2025.02.23
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「トップが苦しいと感じたらコレやって」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
トップに向かうと体の色々なところが伸ばされて、
誰でも苦しく感じるものです。
しかも、下半身の動きが悪くて
脚を使い切っていないでターン不足だと、
その苦しさはなおさらです。
ですがトップが苦しいのは、単に苦しいだけではなく
もっと大きな「病気」を生み出してしまいます。
それは。。。?
(続きはビデオにて)
トップが苦しいと感じたらコレやって
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(
または
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(おまけ付き)
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トップがキツくなったときにやってしまう「怖い動き」
それは、左手が甲側に折れてヘッドが開くことです。
どういうことか、ここで順を追って見ていきましょう。
手首はクラブなどで引っ張られている状態だと
左手甲側へ折れる背屈(はいくつ)でヘッドは開き、
左手の平側に折れる掌屈(しょうくつ)だと閉じます。
これは、手首が引っ張られていない状態なら
左手甲側へ折っても手は開かずにいますが、
手首は引っ張られていると親指を軸に回転しやすくなるからです。
ゴルフショップでスライス防止ということで、
左手の甲側へ板をマジックテープで貼り付けるグッズを
売っていたりします。
これはまさに左手が甲側へ折れてヘッドが開くことで
スライスになることを阻止しようとするものです。
そういった意味でも、トップで右手甲側へ折れるヒンジを深くして
左手は掌屈すれば、ヘッドは開きにくくなって
まさにほぼそのままインパクトできる感じとなります。
インパクトではハンドファーストでまさにヒンジが完全には解けないで
まだリリースの最中であることで、
ヘッドは加速中にボールを打ち抜けて飛距離と方向性がアップします。
苦しいと左手を甲側へ折ってしまう理由
しかし、苦しいと左手を甲側へ折ってしまう理由があります。
それは、手首が折れる方向と可動域の関係からきます。
手首は掌屈と背屈での可動域は親指側へ折るよりも大きいので、
手の平側や甲側へ折ることで親指側よりは楽に
左腕とシャフトの角度を深くすることができます。
私は左手親指はスキーでの突き指で可動域が激減しているので
特にこの差は大きいですが、
一般的にも年齢とともに親指側への可動域は減りやすいです。
そうなると、トップに向かって親指側へ折るコックだけで
ヘッドを動かしていると、トップ近くではかなり苦しくなって
トップは浅くなります。
しかし、人は深いトップで飛ばそうとしますから、
シャフトをもっと倒そうとします。
そうなると、手首の可動域の大きな方向へ手首を折る動きを誘発し、
まず親指側ではなくての100%甲側へ折ることになります。
その理由はトップに向かって腕でクラブを上にあげようとしていると
腕を上向きにあげる力を出すだけではなく、
右肘の外側も上にあげようとするからです。
そして、右肘の外側をあげる動きは、
手首を左手の甲側へ折る方向となります。
結果として多くのゴルファーではトップ近くで
左手の甲側へ折る形でクラブの勢いを逃がしています。
左手を甲側へ折る飛距離に影響する弊害
ところが、左手を甲側へ折ると飛距離にとってはマイナスで、
左肩甲骨のスライドが制限されることで
下半身の動きで上半身をしならせてエネルギーをタメにくくなります。
それは真っ直ぐに立って手元を肩より上にあげた状態で、
手首を左手甲側と手の平側の両方に折って
左腕はどちらが楽に動けているか確認すればわかります。
やってみると、左手掌屈方向のほうが左脇が開いて
楽により大きく動けていることがわかります。
トップが苦しいと感じたならこの左手が甲側へ折れる罠にはまらないように、
右手を甲側へ折る意識を強めて左手で言うなら掌屈させましょう。
そうすると、トップは楽になるばかりか
ダウンスイングもシンプルで下半身の動きで上半身をしならせて、
大きなエネルギーをタメて飛距離と方向性をゲットできます。
トップが苦しいとやってしまう右腕の問題
さらに右腕に関してトップが苦しいと感じるとやってしまう問題としては、
右腕を曲げるとか右肘を腰から上の体幹に対して横へシフトさせて
さらに体の後ろ方向へズラす動きです。
右腕は本来は体幹とクラブの関係を一定に保ち、
さらに手元を体から離すことで
体幹の回転でのクラブのスピードアップにとって大切です。
また、ストレートパンチを出すとわかるように
腕を伸ばすと内側に捻れるので、
右腕を曲げると外側に回転してヘッドを開く方向へ動きます。
バックスイングで自ら出そうとする力で右腕を曲げると、
そんなつもりはなくてもヘッドは開きます。
そうすると、ダウンスイングからインパクトでは
その開いた分だけ戻さなければならなくなります。
さらに、右肘が体幹に対して横方向へ動くほど、
やはりダウンスイングからインパクトまでに
セットアップでのポジションに戻さなければ
打点が不安定になりダフりやすくなります。
手首の可動域
そもそも、手首はどんな方向へ折れやすいでしょうか。
手首は折れる方向によって、親指側へ折れる橈屈(とうくつ)、
小指側へ折れる尺屈(しゃっくつ)、甲側へ折れる背屈ともいう伸展、
手の平側へ折れる掌屈ともいう屈曲に分類できます。
そして、曲がる可動域はそれぞれ、
親指側へ25度、小指側へ55度、甲側へ70度、
手の平側へ90度です。
通常はトップに向かって親指側へ折ることが
常識的に行われています。
しかし、その常識ともいえる手首を曲げる方向は
本当に理想的なのでしょうか。
そもそも、理想のインパクトでは右手甲側へ折れるヒンジが解ける、
しなり戻る最中です。
ヒンジでは右手は甲側で左手は手の平側に折ることになります。
手首の可動域は甲側へ70度で手の平側へ90度で、
先ほどの4方向の中でこの2方向が最大の可動域になっています。
グリップは左右の手の平を並行に合わせた感じになっていますから、
グリップしたときの手首の最大の可動域はヒンジ方向となります。
ただし、腕や手首の力を完全に抜いてクラブを振ると、
トップ近くでは体の可動域限界で
筋肉がそれ以上伸びなくなってブレーキがかかります。
そうすると、ヘッドの重心がシャフトから離れている偏重心特性によって、
ヘッドの重心が大きく動こうとしてヘッドが開きながら
その重心が先行する方向へ向きます。
それに素直に従うと手首は親指側へ折れるコックが入る方向に曲がり、
クラブの勢いだけに任せたトップだとコックを入れることになります。
しかし、トップでヘッドが開いているほど
ダウンスイングではヘッドをどこかで閉じなければならなくなります。
偏重心特性の影響を受けないためには、クラブの重心を感じて
まさにクラブの重心の勢いに任せるなら大丈夫です。
トップに向かってそれまでのクラブの勢いをできるだけ止めないで、
深いトップにしてボールを飛ばすなら右手甲側へ折る意識を持ってみましょう。
では、また。
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