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切り返し攻略 第3弾、飛距離をロスしない確認事項

2025.11.26
kondo2

From:近藤雅彦
神田のカフェより、、、

おはようございます!
近藤です。

 
先週の“切り返しで体が突っ込む問題” への対策は
試していただけましたか?

前回までの切り返し攻略シリーズのメルマガはこちら

ミスの8割は“ここ”で決まる—完全攻略シリーズ始動!
切り返し攻略第2弾、上半身はコレで制御

 
切り返しは、スイング全体の「設計図」のようなもの。

ここが整えば、その後の動きが勝手にまとまり、
ミスの確率が信じられないほど減っていきます。

 
そして今回お届けするのは、
切り返しミスの中でも
飛距離をロスしてしまう大きな原因のひとつ…

「アーリーリリース」対策です。

飛距離とインパクトを

 
アーリーリリースとは、
ダウンスイング途中で手首の角度(タメ)が
早い段階でほどけてしまう現象。

 
本来インパクト直前までキープすべきタメがほどけると……

・飛距離が落ちる(球が上がりすぎる)
・ダフリ・トップが増える
・球が左右にバラバラに散る

という“三重苦”のスイングに。

 
「当たりは悪くないのに飛距離が出ない」
「右にふわっと抜ける球が多い」

という方は、高い確率で影響を受けています。

今回は、アーリーリリースになっていないかを
確認するための練習事項を、動画で説明していきます!

動画はこちら

いかがでしたか?

 
今回は、アーリーリリースを改善するための
練習方法をご紹介しましたが、
ここで大事なポイントがひとつ。

 
アーリーリリースは、
単体の悪癖として起こる場合もあれば、
他の動きの乱れが “連鎖反応” として
引き起こしてしまう場合もあります。

 
例えば、前回までの切り返し攻略
第一弾、第二弾の内容の場合でも…

重心が右に残る(第一弾)
→ダウンで体が開き、タメが作れずリリースが早い

体が左へ突っ込む(第二弾)
→クラブが遅れ、補正で手元がほどける
 上半身リードになり、下半身始動の連動が崩れ、タメ維持が困難に

 
つまり、
アーリーリリースは“結果”であって
それ単体がミスの“原因”ではないことも多い。

だからこそ、
今までお伝えした切り返し改善の内容も一緒に取り入れることで、
根本的な改善ができ、再発防止にもつながります。

 
今週の改善ドリルも効果抜群ですが、
ぜひ「総合的に」切り返しを改善するために、
一つずつ着実に取り組んでみてください。

近藤

  

<本日のオススメ>

アプローチの精度が上がらず悩んでいる方に、
ぜひ一度手に取っていただきたいのが、

日本最高峰のクラブマイスターの手によって作られた
グースネック・ウェッジ「BUCHI(ブチ)」です。

 
売上上位を占める海外ブランドが、
海外の洋芝に適した“ストレートネック一辺倒”の中、

BUCHIはあえて「日本の和芝に最も強いウェッジ」
を突き詰めた、至高のグースネックにこだわりました。

 
グースネックの利点である

・刃先が刺さりにくい
・ボールを弾きにくい
・自然なハンドファーストが決まりやすい

という特徴を最大化した、
ミスを”技術”でなく”構造”で抑制するウェッジ。

 
フェースの開閉や打ち方を変えて
多彩なショットを打つのではなく、

たった一つのスイングを練習するだけで
シンプルにピッチエンドランが“自動化”され
再現性を向上させてくれるクラブです。

 
もちろん、単なるグースネックの復刻ではありません。

最高品質の軟鉄素材
抜けの良いソール形状
クラブマイスター・田淵氏による手作業での仕上げ。

すべてが国内最高峰の品質。

日本の芝、日本のゴルファーのために生まれた
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【ビデオ】ゴルフで迷子になってませんか?

