してしまっているのに、
そのことに気づかないということもあります。
そのような場合は、むしろ前腕を右にねじる力をだしている感じで、
前腕はねじられず一番素直な状態だったりするので、
ヒトの感覚というものは恐ろしいといえば恐ろしいものです。
グリップがウィークだと、セットアップでは前腕を左にねじって
フェースをターゲット方向へ力ずくで向けているか、
肩の向きなどを振り出し方向よりも左に向けて、フェースをターゲットに向けています。
前腕を左にねじっているとか、肩の向きが左を向いていると、
たとえフェースがターゲットを向いていたとしても、
軌道に対してフェースは開いた状態でボールに当たりやすくなります。
逆に言うと、グリップウィークだと左を向きやすくなります。
肩の向きなどが問題だと認識すると、本当はグリップを修正するべきなのに、
肩をターゲットに真っ直ぐに向けるために、
体を無理やり右に向けようとして右を向きすぎてしまうということにもなります。
「下手は右向く」とも言われます。
これは、グリップが悪い状態で自然にセットアップしたら、
体は左を向いてしまうはずのものを、
真っ直ぐに向こうとしてむりやり体を右にまわし過ぎた結果です。
また、スライスが怖くて、セットアップからすでに前腕を左にねじっているために、
セットアップでは体に対してフェースが閉じることになり、
そのためにヘッドをターゲットにセットしたら体は右を向いてしまうということもあります。
このようにターゲットに対して右を向いていては、
セットアップからすでにかなり無駄な力を使っていることになりますから、
スイング中にさまざまな調整が必要で、コンスタントにうまく打てるはずはありません。
セットアップで前腕を左にねじっていた場合は、
バックスイングしてダウンスイングしてくるときに、前腕を左へねじることを忘れ、
たとえヘッドは正しくターゲットに真っ直ぐな軌道を描けたとしても、
ボールヒットではフェースは開いてターゲットの右を向いてしまいます。
そうなると、右に出てさらに右に曲がるプッシュスライスとなります。
いずれにしても、グリップを修正することが、
スライスから脱却するための最初の一手です。
100を切れていない場合の軌道の傾向
また、100を切れていないプレーヤーのほとんどは、
トップからいきなり上半身で満身の力を使って振り出しているため、
軌道はアウトサイド・インになります。
ボールとターゲットを結んだラインをターゲットラインといいます。
軌道がアウトサイド・インということは、
ターゲットラインに対して右から左に振られることです。
トップからのむちゃ振りでは、グリップが正しくても、
軌道がアウトサイド・インでフェースは軌道に対して開きやすいのです。
どの程度ターゲットラインに対してフェースが開いているかによって、
ボールがターゲットの左に飛び出してから右に曲がるプル・スライスなのか、
最初から右に出て右に曲がるプッシュ・スライスなのかに別れます。
アウトサイド・インの程度がかなり強いと、軌道に対してフェースが開いたとしても、
ボールヒットでのフェースの向きは、ターゲットよりも左を向くほどになります。
そうなると、左に出て右に曲がるスライスです。
ボールフライトは基本的にはボールヒットでのフェースの向きに
かなり依存して飛び出します。
ボールの曲がり方に関しては、ボールヒットでのフェースの向きに対する軌道
(ま、軌道に対するフェースの向きと言っても同じことですが)
に依存して曲がる方向が決まり、それにヘッドの加速度と速度、ロフトの程度、
ボールが当たる位置などによって、曲がりの大きさが決まります。
トップからいきなり振り下ろすことに終止符を打つことは、
それほど簡単ではありません。
下半身が使うべきことは、頭ではわかっていても、直らないものです。
さて、グリップのお話から、ちょっと脱線して、
ボールが曲がる物理にまで踏み込んでしまいました。
ボールが曲がるしくみまでなんとなくわかったところで、
グリップの問題や、トップからの急激な振り下ろし問題も含めて、
冒頭でリストアップさせていただいた、スライス完治の対策の
