【ビデオ】飛距離の標準を知り冷静なショット

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2018.12.02
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「飛距離の標準を知り冷静なショット」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

飛距離はスコアが良くなるためのポテンシャルですが
案外スコアに直結していないので、
それを念頭に100切り作戦を見てみましょう。

たとえば、平均スコアが115のゴルファーが
飛距離を20y伸ばしたら。。。

スコアは何打、縮まると思いますか?

(続きはビデオにて)

飛距離の標準を知り冷静なショット

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 
 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf181202/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

スコアが縮まるのは「2.7」打

平均スコアが115のゴルファーが飛距離を20y伸ばしたら
スコアは2.7縮まるとする、飛距離とスコアの関係の統計を
マーク・ブロディ氏が出しています。

ちなみにツアープレーヤーでは
20yで「0.8打」です。

案外、飛距離はスコアに直結していないことがわかります。

確かにスコアが悪いほど飛んだほうが
スコアが良くなるには良くなりますが、
絶対的な数字としては思ったほど飛距離はスコアに結びついていません。

そして、一般男性のドライバーの平均飛距離は200yとなっていますが、
シニアクラスだけの平均は180yです。

また、ハンデと飛距離の統計をディブ・ペルツ氏が出していて、
ハンデ20以上で175y、ハンデゼロで245yです。

これらの数字を見る限り飛距離は180y前後で良いので、
まずはフェアウェイにボールを置こうとすれば
100切り作戦としては上々となります。

そこで、ドライバーショットで
フェアウェイにボールを置く確率をアップするために、
やると良い3つのことがあります。
 

 (1) 下半身は目一杯使う

 (2) ティーアップの高さはフェース面からボールがボール半個分出る高さ

 (3) 朝一のティーショットは低く出してトップさせるつもり

下半身は目一杯使う

まずは(1) の「下半身は目一杯使う」について見てみましよう。

これは意外に思われるかもしれませんが、
下半身をしっかり使うことはボールを飛ばすだけではなく、
ボールをフェアウェイに残すためにも効果的です。

飛ばさないでチョコンと打てば良いと思ってしまうと、
下半身が止まって手が余計な動きをしてしまうことでミスも多くなります。

例えば、ひっかけ。

ダウンスイングで下半身が止まると、
手元が詰まってフェースが閉じてしまいます。

出球の方向はボールヒットでのフェースの向きにかなり依存していて、
ドライバーなら約80%、アイアンではだいたい75%
フェースの向きに依存します。

そのため、フェースが閉じてターゲットよりも左を向いて
ボールヒットしたならボールは左に飛び出します。

また、左足あがりで左にひっかけやすいのは、
登りのために脚が止まるからです。

さらには脚が止まるとクラブがリリースされるため、
早いタイミングでリリースされることで
すくい打ちとなりダフリやすくなります。

左足あがりはボールの手前にスペースがあるのでダフりにくく感じますが、
実は本質的にはダフりやすい状況で、しかもダフると
ヘッドが抜けずその影響はかなり大きくなります。