2025.11.25
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From:石井忍
千葉のゴルフスタジオより、、、

こんにちは、ゴルフインストラクターの石井忍です。

私の過去のメールマガジンの記事については
右のバックナンバーからご覧いただけます。
よろしければどうぞ。
 

さて、今日は
ゴルフで迷子になっている人を救済する話
ということでアドバイスをしたいと思います。
 

何のことを言っているの、わからないかもしれませんが…

おそらくあなたも一度は悩まれたかもしれない、あのお話です。

スイングの始動、どこから上げるか?

えっ、そんなの悩んだことないって?

そうですね。この「どこから上げるか問題」は
悩まない人はおそらく一度も考えたことが
ないかもしれません。

逆に、このことを考え始めると

 「あれ、どこから上げればいいんだっけ?」

身体も含めて同時に上げていくのか
あるいはヘッドからスッと上げていくのか、

ちょっと迷宮入りしてしまいそうな
そんなパートだと思います。

だったら初めから取り上げなければいいじゃないかと
そんなことを言われてしまいそうですが(笑)

でも、この始動のことで悩んでいる方は
ゴルファーの中でも意外といらっしゃいますので…

そんな方々のために
今日はお話ししたいと思います。

ズバリ、私が一番オススメするのは…?
 

今日はそんな話をさせていただいています。

それでは、どうぞ。
 


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。


 

先輩の片山晋呉さんは

 「最初にくるぶしを、ギュッと動かす」

といったようなことを
以前にお話しされていたように
記憶しています。

今もそうしていらっしゃるのかは
ちょっとわからないのですが、

この始動に関しての考え方は
人によって様々なところがあります。

ですが、一度コレと決めたら
練習の時には多少大げさにやってみると
よいのではと思います。

それによって、自分にしっくり来るのか
来ないのかを確かめられるはずです。
 

ぜひ、やってみてください。


 

それでは、また次回お会いしましょう。

石井忍
 

<本日のオススメ>

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 ゴルフのことばかり考えてしまう…

そんなあなたのためのものです。

江連プロは本当の上達法を提供していない
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真っ向から挑戦するという意味を込めて…

この度、100%公開する決意をしました。

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勝手に芯に当たっちゃう打点安定ドリル

2025.11.25
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From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「勝手に芯に当たっちゃう打点安定ドリル」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

あなたのスウィング軌道を安定させて、
芯に当たる確率が劇的に上がってしまう。。。

今日はそれを可能にする
江連流ドリルを、ご紹介します。

前回のメールマガジンで

芯を外してしまうことによって
どのような悪影響があるかということと、
それを確かめる方法をお伝えしました。
 

最近の寒さで手が痺れて痛くなるあなたへ

https://g-live.info/click/251120_nikkan/

 

芯に当てる、当たるということを考える上で。。。
 

まずはこんなことを想像してみて下さい。
 

もしもゴルフボールが
 

 ・バスケットボールほどの大きさだったとしたら
  どうでしょうか?

 ・あるいは、砲丸のように重かったら
  どうでしょうか?

 

おそらく「芯で打とうとする」動きに
勝手になっていくはずなんですね。
 

なぜかというと。。。
 

そんなモノに対して芯を外していたら、
その瞬間に体ごと跳ね返されてしまうからです。
 

このことを踏まえて、あなたにやっていただきたいのは 

ドリル1:ソフトボール・テニスボール打ち

ですのでまずは、ゴルフボールよりも大きい
ソフトボールやテニスボールを打ってみて下さい。
 

 <やり方>

 1.ソフトボールやテニスボールを地面に置く

 2.ボールの重さに逆らわず、フォローで押し出すだけ

 3.上げようとせず、転がすだけでOK
 

打つというよりも、インパクトの形を作って
フォローの動きだけで球を転がすようにして下さい。
 

このドリルによって、芯を打つための
身体のエネルギーの使い方がわかってくるはずです。

ドリル2:長いバットor長い棒素振りドリル

これは私もいろいろなところで紹介していますが
重いバットや長い棒を振るのも、有効なドリルです。
 

手の力でコントロールできない分、
自然に軌道が安定しやすくなります。

ドリル3:目をつぶって素振りドリル

これもしばしばご紹介していますが、
目をつぶった素振りもたくさんやって下さい。
 

目をつぶってスウィングをすることで
 

 ・リズムがよくなる

 ・バランスがよくなる
 

そして目をつぶって連続素振りをすることで
 

 ・スウィングプレーンも安定する
 

自分にとって気持ちのいいリズムで行ってみましょう。
 

ここまでやるだけでも十分過ぎますが
もし、協力してくれる人がいるのであれば
「応用編」としてこんなこともできたらベストです。
 

 1.気持ちのいいリズムを心がけて、マットを打つ
   (マットに軽くこすって当たっている感じ)

