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ゴルフにおいて最強の武器とは?

2018.08.28
kondo

From:近藤雅彦
千葉の自宅より

おはようございます、近藤です。

先日のレッスンでのこと。

ある生徒さんがスライスが直らないと
ひどく落ち込んでいました。

ショットを見せてもらうと
何球打っても右へ曲がっていく。

「ね?ひどいもんでしょう?」
と皮肉を交えておっしゃりました。

私はこう言いました。

「おお、これは凄い武器になりますね!」

え!?と生徒さんが驚いた顔で
私を見上げました。

たとえ大きなスライスだとしても
いつも同じ球が打てるというのは
最強の武器になるのです。

(因みにこの方にあるアドバイスをした次の日
初の100切りを達成しました^ ^!)

実は上達できないと悩むアマチュアが
ある”勘違い”でスコアを損しています。

自分の持ち球を把握していますか?

フェード系、ドロー系と言ったりしますね。

アマチュアの多く(7割くらい)は
フェード(スライス)系でしょう。

右にも左にも曲がるという人もいますが
どちらかに偏りが強いはずです。
yoko

我々プロから見れば1球見るだけで
どっち系かわかりますが、、

ちなみにプロを含めても
ストレート系という人は少ないです。

多くのアマチュアの方は
スライスを直そうとしますが
持ち球と割り切れば攻め方も変わります。

真っ直ぐ打つことばかりを目指してませんか?

初心者の方に特に多いのですが

「とにかくまっすぐ飛ばしたい!」
「曲げないようにしたい!」

という思い込みが強いです。

これはとてもモッタイナイです。

なぜなら必ずボールをまっすぐ打つのは
プロでも不可能だからです。

必ず右か左に曲がります。

勘違いしやすい点ですが、
ゴルフはストレートに打つことが目的ではないのです。

ボールの曲がりをコントロールすることで
スコアはどんどん良くなりますし、
持ち球に合わせた攻め方をすることで
コースを攻めやすくなります。

f_d

ほとんどの方がまっすぐ飛ぶことを想定して
ショットを打ってしまうので、
少しでも曲がるとイメージとズレて、
「なぜ??」と頭を抱えてしまいます。

認識を変えてください

ボールが曲がる前提でコースを攻略すれば
ゴルフはすごく簡単になってきます。

例えばフェード系が持ち球の人は

右に曲がりやすいから初めから
左を狙って打っていく、、

右に曲がることを想定して
このくらいなら許容範囲、、

といった感じです。

真っ直ぐ打つことを目指すと
ちょっとでも曲がってしまうと
落ち込んでしまいますが、

初めから曲がることを想定して打つだけで
許容範囲が広がりますよね。

このストレスの差は相当に大きいです。

持ち球を武器にする3つのポイント

曲がることを想定して打つには
何が大事になるのか?

それは、自分の持ち球を認識することです。

・どっちに曲がる確率が高いか?
・その確率はどのくらいか?
・曲がり幅はどのくらいか?

この3つのポイントで考えてください。

具体的には練習場に行って
データを取っていきます。

10球打ったら何球右に曲がるか?
狙い通り曲がるのは何球か?
どういうスイングをするとどっちに曲がるか?
曲がることを想定して狙った場所に打てるか?

このような視点で練習します。

真っ直ぐ打つための練習ではなく
曲がりを想定した練習をやる。

ゴルフに関する考え方が
大きく変わってくると思います。

そしてスライスを直すという意識ではなく
曲がり幅をコントロールすることも
すごく大事です。

どう打てば大きく曲がるか?
どう打てば小さく曲がるか?など。

本当に大事です。

ぜひこの視点を練習に取り入れてください。

近藤雅彦

<本日のオススメ>

次のラウンドで早速
スコアを6打縮めることもできる
驚愕のクラブを紹介します。

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50本のみで終了です

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【ビデオ有】ドローン、密かにはじめました

2018.08.27
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、
 

 「ドローン、密かにはじめました」
 

について、お話ししたいと思います。
 

実は、ここでお話しする内容ではないかもしれませんが、
最近ドローンを購入して、使い始めました。

やってみると大変面白くて、そこで気づいたことが

 「ゴルフもドローンも、同じなんだな」

と感じたので。。。
あなたにもその気づきを、シェアしたいと思います。
(ということで、ゴルフとも関係のある内容です)

