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なぜ、僕がインサイドアウトになったのか?

2016.03.22
kajikawa

From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、

皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!

さて、前回のメールマガジンでは、
僕がなぜ「弱インサイドアウト」の軌道になったのか
という話をしました。

今日はその話の続きです。

もちろん、前回のメールを読んでいない人でも
そのまま読んでいただけますので、
そこは安心してください。

あるいは、フックボールに悩んでいる方にも
役に立つ内容かもしれません。

僕がプロになってからのこと

さて改めて、、、僕のアプローチが何故、
弱インサイドアウトになったのかという事なのですが、

僕がプロになる前からプロになってしばらく
18歳から30歳くらいまでは大きなフックボールを打っていました。

ショットでフックを打っていると
軌道はいつもインサイドアウトです。

ですから本人はインサイドアウトが真っ直ぐに見えてきます。
これは、みなさんにも共通です。

アマチュアの方はアウトサイドインの方が多いですが、
本人的にはアウトサイドインが真っ直ぐに見えているため

 「もっとインサイドから下して下さい。まだアウトサイドインですよ」

 「これでもまだアウトサイドインですか?」

という会話をしたことや聞いたことがあると思います。

いつも自分が振っている軌道がストレートだと錯覚してしまうのは
プロでもアマでもよくあることです。

それなりに寄るようにはなったけれど

さて、僕の話に戻ります。

ショットでインサイドアウトに繰り返し振っていることにより
体の動きもメモリーされてインサイドアウトは動きやすく
逆にアウトサイドインに振るのはぎこちなく感じる様になります。

という事で当時の僕はアプローチもパターも
目線、体の動きともにインサイドアウトになりやすくなっていました。

当然今より下手でしたし、
インサイドアウトも今よりきつかったと思います。

ただ練習量というのは、理にかなっていなかろうが
それはそれなりに寄るようにはなります。

当時の僕はストレートな軌道(インサイドイン)が
いいと思っていましたし、

アプローチでフック回転するのも嫌で
どちらかというとアウトサイドインの軌道の方が
いいのではないかと思っていました。

アマチュアの方も、アプローチはアウトサイドインの方がいいと
思っている方はたくさんいると思います。

という事で、自分なりにアウトサイドインで
アプローチをする練習をしました。

アウトサイドインの弊害

ところがアウトサイドインのアプローチは
スピンをかけて止めたい時には非常に効果を発揮しますが、
ランの計算が難しいのです。

もちろん慣れていないことも原因でしょうが、
スピンが効くという事は落とし所を先(ピンに近く)に
しなければなりません。

これは勇気が必要ですし、何らかの原因で
スピンが効かなかったときは大きくピンをオーバーします。

リスクが大きいのです。

インサイドアウトですと、掴まってスピンが効きながら
最後少し惰性で転がってくれます。

距離感のイメージの出方が合うんですね。

という事で、よっぽど止めたい時以外は
インサイドアウトでアプローチしています。

ただ、くれぐれも僕のは微妙なインサイドアウトなので
これからも皆さんにはインサイドインが
いいアプローチだとお話していきます。

ちょっと今日は私的な話になってしまいましたね。

何か僕に他に聞きたいことがあれば、
ぜひコメントの方に残しておいてくれると嬉しいです。

それではまた、次回も楽しみにしていてください。

ーツアープロ 梶川剛奨

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ハザード恐怖症を克服する秘訣とは?

2016.03.22
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

レッスンに訪れたお客様から
「週末ラウンドに行ってきました」
というお話を聞くことが多くなる季節になりました。

失敗談や成功談まで
いろいろなエピソードを聞くのは
楽しいひと時です。

「先週の小原さんの動画見逃してしまって
バンカーにはまってしまいました…」
という声もありました。

前回、簡単にバンカーを脱出できる方法について
レッスン動画を紹介しました。


とても反響が大きかったので
今回はテクニックとはまた違った視点から
バンカーについてお話ししたいと思います。

まだ見ていないという方は
こちらと合わせてみるとよりバンカーに自信が持てるように
なりますので参考にしてみて下さい。

障害は敵ですか?