 2.ある程度軌道が安定してきたら、
   その軌道上に球を置いてもらう

   (協力者と周囲の安全に気をつけてやって下さい)

 3.当てにいくことは考えずに
   同じリズムでそのまま振る

   (=勝手にボールに当たる)
 

球を当てに行くことなく、
軌道の上に自然と球が乗る状態を作ることができます。
 

ここで紹介した一連のドリルは
 

 「手で打つことなく、身体で打つ」
 

感覚を養う最高のドリルばかりです。

どれも効果実証済みのものばかりですので。。。
 

ぜひ、お試し下さい。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

<本日のオススメ>

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以下、江連プロの決意をご確認下さい。

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ミスを避けて、ミスを量産していませんか?

2025.11.24
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 
おはようございます。
小原大二郎です。

 
ゴルフをしていると、
フックやスライスに悩む方は多いですよね。

 
多くの人はフックばかり、スライスばかり、
どちらか一方で悩みます。

 
でも実は、両方出てしまうケースもあるんです。

 
たとえば、フックが出やすいからと
意識して打つとスライスが出たり、

 
スライスが出やすいから
意識して打つとフックが出たり。

 
このように

 
「ミスを回避しようとして逆にミスが出る」

 
パターンですね。

 
どちらにしても、まずは曲がりの
根本原因を理解して改善することが、
悩み解消の第一歩になります。

左右の曲がりの原因

左右にボールが曲がる原因は
一つではありません。

 
スイングの軸ブレ、腕の力の入れ方、
グリップの握り方など、さまざまです。

 
今回は特に「グリップの握り方」に注目してお話します。

 
ポイントは左手のグリップです。

 
左手の親指の位置が
クラブのロゴに対して右側に入りすぎる
「ストロンググリップ」の場合、

 
スイング中にクラブフェースが
左を向きやすくなり、

 
フックが出やすくなります。

 
逆にフックを避けようとして手首を開くと、
今度はボールが右に飛んでしまいます。

 
一方、左手の親指が右側に来すぎる
「ウィークグリップ」の場合は、

 
スライスが出やすくなり、
右に曲がるのを避けようと手首を返すと
フックが出てしまう

 
…という具合です。

 
こうして、スライスとフックの両方に
悩まされることがあるんですね。

左右の曲がりを改善するには

ボールの曲がりを改善するには、
まず正しいグリップを作ることが大切です。

 
偏った握り方だと、
どうしてもどちらか一方の曲がりが
強く出てしまいます。

 
ポイントは左手の拳の見え方です。

 
スライスで悩んでいる場合
左手の拳が1つしか見えない状態から、

 
クラブを少し右に回して
拳が2つ見えるように調整します。

 
これでスライスが改善されればOKです。

 
フックで悩んでいる場合
左手の拳が2つ見えるように
クラブを左に回してみましょう。

 
拳の見える範囲は
「2つから3つ」を目安にしてください。

 
それ以上回すと逆に不自然になってしまいます。

 
グリップを正しくするだけで、
フックやスライスの悩みが大きく改善されます。

 
ミスを避けようとしてミスを引き起こしてしまう前に、

 
ぜひ一度自分の握りをチェックして、
少しずつ調整してみてくださいね。

  

<本日のおすすめ>

本来、サングラスはゴルファーにとって
“プレーの質”を支える必須アイテムです。

・ラウンド後の眼精疲労の軽減
・プレー中の集中力アップ
・秋冬の低い太陽による逆光対策
・夏の強烈な日差しからの眼の保護

にもかかわらず、
その恩恵を十分に受けられていない方が
圧倒的に多いのです。

そこで、サングラスが苦手だと感じる方にこそ
試していただきたいのが、

今回開発された
“サングラス嫌いなゴルファーでも快適に使える”

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【ビデオ】このパターでハンデ5までは余裕

2025.11.23
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「このパターでハンデ5までは余裕」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

今日ご紹介する「パッティングで最強の理論を実践」
ハンデ5ぐらいまでなら、ぐんぐん上達できます。

素質やセンスといったものは、一切関係ありません。

その最強の理論を簡単に実践できる手順とは。。。?

