2018.01.11
From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「パターが転がらなくて強く打ったら大ケガ…」
という話をしたいと思います。
前回、パターの話をちょっとしたところ、
ゴルフパフォーマンスのスタジオで
パターについていろいろ質問されてしまいました。
なので、ちょっと調子に乗って
パターの話を続けてみたいと思います(笑)。
これは以前に自分がコースレッスンに
同行した時の話なんですが。。。
どんどんスコアが悪くなって…
※ちなみに前回のメルマガはこちら
パターは順回転で打つな!?
↓
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さて、その同行したコースレッスンは
いわゆる合宿形式の「宿泊してみっちり」
というコースレッスンでした。
その初日でのこと。。。
参加者の中で、お二人のお客様が
ショートパットばかりを打っていらっしゃいました。
自分が見ていても「球が転がらない」状態でした。
カップまでパットが届かないもんですから、
今度は逆に強く打ってしまい。。。(T_T)
この繰り返しで、
どんどんスコアが悪くなってしまっていました。
もちろんそれを見て、
他のプロたちもアドバイスをしていましたが、
なかなか悪循環から抜け出せずにいたようなで。。。
「秘密兵器」を…
たまたまその合宿では、自分が手持ちのパターを
何本か持って行っていたので、
「よかったらこれ、ちょっと使ってみてくださいよ」
と、二日目の練習グリーンで提案して、
一日、お貸ししてみたんです。
そうしたところ。。。
昨日が転がらなさがウソのように、
二日目は転がるようになってしまいました。
ただ、今度はあまりに転がりすぎてしまって、
せっかくお貸ししたのに、
戻してしまわれたんですが(苦笑)。
今までの距離感で打っていたら転がり過ぎてしまうのは、
まあ確かにごもっともです。。。
そのお二人は、まあ簡単に言ってしまえば、
「パターのスイートエリア、
そしてボールのスイートエリアが全く合っていない状態」
つまり、そもそもうまく芯に当たっていなかったんですね。
対策は… パターを替えること!
パターの芯とボールの芯がともに当たれば、
最初は「無回転状態」になります。
そして、無回転から順回転変わっていく感じになるわけです。
これが前回のメールマガジンでお話しした
「スキッド(滑る動き)」で最初の30センチぐらい出ていって
そこから転がっていく動きですね。
当たり前ですが、スキッドの間は
グリーンの目にも影響はされません。
実際、このスキッドからの順回転を
自分はパターの理想にしています。
ボールとパターの芯にきちんと当たっていれば
スキッドから勝手に順回転になりますので、
プレイヤーが「順回転をかけよう」なんて思う必要もありません。
特にショートパットでは
あまり回転を意識しないぐらいのほうがいいです。
「ちゃんとボールの芯とパターの芯で打つことが重要。。。」
極めて当たり前の結論にはなるんですが、
そのためには適切なパター選びが欠かせません。
実際、冒頭のコースレッスンにいらしたお二人は
パターを変えただけで転がりが
劇的に変わってしまったわけですので。。。
あなたもご存知の通り、
パターにもいろいろな種類があります。
・ピンタイプ、マレットタイプ、ネオマレット、L字、T字…
・ネックはクランク、ショート、ベント、センターシャフト…
・低重心タイプ、高重心タイプ…
・インサートあり、なし…
こうしたタイプは人によって明らかに向き不向きがあるので、
パターのフィッティングなんかをするとハッキリと出ます。
そして、合ってないパターをお使いの方は、
こうしたタイプを考慮して選ぶと、転がりがよくなります。
当たり前ですが、パターも奥が深いです。
ゴルフパフォーマンスでは、パターのフィッティングも
各店舗でもちろん行っています。
(ただ現状、一般募集ができず。。。スミマセン)
それでは、また次回。
徳嵩力一
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