2022.02.13
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「何が原因? 花道から大ダフリ、シャンク…」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
意外と短い距離からの大ダフリやトップ、
さらにはシャンクなんて経験あるのではないでしょうか。
しかも、絶好のポジションで平らなフェアウェイとか。
そういった、後は距離だけ合わせれば良い状況では、
一見簡単なようで実は恐ろしい罠が潜んでいます。
それは。。。
(続きはビデオにて)
何が原因? 花道から大ダフリ、シャンク…
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(おまけ付き)
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恐ろしい罠の正体
後は距離だけ合わせれば良い状況に潜む
実は恐ろしい罠。。。
それは「ゆるみ」です。
ゆるみの正体
そこで、ゆるみの正体はどんなことかを見てみましょう。
普段のショットでは、
案外ヘッドの勢いを感じていないものです。
そして、トップを大きくしようとすると、
ヘッドの勢いではなく腕を上に向かって
あげようとかしているゴルファーは多いです。
ところが、腕でクラブを持ちあげることで、
肩周りの筋肉は収縮して硬くなります。
そうなると本来の可動域まで動けなくなり、
がんばってトップを大きくしようとしたのに
浅くなってしまうことになります。
この様に通常では多くのゴルファーは
ヘッドの勢いを使ってトップをつくっていないで、
腕の力でつくられたトップになっていることをしっかり認識しましょう。
ところが、フルショットに対して
飛ばさない距離が余ったショットでは、
トップを無理に力であげようとしないことになります。
そうなると、腕や肩はリラックスできていることで
ヘッドの勢いが使えてむしろ思った振り幅よりも大きくなり、
トップではこれだと飛びすぎると感じてダウンでゆるめます。
特に怖いのは下半身の動きをゆるめてしまい、
手打ちに傾くことです。
そうなると、ダフりやトップが誘発されます。
さらにシャンク
さらに悪いことに、動きがゆるむと
ボールがシャフト近辺に当たるシャンクにもなります。
どうして、こんな最高の状況でバカみたいなミスをするのか、
まさに失落のドン底にあえいでしまう経験は悪夢です。
そして、シャンクの原因の多くは、
ヘッドが開いた状態でボールに向かうことです。
特に左手のグリップがウィークで
左手の薬指の付け根が自分から見えないような状態では、
ヘッドの遠心力で左腕が引っ張られると左腕は内側へ捻れてヘッドは開きます。
そうなると、ヘッドスピードに対する
ヘッドの閉じ具合を身につけておかなければなりません。
しかし、普段の練習がフルショットばかりだと、
ヘッドスピードを落とした場合の
ヘッドの閉じ具合の感覚はできていません。
結局、振りが遅くなると、ヘッドを閉じる動きもゆるんで
本来よりもヘッドが開いた状態でボールに向かいます。
また、ヘッドは重心を中心にして回転しやすいので、
ヘッドが開くとヒールがボールに近づき、
しかも、ヒール側が先頭になります。
そのためにシャンク地獄に引き込まれます。
このようにならないためにも、
まずは正しいグリップのポジションを身に付けておきたいものです。
とはいえ、ラウンドでいきなりグリップを変えるわけにもいきません。
そこで、ラウンドでシャンクが出たら、
次のことを強く意識しましょう。
それは、ボールヒットに向かって
左サイドに大きなスペースをつくろうとして、
左脚をしっかり伸ばして左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むことです。
そうすることで、腰はしっかりターンされることで、
ヘッドは閉じる方向へ向かいます。
さらに、左サイドにスペースがつくられることで、
ヘッドは体側へ近づいてくる傾向になります。
ゆるんで開いたヘッドが閉じてスクエアに近づき、
さらにヘッドのトウ側にボールが寄る方向へ
ヘッドが動くのでシャンクしにくくなります。
普段から小さな振り幅で練習
そして、普段の練習でフルショットばかりやっていると、
フルショットしない小さな振り幅での動きに慣れていません。
サンド・ウェッジで15〜50y程度のショット練習を
