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「技」片山晋呉プロの究極の練習

2013.07.21
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

ゴルフライブでの連載も、今回で3回目です。
今週もよろしくお願いいたします。

今日は、全ての年齢のゴルファーに共通する

 「片山晋呉プロ究極の練習」

について話してみたいと思います。

今現在、片山晋呉プロは全英オープンに出場中で、予選通算8オーバー。
滑り込みでの週末への切符を手にしました。

ここでご紹介する片山晋呉プロの練習は、実際にどなたにもやっていただきたい練習ですし、
この中から何かヒントを得ていただけるのではないかと思っています。

(大森睦弘についてご存知でないかたはこちら)

http://g-live.info/?page_id=733#ohmori_prof

「こればっかりやってれば、強くなる」

片山晋呉プロが江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)とコーチング契約していた2009年、
マスターズで4位の日本人最高タイを獲得しています。

そして5回の賞金王、日本ツアー永久シード権など、
押しも押されもしない、トップランクの選手です。

晋呉さんは今でも時々ETGAに顔を出してくれていて、
ETGA契約選手たちに自分自身の「秘伝」を伝えてくれています。

先日、全英オープン出場が決まったときにも、最終調整に来てくれました。
そして、いつものようにみんなの前で練習してくれたのです。

そんな中で、強烈な印象に残る一言がありました。それは、、、

 「こればっかりやってれば、強くなる」

この一言です。
それでは、この「こればっかり」とは、一体何か? それは。。。

 「ノーマルアプローチのライン出しの練習」

この練習はもともとは江連忠がコーチとして晋呉さんにやってもらっていたことなのですが、
晋呉さんはETGAを離れてからも、この練習をずっと続けていたのです。

細い板の上に、ボールがコツンコツンと…

現役ツアーで活躍している日本選手の中で、世界に最も近いと言える晋呉さんが、
驚きのこの「超地味な練習」が最も大切だと語ったその練習方法とは。。。?

キャリーで10~20ヤードのアプローチショットで、
方向性をしっかり出してターゲットに正確に落とします。

下半身をしっかり使って、上半身は自然に下半身に連動して動くだけ。
手は何も余計な事はしないでクラブを捻らない。

特に、ボールヒットに向かって左脚で縦にエネルギーを使って地面にパワーを伝え、
それが下半身から手先に向かって順番にエネルギーが伝わって行く。

ココがポイントなのですが、下半身が十分にエネルギーを放出してくれれば、
上半身は本当に必要な動きだけをやってくれます。

これはいわゆる、通常のショットでも同じですね。
そして、プロでもなかなかやろうとしていないのが現実です。

難しいからではなく、その重要さに気づいていないだけなのです。

言葉で言われて「大事なんだ」と思うだけではなく、
本気になって真剣に単純な練習と向き合うことをやれないだけなのです。

芝の上からでもいいのですが、今回の訪問では練習場マットを裏返して、
硬いゴムの面を上にして、そこにボールを置いてショットしていました。

そして、15ヤード先には8cmぐらいの板を置いて(実際には体操で使う平均台)
手前と奥に1mぐらいの幅でテープで目印を付けて、
その約1mぐらいの範囲にボールを落とすのです。

この板の上に、ボールがコツンコツンと落ちて行きます。

ショットとしては単純に見えますが、方向性と距離の精度が必要で、
簡単にはコツンコツンと8cmの横幅、前後幅1mの板の上には、ボールは落ちてくれません。

左手片手、右手片手でも行いますが、
ボールの上がる高さが両手の時とほどんど変わりません。

手が何も余計な操作をしないので、両手でも左手、右手片手でも
クラブヘッドはほとんど変わらない動きをします。

この他にも、バンカーからのアプローチショットもたくさん練習していました。

ベースはノーマルアプローチのライン出しですが、
今年(2013年)2月の寒い時に、宮崎で一緒に合宿した際、
バンカーからのアプローチを徹底的にやっていました。

バンカーの中にボールを置いて、それをクリーンに拾うアプローチショットです。
距離はやはり10~20ヤードがベースとなります。

トップ選手がこんな単純な練習の繰り返し、なぜ?