また、リリースが早いほどボールヒットでの加速度は小さくなるため、
当たり負けしやすくボールヒットでフェースの向きが変化して
思った以上に曲がります。

そこで、下半身をしっかり使うことで、手が余計な動きをしなくなってきます。

手は脚よりも自由度が大きいため、簡単に無駄な動きを行いやすいものです。

まさに手ならいろいろなところにクラブを運ぶことができますが、
逆にそれがスイングを難しくしています。

しかし、脚はゴルフの前傾したセットアップでは動きの自由度は小さく、
決まり切った動きを行いやすくなります。

そのため、「下半身は目一杯使う」ことを必死にやろうとすれば、
そこそこフェアウェイにボールを置くことができ、
しかも飛距離も手に入れることができます。

ボールヒットに向かう脚の動き

ところで脚を使えと言われても、どうすれば良いのか分かっていなければ
使ったつもりでも無駄な使い方になります。

ボールヒットに向かっては、左足母指球の少し後ろで地面を蹴りながら、
左脚を長くすることで左のお尻を左後ろポケット方向へ押しこむと同時に
両腿をキュッと締めます。

左脚を伸ばす方向さえ良ければこの左脚を伸ばしながら
両腿をキュッと締める動きで、腰はセットアップでの前傾角度を保ったまま
急速に左ターンします。

このイメージを抱きながらセットアップに入って、
全身が左脚になったつもりで脚を目一杯使ってショットすれば、
フェアウェイにボールを置くことができます。

安全に飛距離を確保する

飛距離は180yぐらいでも良いとは言っても、
それを安全に安定して出せなければやはりスコアはまとまりません。

ドライバーショットではボールは踵の延長線ぐらいにティーアップすれば、
アッパー軌道での高い打ち出し角度と少ないバックスピンで
ボールを安全に飛ばせます。

最大にボールが飛ぶ状態をシミュレーションした結果、
ヘッドスピード40m/sなら打ち出し角度25度前後、
バックスピン1500回転/分となっています。

ところが、平均的には打ち出し角度は13度前後で
バックスピンは2300回転以上となっていて、
随分理想とはかけ離れています。

そのため、高打ち出し、低バックスピンを狙うことで飛距離は伸びます。

そこで、ドライバーショットでのボール位置が、
安全に飛ばすためには重要となります。

背骨の前側には重い内臓と両腕とクラブがあり、
お腹が向いた方向へ重心が移動します。

左にターンすればするほど、重心は左に移動します。

そして、ヘッドの最下点は重心位置にきやすいので、
ドライバーのノーマルショットではボールの少し手前に重心がある状態で
ボールヒットさせます。

また、左脚を縦に蹴ることによる腰が45度左を向いた
平均的なボールヒットでは、重心が左足母指球の少し後ろより
15cm手前辺りに移動しています。

そのため、ドライバーショットでは左踵辺りにティーアップすれば、
ちょうど良い上昇軌道でのボールヒットとなります。

ティーアップの適切な高さとは

次に(2) の
「ティーアップの高さはフェース面からボールがボール半個分出る高さ」

について見てみましょう。

フェース面からボールがボール半個分出ることが、
ティーアップする高さの標準となります。

高打ち出し、低バックスピンを狙うなら、
ティーは高いほうが良いのですが、それほど単純ではありません。

ゴルフマガジンの中に、ティーアップの高さと飛距離の関係を
ハンデごとに調査した結果があります。

それを見ると、ハンデにあまり関係なく、
先程お伝えした標準の高さよりもティーを高くしたほうが
平均で3yぐらい飛ぶとなっています。

ただしこれはティーを高くした直後のショットだけでの統計なので、
実際には高いままのティーアップが単純に良い結果を生むわけではありません。

普段すくい打ち傾向で高すぎるままのティーアップでずっと打っていると、
すくい打ちがより悪化して曲がりやすくなりさらに飛ばなくなり
ます。

ここで100切りのためには、
飛ぶことよりも曲がらないことのほうが重要ですから、
ハイティー過ぎないようにしたいものです。

ただし、ドラコンホールでフェアウェイが広いなら、
そのときだけティーを高くして飛ばしにいきましょう。

トップさせるつもりでのご利益

そしてもうひとつ(3) の
「朝一のティーショットは低く出してトップさせるつもり」

について見てみましょう。

このヘッドを高めにセットしておいて
フォローを低く出してトップさせるつもりになることで、
すくい打ちを防止できます。

そして、本当にトップしてしまうことは稀です。

と言うのも、ほとんどの場合すくい打とうとすることで、
ダフリやすくダフリそうに感じると起きあがるなどして
激しいトップでチョロにもなります。

さらにすくい打ちでは
ヘッドが減速傾向でボールヒットするため、
当たり負けが大きくなります。

当たり負けになるほどヘッドスピードの割にはボール初速はあがらず、
さらにフェースの向きも変わりやすくなりボールは曲がります。

そんなダフリやチョロや飛ばず曲がるショットよりは、
曲がりなしのトップを狙うことで方向性だけでも手に入れましょう。

そして、先程お伝えしたように、本当にトップさせようとして
一発でトップすることはまずありません。

安心して本当にヘッドを高めにセットしておいて、
フォローを低く出すことでトップを狙ってショットしてみましょう。

まず、練習場でやってみると一発でトップできることは
稀だと実感できます。

ときどき単にトップさせてみましょうと言うと、
アッパー軌道にしてヘッドを高く抜けさせてトップを狙う方がみえますが、
これはさらにすくい打ちを行うことになるのでNOです。

ヘッドを高めにセットしておいて、
フォローを低く出すことでトップを狙ってください。

すくい打ちとは

ところで、すくい打ちとは、
ヘッドが減速しながら上昇軌道でボールヒットすることです。

同じ上昇軌道でも、ヘッドが加速しているなら問題はなく、
形はすくっているのと同じでもすくい打っているとは表現しません。

そして、すくい打ちでは
ヘッドがボールに当たったときに当たり負けしやすく、
その当たり負けが原因でボールは曲がりやすく飛ばなくなります。

ハイティーは高打ち出し低バックスピンで飛ぶボールを打ち出すために
有効ですが、すくい打ち状態では逆効果となります。

すくい打ち防止は、フェース面からボールがボール半個分出る高さと、
ヘッドのセットを高めにしてフォローを低く出すことで
トップさせるつもりです。

安全に180yを確保できる作戦で100をバンバン切って、
楽しいゴルフを満喫しましょう。

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よろしければご覧になってみて下さい。

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では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スコアアップ, ティーショット, トップ, ドライバー, ビデオ, フルスイング, 上達テクニック, 下半身, 新着ビデオ, 飛距離 | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

【ビデオ】飛距離の標準を知り冷静なショット」への2件のフィードバック

  1. banka

    今回の下半身の使い方早速練習したところ強い弾道が打てるように成りました。今までは腰を目標にスエーしていたため
    ボールに上手く力が伝わらなかったようです。今後ともアドバイスお願い致します。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      C:「今回の下半身の使い方早速練習したところ強い弾道が打てるように成りました」

      ゆっくり振ると良いなどと言われ、下半身の動きまで緩慢になってしまっては単に飛ばなくなるだけです。しかも、気持ちは飛ばしたいのでダウンスイング序盤まではゆっくりのつもりでも、結局ボールヒットでは上半身の力を出して無理やり距離を出そうとしてしまうものです。

      下半身はしっかり使い切れば上半身がしなってしなり戻る動きとなり、スイング全体としてはゆっくりに見えますが、ボールヒット近辺でのしなり戻りは強烈に発生するので強いボールを打ち出すことができます。脚を上手く使えるためにもダウンスイング序盤では左脚に体重を乗せようとするのではなく、まずは両脚で地面を捉えることです。両脚で地面を踏めばバランス良く動けるので地面に対して効率良くパワーを伝えることができ、結果として体がターンして背骨の前側の重い内臓が左を向くので左脚に体重が乗ったフィニッシュです。

      返信

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