自分を乗り越えろ!

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2013.07.01
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

私はレッスンプロという仕事上、
アマチュアの方と接する機会はとても多いです。

そんな中で改めて、
ゴルファーには色々な方がいるなあと感じます。

それは職業や性格もそうですが、
何をゴルフのモチベーションにしているのか?
という部分で強く感じることがあります。

そしてその人が、
何をモチベーションにしているかによって、
ゴルフの上達スピードは大きく変わってくるなと感じます。

上達スピードを決める要因・・・

先日始めてレッスンさせて頂いた、
Tさんという男性がいます。

Tさんは62歳で、
会社を退職されてからは年金暮らしの中で
ゴルフを目一杯楽しまれているそうです。

とはいえ、なかなか上達できないことで
悩んでいるTさんは私のところへ来てくれたんですね。

始めてのレッスンで感じたのは、
すごく筋がいいなという点でした。

一つアドバイスすれば、
けっこうすぐに覚えてくれるので、
その日のうちにかなりスイングを改善することが出来ました。

筋がいいTさんが、
どうして上達できないと悩んでいるのか・・・

その原因は、Tさんの考え方に合ったんです。

レッスンの休憩中に、
Tさんがおもむろに言った一言。

「友人で絶対に負けたくない奴がいるんですよ」

そんな風に私に語ってくれました。

その後もTさんは友人のSさんという方に
今までゴルフで勝てなくて悔しい思いをした話を
いろいろと聞かせてくれました。

私はその話を聞いて、なんだかTさんは自分のこと以上に、
そのSさんのことばかりを気にしているような気がしました。

すごくこの話が私には引っかかったんです。

もちろん始めてのレッスンで、
人生の先輩のTさんにそんな失礼なことは言えませんが、
ゴルフが上手くなりたいならSさんのことを考えない方がいいと思ったんです。

たぶんこのメールを読んでいるあなたも、
そんなことを考えたことが一度や二度はあるのではないでしょうか。

あるいはそんなことばかり考えている方も
いらっしゃるかもしれません。

「●●には負けたくない!」

「●●より飛ばしたい!」

その気持ちはとてもよくわかりますが、
時としてそれが”毒になる”ことを覚えておいてください。

「あいつに負けたくない」の落とし穴

私もゴルフを始めたばかりの頃、
ゴルフに対するモチベーションは他人でした。

絶対にあいつより先にプロになってやる!
そう思い続けることが正しいと思ってやっていました。

でも、そう思うときに湧いてくる感情って、
嫉妬とかプレッシャー、焦りなんですよね。

つまりネガティブな感情なんです。

自分が本当にゴルフと向きあって見た時、
長くゴルフを続けて幸せな人生にしたいと思ったとき、
今の感情はどうなんだろう・・・と考えてしまいました。

他人と比べている限り、
きっと幸せで楽しいゴルフは出来ないと思うんです。

あなたも、あいつに勝ちたいとか、こいつに勝ちたいとか
そんな風に思ったことはありませんか?

でも、そう思っている限り、
きっと幸せなゴルファーにはなれません。

自分より上手なゴルファーなんて
いくらでもいますよね。

その人を超えたら次の人と比べて、
その人が終わったら、また別の人と比べて、、、

この繰り返しはゴールがないし、止まりません。

確かにそれで成長する人もいるかもしれない。

でも、その成長は嫉妬や焦り、
心配をモチベーションにしていることを忘れないでください。

じゃあどうすればいいの?

じゃあその代わりに何をすればいいのか?

その答えは簡単です。
昨日の自分と比べてみてください。

>昨日の自分より少しでも成長してたらあなたの勝ちだ。
>先月の自分より少しでも成長してたらあなたの勝ちだ。
>去年の自分より少しでも成長してたらあなたの勝ちだ。

野球選手のイチローはこう言っています。

「少しずつ過去の自分を乗り越えてきた」

これが答えだと本気で思います。

過去の自分を乗り越えることがすごく大事です。

他人を乗り越える必要はありません。

他人は乗り越えてもきりがないからです。

あなたは昨日のあなたより、先週のあなたより、

どれだけ成長していますか?