はじめに、私の撮影したドローンの映像がこちら。

私の撮影したドローン(BGMが流れます)

スマホの方、動画が見れない方はこちら
 
 

どうでしょうか。結構キレイに撮れてますかね。
 

ドローンはまだ初めたばかりなので
まだ慣れていないところも多いです。

ですがやっていくうちに、ゴルフとも関連する
いろいろなことがわかってきました。

「目からウロコ」の真実

ゴルフをやっていると
「目から鱗が落ちる」瞬間というのがあります。
 

 「なるほど。そういうことだったのか!」
 

という気づきを得られる瞬間です。
 

ところが、次の練習やラウンドに行ってみると、
そのときの「なるほど!」という感覚が
なかなか蘇って来ないことが多い。。。
 

そんな経験、あなたにはありませんか?
 

そうなってしまう理由は、実にシンプルです。
 

 「わかった!」と思った時点で、
 本当にわかったと、満足してしまうから

 

「目から鱗が落ちる瞬間」は、
ゴルフの上達にはとても大切です。

ですが、そうした目から鱗が落ちた瞬間というのは、
ちょっとしたコツに「気づいた」段階に過ぎないのです。

これを実際の動きとして出来るようにするには、
新しい動きを何度も何度も練習して、
身体に刷り込ませる必要があるのです。

反復することにより、痕跡にして
「気づいた」ことを「できる」ようにしていく。。。

これを今、私はドローンでも同じように経験しています。

ゴルフのビジネスゾーンも同じ

たとえば、ビジネスゾーン。
あなたも日々、練習をしていらっしゃるかもしれません。

ですが自分では「出来ている」「大丈夫」と
思っているけれども、そのシンプルが動きが
実際には出来ていない。。。

そんなことは、ありませんか?
 

ですが、厳しいことを言わせていただくのなら
そうしたことを自分で認識していただくのに
2年、3年とかかるのは、当たり前。

そして生徒さんの立場になれば、
初めのうちはわからないというのも、当たり前。
 

これが当たり前なのは、
私が以前から申し上げているように
 

 「今まで知らなかった新たなイメージが
  出来ない前から分かるはずがない」

 

ゴルフは、出来てから分かるのが、当たり前。

そのために必要なのが、反復なのです。

「忍耐、忍耐」。。。

レッスンプロのジレンマ

とはいえ、レッスンで毎回同じ内容を反復するというのは、
生徒さんにとっては、つまらないと感じさせてしまうかもしれません。

レッスンの継続率、
「次もまたレッスンに来たい!」と思わせることを考えると、
毎回同じレッスン内容は、はっきり言ってマイナス要素です。

ですが、上達という結果にコミットするには
それしか方法はありません。

それが、私が生徒さんに毎回ミニクラブで
ビジネスゾーンのスイングをしていただく所以(ゆえん)です。
 

一方、最近のYouTubeなどの動画レッスンを拝見すると、
素晴しいものが多いのですが、私のレベルでやっと理解出来るかという
非常に高度なものが多いのが現状と感じます。

