2019.10.20
From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「スイング全体を良くする最も手っ取り早い方法」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
スイングの端と端を決めれば全体が良くなります。
スイングの端と端とは、ずばり。。。
(続きはビデオにて)
スイング全体を良くする最も手っ取り早い方法
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
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セットアップとフィニッシュ
スイングの端と端とは、セットアップとフィニッシュです。
セットアップで決めるべきことをきちんと丁寧にセットします。
そして、フィニッシュして収まるべき形に収まるようにします。
そうするだけで、ごちゃごちゃ考えなくても
その中間としてのスイング全体もぐんと良い方向へ傾きます。
セットアップはスイングの問題の80%以上と
私は言うことが多いですが、本音では90%以上を含んでいます。
そのため、いたるところでセットアップに関係することは
お伝えしてきているし、これからも機会あるたびに
お伝えしようと思います。
セットアップで確認すべきこと
セットアップは特にグリップはもちろん、
右肘と左手を正しいポジションにセットすることが
良いセットアップのための要でもあります。
スイング全体で左腕は命綱、右腕はパワーと言われています。
そのためには左腕と右腕全体の形を、
セットアップから命綱やパワーを出しやすい形にセットすることは
非常に大切です。
左腕はクラブが遠心力で引っ張られて、
スッと伸びた感じを醸し出します。
左手のグリップがウィークで、
遠心力で引っ張られるとフェースが開くポジションでは
とても良いセットアップとは言えません。
セットアップ終盤で左手を確認して、
3つ目のナックルである薬指の付け根が
自分から見えているようにしましょう。
さらに、左手首が甲側に折れる力が入っていても、
スイング中に左手首を甲側へ折る力を自ら出してしまったり、
ボールヒットに向かって左腕が伸びてダフリやすくなります。
また、右サイドはパワーですから、
右肘の内側であるエクボを上に向けてしなりやすいようにしておけば
最大のパワーを発揮できます。
ゴルフは止まっているボールを打つがゆえに簡単なのではなく、
セットアップでできることは全てやり終えておきたいものです。
フィニッシュの形
そして、フィニッシュでもしっかり守りたい形があります。
それは、左足の真上に左脚一本で静かに立って、
飛んでいくボールを眺めている形です。
右脚は右脚の重さだけを支える程度に
右足つま先を地面に置いている感じで良いです。
そして、フィニッシュしてもうひとつ大切なのは、
右手でクラブを握りしめていないことです。
右手でクラブを握っていると言うことは、
スイング中に右手でクラブを力で操作した結果となります。
フィニッシュしたら、両手でクラブをやさしく支えながら
スッと手元とクラブを下に落としましょう。
さらに、できるなら左手の中でクラブをくるくる回す、
クラブくるくる回しをやりながらクラブを下に落とせると良いです。
クラブくるくる回しは、両手で支えたクラブを一旦ヘッド側を落として
ヘッドの勢いで手元が伸ばされた反動でヘッドを上に
放り投げるようにします。
その放り投げる瞬間に左手の親指と人差し指でグリップを挟んで
右に回転させながら左手を緩めます。
そうすると、左手の中でクラブが右回転しながら落ちてきます。
それを、ヘッド近くでホールドします。
そして、両腕をブラブラさせてそれが自然に止まるまで、
飛んでいくボールを眺めてスイングの反省なり、
成功したショットに酔いしれましょう。
また、セットアップに入る前から、
良いフィニッシュの形をイメージしてセットアップすることも
フィニッシュをきっちり決めるために有効です。
このようにスイングの両端である
セットアップとフィニッシュの形を決めるだけで、
スイング全体はぐんぐん改善されていきますからぜひ意識してみましょう。
グリップの確認
左手のグリップの向きは、セットアップ終盤で左手を確認して
3つ目のナックルである薬指の付け根が自分から見えているなら
ウィークではありません。
なんと、95%のゴルファーが左手のグリップがウィークだとする統計もあるように、
ほとんどのゴルファーはウィークすぎるグリップで苦労しています。
正しいグリップとはスイング中左腕が紐にできるグリップです。
まさに左腕は命綱のためには、左手のグリップのポジションは重要です。
セットアップからボールヒットまで、
