From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「技・テクニックはさまざま」
というお話をさせていただきます。
スポーツの世界ではそれぞれの競技において、
千差万別なテクニックというか、理論が存在しています。
それは、どんな世界でも同じでしょうけれど。
そして、ゴルフでも
あなたにピッタリの理論がどこかにあるはずです。が。。。
と、本題に入る前に
一点、業務連絡です。
6月の私のワンデーレッスン会、募集をしております。
千葉(千葉県茂原市)
6/4(日)・6/5(月)・6/6(火)
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大阪(大阪市東淀川区)
6/11(日)・6/12(月)・6/13(火)
10:00~17:00
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岐阜(岐阜県各務原市)
6/18(日)・6/19(月)・6/20(火)
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では、話を戻します。
万人に最適は存在しない
一つのスポーツ理論が万人に共通して最適とは限りません。
また、完璧な理論も存在しません。
さらに、用具の進化で最適な理論も変化します。
例えばゴルフで言うなら
昔むかしのヒッコリーシャフトの時代は、ボールヒットに向かって
前腕を捻らなければフェースがセットアップの向きに戻りませんでした。
ところが、今時のシャフトなら、前腕は捻らなくても
セットアップで正しくグリップを作りさえしておけば大丈夫になってきています。
ですから、あなたにとって大切なことは、
どの理論、誰の言っていることが、今の自分にとって最適なのかを
見つけ出すことです。
そして、その理論に一貫性を見出すことに尽きます。
理論は帰納的に開発されている
多くのスポーツ理論において、
ほとんどの場合は帰納的に導き出されています。
帰納的とはなんだと言ってませんか、
昔学校で習った数学を思い出してください。
演繹法とか帰納法なんて言葉が出てきたことを、
少しは思い浮かんできたでしょうか。
そうです、スポーツ理論の多くが帰納的に導きだされているということは、
結果から理論を導き出しているということです。
良い成績の出た選手の動きを分析して、
それに対して理論的仮説を立て、その仮説を立証します。
また、選手には個性があり、
たまたまその個性とやっていることが合致して成績を出し、
そしてメーカーもその選手に向けて最適化しようとします。
結果として、良い成績を出している選手を分析して
編み出された理論だからと言って、
本当に万人にとって最適な理論とはならなくなります。
確かにたったひとりの選手の動きを見ているわけではなく、
トップ選手全体を見ているとしても、やはり偏りは発生してしまいます。
あなたは具体的にどうすればいいのか
では、あなたは具体的にはどうすればいいのでしょうか。
まずは、己を知ることです。
己を知るためには、1回のスイングを20秒以上かけた
ゆっくりシャドースイングをします。
私がコーチングでゆっくりシャドースイングをやってみてくださいと言うと、
よく言われることがあります。
それは、普段どんな風に体を動かしているかわからないから、
ゆっくりなんて動けないと言われることです。
確かに、そうです。
人は知らないうちにいろいろなところを勝手に動かしています。
そして、それは小脳にプログラムされると、
意識にもあがってこなくなります。
でも、大丈夫です、
とにかくゆっくりシャドースイングをやってみましょう。
そうすれば、ここはどう動くといいのかとか、
いろいろ考えを巡らせ始めます。
そうなった瞬間が大切です。
その瞬間があなたご自身を知ることにつながるからです。
己を知れば、どんなことを学ばなければならないのかとか、
どんな情報を必要としているのかが見えてきます。
そうすれば、雑誌の見方も変わり、コーチにつくとしても、
どんなコーチが自分にとってよさそうなのかも見えてきます。
そして、ゆっくりシャドースイングで疑問に思ったことは、
誰かに聞くようにするといいです。
そして、納得行く回答をしてくれた人が
あなたにとって最適なコーチとなります。
では、また。
<本日のオススメ>
