2015.06.14
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「体・右脳と左脳とパッティングイメージの関係」
についてお話しします。
パッティングでボールが転がっていくラインを正しく読めたら、
さぞかしゴルフが楽になりますね。
そんなライン読みで、あなたの脳ミソを使い切るという、
驚きの話題です。
そして、ついでながら、ストロークのときに、
脳に最高の働きをさせてあげる方法もお伝えします。
今日の内容を読むだけでも、最低5パットはトクします。
パッティングラインの読み方いろいろ
パッティングでラインを読む時、
そのラインのイメージは人によっていろいろあります。
ボール側から引く人もあれば、
ホール側からラインを引く人もいます。
パット見た瞬間にラインが見えるという人。
いくら見てもなかなかラインが描けない人。
傾斜とか、ボールとホールを結んだラインから、打ち出し方向を見つけ、
そこに向かって真っ直ぐに打ち出すラインをイメージし、
後は距離感だけを調整するとか。
パッティングラインのイメージする幅
また、ボールが転がっていくラインをイメージするといっても、
イメージする幅も千差万別だったりします。
ラインのイメージは、ボールの幅程度の太めのライン?
できるだけ細い紐のようなライン?という具合ですね。
例えば、わたしの場合はあまり考えないというか、
ボール側からパッと見ると、ボールの幅程度のラインが見てえてくるので、
ボール側から打ち出しのスピードと、そのスピードで転がった場合に、
ホールにボールが沈んでゆくイメージを描きます。
そして、最後にホール側から逆再生しながら、
息を吸いながらお腹を膨らせていって、目がボールまで到達したら、
息を吐きながらお腹を凹っめ、体幹を安定させてから打ち出します。
とにかく、いろいろな方向から見て、より多くの情報から
判断したほうがいいという人もいますし、
最低でもホールの反対側からも見るという事も言われます。
確かに芝目は、ひとまわりすると、
どの程度白く見えるかの変化で、その方向がわかります。
でも、わたしの場合はスキーのアルペン競技で、
進行方向から情報を得て動くことを訓練されているせいか、
ボール側からだけで、さっと判断した方が、合っていたりすることが多いのです。
とあるプロは、ホール側からできるだけ細いラインをボールのところまで、
全部引くことができたら、かなり入る確率が高いと言っています。
しかし、調子が悪い時は、ボールまで到達できなくて、
妥協して打ってしまうと話しています。
ようするに、ラインが見えてこない日とか、
ホールがあるということです。
絶対的に入る確率が高いラインのイメージは、
どんなイメージがいいのでしょうか。
それは誰にでも共通なのでしょうか。
それとも各個人に対して、
最適なイメージがあるのかということが気になりますね。
ズバリ言って、やはりそれぞれ人によって
最適なイメージがあるというのが、当たりです。
利き脳とラインの幅の可能性
ところで、ラインの太さは、本当は、どっちがいいのか。
細いほどいいのでしょうか。
その方が正確にラインを読めるので、
できるだけ細いラインを描くほどいいとなりそうです。
人の脳は、右脳と左脳とに分かれていて、
それぞれの得意な機能も異なるとも言われます。
しかし、実は科学的には、完璧に証明されたとはいえないのです。
とはいえ、得意かどうかという観点では、
右脳のキーワードは直感的、空間認識、動物的勘、高速。
左脳のキーワードは論理的、言語認識、人間的、低速などですね。
そして、各個人によって右脳が優勢なのか、
左脳が優勢なのかに、違いがあるとも言われます。
これらのことを考えると、左右の脳の優位性の違いによって、
ライン読みにも、最適な読み方の差があるかもしれませんね。
どっちの脳が優先かテストしてみましょう
右脳左脳で科学的に証明されていることは、
右脳は体の左側の運動機能を司っていて、
左脳は右側の運動に関連しているということです。
そして、科学的にはまだ未証明とはいえ、なんとなく納得しているのが、
利き脳が右、左のどっちかにあるという点です。
証明されていないとはいえ、何となく実感しているのなら、
何かあるに違いないですね。
ところで、情報入力とアウトプットで優位な脳が、
人によって違うと主張する人もいます。
情報入力というのは、情報をどうとらえるかということです。
脳の場所で言うと、頭の後ろ側にある、後頭葉が主に働きます。
