From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
私が教えている生徒さんの話。
その方は、とにかくスライスに悩んでいて、
「ボールを曲げないようにするにはどうすればいいか?」
ゴルフをしていて、もう、そればっかり考えているんですね。
スライスさせたくないという理由だけで、グリップを変えようとしたり。
(そのような理由だけでグリップをいじるのは、リスクが高く危険です)
ゴルフの雑誌の「スライスを直す」みたいな記事だけをむさぼり読んだり…
「スライスでOBをして、スコアが崩れていく夢をよく見るんです」
うーん・・・ ^^;
■スライスさえ、しなくなれば…
ボールがストレートに行けば、
ティーショットのOBはなくなるのに。
「スライスさえ、しなくなれば…」
ボールが曲がらなければ、
もっと飛距離が出るはずなのに。
「スライスさえ、しなくなれば…」
これはスライスに限ったことではなくて、
もしあなたにこの手の「ゴルフの敵」が常にいるのなら、、、
それは要注意です。
あなたは、自分で自分を苦しめているかもしれません。
なぜかというと、
「敵」について考えること。
「敵」をどうやったらやっつけられるかを考えること。
「スライスさえなければ、こんなに幸せなのに!!」
「このスライスさえ、しなくなれば、ゴルフがもっと楽しくなるのに!!!」
こんなふうに考えることは、、、
最もいなくなってほしい「敵」のことで頭をいっぱいにしているからです。
(「夢にまで出てくる」のはこのせいです)
■応急処置は逆効果
本当は、楽しくて幸せなゴルフライフを送りたい、
楽しいことで頭をいっぱいにしたい、と思っているにもかかわらず、、、
そのことを考えてワクワクするかわりに、最も考えたくない「敵」のことを考えて
イライラしているということだからです。
正直な話、きちんとスイングを作っていけば、スライスは消えるものです。
逆に、雑誌などを読んだりして、応急処置的なことばかりをやっていると、
ますますスイングを崩して泥沼にはまってしまいます。
応急処置的なことというのは、スイングを崩す原因になりやすいのです。
スライスのことを考えずに、当たり前のことを当たり前に
まっとうにやっていけば、スライスはしなくなります。
そもそも、スライスするはずがないのです。
最初の方の例の場合、スライスのことばかり考えていることで
むしろスライスを逆に引き寄せているのではないかと思ってしまうぐらいです。
■他のことに目を向けよう
多くのゴルファーにとって、
確かにスライスは「腹の立つ」存在かもしれません。
追い出したい気持ち、やっつけてしまいたい気持ちも
わからないでもありません。
でも、スライスのことばかりを考えてゴルフをするのって、
とてももったいないことだとは思いませんか?
そのスライスに対処している時間があるのなら、
自分にとって結果の出ることにもっと時間を使えばいいのです。
自分の頭の中から「敵」を追い出す最も簡単な方法は、
「どうやって『敵』をやっつけるかを考えるのではなく、
むしろ『敵』について考えないようにすること」
これです。
あなたの頭の中は「スライス」によって「支配されている」のではありません。
「あなた自身」が自らスライスのことで頭の中をいっぱいにしているだけなのです。
あなたが何について考えるかは、あなたが決められるのですから。
またメールします。
小原大二郎
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