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アプローチの成功確率を上げる5つのポイント

2020.07.15
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます、近藤です。

ゴルフがある程度上手くなり、
安定して120は切れるようになってきた、
次は念願の100切りを目指すぞ、

そんな風に意気込む時期に
その100切りという目標を達成するために
重要になってくるショットがあります。

120は安定して切れる

というゴルファーは、
ドライバーもアイアンもある程度飛ばせて、
OBやハザードをとりあえず避けながら
グリーンを目指せるはずです。

そういう時期に、
一番大事な、これさえ上手くできれば、
100切りがぐっと近づくような

「100切りの鍵」

とも呼べるようなショットが、
グリーン周りのアプローチショットです。

グリーン周りまでは、
ドライバーやアイアンでまっすぐ運び、

パターもショートパットなら
1打でカップインできる可能性が高い…

だからこそ、
アプローチでいかにピンに寄せられるかが
100を切れるか切れないかに直結するのです。

そこで、本日は、
グリーン周りのアプローチで、

ダフリやトップなどの痛いミスを防ぎ、
アプローチショットの成功確率を高めるための、
「5つのポイント」を動画でお伝えします。



スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。


アドレスで重要な3つのポイント

まず、アプローチショットの
アドレスに関するポイントが3つあります。

一つ目は、アドレスの重心位置。

アプローチショットのアドレスでは、
重心位置はセンター、もしくは、
やや左側にかけましょう。

右にかけてしまうと、
すくい上げるようなスイング軌道に
なってしまいますのでご注意ください。

2つ目のポイント、手元の位置は、
ボールの位置よりも左側に来るように、
ハンドファーストという形を作れるように、

鏡やビデオカメラを活用して
しっかりと確認してみてください。

具体的には、左手のグリップが左ももの内側、
右手のグリップがボールの真上にくるような
シャフトが斜めになっている状態がベストです。

逆に手元の位置がボールの右側にきてしまう
ハンドレートという構え方をしてしまいますと、
手打ち気味になりショットが不安定になります。

3つ目のポイントの前傾角度は、
しっかり骨盤から曲げられているか
しっかりとチェックしてみてください。

その時に、背骨がピンと伸びているか、
曲がっていないか要確認です。

背骨が丸くなったような前傾をすると、
スイングをした際に体が上下に動いたり、
不安定なショットの原因となります。

この3つのポイントを、
なんどもなんども繰り返しアドレスし、
無意識にでも再現できるように
練習をしてみてください。

スイングで重要な2つのポイント

アドレスの次に、
アプローチショットのスイングで重要な
ポイントを2つご紹介したいと思います。

1つ目は、スイング時の重心位置です。

先ほど、アドレスのポイントでも
重心位置という項目がありましたが、

アドレスでセンターに
重心をかけている方なら、

バックスイングでもセンター、そして、
ダウンスイング以降左足にしっかりと
体重をのせるように意識してください。

アドレスでやや左足に
重心をかけている方なら、
その重心を変えずにスイングします。

アプローチショットが苦手な方は、
ダウンスイング以降に右足に重心を
かけてしまっている傾向にあります。

これはまた、球をすくい上げてしまったり、
ダフリやトップの大きな原因となりますので、
インパクトからフォローにかけての重心は、
必ず左足だと覚えておいてください。

2つ目のポイントは、手首の角度です。

アドレスでもハンドファーストが
とても大事だとお伝えしましたが、

アドレスで作った手首を、
バックスイング、インパクト、フォローと、
崩さないようなスイングを意識してください。

手首を変えないためには、
手首と両腕と肩で作られた三角形を
崩さないようなイメージが役に立ちます。

肩と腕で作られた三角形を崩さないように、
上半身全体を回転させてクラブを振るような
アプローチショットを身につけて見てください。

少し長くなりましたが、
本日ご紹介した5つのポイントを網羅すれば、
アプローチで痛いミスをしたり、スコアを崩すことなく、
ピンそばに寄せてスコアを大幅に縮める
チャンスを作ることができます。

とても重要なポイントですので、
ぜひ忘れないように反復練習してみてください。

近藤



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ツアー再開は…?スタッフ山田の注目選手!