私たちにとって
バンカーや池などのハザードは
とてもやっかいな存在です。

「あのバンカーに入らないようにしなきゃ」
と思えば思うほど
ボールはバンカーに一直線。

しかも、いつまでたっても脱出できず
焦るばかり…

想像もしたくない最悪のパターンです。

「障害はとても不愉快なもの」
という言葉がありますが、

まさにバンカーなどのハザードは
ゴルファーにとって不愉快なもの。

しかし、この言葉には続きがあります。

「障害はとても不愉快なものだ。
あなたがゴールから目をそらしている時は」

この2行目の言葉が、
ハザードを克服できるかできないかを
分ける言葉です。

ほとんどの人は最初目標を決めて、
ースコア○○であがろうー
ラウンドをスタートします。

しかし、スタートして少したつと
どんなコースにも必ずハザードが
設置されています。

そして、ハザードを見つけると
そのハザードしか
見なくなるようになってしまいます。

スグに超えられればいいのですが
何打打っても脱出できない場合は、
最初に決めた目標を見なくなってしまいます。

そして、本当のゴールを見失って
モチベーションが下がり、
半ば諦めぎみでラウンドしてしまいます。

障害というのはハザードに限らず

天候かもしれません。
体調かもしれません。
精神面かもしれません。

いずれにせよ、
ラウンドに障害は必ず存在します。

どんなゴルファーにも
どんなコースにも
必ず障害は存在します。

問題はその視点です。

わたしはゴルファーの能力に
そんなに差はないと思います。

あるのはモチベーションの差です。

常に目標に向かってプレーしていれば、
障害の克服は簡単です。

それは、嫌なものでもなければ、
不愉快なものでもありません。

逆にそれは、あなたに
新しい技術を身に着ける
チャンスに見えるかもしれません。

しかし、常に障害を見ていたら、
そればかりにとらわれて
目標を見失ってしまいます。

ラウンドしても嫌な気分ばかり
味わう事になってしまうでしょう。

今日、あなたがラウンドする時に、
今日の事だけを見ていてはいけません。

その延長上にある、
目標を見ながら、
今日のラウンドに取り組みましょう。

目標達成までの道は一直線ではありませんが、
あなたには今まで練習してきた力が
備わっています。

徐々に軌道を修正して
必ず目標にたどり着く力です。

その素晴らしい力は、
目標を忘れたら機能しません。

あなたが目標を見ている限り、
障害など何もありません。

あなたの上達を
止めるものなど何もありません。

またメールします。

小原大二郎

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[Video]間違い?テイクバックのフェース方向

2016.03.21
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「間違いの多い、テイクバックのフェースの向き」

について、ビデオでお話ししたいと思います。

スイングのバックスイング、
そもそもこれが意外と間違っている方が
意外といらっしゃいます。

ここで間違えてしまうと
その後での修正は困難になってしまいます。

そこで、まずそこで間違えないようにするドリルを
今回ビデオにてご紹介しています。

身体の向きを変えるだけ

まだ身体が回転に入る前の動き、
ここでクラブフェースの向きが変わってしまうと、
その後でスイングがおかしくなってしまいます。

ですが、このドリルを行うことで、
特に手の位置が正しいかどうかを
簡単に確認することが出来ます。

やり方は簡単で、身体の回転に入る手前で止めて、
身体の向きを変えてあげるだけです。

詳しくはビデオで説明しています。

ちょっとわかりにくく感じるかもしれませんが、
繰り返しご覧になっていただければ
その考え方が理解できると思います。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 
 

おまけ

レッスンしながらスクワット。

2016-0321_1

20回5セットづつは結構ききますわ。

リハビリ、頑張ります。
 
 

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。

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ドライバーのフォロー大丈夫?

2016.03.20
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

こんにちは、服部コースケです。

もう三月も後半。
だいぶ暖かくなってきましたね。

冬に入って、落ちてきた飛距離も
少しずつ取り戻せるようになってきたのではないでしょうか。

今日は、あなたの飛距離を
さらに伸ばしていくために

今日はドライバーのスイングでの
フォローの左腕の動きについて解説します。

あなたは、ドライバーのフォローで

左腕を伸ばすように振っていますか?
それとも
左腕を折りたたむように振っていますか?

