ニック・プライスとの思い出

2020.05.14
tokutake

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
 

今日なんですが、あなたに
 

 「ニック・プライスとの思い出」
 

という話をさせていただきます。
 

ニック・プライス。。。ご存知の方も多いと思いますが、
メジャー大会で通算「3勝」を挙げた名選手です。

そんな有名選手が日本に来日した際に、
自分が提案したクラブを打ってもらったことがあるんです。

ニック・プライス… レジェンドの一人

ニック・プライスはジンバブエ国籍ですが、
出身地は南アフリカです。

全米プロゴルフ選手権で2勝、全英オープンで1勝し
1993年と1994年には2年連続でPGAツアー賞金王にも輝いた
レジェンドの一人です。
 

そんなニック・プライスが日本に来日した際、
クラブを持っていって試打をしてもらいました。

ですが実は、そのクラブは
 

 彼のスイングだったら、絶対右に飛ぶだろうな
 

というクラブをわざと持っていって、
試打をしてもらったんです。
 

(ニック・プライスさん、ごめんなさい)
 

でも、なんでそんなことをしたかというと、
ちゃんと理由がありまして。。。

二発目を「クラブに合わせてしまう」

自分たちフィッターは、フィッティングをする際
わざと合わないクラブをお渡しすることがあるんです。

それは別に意地悪とかいたずらとかではなく(笑)
そのゴルファーにマッチしたクラブを選ぶために、です。
 

そしてそんな時、
これはプロもアマチュアも関係なくなんですが、
 

 ・ちょっと一発打ってみたとして

 ・たとえば右にボールが行ってしまったとしたら。。。

 ・二発目はクラブに合わせて、
  右に行かないように、打ってしまう

 

ということを、ついついやってしまうんです。
 

もちろん、これは悪いことではないですし
ゴルファーであれば仕方のないことなんですが、
 

 「え、そんなクラブじゃ打てないでしょ」
 

というクラブを渡されたとしても。。。
 

「クラブに合わせて」打ってしまうというわけです。

 (いやー、人間の能力って、すごい 笑)

なんですが、右に行かないように打ったりして、
クラブに合わせてしまうということは。。。
 

それはつまり(その前の打った球の出玉に対して)
打つ度に毎回、スイングを変えてしまっていることになります。
 

そのように「気を使われて」しまうと、
お客様に本当に合ったクラブをなかなか選ぶことができず。。。
 

クラブのご提案がしにくくなってしまうのです。
 

特に日本人ゴルファーはプロ・アマ問わず
そういう人が多いと感じていたので、

 「アメリカ(のツアーに出ている)選手だったら
  合わないクラブに対して、どういう反応をするんだろう?」

 

日本的な優しい感じで打ってくれるのかどうかを
ちょっと知りたくて、先ほどのニック・プライスに
合わないクラブをわざと打ってもらった、というわけです。

ニック・プライスの反応…

ということで、ニック・プライスに
ほぼ確実に右に行くクラブを打ってもらったところ。。。
 

1球目。。。
 

やっぱり自分が思っていたとおり、右に飛びました。
 

 「ああー、ニック・プライスのスイングじゃあ
  やっぱり右に飛ぶんだよなあ」

 「もう1球打ったら、
  もしかしてちゃんと合わせてくるのかな?」

そう思った後の、2球目。。。

もう一回右に打って、ニック・プライスは一言
 

 「NO!」
 

と言いながら、クラブを突き返して来たのでした。
 

 (まさに「こんなの使えねえよ!」と言わんばかりに 笑)
 

すごいなと思ったのは、ニック・プライスは
2球目でも、また同じスイングをしてきたことです。
 

ニック・プライスの口から
そのように言われたわけではないのですが、
その「NO!」の一言だけで
 

 「お前らさ、メーカーでフィッティングする人間なんだから
  オレに合ったクラブを持って来てるんじゃねえのかよ!」

 「俺は打つことのプロだ!
  で、お前らはクラブのプロなんだから、
  打つ人間に合わせたクラブを持って来るのが仕事だろ!」

 

と言われているように感じました。
 

 (実際、そういうニュアンスだったと確信しています)
 

あの時のニック・プライスとのやりとり。。。
今でも昨日のことのように、よく覚えています。

ということで、もしあなたがまだフィッテイングに
来たことがなくて、自分たちフィッターが
クラブを打たせることがあったとしても、
 

あの時自分が対応したニック・プライスを見習って、
ご自身のスイングを押し通していただくようにお願いします。
 

 (現在、非常事態宣言の発出に伴い
  フィッテングの募集は停止していますが。。。
  再開しましたら、またお知らせしたいと思います)

追伸:フィッティングはできませんが…

自分もちょっとだけ関わっているんですが、
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もしまだご覧になっていないようでしたら
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なくなり次第終了です

追々伸

ということで、今日の話の一部を
以下のビデオの中でもお話ししています。

どうぞ、お楽しみください。
音が小さいと感じる方はボリュームを上げてお聞き下さい。
 


スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

それでは、また次回。

徳嵩力一
 

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徳嵩 力一

徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。
カテゴリー: ツアープロ, フィッティング, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
徳嵩 力一

徳嵩 力一 について

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

 

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