2018.08.15
From:宮本大輔
神戸の自宅より
「自分のゴルフで良いところを
あげてみてください。」
こんな質問をされたら
あなたはいくつ答えられるでしょうか?
レッスンの中でこんな自己分析を
してもらうことがあるのですが、
だいたいの方は答えが2、3個程度しか出ません。
まぁ、多くて5、6個というところ。
中には考え込んでしまう方までいます。
でも、「自分の問題点を
なるべくたくさんあげてください」
と自己分析をしてもらうと10個を下回りません。
中にはノートがびっしりと埋まる人もいました。
「いつも意気込んでスタートするのに
終わった頃にはすっかり
意気消沈してしまいました…」
そう話される生徒さんも
少なくありません。
掘り下げてみると、
朝イチのティーショットではチョロしてしまい…
ダフリトップを頻発し…
3パットの嵐…
気づくとメンタルはボロボロになり、
帰り道になると、
頭の中は失敗の記憶ばかり。
「ポジティブに考えなさい!」
とはいうものの、
人はネガティブなものに目がいくものです。
むしろ、それが正常。
自然に湧いてくるものを
止めることなんてできません。
なので、
「僕はポジティブじゃないからだめなんだ」
なんて悲観する必要はありません。
ネガティブ思考は上達のヒント
湧いてくるネガティブな思考を、
直接どうにかしようとするのは危険です。
今までの自分を突然変えることは難しく、
上手く変えられない自分に落胆し、
より自分を追い詰めてしまうからです。
そこから抜け出せなくなり、
挙げ句ゴルフを楽しめなくなってしまい
ゴルフから離れてしまう方を
僕は何人も見てきました。
むしろそのネガティブ思考を
スコアアップに役立てましょう。
あげていただいた
少なくとも10個程度ある問題点。
問題点、ということは
それを改善すれば上達ができる、
ということ。
例えば、、、
10個の改善点があるとしましょう。
それは、10個スコアアップの
チャンスがあるということです。
ダフリトップやチョロが出てしまうなら
ビジネスゾーンをもう一度見直してみたり。
3パットが多いなら、
普段やらないパターの練習を増やしたり。
ひとつひとつシンプルに考えていけば、
案外簡単に改善できることも
多いはずです。
一つ克服するたび上達する訳ですから、
そうやって考えると、
少し簡単に感じますよね。
あとは身体を動かすだけです。
大切なのは地道な努力
先程お話したように、
1つずつのちょっとした改善であれば、
出来るような気がしませんか?
万が一、1つがうまくいかなくても、
改善点はまだ9個あるので
上達のチャンスが
なくなる訳ではありません。
3ヶ月、半年、1年と
長い目で見れば見るほど、
この方法が効いてきます。
なぜなら地道に努力して
身につけたものは
身体から抜けにくいからです。
しかも、ネガティブなところに目がいくという
あなたの習性を活用することができるわけです。
あなたのネガティブ思考を
もっと信じてあげてください(笑)
悲観的に考えるからこそ、
「こういう対策を打たないと…」
と先回りして考えられるのですから。
宮本大輔
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