【ビデオ】なぜ、セットアップでは右腕が大切なのか?

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2022.12.11
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「なぜ、セットアップでは右腕が大切なのか?」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

止まっているボールを打つことができるゴルフにとって、
セットアップを改善することによる
ゴルフ上達への波及効果は絶大です。

私の経験からは、セットアップはスイングの問題の
8割以上にも影響していると実感しています。

今回は、その中でも特に
右腕の重要性について見てみましょう。

やることは、とっても単純で簡単です。

(続きはビデオにて)

なぜ、セットアップでは右腕が大切なのか?


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf221211/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

右腕はこうセットアップする

セットアップで右腕は、
突っ張らないでゆったりさせます。

さらに、右肘の内側であるエクボは上を向けましょう。

これらのことを意識してセットするだけで、
たくさんのご利益を得ることができます。

右腕をゆったりさせるメリット

まずは、右腕を突っ張らないでゆったりさせることで、
両肩のラインをターゲットに対して
スクエアにしやすくなります。

多くのケースではセットアップで右腕が突っ張っていて、
右肩をボール方向へ出す形になって
最悪のスイングの準備をしているような状態です。

インパクトではセットアップでの両肩のラインに沿って
腕が振られやすいので、セットアップで両肩のラインが
左を向いていたらカット軌道になりやすくなります。

そうすると、インパクトでのヘッドの向きの違いで
スライスや左への引っ掛けのどちらにも
曲がる可能性のあるスイングになります。

それを防ごうとして、手元は浮いているのに
ヘッドだけインサイドに入れようとするなどの、
手の操作を激しく行う再現性の悪いスイングになります。

また、左手のグリップがウィークだとか、
バックスイングで右肘を自ら出そうとする力で曲げたり、
さらに手元が浮いているのにヘッドを垂れさせているとヘッドは開きます。

