2018.02.25
From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「下半身の動きが分からないならコレ」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
やり方はとても簡単。柱などの細い固定物に
お尻を当てて脚の動きを行うだけです。
題して「柱(はしら)お尻ドリル」です。
この「柱お尻ドリル」は、私のコーチングでも
脚の正しい動きの感じをつかむためのドリルとして評判が良いです。
柱などを使って、次の点を意識して下半身を動かします。
(続きはビデオにて)
下半身の動きが分からないなら柱が先生
スマホの方、動画が見れない方はこちら
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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf180225/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
「柱お尻ドリル」3つの注意点
(1)スタンスの幅は腰幅
(2)膝は少し多めに曲げておく
(3)お尻が柱から離れない
このときの下半身の動きとしては
私がいつもお伝えしている動きとなりますが、次のような動きです。
バックスイングでの動き
まずはバックスイングでの下半身の動きをやってみます。
膝も股関節も曲げて、セットアップの形で
右のお尻を柱などにくっつけておきます。
そして、意識すべき(1)と(2)の
(1)スタンスの幅は腰幅、(2)膝は少し多めに曲げておく
の2点をチェックします。
ここからが本番です。
(3)の、お尻が柱から離れないことを強く意識して、
右のお尻を右後ろポケット方向に押し込むようにします。
右足母指球の少し後ろで地面を踏みながら、
右膝を伸ばしていきます。
同時に右股関節も伸ばしますが、
骨盤から上がセットアップでの前傾角度を保つ範囲で伸ばします。
この右股関節を少し曲げたままにすることを、
股関節は入れたまま右脚を伸ばすと表現します。
また、右のお尻が柱などから離れないようにしながら、
お尻で柱などを拭きあげるようにして右脚を伸ばします。
さらに、右脚を伸ばす動きに連動して、
腰の左サイドは右足つま先方向である右斜め下に向かって
落とすようにします。
実は右脚を伸ばして右のお尻を右後ろポケット方向に押し込む動きで、
骨盤の右サイドは斜めに後ろにあがってきます。
そして、骨盤の左サイドが右サイドの裏返しの動きを行うことで、
骨盤全体としてはセットアップでの前傾角度を維持しながら
右にターンさせることができます。
さあ、ここまで動き始めたら骨盤から上は
骨盤の上にチョコンと乗っているようにすれば
骨盤といっしょにセットアップでの前傾角度を保って右にターンします。
ここでよくある問題は、
右脚を伸ばすことで骨盤が右に回転してくるにもかかわらず、
骨盤から上を力で右に捻る動きを行うことです。
右膝をしっかり伸ばせば、それだけで腰は右に45度程度回転します。
上半身はスタンスが腰の幅程度でこの骨盤の回転角度なりの45度程度右に回転すれば、
スタンスの幅が広がれば腰の回転はもっと大きくなり十分深いトップとなります。
ということは、骨盤から首の付け根にかけた体幹部分は
何もする必要がないということです。
要するに、体幹を右に捻ろうとする動きは余計な動きとなります。
また、さらに良くない動きがあります。
それは、右ひじを体幹に対して右方向へ動かすことです。
どうしてもバックスイングでクラブを動かすことを意識すると、
手の動きでクラブを動かし始めます。
ところが手の動きの自由度が大きいために、
手の動きを使うとクラブを色々なところに運ぶことができます。
脚ならゴルフのセットアップの形ではそれほど自由度があるわけではないので、
右膝をどのように伸ばしてもヘッドはほぼ同じところに収まります。
そして、スイング中に右肘が体幹に対して左右方向に動くほど、
スイングは難しくなります。
と言うことで、腕の余計な動きを排除するために、
スタートポジションでは両腕は胸の前で組んでしまうと、
より下半身に集中できて良いです。
ボールヒットに向かう動き
