From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、
あけましておめでとうございます。
服部コースケです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
「ミスショットをした後、走って行って
2打目がすぐ自分の番なのが大変でした」
人生初ラウンドを終えた後輩が
ラウンド後の感想を聞かれて言った言葉です。
ドライバーが当たらなかった、、、
アプローチができなかった、、
パターが難しかった、、、
でもなくその言葉でした。
先日、2017年の初打ちに行き
後輩の1人が今回、人生初ラウンドでした。
やはり初ラウンドは苦戦していましたね。
思うように打てずに
連続でショットすることばかり、、、
そんな状況で後続組が見えてくるとやっぱり焦りますよね。
焦ると余計に思うように打てなくなる。
そんな悪循環に完全にハマっていました。
カートに乗る暇もなく
コースを走り回って相当疲れたみたいです。
スポーツの中でゴルフだけが、、、
あらゆるスポーツにおいて攻撃と防御は必ず一対です。
ボクシングでは防御がなければ相手のパンチは当たり放題
野球やサッカーでは点が取られ放題です。
ですがゴルフだけは防御を必要としません。
ゴルフ場のコースは常に静止しているだけです。
他のスポーツのようにプレイヤーに対し
何か攻撃を仕掛けてくることはありません。
コースにある罠はプレイヤーを襲ってくることはないのです。
どう攻めるか、ゴルフはそれだけが求められるスポーツなのです。
ゴルフで戦うべき相手は自分自身なのです。
焦りとの戦い
ゴルフのコースには
たくさんの罠が仕掛けられています。
OB、ラフ、バンカー、傾斜、池など
数え上げたらきりがありません。
その罠はプレイヤーを焦らせるためにあるのです。
ゴルフでも日常生活でも焦ることは多々ありますよね。
普段の自分のリズムが何らかの原因で乱れ
正常なペースが保てない状態になることです。
ミスショットやちょっとした心の動揺で起こってしまいます。
ダフリやトップが一度出ると
連続してしまうのもこのため、
イップスもこれが原因なんです。
逆にこれさえ克服してしまえば
ゴルフはかなり優位に進みます。
自分のリズムを保つことさえ出来れば
ゴルフは必ずうまくいくのです。
ゴルフはトラブルやミスとの戦いなのです。
最後は自分との戦い
予期せぬ事が起きて動揺してしまうことは
ゴルフをしていれば誰にでも起こります。
そこで大事なのは起きた時に平常心を保つこと。
起きたからネガティブになり落ち込むのではなく、
起きたことをポジティブ捉え切り替えることです。
・コンペで同じ組で回る人がうまそうで緊張する
↓
・相手だって緊張してるはず、今できることは自分のスイングをすることだけ
・突然自分のショットが不安になった
↓
・いつものこと。素振りでもしていつものスイングをしよう
・パットが入りそうにない
↓
・入る入らないは結果論。ラインだけ決めて自分のストロークをしよう
ネガティブな思考が出てくる状態は
自信を失いつつある状態で、不安が襲ってこようとしている前兆です。
ネガティブな心理が働き出した時
逆にポジティブな発想に置き換えてしまいましょう。
こうするだけで気持ちが楽になり
自分のリズムの維持がしやすくなります。
運任せというわけではないですが、
私は昔から大きな大会で敗れたときも
「私が相手より劣っていたわけでも、ミスしたわけでもない。
ただ相手が素晴らしいプレイをしただけ」
そう考えていました。
そして
「次は私が素晴らしいプレイをする番だ」
この考えを持ち続けていました。
おかげで今自分がやるべきことを
常に明確にできていたような気がします。
後輩が感じたことは間違っていません。
それがゴルフです。
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素晴らしいアドヴァイスです! 私も、ゴルフを始めたときに、こんなことを言ってくださる方が周りに欲しかったです。
もし、オーストラリアにいらっしゃることがありましたら、ぜひお知らせくださいませ。