(1)~(3)をさらに細かくお伝えします。
スライス完治のコツ詳細リスト
グリップやフェースの向きなども含んだ、
スライス完治のために取り組むべき項目の詳細なリストです。
(1)左手親指はシャフトの真ん中より
親指の幅半個分ぐらい右にずらせて置く
(2)左手グリップの親指と人差し指の間を密着させる
(3)セットアップでフェースをターゲット方向へ向ける
(一番下の溝がボールとターゲットを結ぶターゲットラインに直角)
(4)セットアップで右肘の内側であるえくぼを体の正面方向へ向ける
(右肘に余裕ができて、トップから右腕でアウトサイド・インに振りにくくなる)
(5)(1)~(4)まで行ない、足踏みで振りやすい足場を探す
(6)ボールヒットに向かって両腿をキュッと引き締める
ここで、各項目は次のような意味を持っています。
項目(1)と(2)のグリップ関連
項目(1)と(2)の、
「左手親指はシャフトの真ん中より親指の幅半個分ぐらい右」
「左手Vの字の間を密着」は正しいグリップの作り方の超重要ポイントです。
とにかく、この2点をしっかり意識してグリップをきっちり作ることが、
スライスから脱却することに直結します。
項目(3)セットアップでのフェースの向き
項目(3)「フェースをターゲット方向へ向ける」は誰にでもできるけれど、
ほとんどちゃんと行われていません。
これだけはしっかり覚えておいていただきたいことがあります。
それは、
「軌道はどうであれ、ボールヒットの時のフェースの向きにボールは最終的に到達しやすい」
ということです。
たとえば、軌道が右から左へのアウトサイド・イン軌道で
ボールヒットでのフェースがターゲットを向いていたら、
左寄りに飛び出してスライスしてターゲット方向へ戻ってきます。
出球方向はボールヒットでのフェースの向きにかなり依存しますが、
軌道方向にも少し引っ張られます。
ま、あまりにもフェースが軌道に対して開き過ぎでは、
ターゲットを通り越してさらに右に曲がってしまいますが、
とりあえず間違って左へ出ても、いたんはターゲット方向へ戻る動きとなります。
一番いやなボールはターゲットと違う方向へ飛び出して、
さらにターゲットから離れる方向へ曲がるボールです。
これでは、出だしからさようならという感じで、完全なミスショットです。
出球の方向とは反対側に曲がって一回でもいいのでターゲットに向かってくれるなら、
ま、程度問題ですが、曲がりすぎたかぐらいで、とんでもないミスとも言えないという感じでしょうか。
項目(4)右肘のえくぼの向き
項目(4)「右肘のえくぼは体の正面方向」はバックスイング開始から
腕に無駄な動きをさせないで、ダウンスイングで右腕がしなって
ボールを正しく引っ叩くための準備です。
腕の形を下半身の動きに引っ張られて正しくボールを打ち抜きやすい形にしておくことで、
下半身が使いやすく、腕もうまくしなってそれが戻ることで、
あなたにとって最高の体の使い方ができます。
ビンタで、誰かのほっぺたを引っ叩くという状況を想像してください。
右肘を突っ張ったまま腕を後ろに引いて、
腕を振り出してビンタする人はいません。
右肘よりも右手の平をより多く後ろに引いて、
右腕をしならせるように使います。
ほっぺたに向かっては、右肘が手先に先行して動いて最後に右手の平が
右肘を追い越して引っ叩きたい人の頬にぶち当たります。
このように右腕をしならせて使うことで、本当のパワーが生まれます。
そのためにものすごく大切なことが、
セットアップで右肘えくぼを体の正面方向へ向けて、
右肘を曲げて右腕がリラックスした状態にすることです。
そして、左腕は命綱といわれます。
ですから左腕はシャフトの延長のようなイメージで、クラブを誰かに引っ張ってもらっても、
左腕の形が変わらない感じを出してセットアップします。
左肘は左後ろを向いていればいいです。
このように、右肘と左肘は対称にセットしないことがキーポイントです。
項目(5)足踏み
項目(5)「足踏み」は正しくセットしたヘッドの向きに対して、
体を自然にセットするための極意です。
なんだ、足踏みなんて何の意味があるの?