また、あなたはどちらの方が飛距離が出ると思いますか?

ビデオの中でどちらが正解かお答えしているので
動画をチェックして飛距離アップに活用してくださいね。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

ー服部コースケ

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「技」スライスよさようなら

2016.03.20
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・スライスよさようなら」

というお話をさせていただきます。

スライスはどうやったらましになるのか知りたい、
というご希望も多いですね。

実際、ゴルフを始めて100を切るぐらいまでは、
スライスでお悩みの方は多いですから。

逆に、スライスがましになったら、
知らないうちに100を切っていたなんてこともあります。

スライスを完治させたければ、次の3点に真剣に取り組みます。

スライス完治、3つのポイント

 (1)正しいグリップ

 (2)フェースをターゲットにきっちり向けたセットアップ

 (3)下半身のパワーを信じる

この3点をまずは、しっかり守ることから
スライス完治の道は開けます。

それ以外の対処療法はいろいろありますが、
対処療法では副作用も覚悟しなければなりません。

この3点も含めた、詳細には12項目に渡る
スライス対策方法を伝授します。

スライスにいつもスコアをやられているなら、
しかと頭に入れて、トライしてみましょう。

また、スライスをごまかして防いでいることで、
不意の引掛けなどにお悩みなら、もう一度基本に立ち戻って、
スライスを本質的に修正しなおしてみましょう。

左手がウィークという問題

ところで、100を切れていない方の9割以上は、
左手グリップがウィークです。

まずは、この点を徹底的に修正することで、
スライスの程度はかなり改善できて、使えるショットが急増できるものです。

グリップがウィークということは、本来あるべき状態よりも、
クラブのフェースが開いているということになります。

振っている軌道に対してフェースが開いていると、
ボールにはスライス回転がかかり、ボールは右に曲がっていきます。

左手の親指がグリップの真ん中よりも、
親指半個分程度右にずらせてあることが正しいグリップの第一歩です。

そして、左手親指がまあまあ良いところに置けていたとしても、
左手の親指と人差し指でできるVの字において、
左手の親指と人差し指の付け根近くのが密着していないと、
左手の平としては、実質ウィークです。

実は、この左手のVの字の密着は、
正しく密着している方は、本当に少ないです。

ですから、ほとんどのケースが左手がウィークな状態となっています。

試しに、いったん普通にセットアップして、
上半身の形はそのままで、股関節を伸ばして、真っ直ぐに立ってみてください。

正しくセットアップできていれば、
リーディングエッジは水平な軌道に対して直角になっています。

体が垂直に立っているのですから、
リーディングエッジも垂直になっていることで、
フェースの向きは、体が回転する軌道の向きに向いていることになります。

真っ直ぐに立ったときに、リーディングエッジが垂直になっていなかったり、
たとえ垂直になっていたとしても、
そうするために前腕を左へねじるなどの力を使っているとしたら、
グリップが悪いということになります。

クラブが落ちないぎりぎりの力でクラブを支えているだけで、
前腕をねじらなくても、リーディングエッジが垂直になっていられるように、
グリップを調整する必要があります。

常日頃のショットで前腕を左にねじっていると、
その感覚があたりまえに感じてしまい、実は左へねじる力を出してしまっているのに、
そのことに気づかないということもあります。

そのような場合は、むしろ前腕を右にねじる力をだしている感じで、
前腕はねじられず一番素直な状態だったりするので、
ヒトの感覚というものは恐ろしいといえば恐ろしいものです。

グリップがウィークだと、セットアップでは前腕を左にねじって
フェースをターゲット方向へ力ずくで向けているか、
肩の向きなどを振り出し方向よりも左に向けて、フェースをターゲットに向けています。

前腕を左にねじっているとか、肩の向きが左を向いていると、
たとえフェースがターゲットを向いていたとしても、
軌道に対してフェースは開いた状態でボールに当たりやすくなります。

