From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「岩田寛の優勝を素直に祝いたかったけど。。。」
というテーマで、お話ししたいと思います。
ご存知の通り、先日の日本ゴルフツアー選手権で
岩田寛プロが優勝してくれました。
なんですが。。。
寛の優勝は、素直に嬉しい
岩田寛プロとは、その昔
先輩の星野英正プロが私のところに連れてきて、
アカデミーで一緒にやっていたという仲です。
その星野プロが日本ゴルフツアー選手権で
勝った2008年、寛は負けた方でした。
それから十五年以上も経って
そのコースで勝ってくれて。。。
長い間、本当に頑張ったんだなという感じで
個人的には心から「おめでとう」と言いたいです。
この日本ゴルフツアー選手権、
そして現在行われている宍戸ヒルズには
個人的には思い入れがあります。
先ほどの星野プロの優勝もそうですし、
伊沢利光さんを教え始めて優勝した2000年。
(当時はホウライカントリー倶楽部で開催)
片山晋呉が、竹本直哉プロとの
接戦を制して勝利した2007年。
そして今回の、寛の優勝。。。
43歳でのメジャー最年長初制覇ということで、
岩田寛というプロゴルファーの継続の力を
素直に褒めてあげたいです。
寛はあんな感じなんですが、実はコメントが本当に面白くて
畑は違いますが、同じく宮城県が地元の
サンドウィッチマンさんを思い出してしまいます。
決して人に害を与えることなく、でも面白い。
プロとしては影が薄いかもですが(失礼)
プロゴルファー内では間違いなく
好感度ナンバーワン。
何となくそんなところが、
同郷のサンドウィッチマンさんと
重なってしまうんですね。
一度会ったら誰もが、その人柄を好きになる。
そんなプロゴルファーです。
これからも
「ゴルフ界のサンドウィッチマン」
を目指して。。。
どの世代からも好かれるように
活躍してくれたら嬉しいです。
寛の優勝の影で…畑岡奈紗プロの「失格」
そんな嬉しいことがあった一方で
畑岡奈紗プロの「失格」のニュースがありました。
顛末についてはニュースで報じられていますので
ここで改めてお話しすることはしませんが、
一言で言って、今回のことは
USLPGAがあまりにもダメ過ぎです。
翌日にテレビクルーから提出されたという
ビデオ判定の捜索時間が「3分25秒」だったとのことで
USLPGAも何かしらの前例を作りたかったのかもしれませんが、
今回の失格という裁定は、どう考えてもお粗末です。
畑岡プロはもはや新人ではありませんが、
USLPGAは、こうしたペナルティを唐突に意味もなく
まるで洗礼とばかりに新人に与えることを、しばしばやります。
男子ツアーではある程度
選手の言い分が通るところもあるんですが、
女子では私がアメリカの試合に同行していた際にも
こうした理不尽な状況はしばしばありました。
今回、畑岡選手はボールを探している際に
同伴競技者とは時間を確認しながらやっていたようですし
プレイヤー同士の裁量でやっています、で終わる話のはずです。
テレビクルーが気づいていたというのなら
その場ですぐ、あるいはアテストの前に言えばよいのに。。。
これでは完全なる「後出しジャンケン」です。
そこまで厳格にルール運用をするなら
全組全員にタイムキーパーを付けなければ
アンフェアになってしまいます。
USLPGAは全女子ゴルファーの憧れの場所なわけですし、
その裁定には、プロたちの人生もかかっています。
USLPGA側の人たちの言い分もあるのでしょうが
今回の裁定を下した組織運営者の方々には
プライドをもってやってほしいなと感じました。
私は畑岡選手のコーチではないですし
とやかく言う立場ではありませんが、パリ五輪に向けて
これから奮起してくれることを期待しています。
今週の男子USオープンにも期待
話は変わって、今週はいよいよ
男子はUSオープンですね。
パインハーストリゾート&CC(No.2)で開催されますが、
ここで思い出されるのは、ペイン・スチュアートのことです。
25 years ago, Payne Stewart won the U.S. Open at Pinehurst. pic.twitter.com/JtQxk6uQfz
— Golf Digest (@GolfDigest) June 10, 2024
1999年。
このパインハーストで優勝をして、4ヶ月後。
不慮の飛行機事故で
ペイン・スチュアートはこの世を去りました。
本当に悲しい事故で、
もうあのようなことはあってほしくありません。
このパインハーストは、改良に改良を重ねた
世界をリードするゴルフ場であることは
疑いようがありません。
私もコースを回ったことがありますが
これはグリーンに乗ったなと思って歩いて行っても
「あれ、乗ってない。。。」
そんなことばかりでした。
The greens at Pinehurst this week are just cruel.
(: @preservedlinks) pic.twitter.com/ejF2UgpYfG
— Golf Digest (@GolfDigest) June 12, 2024
そんな難コースに、今回出場する日本の選手たちには
すべての「運・不運」を受け入れるつもりで
やってきてほしいです。
ひいてはそれが、これからの日本のゴルフ界の発展に
つながると信じています。
遠く離れた地であっても
あなたの応援が、選手の力になりますので
どうか見守っていて下さい。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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