【ビデオ】しなりで簡単パワーと方向性アップ

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2018.12.23
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「しなりで簡単パワーと方向性アップ」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ゴルフでしならせると言ったら、肩甲骨まわりです。

ボールヒットに向かって
左肩甲骨を胸の方向へスライドさせてしなりをつくれば、
パワーは当然として方向精度も良くなります。

しなってしなり戻すことで、
限界までのパワーを発揮できてボールは飛びます。

ところが、しなり戻りにはパワー以上に
高い精度がおまけで付いてきます。

実はおまけと言うよりも、本来動きの精度を高くするために
しなり戻りを利用すると言っても過言ではありません。

(続きはビデオにて)

しなりで簡単パワーと方向性アップ

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 
 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf181223/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

パワーと精度を両立させる

どんなスポーツでもパワーと精度が必要ですが、
ゴルフはその両立がかなり高度に要求される部類です。

同じようにパワーと精度が必要な種目としては、
弓道などがあります。

弓はしならせることで、
パワーと精度を高い次元で両立しています。

ただし弓道ではしならせるのは体ではなく、弓の本体です。

弓では弦を引いてしならせなければ何も始まりません。

弓と同じようにパワーだけではなく
高い精度を必要とするゴルフでも、しなりを忘れたら
核心部分を見ることができません。

しかし、飛びにも精度にも重要なしなりについては、
無視されていることがほとんどです。

しならせれば、後はポンと離すだけです。

だからしなりは精度を高めるために有効です。

さらに、しなりではじっくりと長い時間をかけて
エネルギーを溜めれば良いです。

しなりを使う原点は、溜めて一気に放出することです。

ゴルフのスイングにとって要となる
しなりを中心に考えないなんて、もったいないばかりです。

しならせる場所

ところで、ゴルフのスイングでは
体を最高にしならせたいのは、左肩甲骨周りです。

左肩甲骨は背中側に乗っている骨ですが、
これを胸の方向へスライドさせる形でしなりを溜めます。

しなり戻りでは、左肩甲骨が元の背中の方向へ戻るだけです。

肩甲骨周りには、上半身でも最大級の筋肉が繋がっています。

そして、肩甲骨は関節ではないため、
繋がっている筋肉の直接的な収縮速度でスライドします。

そのため、肩甲骨のスライドは力は大きいけれども、
速度としては関節末端での速度ほどには速くありません。

テコ

大きな力でリリースされるしなり戻りを使って
ヘッドを走らせるためには、クラブをテコのように使います。

まさに体の関節でテコの作用で
筋肉の速度変換を行っていることと、同じことを行います。

速度アップのためにテコを使えば、ヘッドはグングン加速して
簡単に高速道路を突っ走る車以上の速度に達します。

クラブをテコのように使うと、
左肩甲骨のしなり戻りの速度を何倍にもして
ヘッドを加速することができます。

テコは、速度と力の大きさを変換する簡単な仕組みです。

ゴルフのスイングではテコは、しなりに絡んで2回登場します。

トップに向かう切り返しから、ボールヒットに向かって
リリースが始まる瞬間までは、テコで力の変換を行ってしなりをつくります。

ボールヒットでは、テコでしなり戻りの速度変換で
ヘッドを走らせます。

このどの場合にも、テコの支点は右腕になります。

トップに向かう切り返しでは力の大きさの変換で、
ヘッドが力点でグリップエンドが作用点となって、
弱い力のヘッドで左肩甲骨をスライドさせます。

まさに、トップに向かう切り返しで
左手をグリップから外してみるとわかりやすいです。

ヘッドがトップに向かう動きで、グリップエンドは上に持ちあげられます。

そこに左手を添えたらヘッドの動きで左腕が引っ張られて
左肩甲骨が胸の方向へスライドされます。

ボールヒットでは、力点と作用点が逆転して、
強い力の左肩甲骨のスライドで左腕が引っ張られて
テコを動かして速度変換でヘッドを加速します。

テコを使ってしならせて、テコを使ってしなりをポンと開放すれば、
精度良くしかもパワフルにボールを遠くまで飛ばせます。

しなりは無視されている

例えば、肩を回すとよく言います。

さらには、回転でヘッドをボールに当てるとも言われます。

このどれもが、しなりが眼中にないことを示しています。

バックスイングしてトップでは腰は45度、腰から上も45度回転して、
トータルで肩は90度ターンしているようにと言われたりしています。

そして、正面から見たらドライバーショットのトップでは
確かに腰は45度、肩は45度ターンして胸が振り出し
後方を向いているようにも見えます。

しかし、実は腰から上の体幹の可動域を見たら、
それには無理があることがわかります。

お腹の後ろ側の腰椎は5個の骨から構成されていますが、
この合計の回旋角度はたったの5度です。

