From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、最近あった生徒さんの変化について、
ちょっとおもしろいことがあったのでお話しします。
この生徒さん、とにかくゴルフクラブをいろいろ買う方だったんですが…
あなたはゴルフクラブを結構買い換える方ですか?
もしそうなら、読むことで少し考え方が変わるかもしれません。
■変わりましたね
その生徒さんであるAさんとお話ししていた時のこと。
小原 「Aさんって、ゴルフが変わりましたよね」
Aさん「それ、みんなに言われるんですけど、
自分じゃあんまり気づかないんですよ」
小原 「以前は2~3ヶ月に一回ぐらいのペースでクラブを買っていたのに、
最近はずっと同じクラブを使っていますよね?」
Aさん「ええ、そうなんです」
小原 「正直言って『あまりクラブの買い替えをしないほうがいいですよ』って、
いつか言おうかなと思っていたんですけどね」
Aさん「あー、そうだったんですね」
小原 「何かあったんですか? スイングも最近急によくなってきた感じがしますし」
Aさん「ええ、実は。。。」
そんな流れで、Aさんは自分の娘さんの話をしてくれました。
Aさんには幼稚園か、小学校低学年くらいの娘さんがいらっしゃるのですが、
ある日、そのお子さんとお友達たちが、
「お父さんって何をしている人?」
という会話していたのを聞いていた時のこと。
Aさんのお子さんのお友達はみんな、お父さんのことを
「よく遊んでくれる」「優しい」「面白い」とか、そういうふうに言っていたのですが。。。
■「パパはゴルフクラブ屋さん」
でも、Aさんの娘さんはAさんのことを、
「私のパパはゴルフ屋さんなの。
だって、毎日たくさんゴルフクラブばかりキレイにしてるから!」
と言ったそうなんですね。
その言葉を聞いて、Aさんはハッとしました。
確かに、自分は家でゴルフクラブばかりを触っていた。
ぶっちゃけて言えば、そのことだけで自分は満足できていた。
しかし、、、
「ゴルフクラブにばかり気を取られて、
実際はぜんぜんうまくなっていない・・・」
「自分がゴルフで誇れるのがクラブだけなんて、
ゴルファーとしてなんてカッコ悪いんだろう・・・」
その娘さんの一言で気がついたそうなんですね。
■クラブ屋さんはもうやめよう
それから、彼は持っていたゴルフクラブのほとんどを売り払って、、、
「ゴルフクラブ屋さん」はもう卒業して、
本当に自分にフィットしたクラブだけでゴルフをするようになりました。
クラブではなく、自分の腕でうまくなろうと決意しました。
そして、ゴルフクラブを磨いている自分ではなくて、
ゴルフの腕で子どもにカッコイイところが見せられるようになろう。
そう思うようになったそうです。
そう決意してからは、サボりがちだった自宅での練習も
毎日するようになったそうです。
クラブうんぬんではなく、自分の努力でゴルフを上達させることに
集中するようになったというわけですね。
練習を続けること、そしてクラブをコロコロ変えないようになったことで、
Aさんのスイングは安定し始めました。
結果、ゴルフをするのも以前よりも楽しくなったのだそうです。
もちろん、自分の最高の結果を出すためには、
ゴルフクラブにある程度のこだわりを持つことは必要です。
ゴルフクラブというのは、自分にとっての大切な道具ですからね。
しかし、以前のAさんのように、
いつでもクラブを買い換えて、また買い換えて、というのは、
スイングという観点からも、あまりふさわしくはありません。
もしかしてあなたも、ゴルフクラブ屋さんになっていませんか?
もしそうなら、ちょっと考えてみるのもいいのかもしれませんね。
またメールします。
小原大二郎