逆に言うと、グリップウィークだと左を向きやすくなります。

肩の向きなどが問題だと認識すると、本当はグリップを修正するべきなのに、
肩をターゲットに真っ直ぐに向けるために、
体を無理やり右に向けようとして右を向きすぎてしまうということにもなります。

「下手は右向く」とも言われます。

これは、グリップが悪い状態で自然にセットアップしたら、
体は左を向いてしまうはずのものを、
真っ直ぐに向こうとしてむりやり体を右にまわし過ぎた結果です。

また、スライスが怖くて、セットアップからすでに前腕を左にねじっているために、
セットアップでは体に対してフェースが閉じることになり、
そのためにヘッドをターゲットにセットしたら体は右を向いてしまうということもあります。

このようにターゲットに対して右を向いていては、
セットアップからすでにかなり無駄な力を使っていることになりますから、
スイング中にさまざまな調整が必要で、コンスタントにうまく打てるはずはありません。

セットアップで前腕を左にねじっていた場合は、
バックスイングしてダウンスイングしてくるときに、前腕を左へねじることを忘れ、
たとえヘッドは正しくターゲットに真っ直ぐな軌道を描けたとしても、
ボールヒットではフェースは開いてターゲットの右を向いてしまいます。

そうなると、右に出てさらに右に曲がるプッシュスライスとなります。

いずれにしても、グリップを修正することが、
スライスから脱却するための最初の一手です。

100を切れていない場合の軌道の傾向

また、100を切れていないプレーヤーのほとんどは、
トップからいきなり上半身で満身の力を使って振り出しているため、
軌道はアウトサイド・インになります。

ボールとターゲットを結んだラインをターゲットラインといいます。

軌道がアウトサイド・インということは、
ターゲットラインに対して右から左に振られることです。

トップからのむちゃ振りでは、グリップが正しくても、
軌道がアウトサイド・インでフェースは軌道に対して開きやすいのです。

どの程度ターゲットラインに対してフェースが開いているかによって、
ボールがターゲットの左に飛び出してから右に曲がるプル・スライスなのか、
最初から右に出て右に曲がるプッシュ・スライスなのかに別れます。

アウトサイド・インの程度がかなり強いと、軌道に対してフェースが開いたとしても、
ボールヒットでのフェースの向きは、ターゲットよりも左を向くほどになります。

そうなると、左に出て右に曲がるスライスです。

ボールフライトは基本的にはボールヒットでのフェースの向きに
かなり依存して飛び出します。

ボールの曲がり方に関しては、ボールヒットでのフェースの向きに対する軌道
(ま、軌道に対するフェースの向きと言っても同じことですが)
に依存して曲がる方向が決まり、それにヘッドの加速度と速度、ロフトの程度、
ボールが当たる位置などによって、曲がりの大きさが決まります。

トップからいきなり振り下ろすことに終止符を打つことは、
それほど簡単ではありません。

下半身が使うべきことは、頭ではわかっていても、直らないものです。

さて、グリップのお話から、ちょっと脱線して、
ボールが曲がる物理にまで踏み込んでしまいました。

ボールが曲がるしくみまでなんとなくわかったところで、
グリップの問題や、トップからの急激な振り下ろし問題も含めて、
冒頭でリストアップさせていただいた、スライス完治の対策の
(1)~(3)をさらに細かくお伝えします。

スライス完治のコツ詳細リスト

グリップやフェースの向きなども含んだ、
スライス完治のために取り組むべき項目の詳細なリストです。

(1)左手親指はシャフトの真ん中より
   親指の幅半個分ぐらい右にずらせて置く

(2)左手グリップの親指と人差し指の間を密着させる

(3)セットアップでフェースをターゲット方向へ向ける
   (一番下の溝がボールとターゲットを結ぶターゲットラインに直角)

(4)セットアップで右肘の内側であるえくぼを体の正面方向へ向ける
   (右肘に余裕ができて、トップから右腕でアウトサイド・インに振りにくくなる)