その上の胸の後ろ側の胸椎12個の合計では35度です。

合計で40度が正常な体での可動域です。

となると、45度回転することには無理があります。

このことから、
骨盤から上の体幹が捻れているわけではないことがわかります。

では、なぜトップでは腰は45度、
肩は45度ターンしているように見えるのでしょうか。

それは、左肩甲骨が胸の方向へスライドしてしなっているからです。

正面からはトップの形では右肩が見えません。

見えるのは左肩だけです。

このように実際には左肩甲骨は
スライドさせる体の使い方を行っているにもかかわらず、
それが認識されていないことが最大の問題です。

そのために、本来の動きを正しく分析できていないで、
誤解や間違いが多く発生しています。

パッティングでも肩甲骨周りのしなり

実はパッティングでヘッドを真っ直ぐに正確に動かすときに、
肩甲骨のスライドが簡単にヘッドを直線移動させてくれます。

パッティングでタッチを合わせるためにも、打ち出し方向精度は重要です。

スライスラインで左に打ち出したら登りが多くなる分飛びません。

右なら下りが多くなるので飛びすぎにもなります。

そして、パターでは出球の方向は、
ボールヒットでのフェースの向きに90%ぐらい依存します。

ほとんどフェースの向きに従って飛び出すと思えば良いです。

そうなると方向性はもちろんタッチのためにも、
ボールヒットで打ち出すべき方向へフェースが向くことは
基本中の基本となります。

そして、フェースの向きをコントロールするなら
軌道は真っ直ぐなほど簡単で安心できます。

ところが体のターンでストロークしたらヘッドの軌道は円軌道となり、
フェースが打ち出したい方向とピッタリ一致するのは一瞬となります。

これではちょっとタイミングが狂っただけで、
フェースは思った方向へ向いてくれなくなります。

そこで、肩甲骨をスライドさせることで
ストロークしたらどうなるでしょうか。

バックスイングでは右肩を真上にあげ、
ダウンスイングでは左肩を真上にあげれば、
ヘッドが真っ直ぐに動きます。

肩甲骨は単に背中の上に乗っているだけですから、
どんな方向にもスライドすることができます。

下半身も体幹も動かないように固定しておいて、
肩甲骨だけを上下させるだけで高い精度でヘッドが真っ直ぐに動きます。

さらに、バックスイングで右肩を上にあげるように
右肩甲骨をスライドさせると、左肩甲骨は下に向かってスライドされます。

そうすると、左肩甲骨周りがしならされます。

ダウンスイングでは、両腕とパターの重さに加え、
左肩甲骨のしなり戻りの力が加算されます。

ところで、ボールの転がりを良くするためには、
まずは芝から浮かせる必要があります。

そのためにパターヘッドには、1〜4度のロフトが付けてあります。

そのロフトと4度前後の上昇軌道で加速しながらヒットすれば、
ボールは最高に転がります。

ところが、このアッパー軌道を手の動きで行うことは
ミスを誘発することになるので、
ボールを左目の少し先に置くことで対応します。

ヘッドの最下点は重心位置にきやすいので、
自然にストロークすればこのボールポジションによって
ちょうど良い上昇軌道でヒットできます。

しかし、腕とパターの重さだけでストロークしたら、
ボールに当たるときには重力で減速し始めることになります。

そこで、左肩甲骨のしなり戻りが活躍して
ヘッドを加速中にヒットできます。

当たり負けが少ないほどフェースの向きは安定するので
転がりが良くなるばかりか、打ち出し方向精度が良いです。

ショットはもちろんパッティングでも方向性アップのためには
ガッチリしなりとそのしなり戻りを使いたいものです。

追伸:私の書籍が刊行されました

私の書籍『脱・力みで飛ばす!技術』が刊行されました。

http://g-live.info/click/omrbk_1812/
 

この書籍で書いたことは、
私がゴルフのスイング語る上での原点となっています。

すでにご存知のように、手の指をしならせてリリースすると
自ら出そうとする力では到底到達できないスピードで
指は跳ね返ります。

ゴルフを始めた頃、これと同じことを
ゴルフのスイングでもできたら、ボールをどんなに精度良く
遠くまで飛ばせるかとワクワクしたことを、今でも覚えています。

ずっとメモとして溜めていたことを、
まとめて整理して書いたのがこの本です。

そういった意味では10年以上前からのメモが
蓄積された私の集大成となっています。

実際に原稿ができてからも私の考え方は進化しました。

ですが今、このタイミングで本をお買い上げ頂けたあなたには、
本の中では語りきれなかったこともお伝えする特典も
用意させていただきました。

脱・力みの本質をじっくり読み解いて、
実際のショットに役立てていただけたらと思っています。

http://g-live.info/click/omrbk_1812/
 

では、また。
 

The following two tabs change content below.
大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スイング, スイング理論, パッティング, ビデオ, 再現性, 力み, 新着ビデオ, 方向性, 飛距離 | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

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