2020.07.14
yamada2

From:ゴルフライブスタッフ山田
テレワークの自宅より、、、

こんにちは。ゴルフライブスタッフの山田です。

新型コロナの影響で、野球やサッカーなどは
無観客→人数を絞っての観戦の形で
再開がされていますが、

ゴルフは男女国内開幕戦から中止が相次いでいます。

国内ツアーでは、女子がアース・モンダミンカップ
(6月25日〜28日)が開幕戦となりましたが、
その後の試合も数試合の中止が決まっています。

そんな中、昨年の「渋野フィーバー」に沸いた
AIG全英女子オープンの無観客開催が決定したのは
明るいニュースと言えるかもしれません。

しかしその一方で、国内男子ツアーについては
「ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」
は無観客で開催されたものの、中止が続いています。

そんな中ではありますが。。。

今日は、いち早くツアーの再開を望むわたくし山田が、
今年の注目すべき国内男女ツアー選手
独断と偏見でご紹介したいと思います!

(あくまで独断と偏見なので。。。その点はスミマセン)

国内女子ツアーの注目はこの3人!

■安田祐香プロ(19)

アマチュア時代からその名を馳せていた彼女。

2017年に日本女子アマで優勝し、
2019年にはアジアパシフィック女子アマで
2位に8打差をつける圧勝

得意分野のショットを武器に、
アマチュア時代から国内ツアーに20試合出場し
予選落ちはわずか1試合と、実力は確かなものです。

同年にプロテストに一発合格し、ファイナルQTでは2位通過
プロ転向後にも期待が膨らむ「プラチナ世代」の1人です。
 

■植竹希望プロ(21)

昨年までステップアップツアーを主戦場としていた
黄金世代の一人。

練習や筋力トレーニングに力を入れる選手で
安定した下半身、強靭なインナーマッスルの持ち主です。

それに加えて昨年からメンタルトレーニングを取り入れたことにより
アプローチに磨きがかかり、実践への準備は万端なようです。

250ヤード飛ぶ豪快なドライバーショット
正確なアプローチが武器の彼女。

レギュラーツアーでの活躍を期待しましょう。
 

■河本結プロ(21)

日本体育大学在学中の彼女の活躍は輝かしく
2018年にステップアップツアーで年間4勝をして
同ツアー賞金ランク1位を果たしました。

翌年には「アクサレディス in MIYAZAKI」で
レギュラーツアー初優勝

米ツアーにも挑戦しており、
チャレンジ精神の高さが魅力です。

コロナの影響で開幕戦の延期が続く中、
YouTubeにて「河本結ちゃんねる」を開設。

ゴルフやトレーニングに関する動画を公開し、
試合がない中、ファンとの繋がりも大切にしている選手です。

国内男子ツアーの注目はこの3人!

■石川遼プロ(28)

「ハニカミ王子」として一世を風靡してから十余年。

順風満帆だったわけではないことは周知の事実であり
怪我や成績不振に苦しむ期間も短くなかったわけですが。。。

2018年に国内ツアーに本格復帰
テレビで再び彼のプレーを目にする機会が増えました。

翌年19年には、ツアー3勝を挙げ、
徐々にかつての輝きを取り戻してきた印象です。

今年29歳を迎える彼。
「ハニカミ王子」から「ハニカミキング」として
またブームを巻き起こしてほしいです。
 

■浅地洋佑プロ(27)

石川遼プロと同じ杉並学院高校出身の彼。

2012年のチャレンジツアー
「ISPS CHARITY チャレンジトーナメント」で、
当時の最年少記録を更新する19歳14日で優勝

レギュラーツアーでも早々にシード権を獲得しました。

しかし、その後は苦しみ、思うように成績を残せませんでしたが
昨年のレギュラーツアー「ダイヤモンドカップ」で悲願の初優勝

続けて同年のレギュラーツアー「ANAオープン」でも優勝
続く3勝目が注目される選手です。
 

■時松隆光プロ(26)

今年のジャパンゴルフツアー選手会の選手会長を務める彼は
グリップの握り方がベースボールグリップであることが有名です。

幼少期からコーチの教えでそうしているそうです。

2016年「ダンロップ・スリクソン福島オープン」
2017年「ブリヂストンオープン」
2018年「関西オープン」

と、3年連続で優勝を重ね、
確かな実績と堅実なプレーが魅力的です。

選手会長の重責を担う今年のプレーに注目したいです。

番外編・新スタイルで世界と戦う彼にもご注目!