またメールします。

小原大二郎

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小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
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小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

自分を乗り越えろ!」への9件のフィードバック

  1. 禰屋 いずみ

    大変、よくわかります。私の落とし穴もまさしく、他人を気にしすぎることだと、密かに思っていたところです。自分が失敗したことを他人のせいにするわけでは、ないのですが、人の目が気になったり、「よし、良いところを見せてやろう。」とスケベ心がなかったわけではないと思います。悲しいかな、ドンドン上手くなってゆく友人たちを羨ましがる心と戦い、自分自身がライバルだと思える強さ、冷静さが必要なのですね。心します。

    返信
  2. y-saku

    ゴルフを始めて28年、今年60才を迎えます。初めて10年間、上手になりたい一心で思いっきりゴルフにのめり込み、何回か70台が出るようになり、平均スコアーで80台になりました。その頃のプレーはスコアーに固執するあまり、悪くなると不機嫌になるようになり、今思えば一緒にラウンドしたメンバーに大変迷惑をかけていたと思っています。そんなとき、ゴルフ雑誌を読んでいたとき、ゴルフは相手(人)と戦うだけでなく、コースをいかに攻略してパーを取っていくか、自然の中で同伴者と楽しく過ごすのもゴルフの楽しみ方ですとかいてある一文を読みました。そこでハッとして、今まで数字ばかり、結果ばかり追い続け、楽しさを忘れていた自分に気がつきました。それからは、スコアが悪くても楽しくラウンドできればそれも良しとし、肩の力がぬけたら73(自己ベスト)が出てしまいました。その後、仕事が忙しくなり、ゴルフを楽しむ機会が少なくなり、スコアーも90から100を行ったり来たりの状態になってしまいました。今年、改めて20年使っていたアイアンを買い換え、もう一度、楽しく80台で廻れるよう努力してみます。

    返信
  3. 折出 郁三

    ゴルフを習い始めて約40年、きっかけこそ転勤先の支店で、後輩たちがプレイしているのを見て自分もはじめ、その時こそ追いつき追い越せと頑張ったが、すぐに追い越してからは自分とコースをライバルとして、時に悩みながら楽しんでいます。プロのおっしゃる通り誰かをライバル視し過ぎるのは、プレーが楽しくないだろうし、本末転倒だと思います。自分の周りにもそんな人が居ますが、そんな人に限って同じコースに何回行っても、ピン迄の距離、グリーンのラインを聞いて来ます。いつも何を考えてラウンドしているのか、不思議で成りません。挙句の果てにはあいつは練習するからとは、なにおかいわんやです。これからも自分をライバルとして、楽しみたいと思います。 

    返信
  4. 山本清

    今日の話はズドーンときました。別に私が他人をライバル視してゴルフをやっているということではありません。まわりにそういうゴルフ友達があまりに多いからです。それはそれでいいのかなと思っていたのです。私は、楽しいゴルフをしたいのでそんなことには無頓着です。かと言っていい加減にやっているというのではありませんよ。今日もゴルフをやってきましたが、アプローチとパットがまったくダメでした。コースとの兼ね合いもあったのかも知れませんが、いつものプレーとは感じが違っていました。
    急遽、友達に頼んで明日のゴルフに加えてもらいました。ひたすら、練習です。

    返信
  5. 藤谷 桂子

    うーーーーん、なるほどーーーー!
    そうなんだー!
    って感心しました。
    明日のラウンドから、人のことは考えずに、自分のゴルフを
    追求していきます!

    返信
  6. KH

    これ、ゴルフだけではなく普段の生活や仕事にも通ずることですよね。
    月曜の朝一番から、モチベーションが上がる、とてもいいお言葉をいただきました。
    毎回読んでいるわけではないですけど(笑)、技術だけでなく、精神論的なことも的確
    なコメントを発信されるので、また楽しみにしています!

    返信
  7. 池端 亜美井

    3年目の私のラウンド仲間は皆20年以上のキャリア。
    競い合うのを、いいなぁ・・と少し羨ましく思いながらも
    「私の敵は私だから」と言うと「なんかカッコいいねぇ」と構われていますが
    それで良かったんだ^^vと意を強くしました。
    迷惑にならないよう、めげるのを見せない様に、、、と多少無理しながらでも
    やっぱり楽しく続けられるのは、仰る通り、少しずつ自分を越える達成感を
    感じられるからかもしれません。

    返信
  8. 坂下 誠光

    人間が社会に生きている限りは、必ずつきまとうのは競争です。一つの国家体制にしても、自由主義、共産主義、社会主義、これらも競争の在り方を示しています。競争しなければ進歩もないことも確かですが、最終的に一番乗り越えなければならないのは自分との戦いです。勉強にしても、スポーツにしても、仕事にしても、常に競争の中にありますが、最終的に勝ち取るのは自分との戦いであり、自分との戦いにかった者のみ勝者であり、負けも自分自身のみなのです。ゴルフは真剣に遊びをする。そんなスポーツだと思います。その中で楽しみを見出せれば最高です。

    返信
  9. 森山

    私もたぶんにいつもプレイする友人との対戦のみを気にしていたようです。
    小原さんのいうとおりかもしれません。今月のプレイから、過去の時分、コースを相手に
    プレイします。

    返信

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