簡単だと思わないで、しっかり練習しておきたいものです。
絶好のポジションからしっかりスコアメイクできるためにも、
普段から小さな振り幅でのショット練習を楽しみながら
じっくりやっておきましょう。
スタンスの幅が距離に対して広過ぎる
また、スタンスの幅が広すぎると
思ったよりも振り幅が大きくなります。
そうなると、ダウンスイングのどこかで
振る強さをゆるめなければならなくなります。
そして、ほとんどの場合は脚がゆるんで手打ちになります。
スタンスの幅を広げるほど下半身の可動域は増すので、
それに連動して振り幅も大きくなります。
そうなると、距離に対してスタンスの幅が広すぎると
せっかくバックスイング開始で正しく脚から動けていても、
ダウンで脚がゆるんで手打ちになります。
58度のロストのサンド・ウェッジで、
母指球の少し後ろの間隔が腰の幅程度のだいたい30cmだと、
平坦なところでは15yぐらいのキャリーとなります。
当然、グリーンの状況によるとしても、
そこから転がってトータルで20yぐらいに寄る感じでしょうか。
20yよりも遠いなら、スタンスの幅を広げることで
振り幅が大きくなり到達距離が伸びます。
セットアップでスタンスの幅を決めれば、
後はしっかり脚を使い切れば距離は確定します。
要するに、セットアップで距離をつくることができます。
20y以下に寄せるなら
20yに寄せるよりも短い場合は、
ロフトを大きくすれば良いです。
ボールから離れてハンドダウンを強めると
ロフトでフェースは左を向きます。
その分、手の中でクラブを右に回して
フェースをターゲットに向けることで、
ロフトが大きくなり距離を落とせます。
さらに、振り幅は同じでも、
動くリズムをゆっくりにすれば距離は落ちます。
パッティング風ショット
とは言え、やっぱり30y以内ならパワーよりも精度重視の、
パッティング風ショットが最強です。
通常ショットでバックスピンをかけるよりも、
クラブをあたかもパターのように使って
左右の肩甲骨だけを動かしてショットすれば簡単に寄せることもできます。
チッパーというソールの幅がめちゃくちゃ広くて、
ロフトは35〜56度ぐらいのクラブもあります。
しかし、通常のサンド・ウェッジでも
それをあたかも新しく買ってきたパターだと思って使えば良いです。
まさにパッティングと同じ親指が縦に並んだグリップの持ち方で、
体の正面から見てシャフトが地面に垂直に見れるようにして
ストロークしてみましょう。
フェアウエイからだとヘッドの下に出ているバウンスが邪魔で、
つっかえたりするのでバウンス角度が8度程度の
サンド・ウェッジがオススメです。
しかし、ラフならバウンスは12度などでも
問題なくパッティング風ができます。
さらに、砂の硬いバンカーで浅い軌道でアタックすることで
バウンスが砂に叩かれてトップしないためにも、
パッティング風が有効です。
グリーン周りの鉄則
グリーン周りの鉄則は、まずはパターで転がせないか、
それがダメならロフトが立ったクラブで転がせないか、
それもダメならサンド・ウェッジであげて寄せるです。
そういった意味では、パターより少しボールをあげなければならないなら、
9番アイアンぐらいのロフトのクラブで転がすことを考えましょう。
転がすなら
グリーン周りから少しキャリーさせてから転がしたいなら、
9番アイアンぐらいでロフトを立てると良いです。
そして、ロフトの立て方としては、
ボールを右足寄りに置いてはいけません。
短く持ってハンドアップでボールに近づくことで、
フェースは右を向きます。
その右を向いた分、手の中でクラブを左に回して
フェースが打ち出したい方向を向くようにセットします。
そして、グリップもパターグリップの形にして
まさにパターのつもりでストロークすれば良いです。
当然、サンド・ウェッジでもそのロフトほど
ボールをあげる必要がなければ、その分短く持ってハンドアップで
ボールに近づいてパターの様にストロークすれば良いです。
ロフトが58度のサンド・ウェッジでも、
短く持ってハンドアップすればロフトを立てることで
40度ぐらいまで楽にセットすることもできます。
いずれにしても、絶好の短い距離からグリーンを確実に捉えるためには、
普段からスタンスの幅の中で脚を使い切ることを
強く意識して練習しておきましょう。
そうすれば、スタンスの幅に飛距離がうまく連動してくれます。
では、また。
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