【ビデオ】これをやればライン出しショットが手に入る

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2020.09.13
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「これをやればライン出しショットが手に入る」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

サンド・ウェッジで15y程度キャリーさせるショット
(SW15yC)を練習すれば、思った方向へ真っ直ぐに
飛んで曲がらないライン出しショットが身につきます。

なぜ、そんなことが言えるのか?
そのメカニズムとは。。。?

(続きはビデオにて)

これをやればライン出しショットが手に入る

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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf200913/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

SW15yCとライン出しの動きの関係

SW15yCはまさに腰から首の付け根までの体幹で
ショットしている感じで、それがまさにライン出しの動きです。

そして、いくら短い距離打つとしても、
脚の動きで体幹をターンさせて肩甲骨をしならせます。

ここで、15yキャリーぐらいの動きの幅と速さでは、
肩甲骨のしなり戻りがほとんどないままボールヒットして
フィニッシュします。

しなり戻らずまだしなったままボールヒットということは、
筋肉が伸ばされて長さの変化がない状態です。

そのため、下半身の動きがヘッドにまで直接届きます。

しなり戻らない理由

サンド・ウェッジで30y以上キャリーさせるぐらいからは、
自動的なしなり戻りが発生します。

しかし、15yキャリー程度だとしなり戻らないのは、
運動生理学的な理由からです。

筋肉の中には長さに反応するセンサーが入っていて、
筋肉が素早く大きく伸ばされるほど脊髄反射が強く発生して
伸ばされた筋肉を縮めようとします。

これを「伸張反射」と言います。

ところが、15yキャリーさせる程度のしならせる速さでは、
それほど速く大きく筋肉は伸ばされないため
「伸張反射」は発生しますがほんのわずかです。

そのため、このしなりが戻り切らないままのショットを練習することで、
体幹を使うことを覚えることができます。

さらに、フィニッシュしてもしなりが残っていることで、
自ら出そうとする力でスイングしないでしならせて
しなり戻りに任せる動きができたことが、自分でもすぐに判断できます。

ライン出しショット

ところで、ラウンドしていて
右も左も危ない状況で使えるショットがあります。

それは、ライン出しショットです。

ライン出しとは、狙った方向へ
精度良く飛んでいくボールを打つことです。

本来は、入れてはいけないハザードに向かって打ち出して、
それから離れる方向へ意図的にボールを曲げます。

ところが、左右が危ないとなると、真っ直ぐ打つしかありません。

しかし、真っ直ぐに打とうとすることは、
一番危険なショットです。

え、そんなバカなことはないだろうと思っていませんか。

ラウンドの戦略を考えていないと、
頭を使ったプレーを組み立てることはできません。

まさに、耳と耳の間で行うという
スコットランドの古いことわざがありますが、
真っ直ぐに飛ばすことばかり考えていてはまさに頭が悪いプレーです。

なぜなら、真っ直ぐに打とうとすると、
どっちに曲がるか分かりません。

いくらハザードの反対方向へ向かって打てば良いと思ってショットして、
とりあえずハザードを避ける方向へ飛び出したとしても、
ハザードに向かって曲がってきては危険です。