次に、ボールヒットに向かう下半身の使い方をやってみます。
ある意味、バックスイングでの動きの裏返しに
一つだけ付け足していただければ良いです。
それは両腿をキュッと締める動きです。
まずはバックスイングの動きを行ったときのように
セットアップの形をつくりますが、今度は左のお尻を柱などにくっ付けます。
そして、左足の母指球の少し後ろで地面を踏みながら、
左脚を伸ばす動きで左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込みます。
やはりバックスイングのときと同じように、
左のお尻は柱などを上に向かって拭きあげるようにします。
左の膝は清々と伸ばし切りますが、
左股関節は上半身の前傾角度を維持する程度には入れたままです。
そして、左脚を伸ばすと同時ぐらいに両腿をキュッと締めます。
腰が左に45度程度ターンすれば良いです。
下半身を同じように動かして、
サンドウエッジで15y程度キャリーさせるショットをやってみましょう。
そうすれば、下半身の使い方の基本が分かってきます。
ボールヒットに向かって両腿を締める理由
ボールヒットに向かって両腿を締める理由は、
お尻の大きな筋肉である大臀筋を効率良く使えるためです。
太ももの骨である大腿骨は、
Lの字になって骨盤に対して横から付いています。
そのため、大臀筋を使って股関節を伸ばそうするだけでは
脚は横に広がってしまいます。
脚が横にずれては脚で効率良く地面を踏むことはできません。
両腿を締めることで、走るときのように
脚をまっすぐに伸ばすことで地面に対して
大きなパワーを伝えることができます。
実際、人の小脳には、脚を蹴って伸ばすときに
腿の内側の内転筋群で腿を内側に引きつける動きを
自動的に行うプログラムが入っています。
歩くときでも本来は足の踵の少し外側から着地して、
親指と人差し指の間に向かって体重を移動させていきます。
この足裏を少し外側から少し内側に向かって斜めに体重移動することで、
腿の内側の内転筋群で腿を内側に引き締めています。
同じようにボールヒットに向かって脚を縦に使って
地面に能力いっぱいまでパワーを伝えるためには、
内転筋群を使って脚の横倒れを防止します。
左脚を伸ばそうとすると同時に腿の内側を強烈に締めます。
逆に腿の締めは甘くなりやすいので、
両腿をキュッと締めることを一生懸命やろうとすると、
案外大臀筋も使えて脚をうまく伸ばせます。
体幹の安定性
体幹の安定性は、意識すらされることが実は稀です。
そして、バックスイングでもボールヒットに向かっても、
体幹や腕の力を自ら出してクラブを振りに行ってしまっています。
ゴルフのスイングでも弓と同じで、しならせてしなり戻ることを使うことで
パワーと正確性の最高の結果を得ることができます。
体をしならせるには、下半身の動きで上半身をしならせます。
下半身としては、今回お伝えしている動きをきっちり行えば
上半身をしならせることができます。
しかし、上半身が勝手に動き出してしまっては、
いくら下半身が正しく上半身をしならせようとしてもできません。
弓だって自らは動かず人が弓の握りと弦を持ってしならせ、
弦を持つ手をポンと離すことで弦と弓がしなり戻って
矢を精度よく遠くまで飛ばせます。
弓の本体も弦も自らは動く必要はありません。
ゴルフのスイングでも、上半身は弓の本体と弦のようにして
自らは動かさないほどスイングは簡単で
しかも大きなパワーと正確性を手に入れることができます。
そして、上半身では骨盤から首の付け根にかけての体幹を安定に保つほど、
スイングは簡単でパワーと正確性の両方を得ることができます。
その体幹の役割とは、実にシンプルです。
骨盤から体幹を一体として扱うことで、
下半身の動きで体幹の上に乗っかっている肩甲骨をスライドさせて
上半身のしなりとします。
具体的には体幹が回転すれば、
腕とクラブが自らは動こうとしないでいれば、
体幹の回転に対してヘッドが置いて行かれます。
それだけで左肩甲骨はスライドする形で
その周りの筋肉と腱はしなってきます。
「柱お尻ドリル」でも、体幹や腕を動かさないで
まさに胸の前で両腕を組んだままその形を変えないで、
下半身だけ動かすことに専念しましょう。
では、また。
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