From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日は、ゴルフとも関係のある「クイズ」を一つ。。。
(祭日ですし、短くシンプルに)
さて、あなたに問題です。
世界にはたくさんの
「名峰」と呼ばれる山があると思うのですが、
「世界で一番危険な山」
は、どこだと思いますか?
エベレストでもなく、マッキンリーでもなく…
多くの方は、エベレストやマッキンリー
(マッキンリーは2015年に「デナリ」と名前が変わったそうです)
など、有名な標高の高い山を思い浮かべると思いますが。。。
実は「世界一危険な山」は
・谷川岳(標高1,977m)
なんだそうです。
このメールマガジンをお読みの方の中には
登山が趣味の方もいらっしゃると思いますので
すでにご存知かもしれませんが。。。
群馬・新潟の県境にあるこの谷川岳は
2012年までに「805名」の死者が出ているのだとか。
ちなみに、世界の「8000メートル峰」(14座あるそうです)で
亡くなった人の数を全て足しても、637名。
それと比べると、この谷川岳の「805名」がいかに多いかが、
おわかりいただけるのではないかと思います。
このこともあって、谷川岳は
「世界の山のワースト記録」として、
ギネス世界記録に認定されており、
「魔の山」
「人喰い山」
「死の山」
とも呼ばれているそうです。
なぜ、こんなにも死者が多いのか?
日本で一番高い富士山はご存知の通り、3,776m。
一方、谷川岳は2,000mにも満たない山です。
それなのになぜ、こんなにも死者が多いのか?
これは想像ですが。。。
高くて難しい山の場合は、当たり前ですが
それなりに訓練を受けた登山家しか登りません。
登山をする前にトレーニングを積んでいるでしょうし、
ポイントの危険を事前に調べておくでしょう。
また、その山をよく知るガイドとともに登ることで
様々な危険を回避していると思います。
一方、谷川岳は夏であれば、
小学生を連れた家族連れも日帰りで登るのだそうです。
きっとそこには
「小学生でも登れる山だから」
という油断があるのだと思います。
レジェンドゴルファーたちの金言
1920年代から1930年代にかけて活躍し、
プロゴルファー史上初の「キャリア・グランドスラム」を達成した
ジーン・サラゼン(Gene Sarazen, 1902 – 1999)は
「ゴルフで油断が生まれる最も危険な瞬間は、
万事が順調に進行しているときである」
という言葉を残しています。
うまくプレーができている時こそ、心に油断が生まれ
つい大きなミスを引き起こしてしまう。。。
あなたもきっとそんな経験は一度や二度ではないはずです。
あなたもご存知の通り、ゴルフにミスは付き物です。
サラゼンはまさに、調子のよい時ほど
気を引き締めなさいと言いたいのでしょう。
以前にもご紹介した「メジャー8勝」のレジェンド
トム・ワトソン(Tom Watson)は
「残る2ラウンドで、
僕が一番恐れている相手は、ボク自身だよ」
ということを言ったことがあるそうです。
言葉にするとなんともキザな言葉に聞こえますが。。。
それだけの苦難をくぐり抜けてきたワトソンだからこそ
その言葉は重いものだと感じずにはいられません。
油断してしまう自分の心こそが、
ゴルフにとって一番恐ろしいものだということ。
それはまさに「小学生でも登れる」と油断してしまう
谷川岳にも、通じるものがあるのかもしれません。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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平野清様(Facebookより)
誰しも事がすんだ後に気づくものです。それは必ず経験となり役立つはずです。何も考えずプレーして気づきはありませんからね。
20歳の学生の頃に、夜行日帰りで登った谷川岳が世界で最も危険な山であるとは初耳です。ゴルフも登山と同じく沢登りのような危険な攻め方は避けて、安全な尾根ルートを選んでプレーをしようと気持ちを新たにしました。そうすればスコアも5打くらいは簡単に縮まると思う次第です。ためになるクイズをありがとうございました。
AG修太
どうもありがとうございます。
日本アマを6度制覇した伝説のアマチュア・中部銀次郎さんは「ピンをオーバーさせる奴は馬鹿だ」とよく言っていたそうです。
グリーンではなく、ピンをオーバーさせないというのがミソで、ここに中部さんの強さの秘密があります。ご参考までに。
私がいつも一緒にプレーするHC10の方と私の差は、まさに上がり3ホールの差で、今日のお話は、心から納得できます。最後のホールでOBをして、大たたきが、常なので、次回はトム・ワトソンのことを思い出して慎重かつ大胆にプレーしたいと思います。
定年シャンカーさん
どうもありがとうございます。
大たたきというのは、気をつければ減らすことができます。ミドルホールでパーだったスコアをバーディーに変えるというのはとても難しいですが、9というスコアを8に変えるというのはそれほど難しくありません。
スコアを縮じめるというと、パーやバーディーをどうしたらたくさん取れるかということに焦点をおいて練習してしまいがちですが、大たたきを減らすことのほうが、簡単でスコアを大きく減らすことができますよ
なるほど!と、思える内容でした。毎日練習場に通い日々150球打ち込んでますが、やみくもに打つだけでは意味が無いのは承知の上で…ただ、レッスンなどは受けたくないという変な自尊心があります。その成果は90切りも夢ではない。と自画自賛出来てはいるのですが月に一、二回のコースでは90どころか100も届かない惨敗ぶりです。この内容を読ませてもらって自分の中で気づいたのが楽しむだけではなくもっと一打一打に対する慎重性なんだと気付かされました。つまりは油断だらけで戦略もなくプレーしていてはダメだ。一打に対する重みを感じながらプレーしてみよう!そう気づかせて頂きました。ありがとうございました。
るかを!さん
どうもありがとうございます。90を切るためには
ドライバーをセカンドが打てる位置に飛ばす。
セカンド等を50y以内に運ぶ。
それを必ず乗せる。
そしてーツーパット。
これで90。
一つでも良ければ89です。
練習配分もインサイドワークが大切です。