そして、軌道に対してヘッドが開いた状態でボールに向かうと、
力でヘッドを閉じなければならなくなります。

また、ヘッドを閉じる動きは、
右腕を伸ばして両腕前腕を左に捻る動きになります。

このようにインパクトに向かってヘッドを閉じやすくするために、
セットアップでは右腕を伸ばす傾向になります。

そうやってスイングしていると常に右腕がシャシャリ出てきて、
手でクラブを振るスイングを定着させることになります。

エクボを上に向けるメリット

また、セットアップで右肘のエクボを上に向けておくことで、
上半身はしなりやすくなります。

多くのゴルファーではセットアップで右肘のエクボは
左を向いています。

ボールを投げるときに手投げだと、
ボールが手から離れるときの右肘の形をそのまま下におろしてくると
エクボは左を向いています。

体をしならせてそのしなり戻る瞬間に投げているなら、
エクボは上を向きます。

ゴルフでも同じでインパクトに向かって
右肘のエクボを上を向けていることで、
手打ちではなく体のしなりを使ったスイングになります。

インパクトに向かってエクボが左を向くということは、
右腕を伸ばしながら左に捻るアームローテーションを
行っていることになり、まさに手打ちです。

そこで、まずはセットアップから体をしなりやすくして
しなりを使ってスイングできるための準備として、
右肘エクボを上に向けましょう。

さらに、右腕が余計な動作をしなくなれば、
右腕でボールを叩こうとしてボールヒットに向かって
上半身が左に突っ込まなくなります。

そうすると、頭を振り出し後方へ押し込む
正しい遠心力に対応する動きができることでボールは飛び、
伸びあがりも防止できて打点も合いやすくなります。

セットアップでの右腕の正しいポジションに気をつけるだけで、
スイングのこんなにも多くの重要な問題の解消に貢献できますから、
ぜひ右腕を意識してみましょう。

右腕の上に左腕を見せる

セットアップで右腕をゆったりさせたり、
エクボを上に向けるコツは、振り出し後方の人に
右腕の上に左腕を見せるイメージにすることです。

実際にはそのように見えていなくても大丈夫ですが、
そうしようとすることで効果を発揮します。

そして、右腕ではクラブを支えていないで、
右手はあたかも左手に乗っかってぶらさがった感じにします。

そのとき左腕は

そうしたときの左腕はクラブと右腕の重さを吊るようにして、
左肩の下に垂らします。

手元は左股関節前あたりに収まっていれば良いです。

左腕は遠心力で引っ張られたときに
一番楽に耐えることができるのは、
やっぱり左肩の真下である左股関節前あたりです。

セットアップから左手も左股関節前あたりにあれば、
インパクトでもそこに収まりやすくなります。

エクボは上だけど右手は上から

ところで、右肘のエクボを上に向けようとすると、
右手のグリップを下から入れやすくなります。

それはそうです、エクボを上に向けるためには
右腕は右に捻っているわけですから。

しかし、右手をグリップに対して下から入れる右手が
ストロングな方向になっていると、
インパクトに向かって右手首を左に捻って
ヘッドを閉じる動きを誘発します。

そこで、エクボは上を向けたまま、
手首の力を抜いて右手はグリップを上から被せるようにします。

シャフトをピストルのトリガーのイメージで
右手の人差し指はシャフトの下にそっと当てがい、
右手の親指はシャフトをまたぐようにして
親指と人差し指の間を開けます。

ちなみに、左手の人差し指と親指でできるVの字が開いていると
指の力でグリップを握ってしまうので、
左手のVの字はしっかり閉じるようにします。

そうすることで、ソフトにグリップを支えるように持つことができます。

グリップの右手親指のところをチェック

ここでちょっとチェックしていただきたいことがあります。

グリップの右手親指のところに何らかの跡がついたり、削れていたりしませんか。

ひどい人だと下のシャフトが見えるまで削れている場合もあります。

この右手の親指のところに少しでも異変があるなら、
それは右腕を左に捻って
ヘッドを閉じる動作を行なっている証拠となります。

本来の正しく体のしなりを使ったスイングなら、
グリップがツルツルになるまで使っていても
右手親指の下にはきれいなままです。

今一度、グリップの上に残った痕跡をチェックしてみましょう。

たかがセットアップでの右腕のポジションひとつをとっても、
こんなにも色々な問題との関連があることを
分かっていただけたでしょうか。

しっかりチェックすれば、左右にボールが曲がったり
左への大きく引っ掛けるスイングの根本原因のひとつをなくすことができて、
楽しくラウンドできるようになります。

特にラウンド中に左へ引っ掛けたりしたときは、
次のショットではセットアップで右腕のポジションを
しっかり意識してみましょう。

そして、右手の人差し指と親指の間は開けて、
シャフトをピストルのトリガーのイメージで右手の人差し指は
シャフトの下にそっと乗せれば引っ掛けは防止できます。
 

では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スイング, セットアップ, ビデオ, 再現性, 新着ビデオ | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

【ビデオ】なぜ、セットアップでは右腕が大切なのか?」への4件のフィードバック

  1. stampylake+-

    大森コーチ殿、
     8年前から教わってきた大森式セットアップは、練習場でも一球一球おろそかにせず実施してほぼ習得できたと実感する昨今です。
     70歳台の時にはほとんど気になっていなかったのですが、HSが30m/s前半に落ち込んだ現在、セットアップ時のシャフトラインに、インパクト時のそれがのって来ず、いわば両腕が伸びた状態でボールヒットしています。即ちフェースのヒールよりに当たっています。後方からの映像を詳細に確認していますが、前傾確度が変化している訳でもなく、グリップの握りが強くなっている訳でもありません。若い??ころは両腕の伸びを力でおさえこんでいたのかもと考えています。勿論左脚の使い方のビデオで教えていただいた方法を試みると、ある程度は芯ヒットよりになりますが、完全ではありません。もともと右手首ヒンジの度合いが浅い角度しか取れないのが、こういうところに現れているのかとも考えてしまします。HSが30台の女性や10歳台の子供たちは、どうやってその腕の伸びをインパクトに向けて調整??しているのでしょうか?
    アドバイスをいただければ幸いです。
     なお、左脚使い方ビデオのおかげで、芯ヒット100%で間違いなく飛距離もアップして、練習が待ち遠しいです。上記問題と矛盾しそうですが、その訳はセットアップでクラブフェースの先端をボールの手前側に触れるくらいの位置に置くことが、現時点での唯一の解決策です。しかし”芯ヒット100%!!”は本当に気持ちのいいものですね。ただしこの現象は9Iより長いアイアンやFW.Drに現れる現象です。変な質問ばかりですみません。よろしくお願いします。」

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q:「HSが30台の女性や10歳台の子供たちは、どうやってその腕の伸びをインパクトに向けて調整??しているのでしょうか?」