後頭葉というと、視覚野、ようするに、目から入った情報を処理するところです。
アウトプットというのは、とらえた情報をどう判断するかということです。
脳の場所で言うと、おでこ側にある、前頭葉の働きになります。
いろいろな事を分析するなど、判断するのは前頭葉でしたね。
右利きだから左脳優位とか、単純にそんなしくみではないということです。
そこで、体を無意識に動かした場合、その動きの違いによって、
情報入力と判断で、それぞれ、右脳優先なのか、
左脳優位なのか判定できるみたいだというテストがあります。
血液占いとか、誕生日占いなどののりで、やってみてください。
まずは、入力ではどっちが優位というテストです。
簡単なものとして、手の指組があります。
両手をあわせて指を組んで見てください。
その時に右と左の親指のどちらが上になりましたか。
左親指が上なら、情報入力では、右脳が優位。
右親指が上なら、情報入力では、左脳が優位脳となります。
情報入力で、左右のどちらの脳が優勢かわかったところで、
アウトプットで優勢となる脳の左右判定テストもあるのでやってみましょう。
胸の前で腕組みをしてください。
この時に、左腕前腕が上になったなら、
右脳優勢、右腕前腕が上なら左脳となります。
情報入力とアウトプットでは、左右同じだったり、
違ったりしませんでしたか。
そうなんです、単純に右脳優位とか左脳優位というだけの話ではない
ということが、わかっていただければいいです。
パッティングで左右脳の違いを最大限に使い切るためには
では、実際のパッティングにおいて、イメージするラインの幅について、
あなたの場合、太い方がいいのか、細い方がいいのでしょうか。
パッティングのラインを考えて、ボールの曲がりやスピードを
判断するということは、アウトプットになります。
ということで、胸の前で腕を組んだ時に、
どっちの腕が上になったのかで判断します。
左腕が上になった、アウトプットでは右脳が主体となるタイプの場合。
ライン読みで、右脳が働けるための余地を残してあげるために、
ボールの大きさぐらいの幅のラインでイメージします。
この幅の帯の上を、ボールが転がっていくイメージを描ければいいのです。
ボールの幅内に収まっていればいいぐらいの気持ちで、ボールを転がします。
右腕が上の、左脳主体アウトプットタイプの場合。
ボールが転がるラインをできるだけ細い線でイメージします。
そして、もっと論理的に打ち出し方向を判断してもいいです。
最大傾斜ライン(水を流したら流れていく方向)を見つけて、
ボールとホールとそのラインの関係で、何対いくつで、
どうのこうのとやって、論理的に打ち出し方向を決めるとかですね。
でも、打ち出すスピードは、結局イメージ力が重要だし、
打ち出し速度でラインはいくらでも変化するので、
本当に最後まで論理的に考えられるのか、私は自信がありません。
(実は、私はアウトプットは右脳なものですから)
左右の脳の優位性の変化
ところが、右脳と左脳はその優位性は時間変化し、
人は、うまく右と左を入れ替えながら、
最大のパフォーマンスを発揮できるようにつくられています。
ですから、右と左の強い側がどっちとか判断するテスト結果が
得られたとしても、どっち側の脳が優先的に働いているかは変化します。
変化するというか、変化させることができるのです。
このことが、科学的には、右脳はイメージとか直観で、
左脳は論理だとかという明確な違いを、証明できていない理由かもしれません。
脳の右左優位の意識的切り替え方法
そこで、ラインを読むための、傾斜、芝目などの情報収集は左脳で行い、
それらの情報をある程度参考にして、
ボールが転がっていくラインと打ち出しの速さを描いて、
実際にストロークするところを、右脳優位で行えると、
最高の結果を出せる感じがしませんか。
あくまでも、科学的根拠がないことで、経験的なことに基づいていますので、
感じがするという言い方になってしまいますが。
パッティングでは、微妙な芝目の変化や、スパイクの跡や、
傾斜の変化など、論理的に分析してもなかなか完全には判断出来ないものです。
こんな複雑な状況は、右脳に処理してもらった方が、
全体としては、うまくできる可能性は高くなるはずです。
右脳はイメージ処理が得意で、その処理のスピードは左脳よりも
かなり高速だと言われています。左脳で意識できていなくても、
右脳が素早く情報処理して判断できてしまうのです。
そうした場合に、最高にうまく、打ち出し方向と打ち出す