真新しさ、新鮮さをを感じさせるという点では
成功しているのかもしれませんが、
それが本当に上達につながるかというと、未知数です。
 

高度なことではなく、単純な動きを反復することでも
毎回新たな発見があります。

むしろ、単純な反復の中にこそ、気づきが生まれる。

気づきこそが、上達のためのたった一つの方法であり、
そのための単純なことを毎回していただけるように
こちら側が意識づけを出来るかどうか。。。

レッスンプロにとって一番大切なことは
そこなのではないかと、私は常々、思っています。
 

ですが元を正せば、ドローンもゴルフも
 

 「上達したいから練習する」
 

結局は、これに尽きるのですけれどね。
 

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。
 

<本日のオススメ>

「ドライバーの飛距離を伸ばしたいけど、
 何から始めた良いのか分からない…。」

もしあなたが、そんな理由でモヤモヤしたまま
プレーをしているのなら…

ズバリ、そういうゴルファーほど、
後から困る場合が多いのです。

今、知らなければ損をする
「残酷な真実」を、今あなたにお伝えします。

コレです。本日8/27(月)まで。

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ミスしたときに、帰るべき場所

2018.08.27
obara小原

From:小原大二郎
千葉のゴルフ場より、、、

こんにちは、
小原大二郎です。

昔の私は、スイングについて
こんなふうに考えていました。

方向性が悪いのは
スイング理論が悪いからだ。

自分に教えたコーチが
間違っているんだ。

自分は教えられたとおりにやっている。

右のミスが多いから
アドバイスをもらったら
こんどは左のミスが出た、もうわからない。

このまま誰のアドバイスを聞いたらいいか、わからない。と。

あなたもそんな風に悩んだことはありませんか?

ビジネスゾーンとの出会い

例えば私の場合、、、

同じようにいろんなゴルフ理論を探したり
うまくなるために、いろんな人に教わったことがあります。

しかし、私は
あまり素直な生徒ではなかったようです。

先生の言っていることが納得できなかったり
教えられていることに背いたりしていました。

先生の目線で言えば
中々、悪い生徒ですね(笑)

だからか、ゴルフは全くうまくなりませんでした。

そのままゴルフを練習し続けていたら
ゴルフは辞めて、線路の整備の仕事をしていたかもしれません。

しかし、頑固な私は幸運にも、
ビジネスゾーンに出会いました。

その日以来、私は
ゴルフの理論に迷うことがなくなり
それが私のレッスンの礎となったのです。

そして、それまでに私が考えていた
ゴルフの理論がすべてつながったような感じがしたのです。

ミスをしたら、ここに帰ってくる

「腰の高さからインパクトを作る」ことが大切です。

これがビジネスゾーンで伝えている
最も重要なメッセージです。

img02

例えば、腰の高さのテークバックでショットがミスするとき
ハーフショット、アプローチ、5yのアプローチもうまくいきません。

出玉が左右にばらつく人は
小さいスイングから間違っているのです。

フルショットで左右にばらつく人は
肩から肩のスイングで既に間違えているのです。

間違っている、というと少し大げさに聞こえるかもしれませんね。
ですが、自分では思いもよらない微妙な変化、動きが
出玉に影響を与えます。

ゴルフスイングはコンマ単位の時間でされる
一瞬の動きの集大成です。

だからこそ、
少しの上半身と下半身のバランス
左右の腕の力の入れ具合
リズム
テークバックの深さ
腰を入れるタイミング

などなど、細かいその日の調子で
結果は大きく変わってしまうことがあります。

しかし、ビジネスゾーンを手に入れた人は
すべての問題に対処する方法を備えています。

シャンク、スライス、フック、ダフリトップ。
すべて帰るべきスイングがあるというのは
非常に楽なのです。

これは、調子が悪くなったときに
新しい理論や、新しいコーチに習ったりしなくても済む
ということなんですね。

だからこそ、ビジネスゾーンが大切ということ。

スイングが固まらない人と固まる人

スイングの考えや
あなたに帰るべきスイングの形がないとすると
こうなってしまいます。

・ミスが出る
・何をしたらいいかわからなくなる
・逆球のミスも出始める
・さらにわからなくなる
・レッスン理論の変更か、クラブ変更に頼る

という流れになります。

自分のスイングが合わないから、と
クラブフェースがフックフェースのドライバーに変えたりすると
そのクラブだけ捕まるようになっても
他のクラブで、右に行くということも出てくるかもしれません。

クラブを変えることが一概に悪いと言っているのではありません。

ミスをしたり
ゴルフで迷ったときに帰るべき場所がなくなってしまうのが問題なんですね。


「ビジネスゾーンはスイングの帰るべき”ホーム”だ。
 それはあなたがゴルフをしていて
 問題にぶち当たったときに帰るべき家のようなもの。
 それがないとしたら、暗闇の中を目隠しして歩いているような気分になるかもしれません。」

ビジネスゾーンを学ぶなら、これが一番はやいです。

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どれくらい飛ばそうとしてますか?