と、あなたは思っていませんか。
それでは、簡単に誰でもできるのにもかかわらず、
ものすごく効果のある体の使い方をやっていないことになります。
ヘッドをボールの後ろに正確にセットして、
そのヘッドをできるだけ動かさないようにしながら、そのヘッドに体を入れていくことが、
フェースをきっちりターゲットに向けるために重要です。
そして、このヘッドに対して体を入れていくという動作が、
スイングにとってはなくてはならない動きのイメージです。
体を入れるということは、足踏みをしながら、
ヘッドに対して一番気持ちよく振れそうな足場を探すことです。
あなたは真っ直ぐに立ちなさいと言われたら、真っ直ぐ立つことができますね。
そのとき、あなたは足元はどこに置いて、
腰はここ、体の傾きはこうとか、まったく考えていません。
本能というか、小脳に完璧にプログラムされた動きによって、
意識にはあがってきませんが、体はものすごくいろいろなことをしながら真っ直ぐに立っています。
これと同じで、気持よく振れそうな足場を足踏みしながら感じて、
ここだと感じたところに足をセットすることは、
あなたの隠された能力を目一杯使ってくれることになります。
練習場で同じショットを連続して行う場合であっても、たとえ足場は毎回同じだとしても、
ショットごとにしっかり足踏みをして、気持よく振れそうな足場を探すセットアップを行うようにします。
コースでは、足踏みの回数は自然に多くなります。
傾斜や、芝の状態などが毎ショット異なるので、
その分足踏みでピッタリくる足場を探す時間は増えます。
セットアップルートインという意味では、
練習用とコース用で分けてもいいですね。
また、足踏みすることで、体が固まりにくくなります。
セットアップでは一度も止まることがないように、
必ず体のどこかは動かすようにすることで、体をしなやかに使えます。
体が止まると、心も止まってしまいます。
足踏み、ワッグル、フォワードプレスなど、
体を止めないテクニックはうまくなるための必須技術です。
項目(6)両腿の引き締め
項目(6)「両腿をキュッと引き締める」は下半身をしっかり使うための、
脚の使い方のポイントです。
ヒトは股関節を伸ばして脚で地面などを蹴ろうとした場合、
腿の内側を引き締めるように使うと、股関節をしっかり伸ばすことができます。
むしろ、お尻の大きな筋肉である大殿筋を使って股関節を伸ばそうとイメージするよりも、
最初に両腿を引き付けることを意識することで、大殿筋がしっかり動いてくれて、
脚を強く伸ばすことができます。
実は、下半身の使い方を理解していないがために、下半身が使い切れず、
その代償動作として上半身がしゃしゃり出て来てしまうということが多いのです。
下半身が動けない代わりに上半身を使うことになる場合によく発生する間違った動きとして、
前腕を左にねじる動きで無理やりフェースを閉じてスライスを防止しようとすることです。
この悪い動きでスライスを修正した結果、80台が出るぐらいになってくると、
今度は突然出現してしまう左への引掛けとかド・フックに悩むことになってしまいます。
頓服的な対処療法としての前腕のねじりは効果がありますが、
根本治療にはなりません。
さらには、ダウンスイングでヘッドだけをインサイドに垂らしてきて、
無理やりインサイド・アウト軌道にしてしまうと、
ボールヒット近辺で急激にヘッドがインからアウトに抜ける軌道となります。
そうなると、最悪で、いきなり右に飛び出して
そのまま真っ直ぐOBなどに飛んでいってしまうプッシュ・アウト・ストレートや、
いったん右に飛び出すけれど急激に左に大きく曲がるド・フックの
どちらが飛び出すかわからない、最悪のショットとなります。
ヘッドがインサイドから垂れてくるぐらいなら、
まだスライスしか出ないほうが、戦略は練ることができますから。
スライスしか出ないのなら、そのスライスの度合いをある程度コントロールできるだけで、
戦略を立ててプレーすることもできます。
いずれにしても、まずは、下半身が正しくしっかり動けて、
下半身の力を受けて上半身が自然にしなり、
そのしなり戻りでボールヒットできる体の使い方ができるようになることです。
サンド・ウエッジで15y程度キャリーさせるショット(SW15yキャリー)を
正しくできるようになるだけで、下半身の動きが良くなります。
SW15yキャリーにより、ドライバーショットの練習をぜんぜんやらなくても、
ボールの曲がりが減り、飛ぶようになることからも、
下半身の正しい動きとそれに連動する上半身という関係が重要であることがわかります。