晋呉さんぐらいの選手が、こんな単純な練習をずっとやっているのです。

当然、ドライバーや通常のアイアンショットでのボールコントロールも練習はしますが、
必ず行っていて、結構たくさんやっていることが、このノーマルアプローチのライン出しです。

10~20ヤードをサンドウエッジなどの短いクラブで打つということは、
クラブが腰の高さぐらいでの動きになります。
実際には腰から少し高く上がるぐらいの振り幅が気持ち良さそうで、多くやっています。

この腰から下を「ビジネスゾーン」と言いますが、プロでお金を稼ぐためには、
この範囲でのクラブの動きが良ければ、賞金を稼ぐことができると言われている領域です。

要は、単にショートゲームの練習を行なっているのではなく。
すべてのショットにとって重要な部分をしっかり練習しているということなのです。

これぐらいの振り幅ですと、手で打つこともできますが、下半身をしっかり動かして、
上半身はでしゃばらないで、静かに下半身の動きに従って動かします。

この下半身の動きはドライバーまで同じなのです。

ですから、上半身のリラックスされて自然な動きと、
下半身のアグレッシブな動きの両方を同時に鍛錬しているのです。

ここまで来ると、もはや「練習」ではなく「鍛錬」なのです。

「練習」と言うと、出来ないことをやろうとすることのイメージが強いのですが、
「鍛錬」だと、すでにできていることを、さらに精度良くして再現性を高くしたり、
体に完全に定着させる感じですよね。

まさに、晋呉さんのこの練習は「鍛錬」という言葉がピッタリなのです。

そんなことを知った上で、晋呉さんが現在出場中の全英オープンを
ご覧になっていただけると、少しだけ見方も変わるかもしれませんね。

では、また。

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【ビデオ】練習場に行く回数を増やすべき?

2013.07.20
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はビデオレッスンをお送りします。

今日のテーマは、、、

「ゴルフを始めて6か月程度です。
 月に2回はラウンドしていますが、練習場にはあまり行っていません。
 練習場に行く回数を増やすべきでしょうか?」

※今回ゴルフ場で撮影しているため、音声が聞き取りづらいかもしれません。

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素直になれる場所の偉大さ

2013.07.19
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。小原大二郎です。

今日は、素直にゴルフをすることの重要性について書かせて頂きます。

つい先日、とある生徒さんのレッスンをしていた時のことです。

その日の生徒さんは、会社役員のSさんという方で
レッスンが終わって談笑していたときのことです。

お互いに子どもの話をしていたんですが、

Sさんには小学生くらいの娘さんがいるそうで、
その子が可愛くて仕方ないらしいんです。

その気持はとってもよくわかりました。

Sさん「うちの娘、ちょっと前まで虫が大好きでよく外に虫を採りに走り回っていたんですよ。
   ところが、先週くらいから「虫はもう嫌い!」って言い出したんです。」

小原「そうなんですね。なぜ、娘さんは虫が嫌いになってしまったんでしょう?」

Sさん「それが、周りの友達が「虫ってきもちわる~い!」って騒いでたそうなんです。
   それを聞いて、娘も嫌いって言うようになったんです。」

小原「確かに、周りの子の影響って大きいですもんね。」

周りの空気を読むということ

娘さんが周りの方に同調して、虫を嫌いというようになったと、
そんなお話でした。

お子さんはどんどん成長しますから、
周りにもっと気を使うようになったり、
周りの人からの影響をどんどん受ける年頃ですよね。

そして虫が好きだったのに、嫌いというようになってしまった。

それだけ、周りからの影響は大きいことの証拠でした。

さらに言えば、、、Sさんの娘さんのように、
実は、あなたも知らず知らずのうちに
周りから影響を受けています。もちろん、ゴルフにおいても。

とある交流レッスンでこんな場を見たことがあります。
参加者の一人がレッスン前の軽い練習で

「基礎練習なんてやっても意味ない」

と言っていると、、、
それに合わせて周りの人たちも
うんうんとうなづいてしまう光景です。

ここで一人黙々と基礎練習をすることが
できるくらいの気持ちが欲しいものですが、
なかなか難しいようです。

大人になればなるほど、「空気を読まなければいけない」という
想いが強くなってしまいます。

気を使わなくてはならない相手とゴルフを
しているときは、さらにそうです。

そうなると、どうしても自分を出す事ができなくなってしまうこともあるでしょう。

空気を読みすぎるのと、
空気を読まなすぎるのってどっちが良いと思いますか?

難しい質問ですね。

自分に素直になれる環境があなたを成長させる

周りに振り回されずに、
自分をコントロールするというのは大人になれば必要なことです。

周りに合わせるということも最低限することができないと、
社会に反した行動をしてしまうことになり、

ゴルフでは、大切な人とのラウンドを台無しにしてしまうこともあります。

それでは、ゴルファーとしても大人としても失格です。

とはいえ、ゴルファーとして成長していくときに
大事なのは自分の個性をしっかりと出していく瞬間なんですね。

これが難しいところです。

普段から自分を出しすぎるると角が立ちすぎるかもしれません。

だからこそ、自分の個性を素直に出せる空間というのは大事ですよね。

親の前では、子供が「虫が好きだ」と自信を持って言えるような
雰囲気にしなければいけないなと、私も気をつけねばなとおもいます。

そして、ゴルフで恥ずかしい失敗をしても
困らないそんな、素直に振る舞える環境で
ゴルフを出来ればあなたももっともっと成長できるでしょう。

またメールします。

小原大二郎

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「無駄な練習だった。。。」と後悔しない方法2(つづき)

2013.07.18
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は前回の話の続き、

 「この感覚(=まぐれ当たり)をとぎすました先に、
  毎回、自分が思い通りにできるスイングがあるんだ!」

が間違いであり、ギャンブルに限りなく近い、、、
そんなことをお話ししました。

では、、、いったいどうすればいいのか?
そのことについて、今日は書きたいと思います。

次も同じく打てるのか?