左腕にはクラブを支える以外の力とグリップを引っ掛ける力以外が
入らないことが理想です。
そのため、セットアップでクラブが
遠心力で引っ張られた形にセットすることが
左腕全体を命綱にできるための要となります。
そのひとつの指標が左手の3つ目のナックルが
自分から見えていることです。
4つ目のナックルである小指の付け根まで見えてしまうと、
ストロングすぎです。
右腕の形の確認
右腕はしっかりしなるように、リラックスさせます。
ボールを投げるときを見てみましょう。
手投げでのボールをリリースする瞬間の腕を胸の前に降ろしてくると、
右腕は左に捻られてつっぱって肘よりも手元が先にあり、
肘の内側であるえくぼは左を向いています。
ところが、しっかり体を使って右腕をしならせて、
そのしなり戻りでボールを投げるときの
ボールのリリース直前の腕の形はそうではありません。
しなりで投げる場合のリリースでの右腕を
そのまま胸の前に降ろしてくると、右肘はまだ曲がっていて
肘に対して手元が遅れ、右肘の内側であるえくぼは上を向いています。
そして、右腕はしなやかに保ちながら腰から首の付け根である
体幹をターンさせて右腕をしならせて、
そのしなりが戻り始める辺りでボールをリリースします。
ゴルフでも右腕はしならせて、
そのしなりが戻り始めた瞬間ぐらいでボールヒットさせます。
ボールヒットでは完全にリリースしているのではなく、
ヘッドでボールをまだまだ押せる体勢にあることが重要です。
構える順番
セットアップ全体の中でも、ダフリやトップを防止して
ショットを成功させるための要は構える順番にあります。
芯に当てやすするための一番簡単な方法は、
セットアップでボールに近いところから構えをつくることです。
ゴルフで前傾していると分かりにくいですが、
クラブを片手で持って真っ直ぐに立ってみると分かりますが、
サンド・ウェッジでもヘッドから足元までは3m以上あります。
そんなにも長いものの足元から構えをつくっていては、
ヘッドは精度良くボールに対して構えることはできません。
構える順番をボールに近いヘッド側からセットするようにするだけで、
芯にヒットしやすくなりスイングがより簡単になります。
そして、ゴルフでは最初にグリップをつくります。
そうするだけでヘッドと体の関係を正しくセットできて、
ヘッドを打ち出したい方向へ向けるだけで
スタンスの方向まで精度良く決めることもでます。
体に対して精密に手をクラブにセットするためには、
下を向いてグリップを作っていてはどうしても精度が悪くなります。
真っ直ぐに立ってグリップをつくる
そして、下を向いた状態では手元が体の真ん中にきやすいために、
左手甲側へ折れすぎた形のグリップになる傾向があります。
左手甲側へ折るための余計な力は、
前腕や肩にまで余計な力を入れさせてしまい、
上半身がしなりにくいスイングを誘発します。
本来は左右の手の前後差分だけシャフトは体に対して
斜めになっていることで、腕には余計な力が入らなくなります。
周囲のゴルファーから見ても真っ直ぐに立って
グリップを作っている動作ではターゲットをねらっているようにも
見せることもでき、スロープレーにも見えにくくなります。
ところが、下を向いてグリップを作っていると
誰が見ても体は止まっているようにしか見えません。
そうするといつグリップを決めて動き始めるのだろうとか
周囲の人達は思ってしまい、セットアップが遅く感じることになります。
さらにラウンドでショットとパッティングを足して
100回セットアップするとしたら、
素振りも含めて200回セットアップすることになります。
そして、1回のセットアップで前傾している時間が6秒なら、
18ホールで合計20分前傾していることになり、
結構長い時間となります。
長く前傾するほど、腿の後ろ側の筋肉である
ハムストリングが使われて硬くなります。
そうするとハムストリングが骨盤を立たせる方向へ引っ張るので、
前傾角度がラウンド中に変化してしまいます。
それではスイングが同じ動きにならないために、
せっかく良いショットを打っていたと思っても
ラウンドしていると知らないうちに調子が狂ったりします。
できるだけ前傾している時間を短くすることで、
楽に18ホールを回りきりたいものです。
そのために、グリップは真っ直ぐに立ってつくると良いです。
しかし、グリーン近くのアプローチショットで
ヘッドの入り方を微妙に調整したい場合は、順番を変えても良いです。
右手でクラブを持ってヘッドをイメージした形にセットしてから、
右手のグリップを決めてそこに左手を収めてグリップを完成させても良いです。
アプローチではボールの置かれた状態に対して
ヘッドをセットすることが優先で、
ライの状態で微妙にグリップを変えたいからです。
ボールに対してヘッドをきっちりセット
グリップができたら、ボールにヘッドをセットします。
