From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
前回もバックスイングの肩から肩の話をしました。
今回もその話の続きで、
“肩から肩における頭部の軸(左右)”
について、お話ししていきます。
■頭が大きく右に左に動かないように注意
腰から腰のバックスイングと同様、肩から肩のバックスイングでも
頭が大きく右に動いたり左に動いたりしないように注意しましょう。
頭部の中心に軸があるとすれば、
その軸を中心に動いているのが正しい動かし方です。
目線はボールに向けていなければいけないのですが、
これは常に顔面が正面を向いていなければならないというわけではありません。
ではどうするかというと、顔の向きを正面にしたままではなく、
顔の面が少し右を向いて、目線がボールのほうを向いたままにします。
ただし、ここで気をつけなければいけないのが、
顔を右に向けると顔の面が少し右に向く関係で、
ボールから顔が遠ざかったように感じます。
そのため、ボールから遠ざかったことを軸の横ズレと感じる人もいるようですが、
それは顔が動いただけで、軸がずれているわけではありません。
■左のほっぺたを基準に
軸が横にずれているかどうかは、鏡を見ながらチェックをしましょう。
その場合のチェックの基準としては、アドレスの際に鼻があった位置が
トップの時には左のほっぺたぐらいのところに来るのが目安です。
これはあくまで目安なのですが、その人の体の硬さや個人差によって、
頭一個分程度動くのは許容範囲とも言えます。
あまり頭が動くのはよくありませんが、
そこまでを限度として見てもいいでしょう。
腰から腰のスイングの時と同様、
顔の面は動いても視界を動かさないようにすることが大切です。
目線さえストレート(まっすぐにして傾けないように)にしていれば、
下半身の軸と上半身の軸が連動して正しいスイング軸を保つことができます。
肩から肩のバックスイングでも顔の面は動きますが、
目線の先は動かさない(ボール方向を見つめたままになっている)
ように気をつけましょう。
■顔の面は動いても目線はボールのまま
頭の軸が左右に動いてしまうのは、
クラブの動きを追ってしまい目が動くために起こります。
そうならないよう、頭部の軸は動かさずに、
串刺しになっているかのように身体を回転させる必要があります。
頭に軸が刺さっているような感じでスイングをして、
顔の面は右を向いていても、目線はボールに向いたままにします。
アマチュアのゴルファーの場合、
中心の軸が左右に動いてしまうことが多いです。
下半身の軸と上半身の軸を保つための大事なポイントが頭部の軸であり、
その軸が安定しているかどうかの目安が目線の向きなのです。
最後にこの頭の動きの流れを説明すると、
①肩の動きは90度の回転
②正しい肩の動きのためには頭の軸が大事
③そのためには目線がボールに向いたままになっていることが大事
ということです。
目線が正しくスイングができていれば、全てが連動して軸が安定してきます。
次回も、肩から肩のバックスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎
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