■松山英樹プロ(28)

今や日本のみならず世界でもトップの選手の一員に仲間入りした彼。

日本人離れのパワーや精度により国内ツアー8勝、
米ツアー5勝
という輝かしい成績を残している。

唯一の弱点とも言われているパッティングに関しては
肩から手元までの腕の形を五角形から三角形に変えました。

スタンス幅を狭めた新しいパッティングスタイルに修正したため
彼の今年の注目点はパッティングでしょう。

日本人として世界で戦う松山選手を全力で応援し続けたいです。
 

以上が私が今年注目する選手です。

無論、選手や観客の安全が最優先ですが
一日でも早くツアーが再開されることを心から願っています。
 

最後までお読みいただき、
どうもありがとうございます。
 

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動き出せない!?

2020.07.14
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From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「動き出せない!?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

今回はちょっと深刻なお悩みを受けましたので、
解決に向けて、あなたに説明していきたいと思います。

こんなご相談です。。。

お悩み:アドレスが長い…

> 自分では早く動き出したいと思っているのに、
> アドレスするとお地蔵さんのように固まってしまい、
> なかなか始動できません。
>
> 改善するどころかアドレスがどんどん長くなり、
> 最近では一緒にラウンドしている友人にも
> 「さっさと打て!」と嫌われてしまう始末です。
>
> スムーズに始動するにはどうしたらよいか、
> 方法を教えてほしいのですが。

 

ご質問、どうもありがとうございます。
 

質問いただいたお客様まではひどくないとしても。。。

確かに、アドレスしてから動き出すまでに
ためらいの時間が生まれてしまうという人は、
結構いらっしゃいます。
 

では、この方の悩みを解決するには
どうすればよいのでしょうか。
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

(ちょっと考えてみてください)
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

この問題を解決するには。。。

だったら、止まらなければ良い

この問題の根本的な解決策は、
 

 「止まってしまうから、
  動き出さなければならない。
  だったら、止まらなければ良い。」

 

です。
 

 「えっ? 江連さん、一体どういうことですか?」
 

はい、もうちょっと具体的に説明していきましょう。
 

試しに、以下のようなことをやってみてください。
 

 ・ボールを歩幅程度の間隔で縦に5個並べます

 ・そのボールを、一番手前から順に、
  歩きながら打ち進めてみます

 ・止まらずに、歩きながら打ちます
 

これですと、止まらずに打っているわけですから、
始動に悩む事はありません。
 

逆に、それぞれのボールの前でアドレスしたら
誰でも静止すると思うのですが。。。
 

実はそこに、大きな間違いがあるのです。

一流選手は必ずどこかが動いている

どういうことかというと、
 

 一流選手は、アドレス時に
 止まっているように見えるけれども、
 アドレス時も必ずどこかが動いている

 

ものなのです。

実際に、歩きながら打つ時の様子を
動きながら確認してみると、
 

 ・右足を踏んで、バックスウィング

 ・左足を踏み込んでダウンスウィング
 

この動きを小さくしていくと、
 

 ・足踏みに合わせてクラブが左右に揺れている状態
 

になります。
 

そして、そこからさらに動きが小さくなれば

 ・ヘッドは動かず、足の裏だけで
  ほんのわずかに足踏みしているような状態

 

となるわけです。
 

ここまで来ると、はた目には
動いているかどうかはわかりません。
 

ですが実際には、ほんの少し動いている。
 

これが、一流選手がアドレス時に
「必ずどこかが動いている」状態というわけです。
 

とにかく、今日のお悩みのように
スムーズにテークバックしたかったら
止まらないようにすること。
 

これが何より、大切ということです。
 

ぜひ、お試しください。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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【ビデオ】教えて小原センセー!ラウンド中に限ってミスショット…

2020.07.13
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

先週に引き続き、
本日もメルマガの読者さまから届いた質問に
お答えする動画を撮影いたしました。

今回の質問は…

「ラウンド中に限ってトップ起きてしまいます…
特に長いアイアンやUTで出やすいです…」

というものです。

練習場などではうまくいくのに、
コースに出た途端ミスがなぜかミスショットが出てしまう。

似たようなお悩みを抱えている方も
多いのではないでしょうか?