2018.08.26
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

こんにちは、
服部コースケです。

あなたは、練習場ではいい球が出るけれども
コースではうまく行かない。

特に、ドライバーだけは
ティグラウンドに立っただけでもうだめだ、と感じたことはありませんか。

ほとんどのゴルファーは
「コースに出ることで、飛ばしたい」
という欲が出て

それがスイングを不安定にする原因になっています。

あなたはどうでしょうか?

ふだんの100%の力で200y練習場で飛んでいるとしたら
100%の力、もしくは130%くらいの力を出して
ボールを飛ばそうとしまってはいないでしょうか。

こういった事態を避けるためにも、
必ずあなた自身の

「飛ばしの許容量」を
把握しておいてください。

ドラコンホールや
友人と飛距離の勝負をしていない限り

自分の120%の力を
平坦でまっすぐなパー5、
狭いパー4で使うということは

非常にリスクが高い選択をしてしまっています。

人によってOBの数や
球のばらつきは違うので
一概には言えないかもしれませんが、

初心者や、ティショットに悩んでいる人ほど
飛ばそうと考えすぎてしまっています。

普段200yが限界飛距離の人でしたら
「180y飛べばいいや」
と思うだけで全く、結果が変わります。

230y飛ぶ人だったら
「200y飛べばいいや」
と考えてください。

この20y、30yをこだわるあまりに
多くの人がパーオン、ボギーオンを逃しています。

もし、ティショットのばらつきが多いという方でしたら
即刻試してみてください。

スコアを失ってみて初めてその重要性に気づきます。

私も、ティショットがマン振りで安定しない日は
すぐに刻み戦略に変えます。

もちろん、ドライバーを握らず
3Wや5Wなどで打つのもいいでしょう。

ゴルフを始めた頃は
「ゴルフっていうものは、ティショットでマン振りするのが礼儀」
とさえ、思ったこともありました。

そうすると当然、OBも増えます。

ここで厄介なのが
ラウンド中に調子が急変することがある、ということです。

ティショットのマン振りで最初はよかったと思ったのに
いつの間にやら、午後はOBの連続
なんていうことも。

最初の一打は本当に嬉しく感じますよね。

その一打が嬉しくて
どんどんヘッドスピードを上げて
もっと飛ばそうと考えてしまったりするのです。

もちろん、飛距離は上がるにこしたことはありますが
毎ホールが、ドラコンホールなわけではありませんので
節度あるティショットを打つことで

結果的にドライバーが安定して
平均ティショット飛距離も伸びていくでしょう。

コントロールに自信が持てた時
次はさらに、限界飛距離を伸ばすことにチャレンジができます。

その日を楽しみに練習を続けていきましょう。

服部コースケ


<本日のオススメ>

飛距離を伸ばしたいあなたに朗報です!

なぜ、ドライバー飛距離が伸びないのか?
むしろ、落ちていくばかりなのか?

飛距離を伸ばすためのすべてがわかる
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【ビデオ】本当のボールヒットの感覚を味わう

2018.08.26
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「本当のボールヒットの感覚を味わう」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。

トップから打ちに行かないで
しなりを溜めて加速しながらボールヒットする、
本当のボールヒットの感覚を体験できる方法を見てみましょう。

ちょっと工夫した50yショットをすれば、
トップからいきなり打ちに行かなくなります。

どんな工夫かを種明かしすると。。。

(続きはビデオにて)

本当のボールヒットの感覚を味わう

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf180826/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