      そもそも、腕の伸びを調整する必要はありません。ダウンスイングしてきてインパクトまでで何か調整することはしないで、まさに上半身のしなり戻りだけに任せます。

      問題なのは、右腕でクラブを振る動きです。実はセットアップだけではなく、バックスイングやダウンスイングでもヘッドが軌道に対して開く要因はたくさんあります。そのため、それらの問題を放置したままでは、インパクト近辺でヘッドを閉じる動きとして、前腕を左に捻るアームローテーションが必要となります。

      例えば、バックスイングで手でクラブをあげる動きとして右肘を自ら出そうとする力で曲げると、右腕は右に捻れてヘッドは開くことになります。ストレートパンチを出すときにわかるように腕は伸ばすと内側へ捻れ、曲げると外に捻れるからです。

      さらに、真っ直ぐに立ってクラブを振ってみるとわかります。ヘッドの重さに引っ張られると右に振ったときは両腕を右に捻ってヘッドを開いたほうが、ヘッドをずっと軌道方向へ向けたままより楽に振ることができます。ところが、このように手が動きやすいように振ると肩甲骨は動きません。そして、バックスイングで手が楽をしようとすると、必ずトップ近くでヘッドを開く動きが入るものです。本来は肩甲骨周りの大きな筋肉をしっかりしならせたトップをつくることでそのしなり戻りは爆発的な力を発揮します。しかし、手が動いて楽なトップでは肩甲骨はしなりにくくなります。

      これらの、ヘッドが軌道に対して開く要因を排除できたなら、インパクトに向かって前腕を左に捻ってまさに右腕を伸ばす動きではなく、右腕はシャフトに押されて耐えてテコの支点として機能しながら、左肩甲骨が背中側へスライドしてしなり戻ることでグリップエンドは力点として動き、ヘッドは作用点となって走ります。

      インパクトでも右腕はまだ曲がっていることが、ボールを遠くまで飛ばすために大切です。

      返信
      1. stampylake+-

        大森コーチ殿、
         核心を突いたアドバイスありがとうございました。小生のバックスイングは大森打法を習う前はシャフトラインに沿って確実に上げようとして、右腰でなく腕でトップまで上げていました。そうする為にはものすごくゆっくりしか上げられませんでした。なんとかして両腕を脱力して下半身であげようと試みた結果、素早く動かせ余計な力は入らないだろうと考え、スムースに上げることができたと考えていたのですが、コーチの今回のご指摘で、ただ単に楽をしていただけであることのようです。もう一度テークバックの在り方を見直す必要があると認識いたしました。クラブフェースが開かず、ボールをフェースが見逃さないよう、右肘が右にねじられないよう、かつ力みがないようトップまでもっていくという認識で練習を始めてみます。もしこの解釈が間違っていれば再度ご指摘をおいただければ幸いです。
         グリップは体の前から離れず、フェースは後方1mほどまっすぐという動きにずっと違和感が付きまとい、おそらく楽に上げるにはともかく成り行きまかせで後方へテークバックした結果が引き起こした問題なのかと考えております。
         コーチのいわれる両腕が曲がった状態でインパクトした方が強いインパクトできるというアドバイスを信じて、練習に取り組みます。果たして肩甲骨のしなりもどりを実感できるようになるかどうかの瀬戸際にきているようで、少し躊躇するところがありますが・・・・。
         大変貴重なアドバイス、重ねて御礼申し上げます。
         どうぞ良いお年をお迎えくだされたく・・・・」
         今後とも何卒ご指導方宜しくお願い申し上げます。」

        返信
        1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

          Q:「クラブフェースが開かず、ボールをフェースが見逃さないよう、右肘が右にねじられないよう、かつ力みがないようトップまでもっていくという認識で練習を始めてみます。合ってますか?」

          はい、大丈夫ですので自信を持ってクリアできるよう練習を積みましょう。

          C:「コーチのいわれる両腕が曲がった状態でインパクトした方が強いインパクトできるというアドバイス」

          これはちょっと違っていて、右腕は自ら出そうとする力で伸ばそうとしないで、シャフトに押されることに耐えてインパクトではまだ曲がっています。しかし、左腕はクラブの遠心力に任せて楽に伸ばす感じでよいです。ただし、インパクトに向かっては左腕を左に捻って左脇を締めるのではなく、むしろ左肘を振り出し方向へ抜くぐらいのつもりでできるだけインパクト面に乗せて、ヘッドも振り出し方向をキープしようとしましょう。そういった意味では左肘も少し曲がり気味でも問題ありません。

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