(5)(1)~(4)まで行ない、足踏みで振りやすい足場を探す

(6)ボールヒットに向かって両腿をキュッと引き締める

ここで、各項目は次のような意味を持っています。

項目(1)と(2)のグリップ関連

項目(1)と(2)の、
「左手親指はシャフトの真ん中より親指の幅半個分ぐらい右」
「左手Vの字の間を密着」は正しいグリップの作り方の超重要ポイントです。

とにかく、この2点をしっかり意識してグリップをきっちり作ることが、
スライスから脱却することに直結します。

項目(3)セットアップでのフェースの向き

項目(3)「フェースをターゲット方向へ向ける」は誰にでもできるけれど、
ほとんどちゃんと行われていません。

これだけはしっかり覚えておいていただきたいことがあります。

それは、
「軌道はどうであれ、ボールヒットの時のフェースの向きにボールは最終的に到達しやすい」
ということです。

たとえば、軌道が右から左へのアウトサイド・イン軌道で
ボールヒットでのフェースがターゲットを向いていたら、
左寄りに飛び出してスライスしてターゲット方向へ戻ってきます。

出球方向はボールヒットでのフェースの向きにかなり依存しますが、
軌道方向にも少し引っ張られます。

ま、あまりにもフェースが軌道に対して開き過ぎでは、
ターゲットを通り越してさらに右に曲がってしまいますが、
とりあえず間違って左へ出ても、いたんはターゲット方向へ戻る動きとなります。

一番いやなボールはターゲットと違う方向へ飛び出して、
さらにターゲットから離れる方向へ曲がるボールです。

これでは、出だしからさようならという感じで、完全なミスショットです。

出球の方向とは反対側に曲がって一回でもいいのでターゲットに向かってくれるなら、
ま、程度問題ですが、曲がりすぎたかぐらいで、とんでもないミスとも言えないという感じでしょうか。

項目(4)右肘のえくぼの向き

項目(4)「右肘のえくぼは体の正面方向」はバックスイング開始から
腕に無駄な動きをさせないで、ダウンスイングで右腕がしなって
ボールを正しく引っ叩くための準備です。

腕の形を下半身の動きに引っ張られて正しくボールを打ち抜きやすい形にしておくことで、
下半身が使いやすく、腕もうまくしなってそれが戻ることで、
あなたにとって最高の体の使い方ができます。

ビンタで、誰かのほっぺたを引っ叩くという状況を想像してください。

右肘を突っ張ったまま腕を後ろに引いて、
腕を振り出してビンタする人はいません。

右肘よりも右手の平をより多く後ろに引いて、
右腕をしならせるように使います。

ほっぺたに向かっては、右肘が手先に先行して動いて最後に右手の平が
右肘を追い越して引っ叩きたい人の頬にぶち当たります。

このように右腕をしならせて使うことで、本当のパワーが生まれます。

そのためにものすごく大切なことが、
セットアップで右肘えくぼを体の正面方向へ向けて、
右肘を曲げて右腕がリラックスした状態にすることです。

そして、左腕は命綱といわれます。

ですから左腕はシャフトの延長のようなイメージで、クラブを誰かに引っ張ってもらっても、
左腕の形が変わらない感じを出してセットアップします。

左肘は左後ろを向いていればいいです。

このように、右肘と左肘は対称にセットしないことがキーポイントです。

項目(5)足踏み

項目(5)「足踏み」は正しくセットしたヘッドの向きに対して、
体を自然にセットするための極意です。

なんだ、足踏みなんて何の意味があるの?

と、あなたは思っていませんか。

それでは、簡単に誰でもできるのにもかかわらず、
ものすごく効果のある体の使い方をやっていないことになります。

ヘッドをボールの後ろに正確にセットして、
そのヘッドをできるだけ動かさないようにしながら、そのヘッドに体を入れていくことが、
フェースをきっちりターゲットに向けるために重要です。

