From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
前回、バックスイングの肩から肩についてのお話をしました。
今回もその話の続きで、
“前傾角度の伸び上がり・沈み込みの3つの原因”
について、お話ししていきます。
■基本の考え方は腰から腰のバックスイングと同じ
前回もお話したように、前傾角度を保って打つには、
1.膝の前傾角度
2.股関節(腰)の前傾角度
3.背骨の前傾角度(猫背にならないようにする)
これら3つの角度が重要になってきます。
伸び上がりと沈み込みを引き起こす可能性のあるこれら3つの角度のうち、
まず最初にチェックするのは、右ひざの角度です。
バックスイング時に右膝の角度が伸び上がる人が多いです。
そうならないようにするためには、膝の裏の角度が変わっていないかを
しっかりチェックしましょう。
そうすることで前傾角度をキープしやすくなります。
また、腰の前傾角度の核となるのが、腰の股関節です。
アドレスで作った股関節の角度がトップまで変わらずに
振ることができればいいのですが、そこが変わってしまうと、
ダフったりトップしたりする一番の要因を作ってしまいます。
姿勢が変わらずにクラブを上げていくようにしましょう。
■「自分の普段の姿勢よりもちょっといい」ぐらいが目安
3つ目に大切なのが、背骨が猫背なっていないことです。
背中は伸ばして構えるようにするのは、腰から腰のときとほぼ同じです。
しかし、アドレスで姿勢よく構えてバックスイングを肩まで上げていく途中で、
背骨が反ったり曲がったりしないように身体を回転させていくことが大切です。
アドレスの時に正しくしていても、バックスイングを上げたときに
背中が緩んでしまうことがあります。
こうなってしまうのは、アドレス時に無理をして
背骨を真っすぐにしようするあまり、
スイング時に身体が緩んでしまうことが原因です。
そうならないために、私はレッスンなどでは
「『自分の普段の姿勢よりもちょっといい』ぐらいの
姿勢にするといいですよ」
とお伝えしています。
その人がもともと持っている姿勢をもとにして、
それからほんの少しだけいい姿勢を取るようにすればOKです。
そうすることで、バックスイング時にもその人に合った
真っすぐの姿勢になることが多いようです。
■やはりアドレスが基本
背骨についてもそうですが、これらは全てアドレスが
原因となっていることがほとんどです。
そうならないためにも、アドレス時から前傾角度を
しっかりと確認することをおこたらないようにしましょう。
よく前傾角度というと、頭が伸び上がっているかどうか
ということが言われることが多いです。
しかし、頭よりもむしろ「膝、腰、猫背」の3つに
大きな問題があることが多いです。
今の時点で問題がなかったとしても、
この3つを常に意識しておくことが大事です。
前傾角度は、一人で練習するときにも
鏡などを使って普段からチェックしておくことをオススメします。
次回も、肩から肩のバックスイングの続きです。
またメールします。
小原大二郎
最新記事 by 小原 大二郎 (全て見る)
- [ビデオ]体と腕の同調を作る - 2024.11.22
- クラブ2本を使ってラウンド前に実践してほしい飛距離UPドリル - 2024.11.18
- [ビデオ]方向性UPに繋がるフィニッシュ - 2024.11.15