From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「古江彩佳プロ優勝にゴルフ上達のヒントあり」
というテーマで、お話ししたいと思います。
すでにご存じの方も多いと思いますが、古江彩佳プロが
先日の女子メジャー「アムンディ・エビアン選手権」で
日本人四人目のメジャー制覇を果たしました。
実は古江選手については、
以前とても印象的なエピソードがありまして
それがあなたの上達にもつながる話でもあります。
歴史的な劇的勝利
それにしても今回の優勝は、
最終日12番のボギーから巻き返して
14番からのロングパットを見事なバーディ。
そこから連続での15番バーディ、16番バーディ、
17番パーを挟んでの最終18番で、劇的イーグル。。。
メジャーの大会の最終日、後半の残りホールで
これだけの猛チャージで勝てた選手なんて、
今までにいなかったのではないでしょうか。
日本人四人目のメジャーチャンピオンというだけではなく、
そういう意味で歴史的にも劇的な勝利だったと思います。
正直、日本のマスコミのみなさんには今回の優勝で
もう少し盛り上がってくれたら嬉しかったんですが。。。
こうして古江さんが偉業をなしとげてくれたことは
本当にすごいことだと思っています。
女子の世界も、昔から考えると
飛ばせるかどうかが賞金ランキングを決める、
そんな面がどうしてもあります。
アイアンショットやショートゲームだけで
優勝を勝ち取るのが本当に難しいスポーツに
なりつつあるわけですが。。。
そんな中、どう考えてもあの小柄な体型で
ドライバーが平均飛距離まで行っていない中でも
世界でメジャーを獲れるのは、本当にすごいことです。
かつては宮里藍さんも、古江さんと同じぐらいの体格で
海外で奮闘していたわけですけれども、
日本人女子選手のレベルが上がって
いつ誰がメジャーで勝ってもおかしくない、
そんなところまで来たのかという思いがあります。
日本でのプレーオフでの出来事…
あれは確か、JLPGAツアーの富士通レディースで
古江さんがプレーオフで優勝したときのことだと
記憶していますが、
「プレーオフの相手のスウィングを見ずに
打音だけを聞いていて、相手の音が思ったほど
良くないように聞こえた。
だから自分はとにかく、いい音を出せるように
打つことだけを考えていた」
これは私もいろいろなプロに伝えていますが。。。
いい音をさせて打てている時というのは
基本、失敗しないんですね。
多くのプロを教えていた頃も含めて
私は音にはこだわっていたので
古江さんのその話が、とても印象に残っています。
このエピソードは、アマチュアゴルファーの方にも
とても参考になる話だと思いますので、
ぜひ覚えておいてほしいです。
余談ですが、古江さんは高校卒業後、
私が以前に拠点を置いていた「六甲国際ゴルフ倶楽部」に
研修生として就職していました。
また古江さんは、私が開発に携わっている
イオミックのグリップを使っているんですが、
LTC(ロートルクコントロール)という
ブレが少ない性能を持ち合わせたグリップを
ずっと使ってくれています。
彼女は飛ばすタイプではないので、
絶対に曲げたくない、精度良くしたいということで
気に入って使っているのでしょう。
パターは、上手い人はずっと上手い
古江さんは今回のエビアンでも
難しいパットをたくさん入れていましたが。。。
今回、見ていても実感しますが
パターというのは、上手い人はずっと上手いです。
逆に、パターが下手なところから
すごくうまくなるというのは、ものすごく難しく。。。
古江さんはパターの打ち方も基本に忠実、オーソドックスで
オーソドックスだからこその
周りに流されない強いこだわりを感じます。
今年はコースマネジメント面も
とても安定していると感じます。
前にもお話ししたように、韓国女子選手の後は
タイの選手たちが台頭してくると予想していましたが。。。
日本選手がメジャー大会に10人以上出るようになったら
勝てるようになると、私が言っていた通りの時代が来ました。
こうして日本の女子選手が活躍しているのは
やはりLPGAの樋口さん、小林さんのリーダーシップの
おかげなのかなと思います。
一方の男子全英OPは…
今週末、男子の全英オープンには
日本からは8名の選手が出場します。
昨年は多くの選手が予選を通過できませんでした。
もちろんプロの試合ですので
予選通過はどうしても気になりますが。。。
松山英樹選手は4日間を見据えた戦いでもいいですが、
他の選手たちについては正直、出だしのホールから
優勝を狙う気持ちで攻めていってほしいです。
女子選手は、今回の古江さんも含めて
自分のゴルフをすれば優勝争いができると思っていますが、
男子選手は、自分たちのいいゴルフが
通用しないんじゃないかという気持ちが
潜在意識にあるように感じるんですね。
ですが、どんな試合であれ
自分のベストを出すことができれば、
どんなプロでも勝つチャンスがあります。
こう言ってはなんですが、
昨年勝ったレフティのブライアン・ハーマン選手でも
優勝ができる大会なわけです。
足りないものが、メンタルなのか、
自信なのか、運を掴む練習なのか、
普段からゾーンに入る練習なのかはわかりませんが。。。
今こそ、WBCの大谷翔平選手が言った
「あこがれるのをやめましょう」
を、この全英でも実践する時だと思います。
そんなことを言っている私も、初めてのマスターズ同行では
「あ、タイガーがいる」「ミケルソンもいる」
と思ってしまっていたわけですが。。。
特にゴルフの勝ち負けは、自分のプレーで決まるわけですし
ヨーロッパでは中島啓太選手、星野陸也選手も
普通にいいゴルフをして、ちゃんと勝っているわけです。
「普通に自分のいいゴルフをしたら勝てる」
と、いい意味での勘違いをして
「何で自分が勝つのか?」という自問で準備をしながら
戦って来てほしいですね。
勝てなかったら「飛距離がどうのこうの」という話ではなく、
自分のベストを出せなかったという
ただそれだけのことなわけですから。。。
全員、体調だけは絶好調をキープして
挑んでいってほしいですね。
今回の古江さんのエビアンの勢いのままに、
日本の男子選手の活躍を期待したいと思います。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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