はじめに、繰り返しになりますが、話の前提として

 「まぐれ当たりはコントロールできない」

ということを理解しておくようにしましょう。

あなたが「よし、いまの当たりはよかった!」と思ったとしても、
その次に同じように打てるかどうかは別の問題です。

なぜなら、何かを意図して打ったボールではないからです。

しかしながら、そうしたまぐれ当たりが
何の手がかりにもならないかというと、、、必ずしもそうとは限りません。

まぐれ当たりをしている時というのは、
人間は必ず何か特定の動きをしているものです。

そういうパターンを見つけて、それを再現性に生かし、
そうすることである一定の確率で「いい当たり」が生まれる。。。

しかし、その方法でも100%はあり得ません。
では、どうすれば良いのかというと、、、

わざと「曲げてみる」こと

私がよく100を切るか切らないかぐらいの人に言うのは、

 「わざとミスショットしてみましょう」

というアドバイスです。

たとえば、ボールをわざと曲げるように打つのです。
トップをわざと打ってみる、ダフリもわざと打ってみる。

しかし、この練習で気づくことはおそらく、
「あなたのミスショットは百発百中ではない」という事実です。

それはつまり、あなたは思い通りに打つことができていないということです。

でも安心して下さい。それがわかっただけでも、話は早い。
この事実を受け入れて、ミスショットをわざと打つ練習を続けて下さい。

そうしたら、普通にショットを打ってみてください。
おそらく、以前よりも方向性も球筋も違うことに気づくはずです。

この練習自体、ものすごく地味な練習ですし、
続けることはそれなりに忍耐力と勇気を必要とします。

なぜなら、ナイスショットができないわけですし、
「これで変なクセがついたらどうしよう」とか思うからです。

しかし、この練習で身につくものこそ「再現性」というものであって、
私も当初この練習をしたことで、大きくステップアップができました。

身体が研ぎ澄まされてくる

そして、もっと先に行くならば、そのミスショットを打った時、
「自分がどんな動きをしたのか」を感じてみることです。

意識的にミスショットを打っているのですから、
いつもとは違う、別の身体の感覚が出てくるはずです。

すこし大ざっぱな言い方になってしまいますが、
その逆をやってやればいいということです。

こうした「自分を感じる」練習というのは、自分のスイングのクセ、
自分の身体のパターンを知ることにもつながります。

先ほどお話しした「まぐれ当たりから知る」というやり方よりも、
より多くの身体的、感覚的情報がもたらされます。

 「曲げようとしたのに、曲がらない、、、」

 「もしかしたら、自分の感覚は間違っているのではないか?」

と、すぐにわかります。
これは、バカ正直にうまくいくほうから攻めるだけではわからないことです。

いい意味で「自分の感覚を信じないこと」が大事です。

「自分の感覚は“イカれている”んだ」ぐらいに思ったほうが
ちょうどいいのかもしれません。

特に、身体を総合して感じている感覚というものは、
間違いなくイカれています。ひどい言い方をすれば、ウソをつきます。

スイングというのは全てが集合した結果です。

再現性をつけるためには、そのうちの一つの要素のチェンジのしかた、
スイッチの切り方を学んでいくことでしか、達成できません。

もちろん、総体としてスイングをいきなり作れる人もいるかもしれません。

しかし、そういう人はごくごく一部の天才だけです。
しかもそういう人であっても、後で必ず立ち行かなくなる時が来ます。

成功はひとつかもしれませんが、ミスのパターンはたくさんあります。
だったら、一つのミスから順番に攻めていったほうがいいですよね?

そうすることで、何がうまくいって、何がうまくいっていないのかを
場合分けすることができて、結果的に上達もしていくはずですよ。

またメールします。

小原大二郎

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【ラジオ】スイングやミートの安定感が無い・・・

2013.07.17
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はいつものウィークリーレッスンではなく、
音声によるレッスンをお送りしますね!

今日のテーマは・・・
「スイングやミートの安定感が無く、打球の方向のばらつきが激しい」

というものです。

http://g-live.info/pdf/radio130717.mp3

※右クリックで保存もできます。

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