そして、ヘッドをきっちりターゲット方向へ向けます。
次に、シャフトの傾きを調整します。
ヘッドの下にはバウンスという出っ張りがあり、
基本的にはこのバウンスが地面に当たっている範囲で
体の前後でのシャフトの角度調整を行います。
バウンスをべったり地面に当てた状態から、
ヘッドスピードが速いほど少しだけトウ側を浮かせます。
これは、スイング中に遠心力でヘッドが引っ張られて
トウ側が少し下を向くトウ・ダウンがあるからです。
次に振り出し方向の前後でのシャフトの角度を調整します。
シャフトは振り出し方向へ倒すほどボールは低く出て、
後方へ倒すほどボールは高く出ます。
シャフトの前後方向の傾きでボール位置も決まります。
これでボールに対してのクラブの形が決まりました。
ここからはこの決めたクラブの形をできるだけ変えないで、
足踏みをしながら最も気持ちよく振れそうな足場を探せば
ボールに対して最高に精度良く体をセットできます。
両腿がキュッと締まったフィニッシュ
また、ボールヒットに向かって下半身をしっかり使うためには、
両腿の内側の筋肉群である内転筋群をしっかり締めることが大切です。
そのため、両腿がキュッと締まったフィニッシュを意識しましょう。
腿の骨である大腿骨は骨盤に対して横からLの字の形で付いています。
そのため、脚を縦に伸ばそうとした場合に、
腿を内側に締めながら伸ばそうとしなければ
脚全体が横倒れして効率良く地面にパワーを伝えることができません。
お尻の大きな筋肉である大臀筋を使って脚を伸ばす動きでは、
同時に内転筋群を締める必要があります。
セットアップで両腿の間に手を入れていたら、
フィニッシュしたら両腿の間に入れた手を抜こうとしても抜けないぐらい
しっかり両腿を内側に向かって締めるようにしましょう。
フィニッシュで右足に体重を残さない
フィニッシュしたら、左脚一本で静かに立っているように
しようとすることで、右足に体重が残らなくなります。
フィニッシュして少しでも右脚で地面を支えて立とうとか、
べた足では右足に体重が残った状態です。
右足に体重が残るほど、脚を使ってしっかり
ターンできなかった証拠です。
ダウンスイングでは両脚で地面を捉えてから、
左脚を伸ばしながら両腿をキュッと締めます。
左脚は左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込む方向へ
蹴りあげるように、しっかり伸ばします。
そうすると腰は背骨を中心にして鋭く左にターンして、
背骨の前側の重い内臓は左を向きます。
結果として、体重は左脚にほどんどかかるぐらいに左に移動します。
左に体重を移動しようと意識する必要はありません。
背骨を中心にしてしっかり左にターンして、
背骨の前側の重い内臓を左に向ければ良いだけです。
そして、ヘッドの最下点は重心位置にきやすいので、
左にターンして重心が左にシフトするほどダフリにくくなります。
特に距離が余ってフルショットしない場合に、
右足に体重が残るほどダフリやすくなります。
また、ボールヒットに向かって左脚が使えていないほど、
左サイドにスペースが空かずヘッドがボール方向へ押し出されて
シャンクになりやすくなります。
距離余りのショットでもしっかり腰をターンさせて
おへそが振り出し方向を向くようにすることで、
ザックリのダフリやシャンクなども防止しやすくなります。
フィニッシュで振り切る
フルショットのフィニッシュではしっかり振り切るようにします。
そうしようとするだけでしっかりパワーを出し切れるばかりか、
フィニッシュで収まるポジションが安定することで
軌道も再現性が高くなりショットのばらつきが少なくなります。
そして、振り切れるためのコツとしては、
ボールヒットした後は遠心力に任せるようにします。
しかし、腰の高さ辺りからは左肘を畳むことで
クラブをフォローに向かって楽に動かすようにします。
ここでがんばりすぎると右肩や左肩、
さらには左股関節にまで負担がかかりすぎて故障の原因となります。
そして、左肘を畳むことに合わせて、
手首が親指側へ折れるコックも入れていくようにします。
これをリコックと言いますが、リコックすることで
さらにヘッドは自然に振り切れます。
そして、しっかり振り切ることでボールヒット前後でも
クラブの動きは自然となり、しなったものが無理なくしなり戻って
ボールにパワーを効率良く伝えることができます。
スイングの両端をがっちり決めて、
スイング全体を整えることでぐんぐん上達しましょう。
追伸:SW15yC、ご存知ですか?
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私のこの考え方の根本に触れていただくことで。。。
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