(続きはビデオにて)

このパターでハンデ5までは余裕


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf251123/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

パッティングにおける「最強の理論」

あるレベル以上を目指す場合は
意識にあがらない多くの情報まで加味できなければならず、
素養が必要とも言われます。

ですが、ハンデ5ぐらいまでなら
知識でぐんぐん上達
できます。

では、パッティングで最強の理論を
簡単に実践できる手順があるのでやってみましょう。

実践手順

まず、ボールは左目の真下あたりにセットします。

そして、
 

 ・ペタッとソールしてから、手元を9cmぐらいフォワードプレス

 ・そうするすることでマイナス2度ほどのロフトとして

 ・そこから12mmヘッドを浮かせてストロークします
 

そして、上から見た軌道は1度弱ぐらい
インサイドからアウトに向けてストローク
します。

フォワードプレスは思った以上に大きく、
浮かせる高さ12mmは意外と高いです。

ハンドファーストにしてヘッドをこんなに浮かせると、
こんなの変だと感じるかもしれません。

しかし、これらのことは
日本医科大学運動科学教室の濱部浩一教授が
徹底した実験で導き出した最高の転がりのための方法です。

また、パッティングが上手いツアープレーヤーの統計では、
真上から見ると平均約0.9度のインサイド・アウトとなっています。

前傾してライ角があるので、
体に対して円軌道でストロークすると真上から見ると
イン・ツウ・イン軌道に見えます。

しかし、肩甲骨のスライドなら真っ直ぐに動かすことができ、
肩甲骨の動かしやすさからバックスイングでは
イン寄りに動かすと滑らかに動けます。

タイガー・ウッズ選手もこのインサイド・アウトのアッパーブローで
「高いドローボール」のイメージで打つと言っています。

実際、インパクトでのヘッドの向きを打ち出したい方向に向けて、
軌道を極端にインサイド・アウトに打ってみます。

打ち出し方向はヘッドの軌道の影響は受けにくいことがわかります。

ついでながら、バックスイングの出だしで
グンと加速するように動かすことも、
ゆるみのない安定したストロークのために大切です。

これらのことが最新の研究で
明らかにボールの転がりをよくしてくれることがわかっていますから、
今までやってきたストロークをチェックしてみましょう。

練習方法

そこで、練習方法として
おすすめのやり方があるのでやってみましょう。

evianなどの小さいサイズのペットボトルのキャップでは、
ほぼ12mmの高さのものがありますからそれを使います。

キャップを左目の真下にセットして、
その後ろにシャフトを体の正面から見て
地面に垂直に見えるようにヘッドをセットします。

ヘッドを打ち出し方向へセットしてから足踏みして振りやすい足場を決め、
ターゲットを見てから目線をキャップに戻したら
フォワードプレスして浮かせます。

フォワードプレスで手元を9cm弱ぐらい打ち出し方向へ倒すと、
33インチパターではシャフトは6度ぐらい前方に傾きます。

そのシャフトの傾きを維持したままキャップの上にヘッドを乗せてみます。

この動きを繰り返しやってみることで、適切な角度のロフトをセットして
ヘッドを12mmぐらい浮かせる感覚がわかってきます。

次にボールを左目の真下にセットして、
ボールに対してキャップと同じようにヘッドを置いて
フォワードプレス&ヘッド浮かせをやってからボールを打ってみます。

ボールを左目の真下に置いて手の余計な動きを使わずに
肩甲骨のスライドでストロークすると、1~2度の上昇軌道になります。

さらに、ヘッドの向きは打ち出し方向を向けたまま、
少しインサイド寄りに バックスイングして
インからボールにアタックすることも意識しましょう。

インパクト音が心地よく聞こえ、
ボールの直進性が格段にアップした感じになります。

また、バックスイングやダウンスイングで
手首やシャフトは多少しなってロフトは変化しますが、
最小限に抑えるために振り子のイメージでスロトークします。

フォローでヘッドの真下を振り出し方向へ向けるイメージです。

小さな振り幅ではまさかヘッドの底が振り出し方向を向くまでにはなりませんが、
そのままストロークしたらヘッドの裏側が振り出し方向を向く感じにします。

そして、フィニッシュしたらボールが止まるあたりまでヘッドを止めたまま、
ヘッドが打ち出し方向を向いて
少しアウトサイドに残っていることを確認しましょう。

そうすると、ゆるみなく狙ったストロークをできるようになります。

これらのことを意識してパッティングすれば、
ヘッドを浮かせたハンドファーストでインサイドから入れることで
最高の転がりをゲットできます。

ハンドファーストで適正なロフトの理由と実際

多くのパターは4度ぐらいのロフトがあり、
6度のハンドファーストで地面に対するフェースの傾きである
インパクトロフトはマイナス2度程度になります。

実際、タイガー・ウッズ選手は
6度のハンドファーストでインパクトしています。

ただし、セットアップでは
ほぼヘッドを芝に接しさせるソール状態で、
シャフトも地面にほぼ垂直に見えます。

しかし、ストローク中に少しヘッドを遅らせてハンドファースト状態にしたり、
軌道を浮かせて12mmぐらい芝から浮かせてインパクトさせています。

ストローク中の調整は難しいですから、
セットアップであらかじめハンドファーストな状態や
ヘッドを浮かせることからやってみましょう。

ヘッドを地面から浮かす理由

地面から12mm程度浮かせて、地面に対するインパクトでの
ロフトマイナス2度ぐらいで2度前後の上昇軌道で打つと
ボールはインパクト直後から順回転で転がり始めます。