これら(1)~(6)をやって、もう少しのところまできたなら。
さらに
次の(7)~(12)をやってみます。
(7)足元だけクローズドスタンス
振りやすいと感じた足元を作ってから、
右足だけ踵方向へ引いた「足元だけクローズドスタンス」を行います。
腰から上はターゲットを向けたままにします。
ただし基本的には、これは頓服的で、
絶対スライスさせたくないという右側に池などがある場合とか、
絶対飛ばしたいときとかだけに限定で行います。
とはいえ、年齢と共に体が硬くなったとか、トップが浅いとか、
バックスイングが楽にあがらないという場合は、定常的に行ってもいいです。
定常的にやっていて、左に引っ掛けやすくなりすぎる場合は、
トップが浅くて早い場合が多いので、
ドライバーなどで左素振りを10回ぐらい行ってから
「足元だけクローズドスタンス」を行うようにします。
左素振りのフォローは右打ちのトップにつながるので、
しばらくは深くてゆったりしたトップとなり、左へ引っ掛けにくくなります。
(8)インテンショナルフックを打つセットアップを行う
インテンショナル(意図的に行う)フックを打つためのセットアップを行います。
左手親指を普段よりも右にずらせ、フェースを閉じたグリップを作ります。
そうすると、フェースをターゲットに向けてから、振りやすい足場を足踏みで探すと、
足元から肩はターゲットの右方向を向きます。
その肩が向いた右方向に新しいターゲットがあると真剣に思って、
その新たな右方向のターゲットへ向かって躊躇することなく全身全霊をもって振ります。
セットアップでは、ボールから少し遠くへ離れて、
前傾を多めにしてハンドダウンにしてもいいです。
そうすると、フェースはロフトで左を向くので、ボールがつかまりやすくなります。
ただし、このインテンショナルなセットアップは、
絶対右に曲げるスライスを打ったら大怪我するという場合だけ使ってください。
練習場で何発か打っておく程度でいいです。
(9)フィニッシュを高くする
高くフィニッシュをすると、軌道はインサイド・アウトに傾きます。
それだけで、ボールのスライス回転は防止しやすくなります。
(10)ボール外側邪魔物ショットドリル
軌道がアウトサイド・インとなることを修正するドリルとして
「ボール外側邪魔物ショットドリル」を行います。
ボールの外側5cmぐらいのショットしてもヘッドが当たらない所に、
ボールの箱などの万が一当たっても問題ない邪魔物を置いてショットします。
あまりにもアウトサイド・イン軌道ではいると、
ボール近くの邪魔物に当たる気がするので、インサイド・アウト傾向に軌道が傾きます。
(11)打ち出し右に障害物のイメージ
ボールからターゲット方向へ10yぐらい行ったところの右サイドに、
木などの障害物があるとイメージしてショットします。
障害物には当てたくないので、本能的にフェスは左を向きやすくなるし、
スライスというよりフックしやすくなります。
などなど、スライス対策はいろいろありますが、
やはりスイングの基本的なところを修正することで、
知らないうちに大叩きするほどのスライスが出なくなっていたと言うようにしたいものです。
そして、もう一つ。
(12)私のワンデーコーチングにご参加ください
おあとがよろしいようで。
では、また。
追伸:「半年レッスン」開催のお知らせ
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実は、私の半年通しのレッスンを企画中です。
月1回、朝から夕方までのレッスンを全6回、
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『正しいグリップ』の重要性を真に理解するには『正しい下半身の動き』が必要。
『正しい下半身の動き』で正しい方向にボールを飛ばすためには『正しいグリップ』が必要。
根本治療のため、両方を真の意味で理解し実践するために試行錯誤を繰り返しています。
スポーツニュースの対談で、イチロー選手が自分のこれまでの経験を踏まえ、『遠回りすることが近道』、『遠回りしないと辿り着なない』、『遠回りしないと深みがでない』と言っていました。
イチロー選手とはレベルもステージもすべて異なりますが、励みなる言葉でした。
最近こんなことを考えながら練習に取り組んでいます。
「右肘のえくぼは体の正面方向」の重要性も理解し始めてきました。