「ダウンスイングコック入れ」ドリル

どんな工夫かを種明かしすると、
手首が親指側に折れるコックを深くしながらダウンスイングする
「ダウンスイングコック入れ」ドリルです。

動きとしては50yショットで、
ダウンスイング序盤で手首が親指側に折れるコックを
さらに深くすることだけです。

しかし、たったこれだけのことの中には、
ボールヒットの真髄がぎっしり詰まっています。

そのため、その一部だけをご紹介しますが、
かなり深い話題になります。

実際のやり方

「ダウンスイングコック入れ」は単純なことですが、
その本質を理解して行うかどうかで結果は大きく変貌します。

そこで、まずは実際のやり方を見てみることにします。

バックスイングで脚を使った楽にあがるトップから、
コックをさらに深くすることを意識して手元とクラブを下に落とします。

しかし、楽にトップをあげて落ちて来るためには、
色々やらなけらばならないことがあります。

スタンスの幅が腰の幅程度の30cmぐらいで脚を使い切ると、
手元はだいたい腰の高さでシャフトは水平の少し下ぐらいです。

そこからヘッドの勢いだけでヘッドは腰の少し上まであがってくる感じです。

50yに飛ばしたいならスタンスの幅をもう少し広げると
股関節が入った分脚の可動域が大きくなり、
脚を使い切るとシャフトが垂直の手前ぐらいまであがってきます。

そして、まさにヘッドがそれまで動いてきた勢いだけで、
まだトップに向かっている最中にコックが深くなることを感じます。

ヘッドに引っ張られるようにするだけで、
出来るだけ腕で上にあげないようにすることで
ヘッドの動きを感じることが最初の一歩です。

そして、ヘッドがトップに向かおうとしている最中に、
手元を落としながらコックをさらに深く入れます。

この様にコックを入れることで、
サンド・ウエッジで50y飛ばすぐらいのショットが
比較的簡単に最高のボールヒットを味わうことができます。

サンド・ウエッジのフルショットが70y以上なら、
50y飛ばそうとするぐらいがちょうど良いです。

力が弱い女性などの場合は、
30yに飛ばすぐらいの距離がわかりやすくなります。

シャフトがだいたい垂直を少し超えるか越えないかぐらいの
トップとなる距離でやってみると良いです。

飛距離としなり戻りの関係

ところで、ヘッドスピードの影響で、
30y以下ではしなり戻りのパワーは弱いので加速感はあまりなく、
しならせることが中心の練習となります。

そのため30y以下では
徹底的にしならせる練習として最適となります。

実際、30y以下でバックスピンをかけるためには、
自動的なしなりもどりに任せるよりも
手の力でクラブをリリースしてヘッドを加速させます。

30y以下でバックスピンをかけるなら
フォローでフェースを顔に向けるようにして、
ボールヒットに向かって左手甲側に折る力を出す必要があります。

30yを超えるとしなり戻りのパワーが段々大きくなってきて、
勝手にしなり戻ることでヘッドが加速できて
バックスピンが強くかかります。

30y以上のショットでは手を使わなくても、
まさにしなりもどりのすごさを感じ始めることができます。

リリースということ

ここで、クラブをリリースするということは、
どういったことかを見てみましょう。

例えばボールを投げるとき、腕を伸ばしたままボールを投げても
遠くまで投げることはできません。

腕を伸ばした形では、腕がリリースされた状態で
ボールを投げていることになります。

ところが、ボールを手から離す直前まで腕を曲げて
まさにリリース中に投げると、ボールは遠くまで投げられます。

ゴルフでも、リリースが早すぎるとボールは飛びません。

要するに、上半身がしなり戻ってからでは、
ボールヒットに力を集めることはできないからです。

同じ量のガスでも、ガスコンロでチョロチョロ燃やしては
何も吹っ飛びません。

一気に火をつけることで爆発して、周りの物が吹っ飛びます。

飛ばしたいなら左肩甲骨が胸の方向へスライドしてできる右手甲側へ折れるヒンジや、
右腕が曲げされられた形が残っている状態でヒットさせます。

まさにリリースされている最中にボールヒットすることで、
ヘッドがボールに当たり負けしにくくフェースの向きが安定して、
さらにボール初速があがり飛びます。