そして、意外と向いた反対方向へボールは曲がりやすいものす。

ボールの落ちぎわで安全な方向へ
実に曲げることを考えることが、
スコアアップにとっては大切です。

体幹を使えばライン出しができる

そして、ライン出しショットでは、
上半身を出来るだけ動かしません。

それが、体幹を使って上半身の動きを少なくして
ショットすることです。

15yキャリーぐらいの小さな振り幅のショットで
体幹を使うことを経験すれば、振り幅をもっと大きくしても
同じ感じを出せるようになります。

サンド・ウェッジで50y(SW50y)ぐらいまでのショットで
体幹の感じが出てきたら、それと同じ振り幅で
クラブを持ち替えてみましょう。

だいたい通常使う一番長いはずの6番アイアンまでやってみると、
そのショットの特性が見えてきてラウンドで使えます。

普段は無駄な色々な動きをやっている

やはり上半身の中でも手は器用で、
普段のショットでは思ってもいない色々な動きを
やってしまっています。

案外複雑な動きを上手く調整して、
ボールを真っ直ぐに打っているのが現実です。

そのために意図しないまま、右にも左にも曲がってしまいます。

そこで、普段色々やっている本来不要な動きに蓋をします。

そうすれば、ライン出しショットが打てます。

自ら力を出さない方が大きな力が出る

自ら力を出さない方が大きな力が出ますから、
力で振ることを封印すれば単にライン出しだけではなく
飛距離アップにもなります。

筋肉の使い方の違いで、
伸ばされながら縮もうとすることを「伸張性収縮」
縮みながら収縮することを「短縮性収縮」と言います。

具体的な体の使い方でいうなら、
受ける力で伸ばされながら耐えている状態が「伸張性収縮」、
自ら出そうとする力で体を動かすのが「短縮性収縮」です。

そして、「伸張性収縮」の状態では「短縮性収縮」よりも
2倍以上のパワーを発揮できます。

さらに、筋肉が伸ばされることでエネルギーが蓄積され、
さらに強く速く伸ばされることで「伸張反射」が発生し、
伸ばされながら縮もうとする「伸張性収縮」となります。

この「伸張反射」と「伸張性収縮」のダブルパンチで
筋肉は単なる「短縮性収縮」で自らがんばって
力を出そうとしているときよりも2倍以上の大きな力を発揮します。

上半身を自らは動かそうとしない動きは、
なんだかクラブを振れない感じがすると思いますが、
実はその逆でヘッドを走らせるために重要です。

ボールは向いた反対方向へ曲がりやすい

そして、向いた反対方向へボールは曲がりやすいものですが、
その理由は簡単です。

まさにインテンショナルショットを考えると、理解できます。

打ち出し方向は、ボールヒットでの
フェースの向きにかなり依存します。

ドライバーでは80%程度、アイアンなら75%ぐらい
フェースの向きに依存してボールは飛び出します。

ボールはフェース面で潰れて、
元の形に戻ろうとしながらフェース面を離れます。

そのため出球の方向は、
フェースの向きに依存しやすくなっています。

ボールの曲がりは、ヘッドの軌道に対する
フェースの向きにかなり依存します。

軌道に対して右向きでヒットすればスライス回転で右に曲がり、
フェースが左を向いて当たればフック回転で左に曲がります。

打点でのギア効果なども
ボールの回転に影響して曲がりの要因となりますが、
軌道に対するフェースの向きは曲がりを理解する基本です。

例えばしっかり曲げてターゲットの右に出て
ターゲットに戻る球筋であるプッシュ・フックを打つ場合。

手の中でグリップを左に回しておいてセットアップで
ヘッドをターゲットに向けると、
気持ち良く振れそうに感じるスタンスの向きは右を向きます。

その向いた方向へ新たにターゲットを決めて、
その新しいターゲットに向かって真剣に振ります。

そして、フェースの向きは軌道の向きに少し引っ張られます。

そうすると、セットアップでヘッドをターゲットに向けていても、
軌道がターゲットに対して右向きなら
ヘッドも右を向いてヒットしやすくなります。

結果として軌道に対してヘッドは左を向いていたとしても、
ボールヒットでフェースはターゲットの右を向いていれば、
右に出て左に曲がる球筋となります。

この左右を全部入れ替えれば、
反対方向への球筋であるプル・スライスになります。

セットアップを変えるだけで、後はスイングは
そのまま向いた方向へいつもと同じように動けば良いです。

そのため、案外100を切れていなくても、
やってみるとできてしまうものです。

逆に、その簡単さが仇となってまさに右が危なくて左を向くと、
インテンショナルスライスのセットアップと同じになりやすくなります。

そうすると、飛び出したボールは、
だんだん危ないハザード方向へ近づくことになります。

このように向いた方向の反対に曲がりやすいのは、
心理的な側面もプラスされるからです。

右が危ないと思って左を向いたとしても、
セットアップでのフェースの向きはターゲット方向を向けやすいために、
思ったほど向いた左には向かないものです。

そのため、まさにインテンショナルスライスの構えになる
傾向となります。

ライン出しはしっかり体験練習しよう

左右が危ない状況以外でもハザードを正確に避けるためにも
ライン出しショットは使えますから、
その特性を練習場で色々打って体験しておきましょう。

そのためにも、まずはSW15yCで正しい下半身の動きと
しっかりした体幹でのスイングをつくり、

SW50yでしなり戻りに任せるだけに徹することで
無駄な動きを削ぎ落とします。

SW50yの振り幅で6番アイアンぐらいまで練習すれば、
ライン出しをいよいよラウンドで試すときとなります。

では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スライス, ビデオ, フック, ラインショット, 新着ビデオ | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

【ビデオ】これをやればライン出しショットが手に入る」への2件のフィードバック

  1. ほそやん

    いつも勉強になり、ありがとうございます。ショット基礎CDも何回も見返しています。
    左肩の開きが早いので、出球が左に行くことが多いです。そのため、スタンスの向きなどで調整していますが、根本的解決にはなってないと感じています。
    左肩の開きを遅くする練習方法を教えてください。よろしくお願いします。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q:「左肩の開きを遅くする練習方法は?」

      サンド・ウェッジで15y程度キャリーさせるショット(SW15yC)の練習を集中してやっていただいている映像が、目に浮かぶようです。SW15yCで手元が腰の高さ程度のスイングであっても、トップに左肩を置いてくるイメージでダウンスイングしてみましょう。そのためには、まずはセットアップで左肩をリラクスさせます。手元が左股関節前ではなく手元が真ん中寄りすぎて左手首の甲側に折れる角度が付きすぎるとか、手元が低くてグリップエンドが左股関節前辺りのおへその高さを向いていないでハンドダウンになっていると、左肩周りもリラックスできません。これらのことをしっかりチェックしてSW15yCをやってみましょう。そして、フルショットでも同じですから、SW15yCでできてきたなと感じたら、今度は何も考えないでいきなりフルショットしてみると良いです。

      返信

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