『右肘のえくぼを体の正面上方向に向け、右肘のえくぼあたりに左腕が見えるくらい右肘を少し曲げ余裕を持たせる』と、右脇は密着し、右上腕の半分位が体についている状態になります。
この状態は正しいでしょうか。
この状態でお腹をしっかり凹めて、SW15ヤードキャリーを行うと、素直なボールで15ヤード先ターゲットに運べる確率が高くなります。
よろしくご指導お願い致します。
「イチロー選手が『遠回りすることが近道』」
報道ステーションでの対談ですね。やはり、自分で考えることの大切さをイチロー選手も実感していることの現れだと感じました。ただ闇雲にやるだけでは収束しませんが、イチロー選手と言えどもいろいろな人たちからの情報や助言を参考にしながら、自分でやってみて悩み、その自分で考える過程をとおして自分の道を極めたというところでしょうか。また、多くの情報の中から自分でこれはいけるかもと感じたら、まずはやってみるという旺盛な好奇心も、イチロー選手という逸材を作り上げたベースとなっているのです。
Q:「『右肘のえくぼを体の正面上方向に向け、右肘のえくぼあたりに左腕が見えるくらい右肘を少し曲げ余裕を持たせる』と、右脇は密着し、右上腕の半分位が体についている状態は正しいでしょうか。」
はい、うまくできています。ここで大切なことは、無理に力で右上腕を体に締め付けるわけではなく、重さで少しさわっているという感じです。とにかく、右肘の向きなどはちょっとしたことのようにも見えますが、実は、スイング全体の動きに大きな影響を与える、かなり重要なことなのです。いずれにしても、セットアップにはスイング全体の80%以上の根本的問題が存在します。セットアップというと、なんだかつまらなさそうにも見えることですが、本当に正しく理解するだけで、実践することも簡単でどなたにでもできることがたくさん詰まっている部分です。セットアップの改善を真剣に取り組むことは、無駄過ぎるな苦労を減らせる第一歩です。いくら遠回りもいいことだとはいえ、単に混乱するだけの遠回りでは、意味がありませんね。
ご回答ありがとうございます。
私には大森コーチがついているので大丈夫です。
自分で考えながら、自分に最適なスイングにすこしずつですが近づいています。
フルショットはまだまだですが、SW15キャリーは自分でも進歩を感じております。
『右肘のえくぼを体の正面上方向に向け、右肘のえくぼあたりに左腕が見えるくらい右肘を少し曲げ余裕を持たせる』は、パターでも取り入れています。ストロークが以前に比べ安定してきました。
「右肘のえくぼは体の正面方向」はパターのアドレスでも有効なのでしょうか。
Q:「「右肘のえくぼは体の正面方向」はパターのアドレスでも有効なのでしょうか。」
う~~~ん、実は私は、パッティングでも右肘はショットと同じようにしていますが、これはパッティングの場合には万人に共通の良いことではありません。腕が五角形スタイルが合う人もいます。左手が右手より遠いクロスハンドが合うと感じる人もいます。右手親指と人差し指で挟むクロウグリップとかもあります。
私は、パターでも、腕やシャフトをしならせて、そのしなり戻りを感じながらストロークすることが好きですし、私にとってはそのほうがタッチが合います。パターとはいえ、ヘッドが加速しながらボールヒットさせることで当たり負けしにくく、イメージしたスピードでボールが転がりやすいのです。そして、私はボールを押す感じを出しやすくするために、右手が甲側に折れるヒンジを意識してセットアップして、それをしならせて使っています。
ここで、「私は」という言い方を多用したのは、パッティングは腕の形は千差万別、同じ形の人はいないといっていいぐらいだからです。また、どんどん変化してもいいことだからです。ま、私のこの感じをやってみて、良い結果がでるなら、どんどんやりながらあなたご自身の最適な形というかイメージをつくり上げることが究極ですね。イチロー選手がコーチや本などから得た情報をとにかくやってみて最終的には自分で選択して自分流に使いこなすように。
大森コーチのパターのスタイルを詳細に教えて頂きありがとうございます。
とても参考になりました。
色々試して変化していった結果、私のパターストロークイメージ&感覚は、嬉しいことに大森コーチと一緒でした。この形がしっかり身に付くようにe-Putt Gateで練習します。
大森コーチへ
本日のスライス完治のレッスンは、逆にフックが悩みの私にも参考になるところが数多くありました。
その中のグリップについて、左手親指と人差し指の間を密着させるアドバイスがありましたが、どの
程度密着させればよいのでしょうか?