飛距離やスコアとリリースのタイミングは連動しています。

リリースを遅らせて力をボールヒットに集めることが出来るようになるほど、
ボールコントロールができ、さらにボールは飛びます。

そして、サンド・ウエッジで50y以下ぐらい飛ばすショットを使って
「ダウンスイングコック入れ」ドリルで
リリースタイミングを強制的に遅らせることができます。

そうすればボールヒットに力を集める本当の体の使い方や、
ボールヒット瞬間の本来のリリースの感覚が体験できます。

案外トップは深くなる

さらに左肩をリラックスさせることで、
トップは思ったほど深くなっていないと感じても
案外深くなっているものです。

そのため、楽にあがるトップで良いと思ってスイングしても、
案外シャフトが水平近くになるまでのトップになっています。

フルショットに近いほどショットそのものは難しくなるので、
やろうとすることはやりにくくなります。

やはりできるだけ距離を飛ばさない範囲で、
しなり戻りを感じる距離で習得することが
一番効率良く正しい感覚を体験できます。

それが、サンド・ウエッジで40~45yぐらいキャリーして
50yに飛ばすショットです。

ここで、セットアップやバックスイングで
左肩や手首に余計な力が入っていると、トップは深くなりません。

一生懸命にトップを深くしようとしても、
シャフトが垂直になるぐらいまでしかならない
かなり浅いトップになることすらあります。

そして、その場合にはほぼ100%の方が、
体が硬いからトップが浅いと信じ込んでいます。

しかし、体が硬いための可動域不足でトップが浅くなることは稀です。

十分なトップのための可動域の確認

そこで、十分なトップのための可動域の確認をしてみると良いです。

真っ直ぐに立って、まずはコックを入れていきます。

そして、次に右肘を曲げてみます。

左腕はあまり曲がらないように、少し伸ばすようにします。

そうすると、ほぼ100%の方がシャフトが水平になるまでの
深いトップの上半身だけの形をつくることができます。

そして、シャフトが水平なところまでコックと右肘を曲げてくると、
左肩をリラックスさせておくことで
左肩甲骨が胸の方向へスライドしていることがわかります。

トップが浅くなるのは、単に余計な力を入れているために、
良いトップに必要なだけの可動域を制限しているだけです。

さらに悪い事に、トップが浅いと思ってもっと高くあげようとすると、
余計に肩周りに力が入って肩甲骨が動かず可動域が狭くなってしまいます。

トップは高さより深さが重要

トップは高さと言うよりも、深さが重要です。

トップでの左肩甲骨の張りがあるほどトップが深いことになります。

また、ついついトップを高くしようとして、
むしろ浅いまま手元だけを高く上にあげようとしてしまいやすいものです。

トップを深くするコツは、右腕の使い方にあります。

いくら左肩をリラックスできていたとしても、
右腕が正しく機能しなければトップは深くできません。

右腕はシャフトに押された分を押し返す様に力を出すようにします。

要するに右腕がシャフトをテコとした
テコの支点となるように使えば、深いトップがつくれます。

右腕が支点になっているなら、
コックを曲げるほどテコの原理で左肩甲骨は引っ張られます。

クラブをテコとして、右腕が支点、トップへ向かうヘッドが力点、
グリップエンドが作用点で左腕を引っ張り
左肩甲骨が胸の方向へスライドされます。

このテコが働けば、コックとトップの深さは連動します。

となると、トップからさらにコックを深くすると
上半身のしなりとしての左肩甲骨のスライドが大きくなって
しなりのエネルギーが蓄積されます。

そして、ダウンスイング序盤は、
まだまだしなりを蓄積したいタイミングです。

しならせる時間が長いほど
体にエネルギーをより多く溜めることができるので、
ボールを飛ばせます。

本来本格的に脚のパワーで上半身をしならせるべきタイミングである、
トップから手元が腰の高さのところでしならせられていない方は多いです。

トップからいきなり力を入れてクラブをリリースして振っていては
飛ぶはずはありません。

フルショットでダウンスイングしてきて左腕が水平になったときに、
手首のコックが入ってシャフトが45度以上傾いているなら