そして、このヘッドに対して体を入れていくという動作が、
スイングにとってはなくてはならない動きのイメージです。

体を入れるということは、足踏みをしながら、
ヘッドに対して一番気持ちよく振れそうな足場を探すことです。

あなたは真っ直ぐに立ちなさいと言われたら、真っ直ぐ立つことができますね。

そのとき、あなたは足元はどこに置いて、
腰はここ、体の傾きはこうとか、まったく考えていません。

本能というか、小脳に完璧にプログラムされた動きによって、
意識にはあがってきませんが、体はものすごくいろいろなことをしながら真っ直ぐに立っています。

これと同じで、気持よく振れそうな足場を足踏みしながら感じて、
ここだと感じたところに足をセットすることは、
あなたの隠された能力を目一杯使ってくれることになります。

練習場で同じショットを連続して行う場合であっても、たとえ足場は毎回同じだとしても、
ショットごとにしっかり足踏みをして、気持よく振れそうな足場を探すセットアップを行うようにします。

コースでは、足踏みの回数は自然に多くなります。

傾斜や、芝の状態などが毎ショット異なるので、
その分足踏みでピッタリくる足場を探す時間は増えます。

セットアップルートインという意味では、
練習用とコース用で分けてもいいですね。

また、足踏みすることで、体が固まりにくくなります。

セットアップでは一度も止まることがないように、
必ず体のどこかは動かすようにすることで、体をしなやかに使えます。

体が止まると、心も止まってしまいます。

足踏み、ワッグル、フォワードプレスなど、
体を止めないテクニックはうまくなるための必須技術です。

項目(6)両腿の引き締め

項目(6)「両腿をキュッと引き締める」は下半身をしっかり使うための、
脚の使い方のポイントです。

ヒトは股関節を伸ばして脚で地面などを蹴ろうとした場合、
腿の内側を引き締めるように使うと、股関節をしっかり伸ばすことができます。

むしろ、お尻の大きな筋肉である大殿筋を使って股関節を伸ばそうとイメージするよりも、
最初に両腿を引き付けることを意識することで、大殿筋がしっかり動いてくれて、
脚を強く伸ばすことができます。

実は、下半身の使い方を理解していないがために、下半身が使い切れず、
その代償動作として上半身がしゃしゃり出て来てしまうということが多いのです。

下半身が動けない代わりに上半身を使うことになる場合によく発生する間違った動きとして、
前腕を左にねじる動きで無理やりフェースを閉じてスライスを防止しようとすることです。

この悪い動きでスライスを修正した結果、80台が出るぐらいになってくると、
今度は突然出現してしまう左への引掛けとかド・フックに悩むことになってしまいます。

頓服的な対処療法としての前腕のねじりは効果がありますが、
根本治療にはなりません。

さらには、ダウンスイングでヘッドだけをインサイドに垂らしてきて、
無理やりインサイド・アウト軌道にしてしまうと、
ボールヒット近辺で急激にヘッドがインからアウトに抜ける軌道となります。

そうなると、最悪で、いきなり右に飛び出して
そのまま真っ直ぐOBなどに飛んでいってしまうプッシュ・アウト・ストレートや、
いったん右に飛び出すけれど急激に左に大きく曲がるド・フックの
どちらが飛び出すかわからない、最悪のショットとなります。

ヘッドがインサイドから垂れてくるぐらいなら、
まだスライスしか出ないほうが、戦略は練ることができますから。

スライスしか出ないのなら、そのスライスの度合いをある程度コントロールできるだけで、
戦略を立ててプレーすることもできます。

いずれにしても、まずは、下半身が正しくしっかり動けて、
下半身の力を受けて上半身が自然にしなり、
そのしなり戻りでボールヒットできる体の使い方ができるようになることです。

サンド・ウエッジで15y程度キャリーさせるショット(SW15yキャリー)を
正しくできるようになるだけで、下半身の動きが良くなります。

SW15yキャリーにより、ドライバーショットの練習をぜんぜんやらなくても、
ボールの曲がりが減り、飛ぶようになることからも、
下半身の正しい動きとそれに連動する上半身という関係が重要であることがわかります。