なぜコースに限って
ミスが引き起こされてしまうのか?

そもそもトップが起きてしまう原因は?

動画の中で質問にお答えしました。

ラウンド中のトップや、

トップに限らず
練習場ではでは出ないミスショットが
ラウンド中に出てしまう。

そんな悩みを抱えている方は
ぜひご覧になってみてください。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。



いかがでしたでしょうか?

トップやミスショットの原因は様々で、
多角的に問題を見つめ直し

本質的に1つずつ解決していく必要があります。

とはいえ

練習場での成功率と
コースでの成功率を比較し、

練習場での成功率が高いのは
仕方のないことです。

練習場では同じクラブで
ノンプレッシャーの中で何球も打っていますが、

コースでは1打1打異なる状況の中、
しかもプレッシャーを感じながらのショットです。

練習と本番の成功率は
違くて当たり前なんです。

そのギャップを小さくしていくために
あなたに適しているクラブを
使用しているかどうかは

非常に重要な要素となってきます。

ミスショットをしたときに
スイングに問題があると
いの一番に考えてしまいがちですが、

一度クラブをしっかり調べてみること、

そして、そのあとに

スイングを見直すことをおすすめします。

練習場とコースでの成功率のギャップに
ネガティブな感情になりすぎず、

スイングに問題がある、と
スイングに手を加える前に

コースの状況判断ができていたか、
クラブが適正なのか、
骨格の歪みやメンタルが影響していなかったか

本質的な問題を見つけ
あなたの成功率の差を埋めていってくださいね。

あなたも悩みや質問があれば
コメントに残してください。

ひとつずつ質問にお答えしていきます。

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【ビデオ】持ち球はどうやって決めてますか

2020.07.12
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「持ち球はどうやって決めてますか」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

「持ち球はスライスだ」なんて言っていませんか。

しかし、持ち球というのは
一番コントロールしやすいボールフライトのことです。

そうなると、
意図していないのにスライスになってしまうのは、
残念ながら持ち球とは言いません。

そして、スライスが直らないとか
持ち球がないのはそもそも。。。

(続きはビデオにて)

持ち球はどうやって決めてますか

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf200712/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

ストレートを打とうとしているのが原因

スライスが直らないとか持ち球がないのは、
常にストレートを打とうとしてばかりいることが原因です。

そんな蟻地獄から抜け出すためには、
インテンショナル・ショットを打ってみましょう。

インテンショナルとは意図的なということで、
決めた方向へ曲げようとして曲げることです。

そして、曲げることは本当は知識さえあれば、
そんなに難しいことではありません。

また、スライスを直すためにも
その逆であるフックを打とうと練習すれば、
スライスの原因を撲滅することも素早くできます。

ボールの打ち出し方向と曲がる基本

そこで、まずはインテンショナルショットを打てるためには、
ボールの打ち出し方向と曲がる基本は頭に入れおく必要があります。

ボールはフェースの向きに多く依存して飛び出します。

ドライバーで80%、アイアンなら75%程度依存して
フェースの向きに飛び出します。

そのほかには打点なども影響しますが、
何れにしてもフェースの向きは打ち出し方向にとっては重要です。

そして、ボールが曲がる方向は、
ヘッドの軌道に対するフェースの向きでほぼ決まります。

軌道に対して開いて当たればスライス、
閉じていればフック回転がかかります。

ヘッドの重心に対する打点でヘッドが当たり負けすることで
ボールには色々な向きの回転がかかりますが、
やはり軌道とフェースの向きの関係は曲がりにとって重要です。

これだけ頭に入っていれば、後はスイングは同じでも
セットアップを変えるだけでボールを曲げることができます。

コントロールされた曲げ方とは

曲げるにしてもコントロールされた曲げ方のためには、
最終的にターゲットに曲がって戻ってくるボールを打つことです。

ターゲットと違う方向へ飛び出して
さらに飛び出した方向へ曲がるようでは、
とてもコントロールできているとは言えません。

そうなると、曲げる練習としては、
プル・スライスかプッシュ・フックです。

コントロールされたプル・スライスとは、
左に出て右に曲がってターゲットに戻る球筋です。

制御の効いたプッシュ・フックはその逆で
右に出て左に曲がってターゲットに向かうボールフライトです。

インテンショナルに曲げる打ち方

プッシュ・フックを打つなら、手の中でグリップを左に回しておいて、
セットアップでヘッドをターゲットに向けると、
気持ち良く振れそうに感じるスタンスの向きは右を向きます。