私の場合、親指の第二関節から第一関節の半分から三分の二程度が人差し指側と密着すると違和感なく
グリップできるのですが、それで構わないでしょうか?
第一関節まで密着させようとすると左手が力んでしまいます。
また、左手親指を指半分程度右にずらしてグリップに置いた後、V字を作った時の親指の指先側は少し
左方向を指していますでしょうか? 細かいことばかりですがご教授よろしくお願いいたします。
(こんな質問も直接指導していただけたら一発で疑問も吹き飛ぶのでしょうが・・・)
「逆にフックが悩みの私にも参考になるところが数多くありました。」
はい、実は、フックにお悩みの方々への暗黙の救いの手もイメージしていましたので、ずばりそれを感じていただき、私もうれしいです。
Q:「左手のVの字密着で親指の第二関節から第一関節の半分から三分の二程度が人差し指側と密着で良いか?」
指先方向から第一、第二ですが、親指の第二関節から第一関節の半分以上の長さで密着しているなら、十分な密着です。人によって、指の形状も異なるので、絶対どこまで密着ということはありませんが、親指と人差し指の付け根がぱっくり開いていなければまあまあ問題はありません。
Q:「左手親指を指半分程度右にずらしてグリップに置いた後、V字を作った時の親指の指先側は少し左方向を指していますでしょうか?」
はい、それでOKです。ショートサム、ロングサムなど親指の置き方などには個人差がありますが、いくら個人差があるとしても親指の第二関節(親指では指の付け根)はグリップから少しは浮いているので、左手を右にずらせてきて親指の第二関節が右方向へ動いてきていますが、親指の第一関節から先の腹の部分はグリップに触れていますから、親指全体としては、少し左方向を向くことになります。また、親指の指先側が少し左方向を指していることで、親指と人差し指でできるVの字の向きが、首の付け根の右側と右肩の端の間を向いているなら、左手の向きとしては許容範囲です。
大森コーチへ
大森コーチの教えに出会ってから、ゴルフへの探求心が以前に増して深くなりました。
今まで漠然と行っていた練習も課題をもって行うことができるようになったり、これは
参考になると感じた内容は時間を空けずに練習に取り入れたりもするようになりました。
しかし、それらの行動とスコアーが必ずしも一致しないところがゴルフの難しさでも
あり、70歳に近づいても益々のめりこませてくれる魅力でもあるのですが・・・
もやもやしている疑問点の中で、グリップについての明確な回答を頂き、大きな悩みが
一つ解消しそうですが、大森理論で学んだ(つもり?)ことの多くを正しく実践できて
いるかどうか、はなはだ疑問に感じています。
イチロー選手の話の中で、『いくら遠回りもいいことだとはいえ、単に混乱するだけの
遠回りでは、意味がありませんね』・・・この言葉はまさに自分のことを言われている
ようで、胸に突き刺さるものがありました。
百聞は一見に如かずで、直接指導して頂く機会を得て、長いトンネルから抜け出したい
と思います。半年レッスンが栃木県か茨城県で開催されるようでしたら、ぜひ参加して
多くの悩み事を大きな幹を作ることで解決できたらと願っております。