これら(1)~(6)をやって、もう少しのところまできたなら。

さらに

次の(7)~(12)をやってみます。

(7)足元だけクローズドスタンス

振りやすいと感じた足元を作ってから、
右足だけ踵方向へ引いた「足元だけクローズドスタンス」を行います。

腰から上はターゲットを向けたままにします。

ただし基本的には、これは頓服的で、
絶対スライスさせたくないという右側に池などがある場合とか、
絶対飛ばしたいときとかだけに限定で行います。

とはいえ、年齢と共に体が硬くなったとか、トップが浅いとか、
バックスイングが楽にあがらないという場合は、定常的に行ってもいいです。

定常的にやっていて、左に引っ掛けやすくなりすぎる場合は、
トップが浅くて早い場合が多いので、
ドライバーなどで左素振りを10回ぐらい行ってから
「足元だけクローズドスタンス」を行うようにします。

左素振りのフォローは右打ちのトップにつながるので、
しばらくは深くてゆったりしたトップとなり、左へ引っ掛けにくくなります。

(8)インテンショナルフックを打つセットアップを行う

インテンショナル(意図的に行う)フックを打つためのセットアップを行います。

左手親指を普段よりも右にずらせ、フェースを閉じたグリップを作ります。

そうすると、フェースをターゲットに向けてから、振りやすい足場を足踏みで探すと、
足元から肩はターゲットの右方向を向きます。

その肩が向いた右方向に新しいターゲットがあると真剣に思って、
その新たな右方向のターゲットへ向かって躊躇することなく全身全霊をもって振ります。

セットアップでは、ボールから少し遠くへ離れて、
前傾を多めにしてハンドダウンにしてもいいです。

そうすると、フェースはロフトで左を向くので、ボールがつかまりやすくなります。

ただし、このインテンショナルなセットアップは、
絶対右に曲げるスライスを打ったら大怪我するという場合だけ使ってください。

練習場で何発か打っておく程度でいいです。

(9)フィニッシュを高くする

高くフィニッシュをすると、軌道はインサイド・アウトに傾きます。

それだけで、ボールのスライス回転は防止しやすくなります。

(10)ボール外側邪魔物ショットドリル

軌道がアウトサイド・インとなることを修正するドリルとして
「ボール外側邪魔物ショットドリル」を行います。

ボールの外側5cmぐらいのショットしてもヘッドが当たらない所に、
ボールの箱などの万が一当たっても問題ない邪魔物を置いてショットします。

あまりにもアウトサイド・イン軌道ではいると、
ボール近くの邪魔物に当たる気がするので、インサイド・アウト傾向に軌道が傾きます。

(11)打ち出し右に障害物のイメージ

ボールからターゲット方向へ10yぐらい行ったところの右サイドに、
木などの障害物があるとイメージしてショットします。

障害物には当てたくないので、本能的にフェスは左を向きやすくなるし、
スライスというよりフックしやすくなります。

などなど、スライス対策はいろいろありますが、
やはりスイングの基本的なところを修正することで、
知らないうちに大叩きするほどのスライスが出なくなっていたと言うようにしたいものです。

そして、もう一つ。

(12)私のワンデーコーチングにご参加ください

おあとがよろしいようで。

では、また。

追伸:「半年レッスン」開催のお知らせ

ワンデーレッスンではないのですが、
実は、私の半年通しのレッスンを企画中です。

月1回、朝から夕方までのレッスンを全6回、
半年間受講していただきます。

まだ正式決定ではありませんが、
現状では「関東地方」「中部地方」「近畿地方」の
3箇所での開催を検討しています。

今まで私のレッスンを受けられなかった地区の方にも
レッスンを受けていただけるよう、調整中です。

日程も、お仕事の都合を考慮して、
平日日程、土日日程の両方が選べるように
現在詰めているところです。

以下の登録フォームにご登録いただいた方には、
再優先でご案内を送らせていただきます。
ご希望の方はこちらからご登録下さい。

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※登録をしてもその後のレッスン受講を強制することはありません。
 その点はご安心の上ご登録下さい。
 
 

追々伸

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 「JSNX」(Joint Stabilization&Normalization Exercise)

がリニューアルキャンペーン中とのことです。

もしまだご覧になっていなければ、
一度チェックしてみてください。

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※明日3/21(月)までの期間限定

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