その向いた方向へ新たにターゲットを決めて、
その新しいターゲットに向かって真剣に振ります。

そして、フェースの向きは軌道の向きに少し引っ張られます。

そうすると、セットアップでヘッドをターゲットに向けていても、
軌道がターゲットに対して右寄りなら
ヘッドもテーゲットの右を向いてヒットしやすくなります。

結果として軌道に対してヘッドは左を向いていたとしても、
ボールヒットでフェースはターゲットの右を向いていれば、
右に出て左に曲がるショットとなります。

この左右を全部入れ替えれば反対方向への球筋である
プル・スライスになります。

まずはロフトが大きくて比較的曲がりにくい9番アイアンで、
力感を8割程度にして色々曲げる練習をやってみましょう。

9番で曲げることができたら、
それより長いクラブで曲げることは簡単になります。

そして持ち球が見えてくる

このように、ボールを曲げる練習をやっていると、
どっちに曲げやすいかわかってきます。

その曲げやすいほうが持ち球になってきます。

ま、普段スライスしか出ないでいるなら、
フックはなかなか出ないように感じるかもしれません。

しかし、スライスの問題の真逆をやっていると
知らないうちにスライスが直って、
逆にフックのほうが簡単になったりするものです。

大きく曲げてみようとすることで今まで進歩が見られなかった
悪いスイングに褐を入れることができて、
大ブレークの兆しが見えてくるかもしれません。

コースでは常に曲げることを考える

ちなみに、コースでも真っ直ぐに打とうとするから、
ハザードに向かって大きく曲がってしまったりして
大叩きになってしまいます。

本来はハザードに向かって打ち出して、
ハザードを避ける方向へ曲げることが基本です。

コースはハザードだらけですから、
常にどっちに曲げようと戦略的に考えることが
スコアメイクの要です。

本当はドローを持ち球にしたい

正直なところ、本当はドローを持ち球にするべきだと
私は思っています。

ドローとは、私の定義では
コントロールされたプッシュ・フックです。

そして、ドローのためには、ヘッドの軌道は
インパクトの面に対してインサイド寄りです。

そうすると、インパクトでのフェースの向きは軌道に引っ張られて
ほんの少し右に向きますが、軌道に対しては僅かに左を向けて
フック回転をかけてターゲットに戻します。

結局はボールは、セットアップでのヘッドの方向へ
到達しやすいものですから、ヘッドはターゲットを向けて
構えることが基本中の基本となります。

また、ヘッドの軌道を安定したインサイドから入れるためには、
手元はボールヒット前にインパクト面に乗っていることが重要です。

そうすれば、インパクトで手元を体に引きつける動きはしなくても、
素直にインパクト面でクラブを振れば良いだけになるので
ヘッドの動きは安定します。

そして、ダウンスイングで手元はアウトよりもインパクト面に近づくほど、
左肩甲骨は胸の方向へスライドする形でしなりが多くなります。

ドローを打とうとすれば、
ダウンスイングで体をしならせやすくなります。

このようにドローは良いことずくめですから、
ドローが出しやすいスイングがお得です。

少しだけボールを曲げるなら

ほんの少しだけボールを曲げるなら
セットアップで調整しなくても、イメージだけで
曲げることもできます。

ただし通常のスイングの完成度が高い必要はありますが。

逆に、スイングの完成度をチェックする簡単なテストにもなります。

例えばコントロールされたドローを打つなら、
ターゲット方向に向かって30yぐらい先の左サイドに
大きな木があるとイメージするだけで大丈夫です。

ターゲットのほんの少し左に打ち出してターゲットに戻るフェードなら、
右に木があるとイメージすれば良いです。

そのほか、ダウンで右手の人差し指に圧力を多めに感じれば
ヘッドはインサイドから入りドローになり、
親指側に圧力を感じればフェードになります。

どんなイメージや感触が自分にピッタリか、
練習場で色々やってみましょう。

そうすれば、気持ち良くイメージどおりのボールが打てる、
自分なりのやり方が見つかります。
 

では、また。
 

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