From:近藤雅彦
神田のドトールより
おはようございます、近藤です。
不思議な現象が起きています。
色々なゴルファーにレッスンをして
助言をしてきたのですが、
「私、ゴルフが下手で…」
という方ほど、上達します。
そもそも、ゴルフに限らなくて、
上手、下手はないと、個人的には思います。
スコアという基準はあるにしても
成長の途中と捉えればまったく関係ありません。
例えば人前で話すのと同じように、
見る人や聞く人で判断が分かれるところで
誰もが絶賛するスピーチはないです。
例えばスイングが綺麗、上手というのは、
個人の主観であって絶対ではないです。
なぜ、自分で「下手」と思い込んでしまうのか?
おそらくですが、
——————–
・誰かに批判されたか
・誰かと比べているか
——————–
が原因だと思います。
僕の場合、今でもゴルフが上手だとは思えず、
人前で話すのも本当に下手で苦手です。
(と勝手に決めつけている)
これはプロを目指していたころ、
周りのライバルが圧倒的に上手くて
スピーチは中学校の時の演説で笑われたこと
が原因だと思っています。
客観的にみると、
「そんなことで・・・」
と思うかもしれませんが、
本人にはとても大きくて深い問題です。
レッスンの際に気を付けていることがあって、
向上点ばかりを提示しないということです。
例えばトップのミスで悩んでいる人がいて、
「トップって大抵上下動すると出るんだよ」
と言ってしまうと相手はそれ以上相談しづらくなってしまいます。
同じようにスライスで悩んでいるとして、
「スライスはアウトサイドインが原因で、
フェースが開いているのを直せばいいよ」
といってしまうと余計に混乱します。
なので3つ向上点を上げて、1つ褒める、
の割合でしています。
向上点ばかり言われると、人は凹むからです。
それで、話を元に戻すと、
ゴルフが自分で下手だと思いこんでる人は
向上点は1つに抑えています。
厳密に数えてるわけではないですが
まずは、ゴルフを好きになることが
先決だと思うからです。
自分自身、苦手を克服するとは、
どんな気持ちかを知るために、
話し方・スピーチの教室に通いました。
何というか、
苦手なモノを好きになるには、
どのように教えられるのが良いのか
客観的に知ることが、できるからですね。
その教室では、
同じようにトークに自信がない人が
集まって1年かけて勉強していくのですが、
まず、最初にみんなの前で
最近あった面白い話をして下さいと言われても、
全然浮かばない笑
以前まで、レッスンをしていて
ゴルフが下手で自信が持てない
という人が結構いて、
「大丈夫です、自信をもっていきましょう」
ていうアドバイスをしてましたが、
初めて気持ちがわかるというか。
「ゴルフに自信が持てないって
こういう気持ちかー」
という気持ちを理解できました。
別に、上から目線で言うつもりはなくて、
最初は僕もその時代がありました。
初心者の頃はひどいスライス癖で
ティーショットを打つのが恐くなって、
必死に試行錯誤したことを思い出しました。
先輩をはじめ、多くのプロの方にアドバイスをもらって
ようやくスイングが安定して褒められたことで、
自信が持てるようになりました。
初心者の気持ちを忘れてはいけない
とは小原プロもよく言っています。
なので、自分が苦手とする分野の教室に、
通われてみるのも良いと思います。
できれば苦手な分野。
話し方を学ぶのはお勧めです。
ゴルフで知らない人とも
すぐに打ち解けるスキルになりますし、
お仕事でも大いに活用できると思います。
苦手ということは普段はやらないはずで、
脳の活性化になります。
センスも磨かれます。
もし、何かの分野で停滞感を感じるなら、
真逆の分野を試してみて下さい。
何かしら新しい発見があると約束します。
近藤雅彦
追伸:
親友であり、日本最高峰のゴルフコーチ、
「モンゴプロ」が書籍を出版されました!
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