From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「フィッティングをしてスコアが悪くなった!?」
という話をしたいと思います。
冒頭からこんなタイトルを書くと、フィッティングについて
変な誤解を与えてしまいそうですが。。。
ですが、フィッティングというものを
改めて理解していただくためには大切なことなので
ここのこの場でお話をしておこうと思いました。
以前にフィッティングをしてクラブを購入
そのお客様は、このゴルフライブの読者様でも比較的
購読歴の短めなお客様だったんですが、
フィッティングに興味をお持ちになって
たまたま募集があった時に運良くお申込みになられました。
フィッティングを受講後、提案したクラブも
気に入っていただき、早速購入。
ですが、クラブのお渡しから1~2ヶ月経った頃。。。
そのお客様から電話がかかってきました。
「徳嵩さんすみません。新しいクラブを使っているんですが、
むしろスコアが悪くなってしまった気がするんですが。。。」
たまたまその方は店舗からそれほど
遠くないところにお住まいだったこともあり、
再度スタジオにお越しいただくことになりました。
お客様「。。。というわけで、
前よりもスコアが出なくなっちゃいまして。
以前のクラブと購入したクラブ、両方持ってきました」
徳嵩 「わかりました。
じゃあまず、ちょっと打ってみましょうか」
(新しいクラブでボールを打つ)
徳嵩 「あー、なるほど。
振った感じは、いかがですか?」
お客様「うーん。なんかやっぱり違和感があります。
いつものスイングじゃない感じです」
徳嵩 「じゃあ、前のクラブでも打ってみましょう」
(以前のクラブでボールを打つ)
徳嵩 「こっちはどうですか?」
お客様「やっぱりこっちのほうが打ちやすく感じますね。。。」
徳嵩 「なるほど。。。でもまあ、そうでしょうね。
なんでスコアがよくならないのか、これでわかりました」
お客様「え、どういうことですか?」
繰り返しになりますが…
このお客様の場合、新しいクラブに変えたものの
スイング自体は頑なに、来店当初に見させていただいた
スイングのままだったんです。
この場で何度も申し上げていますが。。。
私達の提供するフィッティングは、
スコアを出す理想のスイングに
少しでも早く近づけるためのものです。
具体的には、チーム小原が提唱する
「ビジネスゾーンスイング」
にのっとったスイングをしやすくするために
フィッティングをさせていただいています。
しかしながら、ゴルフライブの読者歴が浅く
ビジネスゾーンのスイングについての理解が
あまり行き届いていなかったことに原因があったようです。
もちろん、そうしたことは自分もフィッティング時に
お伝えしていたのですが。。。
短い時間では、そこまで深く理解していただくことが
できなかったようです。
いわゆる「一見さん」に起こりやすい問題
これも以前に何度かお伝えしたかもしれませんが。。。
チーム小原流でフィッティングをして
いわゆるお客様の今までのスイングで打とうとすると、
クラブに当たらなくなってしまうことがあります。
「そんなのひどい。それじゃあそもそも
フィッティングの意味なんてないじゃないか!」
そんなふうにお思いになるかもしれません。
ですがそこには、自分たちチーム小原の願い、
「この(フィッティングをした)クラブで
狙った通りに正しく打てる練習をしていただければ
数ヶ月たったときには、スイングがよくなってますよ」
こうした狙いが込められているということです。
ですので人によっては、
フィッティングしてクラブを購入されてから
ゴルフが難しいと感じる方も、いらっしゃいます。
特に今回の冒頭の例のような、
レッスンに通われていない「一見さん」の場合、
難しさを感じられる方が多いです。
ゴルフパフォーマンスのスタジオ会員さんであれば
レッスンの中で「ここが原因だから直していきましょう」
というアドバイスをすることができます。
もちろんフィッティングの中でも多少のアドバイスはしますが、
ハッキリと「ここが原因です」とはお伝えしていません。
(フィッティングはレッスンの時間ではないので。。。)
外部からフィッティングにいらっしゃる方へ…
話の流れとしてちょうどいい機会なので。。。
今後、レッスンを受けていらっしゃらない方で
フィッティングにいらっしゃる方に、
この場を借りてお伝えしておきたいことがあります。
・フィッティングを受けていただく前に
ビジネスゾーンスイングをこのメールマガジンで理解して
実践しておいて下さい(この下地がとても重要です)
・フィッティングを行うのは
スコアという結果に直結する理想のスイングに
近づくためだという理解をしておいて下さい
・フィッティングは(これはレッスンについても同様ですが)
「練習場でいい球を打つためのものではない」
「コースで結果を出すためのものだ」
ということを、特に心に留めておいて下さい
特に3つ目のことは、見落としがちなのですが。。。
フィッティングやレッスンは、
練習場でグッドショットを打つためのものではありません。
最近よく小原プロも言っていますが、
「『バッドスイング=バッドショット』ではない。
だからこそ、ゴルフは難しい」
悪いスイングをしても、いい当たりが出てしまう。
これがあることで「だったら、これでもいいじゃん」となって、
後で余計にゴルフを難しくしてしまっているんですね。
ですがやっぱり、まず優先すべきは「いい形」です。
フィッティングはもちろん、
レッスン中にボールが当たらなくなったとしても、
それを気に留めてはいけません。
形を優先すれば、自然といいスイングになります。
ちなみに冒頭のお客様の場合は、
このへんの事情をきちんと改めてお話をしてご納得いただいて
今でも新しいクラブをお使いいただいています。
初めは手探りかもしれませんが、そこを乗り越えれば
コースでの結果も加速度的に付いてくることを、私たちは保証します。
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それでは、また次回。
徳嵩力一