グリップ、5年間そのままという人へ

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2016.09.29
tokutake

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。

今日なんですが、あなたに

 「グリップ、5年間そのままという人へ」

という話をしたいと思います。

もしあなたが、タイトルとは無縁ならば、
これから先は参考としてお読みいただければよいですが、

もし、3~5年の間、同じグリップで
ゴルフをしているのであれば、

今日の内容はぜひ読んでおいていただきたいと思います。

自分でフィッテイング出来る?

こんな質問をいただきました。


> グリップ交換時のグリップの選び方
> (種類・バックラインの効用など)について知りたいです。

これは小原プロも言っていることですので、
ここで言う必要のないことかもしれませんが、

グリップというのは、クラブとプレイヤーを結ぶ、
唯一の接点なわけです。

ですが、このグリップをないがしろにする人が多いです。

冒頭で3~5年と書きましたが、
15年、いや20年近くそのままという人もいます(驚)。

クラブが合っていない。
でもクラブを変える気がないというのなら。。。

そしてもし長いことグリップがそのままというのなら、
ズバリ、グリップだけでも変えたほうがいいです。

ご存知の通り、グリップはゴムですので、
使わなくてもゴムは劣化していきます。

これは車を運転していて、タイヤを変えないと危険なのと一緒です。

溝がまだ残っているからといって、
5年もタイヤを交換しないことは、ありませんよね?

それぐらい、グリップは重要な要素だと思っておいて下さい。

タイヤもゴルフクラブのグリップも変わらないように見えて
実は劣化によって本来のグリップ力は減っているはずなのです。

特に、グリップが滑る感じになっていたのなら、かなり要注意です。

グリップはフィッティングでも重要な要素

そのように言うと、人によっては

 「え、グリップでそんなに大事なの?」

 「グリップ交換だけって、そんなことできるの?」

このようにおっしゃる方がいらっしゃいます。

そんなときは「いやいや、タイヤと一緒ですよ(笑)」と伝えます。

でも人によっては、すり減って穴がが開いているものを
使っている人もいたりだとか。。。(汗)

ゴルフを頻繁にやる人であれば、半年に一回、
最低でもシーズン前に一回とかの交換をオススメしています。

前にも少しお話したことがあるかもしれませんが、
自分はお客様の体質や嗜好に合わせてグリップを提案しています。

 ・手のサイズによってグリップのオススメを変える、とか

 ・汗かきの方であれば、水分に強いものにする、とか

 ・雨の日はゴルフしないのであれば、
  ふわふわした感じのグリップでもいいか、とか

それ以外にも、使っているグローブとの相性も考えます。
合成皮革か、本皮かでもフィット感が変わりますから。

そうした相談をいろいろしながら
グリップの提案をしています。

自分としては、緩みのないグリップを目指して、
力まずに握れるようにしたいと考えています。

すべると思われたり、すっぽ抜けそうと感じたら、
ギュッと握りたくなって、力みの原因になってしまいますからね。

そんな、無頓着になりがちなグリップですが、
フィッティングの松竹梅をつけるとすれば
予算的には「梅」の部類に入る感じかもしれません。

グリップを全部交換すると、
最低でも2万円から、という感じです。

もちろんグリップもピンキリでいろいろあります。

ですが、安くても古いものをそのまま使っているよりは、
変えたがほうが絶対にゴルフクラブの機能はアップします。
(これは車のタイヤも一緒ですね)

グリップでゴルフのパフォーマンスが上がるのなら
安い投資なのかなと思います。

個人の好みで調整

グリップで高いものを付けるか、それなりで済ますかというところは、
どうせ変えるのならちょっとでもいいもの、という選択肢もありますね。

あとは太さ、バックラインの有無なんかも、
プレイヤー次第といったところでしょうか。

お客さんでたまにいらっしゃるのが

 「ゴルフを始めてまだ日が浅いので、
  毎回同じところを握れるように
  マークとか付けることはできませんか?」

というリクエストもありますし、

 「バックラインがあって、そこを第二関節で握る」

 「バックラインが入っていると気になるから、逆に入れない」

など、人によって色々な好みの人がいます。

自分は感覚派なので、その日によってフックグリップの度合いが違ったりすると、
バックラインが逆に気持ち悪くなることがあるので、入れない派です。

でも、習ったとおりにやりたいという希望なら、
バックラインはあったほうがいいと思います。

それとグリップは太さもとても重要です。

テープを何回巻くとかもありますが、
グリップ単体の太さもありますので、選ぶ際はそちらが優先です。

何にしても、余り過ぎない、太すぎない、適度な太さが必要です。

ゴルフクラブを買った時に、もともと買った時のの太さが
そもそも合ってないという人はとても多いです。

それでも、当たり前のように
「こういうものか」と思っている人が多いのが現状です

もちろんプロの場合は自分なりの太さがあって、調整をしています。
それぐらい重要な要素だからですね。

フィッティングを担当していても、クラブを新調するまでもなく
グリップの太さを変えるだけで、スイングが良くなるのでは?
という人も少なからずいらっしゃいます。

そのような場合は、クラブの提案などはせずに、
グリップ交換だけオススメすることもあります。
(それが一番リーズナブルですし)

たかがグリップ、されどグリップ。
一見すると簡単のように見えて、奥が深いです。

 「あれ、最近クラブが振りにくくなったかも」

と思ったら、グリップ交換を検討してみるのもよいかもしれません。

金額的にはお手頃ですけれども、
一歩間違えると、逆効果ということもありますので、
プロに見てもらったほうがいいのは、言うまでもありません。

追伸:次回の交流ラウンド

次回の交流ラウンドが10/21(木)にあるのですが、
そこに自分も今回はうかがいます。

捕まえてくれれば、クラブのお悩みなどにも
お答えできると思いますので、ぜひいらして下さい。

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※人数限定ですのでお早めに
 

それでは、また次回。

徳嵩力一

 
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徳嵩 力一

徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。
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カテゴリー: グリップ, フィッティング, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
徳嵩 力一

徳嵩 力一 について

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

 

グリップ、5年間そのままという人へ」への2件のフィードバック

  1. KT

     いつも役に立つ情報をご提供いただき、ありがとうございます。

     今回の、グリップについての話も興味深く拝見致しました。

     グリップ交換の際、今までと違うサイズのグリップを装着すると、微妙にバランスが変わると思いますが、

     フィッターや、クラフトマンの方達は、そのあたりをどう調整しているのかが大変気になります。

     私の場合、グリップを細くしようと考えていますが、そのままだとスイングウェイトが重めになるし、そうかといってカウンターバランスでスイングウェイトを調整すると総重量が増加するのではと疑問が尽きません(逆パターンも)。

     何か参考になるコメントをいただけたら幸いです。

    返信
  2. 渡部敏行

    以前、ゴルフ仲間より同じようなことを言われて、練習場でやってみたのですが、クラブを振っても同じ感覚(シャフトのしなりを感じて振る)を持つことが出来たことを思い出しました。今回ビデオを見て、「毎日、タオルを振る」をぜひ実践したいと思います。

    返信

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