From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「ウィークなグリップに喝」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
実はグリップがウィークな人はかなり多く、
95%以上がなんらかの形でグリップウィークです。
そもそも、どんなグリップになるとウィークとなるのかなど、
知識が曖昧ということが第一にあります。
今回は、あなたも正しいグリップを理解し、
そしてきっちり作ることができるためのコツをお伝えします。
まずは正しいグリップのチェック方法です。
(続きはビデオにて)
と、本題に入る前に
業務連絡です。
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では、話を戻します。
今更ですがウィークなグリップに喝
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf171119/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
グリップ、確認のしかた
グリップを作って、
ヘッドをボールの後ろにフェースがターゲットを向くように
きっちりセットします。
このときに、自分からグリップを見て、
左手の薬指の付け根である3つめのナックルが見えているなら、
左手はまあまあ正しいグリップと言えます。
人差し指と親指を見ると、あたかもVの字に見えます。
これを左手のVの字とか、右手のVの字といいます。
ところが、左手のVの字の間に隙間があると、
トップでグリップは100%ずれます。
トップでグリップががずれると、
ほぼ間違いなくセットアップからグリップをきつく握るようになります。
手に力を入れるほど、前腕にも力が入り、左肩にも余計な力が溢れてきます。
そうなると、トップは浅くなってしまいます。
ところが、右手のVの字は開けておくようにします。
右手のVの字が密着していると、ボールヒットに向かって
右前腕を左に捻ってフェースを力で閉じる悪い動きを行ってしまいます。
そして、左手のVの字は首の右端と右肩の端の真ん中を向いていれば、
左手に関してはまさに良いグリップの向きとなります。
さらに、左手のVの字と右手のVの字が平行になってれば、
スイング中、左右の手が同期して動きやすく、自然なスイングのために大切です。
そして、手元は左股関節の前辺りにあれば、
左手首にも余計な力が入らず、自然な腕の形となります。
そもそも良いグリップの左手のポジションというのは、
クラブが遠心力で引っ張られた状態で
最小の力でクラブを支えることができるために決まっています。
良い左手のグリップなら、誰かにヘッド側を引っ張ってもらったときに、
前腕を捻る力をいれなくても、フェースの向きを保持できます。
ウィークなグリップでは、実はとんでもないことが発生します。
セットアップではわずかな力で左前腕を左に捻ることで、
フェースをターゲットに向けることができます。
しかし、ボールヒットに向かってクラブが遠心力で引っ張られると、
フェースの向きをセットアップでの向きに保持しようとすると、
かなりの力で左前腕を左に捻ることになります。
その結果ウィークすぎるグリップでは、ボールヒットに向かって、
力で左腕前腕を左に捻らなければボールは狙った球筋にならないということになります。
ヘッドスピードが最高潮に達しようとしているボールヒットで、
フェースの向きを力で調整しなければならないということは、
人間業とは思えません。
がんばってフェースの向きをある程度調整できたとしても、
清々と振り切ることはできず、持っているポテンシャルを使い切ることができないです。
また、形は一見正しく見えても、実は良くない場合があります。
それは、手首から先に力を入れてグリップの形を保持しようとしていると、
スイング中にグリップが崩れてしまうことです。
例えば、左手のVの字を密着させようとして、
左手の親指と人差し指を力ずくで寄せていては、
スイングを始めるとあっという間に開いてしまいます。
グリップは左手親指に人差し指を寄せるように、
左腕全体を右にねじって左手Vの字を密着させます。
そして、その形を保持できるように、左手の指で隙間を埋めるようにして
ショートサムとかロングサムも考慮しながらグリップします。
左手親指が先端からどれだけグリップにくっついているかは
個人のバラ付きがありますから、
それもしっくりくるところを探しながら指で隙間を埋めます。
グリップの作り方〜左手首の角度
まずは良い姿勢でまっすぐに立って、
神様に今からボールを思ったように飛ばして欲しいと
お祈りしながらグリップを作ります。
最大の理由は、下を向いてグリップを作ると、
左手首に余計な角度が付いてしまうからです。
左手首に角度が有りすぎると、
セットアップよりもダウンスイングで左手首の角度分、
左腕が伸びてダフりやすくなります。
そして、さらに左手首が甲側に折れやすくなるため、
すくい打ちになりやすくなります。
左腕は遠心力で引っ張られたときの感じを醸し出して
セットアップしたいものです。
グリップの作り方~右腕の形
まずは、右手でグリップとシャフトの境界を中心に持ちます。