インパクトの高さがボールの赤道より2~3mm上となり、
まさにボールの頭を撫でるようにヘッドが動いた結果、
ボールはインパクト直後から最高の転がりになります。

さまざまな研究結果

そもそもパターヘッドには
4度ぐらいのロフトが付いています。

これは、芝に沈んだボールを
一旦浮かせるために必要だと考えられて付けられたロフトです。

このロフト角によってボールが芝の表面や小さな凹凸に引っかからず、
転がり始めるときに適切に浮くことで
より安定した転がりを実現できると考えられていました。

また、NASAのエンジニアだったデビッド・ペルツ氏は
パッティングの科学的な分析で知られ、
パターヘッドの動きやロフトの役割を詳細に研究しています。

ペルツ氏のパッティング理論では、
理想的なインパクトロフトは1.5度から2度程度としています。

そして、弧の軌道は複雑なので
よりシンプルで再現性の高いストレートを推奨していて、
打ち出し方向に対する軌道の影響は17%ぐらいだとしています。

また、ポール・ハリオン博士は
多くのツアープレーヤーのコーチを務める
世界的なバイオメカニクスの権威です。

超高速度カメラを用いた弾道測定器を用いて
フェースの向きの打ち出し方向への影響を約92%としていて、
ペルツ氏の研究よりもさらにフェース向き重視です。

これは現代の硬いカバーのゴルフボールと、
ミーリングなどの複雑なフェース面を持つ
パターの影響とされています。

いずれにしても、パッティングでは
インパクトでのフェースの向きに90%ぐらい依存して
ボールが飛び出します。

そのため、1度弱インサイドから入れる軌道では
ほとんど右には出ません。

5mのパットでは平らなグリーン面で
50cmオーバーぐらいの強さで打った場合に、
ホールインするためには打ち出し方向のズレは0.5度以下です。

ライン読みの誤差なども考えると、
打ち出し方向性精度は0.5度以下を目指したいものです。

インから入れると肩甲骨のスライドを使いやすい

インから入れる角度は1度弱ぐらいまでという感じで、
色々やってみて自分にピッタリくる角度を見つけたもの勝ちです。

いずれにしても、誰でもインサイドから入れると
タッチが合いやすくなりますが、
その理由は肩甲骨のスライドを素直に使えるからです。

体幹をねじるとか回転させる動きではヘッドは円弧を描き、
ヘッドの向きは軌道に沿ってどんどん変化するので
打ち出し方向を維持することは難しいです。

ところが、肩甲骨のスライドなら
打ち出し方向に対するヘッドの向きを変えないまま、
ヘッドを直線的にインサイドから入れやすくなります。

パッティングのストロークでは
左右の肩甲骨の間にある筋肉である菱形筋を意識して、
肩甲骨をスライドさせるとよいです。

インパクトに向かっては左腕を体に対して
広げる腕の外転動作となります。

その場合に肩甲骨は内転しながら
上方回旋する協調動作によって、腕の外転が円滑に行われます。

肩甲骨の内転は肩甲骨と背骨の間にある菱形筋を収縮させて、
肩甲骨を脊柱方向へスライドさせる動きです。