スピードを決めることのできる方法が、見えてきます。
パッティング開始前に、左脳がしっかり働くようにしてあげて、
意識下ではボールの幅程度のラインを作っておいてあげます。
後は無意識下の働きである右脳に、存分に仕事をさせてあげるということが、
最高の結果を呼び込んでくれるということになります。
これって、利き脳が右だ左だということとは関係ないかもです。
そして、ボールが転がるラインのイメージは、
できるだけ細いラインではなく、ボールの幅程度の太いラインの方が
いいに決まっている、と言っているようなものですね。
傾斜と芝目が大雑把にわかった所で、
実際にボールを転がしてホールにボールが入った場合の、
その打ち出しからホールインまでの時間に、
できるだけ近い時間で、ボールが転がって
ホールに吸い込まれるイメージを、イメージしてみます。
できるだけリアルに想像するほど、イメージ脳が強く働きます。
練習で、ターゲットをホールではなく、なにかの目印にしておいて、
実際にボールを打って、ボールが転がる様子を絶対見ないで、
設定した目印の、どのあたりに止まったかを、言い当てることをやります。
そうすると、イメージ力を鍛えることができます。
小脳を最高に活躍させる
ここまで、さんざん大脳の右だ左だというお話をしてきました。
しかし、実は、ラインを読むときに、
最高に働いてくれる脳があるのです。それは小脳です。
ならば、なぜここまで大脳の左右差の話をさせていただいたかというと、
世の中のほとんどの話題が、大脳の左右の働きの違いについて
云々となっていて、小脳については、なかなか語られることがないからです。
そして、小脳の本当のすごさに、気づいていただきたかったからです。
実は、大脳の働きだと思われがちな、すごい働きが小脳で行われています。
小脳はシミュレーションをしてくれるのです。
え、イメージ力って、大脳の右側である右脳の働きでしょ?
とお思いですね。でも、イメージ力については、
小脳がかなり大きな働きをしてくれているのです。
また、イメージを実際の動きにしてくれるのも、
小脳がかなり重要な働きをしています。
また、大脳で繰り返し学習してきた体の動きは、
小脳にプログラムされて、無意識で体を動かせるようになります。
一生懸命練習してきてできてきたことは、
小脳に刻み込まれているという感じでしょうか。
完全に刻み込まれるためには1万時間ともいわれますが、
私の実感では、1000時間とか3か月という感じで、ある程度、自動化されます。
そんなすばらしい小脳に、その能力を存分に発揮させてあげるためには、
小脳に雑音が入らないようにしてあげることが大切です。
小脳への雑音とは、大脳から来ますので、
その大脳に茶々を入れる余地を残さないようにしてあげればいいのです。
そのための方法とは、声を出すことです。
ま、鼻歌でもいいのですが。
ちなみにパターでしたら、滑らかにパターヘッドが動くために、
スーと引いてスーと出すイメージが出せる音声がいいです。
例えばテークバックの時は、スーと言いながら動いて、
ボールに向かってパターヘッドを出す時はシュパーとかです。
スーで引いてスーと言いながらボールヒットだと、
軌道がイン・ツウ・インとなります。
スーで引いてシュパーだと、イン・ツウ・ストレートという感じになります。
このシュパーのパーというところで、何か解放するようなイメージになるので、
体の回転で引っ張るというより、打ち出し方向へ、ヘッドを放り投げる感じがでます。
軌道としては、イン・ツウ・ストレートの方がイン・ツウ・インよりも
ミスの許容範囲が広いので、簡単ですね。
練習などでは声を出してみてください。
しかし実際のラウンドでは、はずかしいかもです。
ですが、声を出したつもりでも効果はあります。
ですから、是非「スーッ、シュパー」と、心の中で声を出しながら、
ストロークしてみてください。
無心のストロークが手に入ることになります。
忘れないでやってください
しかし、良いイメージができたとしても、
そのとうりに体が動いてくれなければダメですね。
イメージした打ち出しラインにそのまま素直に
ボールを転がせる技術だけは、しっかり身につけてください。
後はイメージ力にバトンタッチという感じでしょうか。
では、また。
<今日のオススメ>
コレでスイングをなぞるだけで、今までスライス癖が直り
かっこいいスイングになっていました。。。
↓
http://g-live.info/click/p-swing150611/
*先着3セット限定です。