そこまではリリースしていない証拠です。

これが、45度よりも開いているとなると、
すでに力を出してクラブをリリースし始めていることになります。

大型ヘッドドライバーとリリース

大型ヘッドドライバーほど、
早い段階でリリースを始めるとも言われますが、
それはグリップがウィークすぎているからです。

正しいグリップならリリースを早める必要がなく、
その分ボールに力を集めて飛ばせます。

その最たる証拠は
世界ドラコン2連勝のジェイミー・サドロウスキーに見ることができますので
YouTubeなどでスイングを見てみてください。

彼らは規定限界の大型ヘッドで、
しかもやはりルールいっぱいまでの長いシャフトで飛ばしています。

大型ヘッドでは慣性モーメントが大きく回転しにくいため、
前腕を捻ってフェースの向きをターゲットに向けようとしても戻りにくいです。

そのため、グリップがウィークだと
ダウンスイングで手元が胸の高さ辺りまでには
フェースを閉じる動きを行わなければなりません。

トップからフェースを閉じようとすると、
シャフトが水平のときにシャフトが右を向くシャフトクロスになります。

そして、フェースを閉じようとすると同時に
クラブもリリースされることになります。

ところで、コックや右肘を曲げると骨格の構造で
フェースは開いて来るのでトップではフェースはある程度は開きます。

そして、ダウンスイングで体の回転でヘッドが置いていかれると、
親指側に折れるコックが段々右手甲側に折れるヒンジに変わってきます。

そして、グリップが正しければ、
ヒンジではフェースはセットアップでの向きになります。

ところがウィークすぎるグリップでは、クラブが遠心力で引っ張られたときに、
左腕が右に捻れるためにフェースが軌道に対して開いてきます。

腕は伸ばすと内側に捻れます。

これは、前腕の筋肉が腕を斜めに走っているからです。

遠心力で引っ張られた状態でフェースがターゲットを向く形に、
セットアップからグリップをつくっておけば
力でフェースを閉じる必要はありません。

そうすれば、大型ヘッドでもリリースを早める必要はありません。

ボールヒット直前までしならせる

ダウンスイングしてきて手元が腰の高さぐらいまでは、
下半身の力で上半身をしならせます。

トップへ向かう切り返しでは、
トップに向かうヘッドと下半身の先行動作の真逆の動きで
上半身を楽に重力でしならせることができます。

バックスイングで右脚を伸ばして、
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込みます。

そうすると骨盤の右サイドは右上にあがり、
骨盤が前傾角度を維持して背骨を中心に右にターンします。

ダウンスイング序盤では、腰を力で回さなくても
背骨の前側の重い内蔵や腕の重さを下に落とすだけで、
腰はセットアップの向きまで戻ります。

これが、トップに向かう切り返しでの下半身先行動作です。

下半身の先行する動きは筋力ではなく、重力を動きの機動力とします。

内蔵と腕の重さを足したら、ト
ータルで体重の3分の1ぐらいにはなります。

腕も片腕で4kg程度ありますから、
両腕で8kgもの重りがセットアップのポジションから
胸の高さ辺りまであがったなら、かなり大きな落差となります。

全体の重心としてはバックスイングで20cmぐらいは上にあがってきますから、
それだけ下に落ちるだけでもかなりのエネルギーを吐き出してくれます。

さらにスイングを簡単にしてくれる重要なことが
手元とクラブを下に落とすことで発生します。

トップから手元とクラブを重さで落としてきて、
真下に落ちるほどクラブがインパクトの面にすばやい段階で乗ります。

クラブがインパクト面に早く乗るほど、
早い段階で下半身のパワーを出し始めることができ、
その分下半身の動きで上半身をしならせることができます。

また、クラブがインパクト面に乗れば、
軌道のコントロールはいらなくなるので、
目一杯パワーをかけることができます。

左脚を縦に蹴るようにして長く伸ばして
左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込めば、
骨盤と体幹が回転することでヘッドは置いていかれる力を受けます。

