2023.11.12
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「左手パンチ一発でゴルフ上達」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
えっ、左手パンチで上達って、
一体何を言っているの?
そんなふうに思ったあなたには
ぜひ続きをお読みいただきたいです。
(続きはビデオにて)
左手パンチ一発でゴルフ上達
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
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なぜ「左手パンチ」か?
なぜ「左手パンチ」かといいますと
正しい左手のグリップの向きに、
大きなヒントを与えてくるからです。
左手グリップの向きが
スイングに大きな影響を与えていることは、
意外に知られていません。
そのため、問題があっても放置されているんですね。
では、本来はクラブに対して
どんな向きに左手をセットするのが、
簡単に楽にパワーを出すために大切でしょうか。
左手グリップのあるべき姿
まずは、左腕でストレートパンチを出してみましょう。
そのとき、左手の向きはどうなっていますか?
左腕全体は内側へ回転して左手の甲はほぼ上を向きます。
これは骨格と筋肉の構造から自然に発生する動きで、
背中の大きくて広くて薄い広背筋が
左腕の内側を引っ張っているからです。
そこで、左腕でパンチを出してそのまま下におろしてきて、
そこにグリップを持ってきて
左手でグリップをそっと包み込むようにします。
それが、左手のグリップの向きの本来あるべき姿となります。
しかし、統計では95%のゴルファーは
左手のグリップの向きは左手でパンチを出した向きよりも
左向きであるウィークになっています。
ダウンスイングでの腰の高さでの状況
実は、誰でもダウンスイングしてきて
手元が腰の高さぐらいのところでの左手の向きを見ると、
まさに左手でパンチした向きになっています。
これはダウンスイングしてきて
クラブに発生する大きな遠心力が
左腕を引っ張っているからです。
そこからインパクトまでに左手の向きはそのままで
ボールを打ち抜けるほどヘッドスピードアップに集中できます。
そのためには、
セットアップで左手でパンチを出したときの左手の向きで
左手をグリップにセットすればよいです。
それよりもウィークになっていると、
腰から下でまさにヘッドをぐんぐん加速している最中にヘッドを左に捻って
セットアップでの向きに向ける動きをしなければなりません。
そのヘッドを閉じる動きは、
右腕を伸ばして左腕の上に右腕を被せるように動かす
アームローテーションになります。
そして、前腕を左に捻るアームローテーションでは、
ヘッドを手元に対して先行させる形になるまさに手打ちです。
ハンドファーストなインパクトをやりたいと思っていても、
左手のグリップがウィークなままでは
自然なハンドファーストインパクトは不可能です。
左手がウィークでは下半身で上半身を引っ張ってきて
しなりのエネルギーをそれまでためていたとしても、
インパクト前に解放してしまうことになります。
インパクトはまさにしなり戻りはじめた瞬間ぐらいになっていることで、
当たり負けを減らせてボールを精度良く遠くまで飛ばせます。
アームローテーションはやりますが、
インパクト前ではありません。
ボールを打ち抜いた後で左肘をたたんで
アームローテーションです。
このアームローテーションのタイミングが
インパクトに対して後なのか前なのかは、
ショットの質にとって非常に重要です。
まずはセットアップからすでに
左腕のインパクトでの感じを出しておきたいものです。
クラブを手で振ろうとすると
クラブを手で振ろうとすると、
左手のグリップはウィーク寄りになります。
左手でパンチを出した方向のまま手でグリップを包み込むと、
力で握りにくいポジションになるからです。
まさにウィークなグリップは指でグリップを握りやすいです。
そのため、ドライバーショットなどでボールを遠くまで
飛ばしたいと思うときほど、左手のグリップはウィークになって
指や腕とか肩にまで力を入れてしまいます。
クラブをつる
そして、左手のグリップがウィークな向きになるほど
左手でクラブをつろうとしたときに引っかかる部分がなく、
指で握らなければクラブは落ちてしまいます。
セットアップで落ちやすいなら
インパクトに向かってはなおさらです。
しかし、左手でパンチの向きである左手のグリップの正しい向きなら、
クラブをつろうとすると左手の小指の下側の肉球に
クラブの重さがかかって引っかかってくれます。
そうすると、自ら出そうとする力で握らなくても、
押されて耐える力の出し方でクラブを支えることができます。
押されて耐える力の使い方では
筋肉が伸ばされながら収縮しようとする
「伸張性収縮」です。
自ら出そうとする力は
筋肉を短くしながら収縮させる
「短縮性収縮」です。
「伸張性収縮」では「短縮性収縮」に対して、
動きのスピードが速くなると1桁以上大きな力を発揮できます。
まさに、インパクトでクラブが飛んでいかないために
できるだけ楽に支えるためには「伸張性収縮」的な
耐える力の出し方がキーとなります。
広背筋をしならせるためにセットアップ準備すること
また、スイングで広背筋のしなりを使えるために、
セットアップで準備しておくとよいことがあります。
それは、先ほどお伝えした
セットアップでクラブを吊るようにして、
左腕が引っ張られているようにすることです。
そうすると、左腕は右に回転して
左肩甲骨は背中の上で体の外側へスライドして、
背中の薄くて大きな筋肉である広背筋が少し伸ばされた状態になります。
左手のグリップは左腕でストレートパンチを出したときに、
内側へ回転しているのでそのままの向きにセットすればよいです。
そして、右肘内側のエクボを上に向けるようにして
右肘を少し曲げて右腕が押されてしなった感じにすると、
右肩は前に出ないでグリップを支えている感じになります。
これなら左肩甲骨をスライドさせて上半身をしならせはじめたことになり、
バックスイングからダウンスイングにかけて
上半身を素直にしならせやすい準備が整います。
このセットアップでの準備のすべては、
しならせやすい構造の広背筋を最大限に利用できるためにあります。
セットアップでの左手のグリップの向きが、
インパクトでの力の発揮の大きさにも影響しますから
セットアップでできることは全部やっておきたいものです。
では、また。
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