From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
「小原先生、言われた練習を続けていたら、
ボールが飛ばなくなっちゃったんですけど・・・」
最近レッスンにいらしたSさんが、こんなことをおっしゃいました。
Sさんは30代。
身長も180センチぐらいあってスポーツマンなのですが、
ボールが曲がるという悩みを抱えて私のところにやって来ました。
身体も大きくて、ドライバーで250yぐらいは飛ぶのですが、
私のビジネスゾーンの練習を続けていることで距離が出なくなったとのこと。
220yぐらいしか飛ばなくなったそうです。
■結果が出ずに不安に・・・
Sさんはもともと力任せにボールを打っていたので、
飛距離は出るけど右に左に曲がる、という状態になっていました。
ビジネスゾーンの練習を中心に進めてもらうことで、
その状態から抜け出してほしいと思っていました。
ただ、もともと飛距離に自信を持っていたので、
飛距離が出ないことで、練習に不安を感じてしまったようですね。
Sさんには、
・ミートを重視しているので、今は飛ばなくなって当然
・飛ばなくなったのは、今まで考えがなくクラブをふり回しているのを改め始めたから
・飛んでいたときは右に左に行っていたが、今は方向性も安定してきている
・ミート率が上がれば、元の飛距離どころか、方向性を安定させながら更に飛距離が出るはず
・今後恵まれた身体を生かすためにも、今の結果に落ち込まずに我慢して練習を続けてほしい
こんなアドバイスをしたところ、とても安心されていたようで、
今でも練習を続けています。
■やり方を変えたときには我慢が必要
ゴルフでも何でもそうかもしれませんが、
やり方を変えて結果が出ないときというのは、誰でも不安になるものです。
Sさんの場合は、自分の望まない逆の結果が出てきたわけですから、
余計不安になったのもしかたないと思います。
以前のやり方を続けていようが、新しいやり方を始めようが、
その道のりの途中で誰もが失敗をします。逆境は必ずやってきます。
問題なのは、新しいやり方を始めてうまくいかないときに、
「そのやり方がよくないからだ」と考えてしまいがちなことです。
新しいやり方を始めたばかりで、そのやり方がいいのか悪いのかわかる前に、
短絡的に結論を出そうとしてしまうんですね。
しかし、どんな状況でも結果を出す人というのは、
それでもあきらめずに、ひとまず前に進んでいく人、継続できる人です。
他人から見て、困難から立ち直ったどうかすら分からないほど、
素早く継続の行動をしつづけること。
この能力を持っている人は、間違いなくどんなことでも結果を出します。
冒頭にお話ししたSさんはきっと、今後元通りの飛距離に戻って、
さらには方向性も安定してくると信じています。
またメールします。
小原大二郎