そうすると左脚の蹴りで、上半身が左肩甲骨のスライドの形でしなります。

脚の強力な力でしならされた上半身は、
しなり戻りでボールヒットします。

このとき急激にしならせるほどしなり戻りのパワーも大きくなりますから、
ボールを飛ばしたいならボールヒットに向かって
左脚を強く蹴るほどボールを飛ばせます。

テコになれない右腕

上半身を楽にしならせるこつはテコの原理を使うことでした。

ところがうまくテコを使えていない場合は多いです。

そして、右腕がテコになれない原因の多くは、
右腕で自ら力を出していることです。

その中でも非常に多い例は、
バックスイング開始直後から右肘を曲げる力で
クラブを上にあげようとする動きです。

そうすると、トップ近くになった右腕が支点となって
テコの原理で左肩甲骨周りをしならせようとしても、
右腕が支点になれずにしなりをつくれません。

さらには、トップに向かってさらにひと押しして
腕とクラブを力で上にあげようとする動きでも
右腕が支点となれなくなります。

バックスイングでスタンスの幅で決まる下半身の可動域を使い切るまで、
右腕は何もしないようにしましょう。

だだ単に、ヘッドが振り出し後方へ真っ直ぐに動きながら
フェースがボールを向いているようにすれば、
ちょど良い割合で手首のコックだけが入ってきます。

下半身とコックの動きで脚を使い切ったら、
ヘッドはまあまあの勢いとなります。

下半身を使い切った後は、
右腕が押された分だけ押し返すようにすれば、
右腕が支点となりヘッドの勢いでグリップエンドが引っ張られます。

そのグリップエンドに引っ張られた左腕が
左肩甲骨を胸の方向へスライドしてくれる形でしなりとなります。

トップまでに右腕が支点になれないままだと、
ダウンスイングでも上半身をしならせることはできず、
力ずくでクラブを振りに行ってしまいます。

トップからの振り急ぎ

トップからいきなり上半身の満身の力を出して振りに行く、
心と体のちぐはぐな動きとなかなかさよならできないものです。

しかし、それでは車で言うなら
カーブの入り口でアクセルを踏んでいるようなものです。

ゴルフのトップに向かう切り返しは、
道路のカーブにさしかかったところと同じです。

トップの形では、背骨を中心に右にターンすると
重い内蔵や両腕が右を向いていることから、
右足には体重の多くが乗っています。

となると、右足でしか地面を踏めていないで、
左足は地についていない状態です。

これでは高く上にジャンプしょうとしたときと同じで、
大きなパワーを出せる体勢ではありません。

高くジャンプしようとしたらまずは両足で地面をしっかり踏んで、
両股関節を入れて脚を伸ばして地面に対して
パワーを発揮する準備をしようとします。

ジャンプと同じで、脚でしっかりパワーを出すためには
両足で地面を踏む必要があります。

このようにトップからいきなりがんばろうとしたところで、
持っている力の半分も出すことはできません。

力を発揮しにくいタイミングでがんばっても、
無駄に終わるだけです。

動きにくいときに力を使ってしまったら、
しっかりパワーを出さなければならないボールヒットでは
力を出せなくなってしまいます。

さらに、トップの形では、インパクトの面にクラブが乗っていません。

そのため、ダウンスイングでは
まずはインパクト面にクラブを乗せることが必要ですが、
トップから振りに行っては乗せにくくなります。

そして、なかなかインパクト面に乗らないまま
ボールヒット近辺でとにかくボールに当てるために
調整しながら力を出すはめになります。

それでは、清々とパワーを使い切ることはできず、
気持ちよく振り切れないばかりか当然ボールも飛びません。

まさに車でカーブを曲がるときのように
トップに向かう切り返しからボールヒットまで動きたいものです。

カーブの入り口で減速して、まずはカーブに沿って曲がり始めてから、
カーブの出口が見えたらアクセル全開で走り抜けるようにスイングしましょう。

「ダウンスイングコック入れ」でブレーク

「ダウンスイングコック入れ」の味噌は、
ダウンスイングの序盤で打ちに行かないで
しなりを作ることに専念することです。

そもそもトップに向かってがんばって深いトップを作ろうとすると、
その時点で余計な力を入れてしまい、逆にトップが浅くなってしまいます。

フルショットでも最初から楽なトップで良いと思って、
スリー・クオーターぐらいのつもりでバックスイングすると、
案外上半身がしなりやすい状態でバックスイングできます。

普段のフルショットでもトップをがんばらないで、
スリー・クオーターぐらいのつもりでの
「ダウンスイングコック入れ」をやってみましょう。

普段トップからいきなり振りにいっていたら、
スリー・クオーターぐらいのつもりのほうが大きくしなることができて、
むしろボールが遠くまで飛んでいたりします。
 
 

では、また。
 

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