ウッドやめて、全てUTにしたいのですが

2017.11.16
tokutake

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。

今日なんですが、あなたに

 「ウッドやめて、全てUTにしたいのですが」

という話をしたいと思います。

おそらく、似たようなことを考えていらっしゃる方も
いるのではないかと思い、この話題を取り上げました。

まずはじめに。。。
こんな質問をいただきました。

ウッドよりUTの方が当たるので

> 50代のサラリーマンです。
> フェアウェイウッドとユーティリティ、
> ウッドよりユーティリティの方がジャストミートしているので、
> ウッドやめて、全てUTにしたいのですが、
> そんなクラブ選択、現実有りでしょうか?

 

ご質問、どうもありがとうございます。

もちろん、こうしなきゃいけないというのは
キャディバックの中にはありませんので。。。

極端な言い方をすれば、
14本全てドライバーでもいいわけですから(笑)。
 

まあ、さすがにドライバー14本はやりすぎとしても、
その人のゴルフに合ったクラブ選択であるのなら、
プレイヤーの選び方に正しい間違いはありません。

ということでもちろん、別にフェアウェイウッド(FW)なしで
ユーティリティ(UT)だけ、というセッティングも
ナシではないのですが。。。
 

それよりもむしろ、この質問者さんがおっしゃっている
 

 「FWよりUTのほうがジャストミートしている」
 

という言葉が、ちょっとだけ気になっています。
 

実は、私のところにフィッティングにいらっしゃる方にも
「FWが上手く打てない、UTのほうが上手く打てる気がする」
というふうにおっしゃっる方は、少なくありません。

ですが実は、そのような方のクラブを
よく見させていただくと、その大半は
 

 「そもそも、FWが合ってないだけ」
 

というケースなんですね(汗)。

ハッキリ言ってしまえば、UTのほうが合ってないFWより「マシ」だから
「打ちやすい気がする」と思ってしまっているというわけです。

そもそもなぜ、同じロフトのFWとUTがあるのか?

これもよくお客様から聞かれる質問なんですが。。。

同じロフトのFW、UTがあった場合、
実際にクラブの機能として、それぞれどんなメリットがあるのか?
ということです。

たとえば、同じ20度のFWとUTがあったとして比べた場合。。。

球の上がりやすさはFWに軍配が上がります。

そして、ミスに対する許容範囲の大きさも、FWのほうが上です。

あくまで同じロフトで比べた場合ですが、
同じロフトということで考えたら、
UTが勝るところは、あまりないと言ってよいです。
 

 「じゃあなんで、同じロフトのFWとUTが存在するの?」
 

ということになるんですが、
 

 ・同じロフトのFWだ上がり過ぎてしまう人

 ・上がりすぎて、前にいく力がなくなってしまう人
 

こういう人が、UTを使って弾道を低くして、前に行かせて
適正な距離が出せる、出るようにするために
同じロフトのFW、UTが存在するんですね。

単純に、たとえば3Wの代わりに15~16度UTで打てば
多くの方はウッドよりも上がらない可能性が高いです。

これは質問者さんがお使いのUTが何度かにもよりますが、
同じ感じで打てるからと、どんどんロフトを立てていくと。。。

どんどん球が上がらなくなりますので、
他のクラブも同じイメージで打てなくなる可能性が高くなります。

まずは合ったFWを見つけましょう

もちろん、全てUTというのも(試せる環境があるのなら)
試してみるのは決して悪くはないと思います。

ものすごく力がある人であれば、
ドライバーの次はUTという可能性もありますので。。。

球の高さが出せて、ちゃんとミートさせるスキルがあるのなら、
選択の可能性としては、ゼロではありません。

ですがたいていの場合、ロフトの立っているUTを入れることで
短い番手と同じように打てなくなるケースのほうが
多いのではないかと思います。

そうなると、
 

 「あれ、思っていたのと違うな。。。」

 「こっちの下の番手は打てるけど、長い番手は打てないな」
 

となってしまう可能性があります。
 

ということで、FWなのかUTなのかという話の前に
 

 「ご自身がお持ちのFWが本当に合っているのか否か?」
 

これを見極めたほうが、答えが出ると思います。

本当に合っているFWを打ったときに
同じことが言えるかどうか、ということですね。

その過程を経る前に、FWは合わないと決めつけるのは
ちょっと危険で安易な考え方かなと、少なくとも自分は思います。
  

現状はFWで結果が出ていないのですから、
「全てUTがいいのでは?」と考えてしまう気持ちは、
わからないでもありません。

ですがそれが単に「合っているものを使ったことがない」という理由なら
まずは単純に、合っているものをを探してみたほうが、
クラブからメリットを受け取れる可能性が、確実に上がります。
 

基本的にはボールを効率良く飛ばすには
「高さ」と「前に行く強さ」のバランス、掛け算です。

とくにUTの場合は、
いわゆる「ウッドタイプ」と「アイアンタイプ」とで
打ち出し角度が違いますので。。。

そうしたことも、考慮に入れる必要があります。

※ちなみに「ウッドタイプ」と「アイアンタイプ」については
 以前にメールマガジンのビデオでもお話ししました。

知ってた? UTは2種類あるんです…

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これらのチョイスは、人の身体能力によって異なるので
そのバランスを読んで、最適なクラブを提案するのが、
自分たちクラブフィッターの役割であると言えます。
 
 

それでは、また次回。

徳嵩力一
 

<本日のオススメ>

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徳嵩 力一

徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。
カテゴリー: フィッティング, フェアウェイウッド, ヘッドスピード, メルマガ, ユーティリティ, ユーティリティー, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
徳嵩 力一

徳嵩 力一 について

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

 

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