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「えー、大森さん、
そのコーチの選び方に迷っているんですがー!」
なるほど。では、そんなふうに思った真面目な方のために、
もうちょっとだけ、続きをお話ししてみますね。
というわけで、続きをどうぞ。
教え魔対策
ところで、女性の方は、よく男性から
ここはこうするんだとか教えられてしまうことがあります。
いわゆる教え魔攻撃です。
そんなときは、疑問に思ったことを
その人にぶつけてみるといいです。
そして、ガッテンできる答えが返ってきたなら、
その方の話を聞くようにすればいいです。
うまく答えられない方なら、
自然に教え魔は自分から身を引いていってくれます。
ちょっと教え魔話題で脱線しましたが、
まずは、ゆっくりシャドースイングをやってみましょう。
絶対いろいろ疑問が湧いています。
気を引く理論の罠
目立ちたいと思ったら、
定説とは真逆のことを言うことです。
そうすれば、注目を浴びます。
そして、同じことであってもちょっと言い方を変えることで、
別のことを言っているように見えたりします。
また、特定の理論を極論した状態をとりあげて、
その状態を批判的に強調することもあります。
そうすると、あたかもその特定の理論は間違っていて、
自分の理論が真新しいもののように見せようとすることもあります。
そのような目くらましにごまかされないためにも、
キーワードに反応するだけの行動は慎みたいものです。
キーワードで動いてしまうのではなく、
言っている本質を理解したいものです。
違いはあっても一貫性が大切
理論とまではいかなくても、
それぞれのコーチによって、育ってきた環境が異なります。
そうなると、それぞれで確信を得たことは
いろいろ異なることだってあります。
ここで、大切なことが一つあります。
それは、一貫性です。
このことは、わたしが会社で研究開発をやっていたときから
身にしみて感じていたことです。
長いこと会社にいると、
さまざまなプロジェクトに関わることになります。
そんな中で、私は成功するプロジェクトと
失敗するプロジェクトの違いを感じるようになりました。
成功するプロジェクトには一貫性があります。
どんなにすばらしい環境、すごい人材、
巨額の開発投資を行ったプロジェクトでも、一貫性がないと失敗します。
たとえほんの数人からボトムアップで始め、
会社からも最初は見向きもされなかったような活動が、
ある日突然大成功の日を迎えることもあります。
成功するプロジェクトではかならず一貫性があります。
ゴルフでも一貫性が大切
ゴルフでも、一貫した考えの元で練習して技を手に入れ、
ラウンドすることが考え方の基本として重要です。
そんなこと当たり前と思うかもしれませんが、
それを実行することはそれほど簡単ではありません。
簡単ではないので、そのためにコーチがいます。
ツアープロでも同じようなことがあります。
ジュニアから一生懸命育ててきて、ツアープロにまでなった選手が、
2回ぐらい優勝したらもっと有名な別のコーチに鞍替えということも
まあまああります。
しかし、コーチを変わってからは成績が思わしくなくなり、
結局ツアー落ちが続いて終わりということもあります。
これは、やはり一貫性の崩れによるものです。
鞍替えした先のコーチがいくら優秀であっても、
その選手のそれまでの一貫性があったことが崩れてしまい、
成績が出なくなるという現象です。
しかし、新たなコーチの元で一貫性を保って練習すれば、
いつかはツアーに戻って来ることもできます。
しかし、それは、心から新しいコーチを信じて
疑わないことが求められます。
ツアープロとは言わないまでも、
まだ100を切れていない場合だって同じことが言えます。
どんなへっぽこなコーチについたとしても、
そこに一貫性があれば、一貫性がないよりはうまく行きます。
雑誌のつまみ食い
雑誌のつまみ食いも、読み方によっては
実は最悪な状況を生むことになってしまいます。
雑誌はファッションと同じで、変化しなければ読んでもらえません。
頓服的テクニックを掲載すると、飛びついてもらえます。
飛ぶ、激スピン、何々は間違いだった。。。など。
しかし、変化や頓服的テクニクを積み上げても、
一貫性を崩すだけで進歩にはなりません。
そして、あなたご自身の良い点まで潰してしまうことにもなります。
雑誌を読むなら、連載記事をじっくり読んで、
他の記事はコマーシャルを見るように、