肩甲骨の上方回旋とは肩甲骨が外側・上方向へ回転する動きで、
肩甲骨のこの回転で肩甲骨の上側に付いている腕は
背骨側に寄るように頭の方向へあがってきます。

肩甲骨が内転しながら上方回旋する動作では
主に菱形筋群と僧帽筋群が協調して働き、
肩甲骨を滑らかにスライドさせてくれます。

特に肩甲骨の上方回旋は腕を上にあげる場合に不可欠で、
肩甲骨と上腕骨が衝突せずスムーズに動くことによって
肩関節の可動域を広げます。

この肩甲骨の動きはゴルフスイングのフォローでも
自然に発生します。

ゆるみは大敵

そして、ストロークで絶対に守りたいことは、
インパクトに向かってゆるまないことです。

加速しながらインパクトすることは当たり負けやロフトの変化を減らして、
ヘッドのエネルギーを安定してボールに与えることで
タッチを出すために重要です。

ところが、インパクト前に動きがゆるんで手元が減速すると、
手首がリリースされたりシャフトのしなり戻りが発生します。

そうすると、狙ったロフトより大きくなり、
タイミングも変化することでインパクトロフトが変化して
転がりに影響を与えて結果としてタッチを狂わせます。

バックスイングでスッと動かしたり、
フォローでヘッドの裏を見せるもりや、
フィニッシュでしっかり止まることでゆるみを激減できます。

フォワードプレスして、12mmぐらいヘッドを浮かせて、
インサイドからアタックする動きをしっかり取り入れ、
最高の転がりでパッティングを成功させましょう。

追伸:私の地面反力2.0プログラム、ご案内中

先日からご紹介している私のプログラム

「大森睦弘の『地面反力2.0』で飛ばす」
 

tkspec
 

ご案内は本日11/23(日)いっぱいとなっているようです。

このようなご案内をすると、複数のお客様から

 「大森コーチの今までの教材と
  大きく何が違うのでしょうか?」

 「案内を見ていても、
  その違いを感じることが出来なくて
  実は買うのをためらっていました」

という質問をいただくことが多いと
事務局からよく言われます。

もしあなたが、私の「脱・力み」プログラムを
見たことがあるのなら、
その思いをより強く持たれたかもしれません。

ですが、あなたも経験があるかもしれませんが
同じ内容でも、説明の順番が入れ替わるだけで
理解できるポイントが変わったりします。

今回のプログラムでは
正しい地面反力を使えるための
私なりの工夫、設計をして作ったもので、

誤解されがちが地面反力について
あなたが誤解なく行えるよう解説し、
ボールを遠くに飛ばすための極意をお伝えしています。

そうした意図がきちんとお伝えしたうえで
その内容が少しでも気になるようでしたら、

今のうちに、ご覧になっておいてください。

「大森睦弘の『地面反力2.0』で飛ばす」

「脱・力み」でボールを遠くまで飛ばすために
地面反力の利用はものすごく重要です。
 

では、また。
 

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