右肘の内側であるえくぼは上を向け、
右肘はお腹の上にちょこんと乗せます。
右脇を締めたりしようとしないで、
右のお腹の上にえくぼが上を向いた右肘を着地させるだけです。
えくぼが上を向けば、
スイング中に右肘は体幹に対して左右にずれにくくなります。
グリップの作り方~シャフトは斜め
そして、シャフトを右斜め前方に45度程度水平に伸ばします。
これの斜め45度は、左右の手の前後差の関係から、
最初限の力でクラブをささえるために大切となります。
グリップの作り方~フェースの向き
そして、ヘッドの一番下の溝が自分から見て垂直に見えるように、
右手の中でクラブを回して調整します。
これなら、体幹の回転でヘッドが辿る軌道に対して
フェースはまっすぐに向くことになり、
ヘッドと肩の向きが一致することになります。
ヘッドと肩の向きが一致すれば、
ボールの後ろにヘッドをターゲットに向けてセットするだけで、
肩の向きもターゲットを精密に向いてくれます。
これなら、肩の向きまではツアープレーヤーと同じにできます。
グリップの作り方~左手親指
ここまでできていれば、
目の前にていねいに左手親指を置いてくれと言わんばかりに、
グリップが左股関節前辺りに置かれています。
そのグリップの稜線に沿って、
左手親指の左内側が沿うように左手親指を置きます。
グリップの作り方~左手Vの字の密着
そして、左前腕を右に捻るようにして、
グリップの上に正しく置かれた左手親指の左横に
左手人差し指の右横を密着させます。
ここから、左手親指が先端からどれだけグリップにくっついているかなども含めて、
しっくりくるところを探しながら指で隙間を埋めます。
これで左手グリップは完璧にできたことになります。
グリップの作り方~左腕を伸ばす
そこから、左腕がクラブの遠心力で引っ張られることをイメージして、
左腕を伸ばして右手の中でシャフトを滑らせるようにして
右手の下に左手の指を滑り込ませます。
右手の生命線が左手親指の真ん中に沿ってハマっていれば、
左右の手は同じ向きを向きます。
左手を右手の下に滑り込ませることで、
曲がってお腹に触れていた右肘は、少し浮いてきます。
シャフトを垂れさせる
そこから、まっすぐに立った姿勢をきっちり保持したまま、
グリップエンドがおへその高さで左股関節を向くように、
手首のコックを緩めるようにして、ヘッドを落とします。
手元は、グリップエンドに追従して左股関節前辺りにセットされます。
ここまでできたら、上半身の形は完璧ですから、
それ以上上半身を動かしたら悪いことしか起こりません。
ボールに入る
そこで、股関節を曲げることを意識して、
上半身の形をできるだけ変化させないようにして、
ヘッドをボールの後ろにターゲットにきっちり向けてセットします。
ボールとヘッドの距離は近ければ近いほど、
精密にボールヒットすることができ、
ミート率があがってボールは飛んで曲がりにくくなります。
そして、ヘッドがきっちりボールの後ろにセットできたなら、
そこから母指球の少し後ろで地面を踏みながら足踏みをして、
気持ち良く振れそうな足場を探します。
足踏みで、体に対するボールの位置や股関節の曲がり、
さらには、膝の曲がり具合が精密に決まります。
とにかく、気持ち良く振れそうなのかどうかだけ意識して足場を探せば、
誰でも全身から余計な力が自然に抜けていきますから、
人ってすばらしいと思います。
足場が決まったら、フォワードプレスしてバックスイング開始です。
ここまで手順としてはたくさんありますが、
実際に行うと4秒以内ぐらいでできるものです。
股関節を曲げるコツ
上半身全体の形が決まって、上半身をできるだけ変化させないようにして
股関節を曲げるときのコツがあります。
まずは、ヘッドをボールにセットしますが、そのときに右脚を一歩前に出して、
右脚で体重を支えながら、右股関節を曲げる動きでヘッドをセットするようにします。
そして、足踏みしながら左股関節が右股関節と同じぐらい曲がるように
動かしていきます。
ここで、まっすぐに立ったときの形よりも、
腰の上側を後ろに反らせている方が時々いらっしゃいますが、
これは腰を痛める原因となります。
まっすぐに立ったときの形から、
上半身の重さで腰から上が少しだけ前側にしなった感じが最高です。
肩甲骨もリラックス
両肩も少し丸くなる感じで、両肩甲骨が腕とクラブの重さで
胸の前側に少しスライドした状態にします。
肩甲骨は上半身のしなりの主役ですから、
セットアップで肩甲骨まわりに余計な力が入っていては、
トップが浅くなるばかりか、しなりが足りなくなり、ボールが飛びません。
これで、グリップばかりか、上半身全体の形、さらには足踏みすることで、
下半身の形もちょうど良いところに収まった最高のセットアップが完成です。
私の「ワンデーレッスン」では、
こうしたグリップの基本などもおろそかにすることなく
レッスンを行っています。
ご希望の方はお早めにお申込み下さい。
岐阜(岐阜県各務原市)
11/21(火)のみ
10:00~17:00
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では、また。
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