軽くこんなのもあるのかと流し読みすることをお勧めします。
失敗するプロジェクトのパターン
失敗するプロジェクトの陥るパターンを見てみましょう。
トップダウン式に優秀と言われる人たちを集め、
プロジェクトをスタートさせたとします。
ところが、予定したようには進まず遅れが出ると、
人材をさらに投入します。
そして、新たに投入される人が
それまでのコンセプトに問題があると感じたとします。
そうするとほぼ最初のコンセプトは修正され、
歪められることになります。
そして、変更された考えに対して、整合性を取るために、
ミーティングの数と時間が増えます。
そして、ようするにコミュニケーション爆発となります。
工数の多くが会議はもちろん、意見の対立や、
ドキュメントの書き換えに費やされていきます。
さらに悪い事に、そういったコミュニケーションのための工数は
見落とされがちになります。
そのため、さらに読んだ日程をキープすることができなくなり、
さらに遅れを被ることになります。
そして、すでに巨額の開発投資を行っているので
絶対に成功させなければならないとして、
さらに新たな人材を投入しようとします。
人を投入すれば、遅れを取り戻したり、前に進めるという勘違いです。
そうなると、この悪循環はさらに負のスパイラルとして回り始め、
最終的にはブラックホールに吸い込まれるように、
世に出ることができないプロジェクトとして消えてしまいます。
ここでの最大の問題点は、人材投入の計画性のないことによる一貫性の崩壊です。
良い製品には一貫性がある
良い製品を見ることで、一貫性の大切さを感じることができます。
一見たいしてよさそうに見えなくても、
使っているうちにその良さがだんだんにじみ出てきて、
もっと使いたくなる商品に出くわすことがあります。
これは、ようするに、
思ってもいなかったのに良かったという体験です。
一貫性の良さは実際に使って見なければわからない、
スペック表には見えてこないことです。
そして、よい製品はその開発段階で最初から一貫性が保たれています。
それは、具体的な例で言えば、少人数で開発が始まり、
製品の最終段階まで最初のメンバーが責任をもっていたような場合です。
一般的には片手、ようするに5人以下のコアメンバーが
首尾一貫して開発に携わって製品が世に出ることが目安と言われています。
7人の侍ということもありますが、まさに少人数であるがゆえに
一貫性を保つためのコミュニケーション工数が少なくなり、
容易に一貫性を保ちやすくするという超ローテクです。
プロジェクト全体の人数が100人、1000人、
1万人になっても基本は同じです。
片手に入る人数のコアメンバーがどれだけ優秀で、
プロジェクト全体の一貫性を保っているのかが
プロジェクト成功のためのキーとなります。
チーフを中心にした5人程度のグリープがクラスターとなり、
そのクラスターがまた5コぐらい集まって
そのリーダーが一人いて上位のクラスターとなる。
これを繰り返して5つ程度に小さくまとまった塊ごとに
最小限のコミュニケーションコストでプロジェクトが進行する。
これはプロジェクトを成功させるための
一貫性を保つための一つのテクニックになります。
ちょっとプロジェクトのことでゴルフとは脱線してしまいました。
他にも、一貫性を保つための方法はいろいろありますが、
今回はこれぐらいにしておきます。
いずれにしても、ゴルフでも会社のプロジェクトなどでも、
一貫性を保つことがうまくいくためのキーとなります。
あなたは、あなたのゴルフに関する考え方の一貫性を保つために、
何かやってますか。
何もやっていないとすると、失敗するプロジェクトと同じように、
支離滅裂な情報収集や分析&理解に時間を割いていませんか。
そうだとしたら、ある意味不必要なコミュニケーションのために、
かなり無駄な工数を使っていることになります。
人生は無限ではありません。
限りない一生を無駄なくやるべきことに突き進むために、
一貫性を保つためにどうしたらいいのか、今一度見つめ直してみたいものです。
それは、ゴルフの上達でも同じですね。
自分で言うのもなんですが、私が開催しているワンデーレッスン会では
一貫性のあるレッスンを展開していると自負しています。
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ご希望の方はお早めにどうぞ。
これで、今日は本当のおしまいです。
では、また。