2017.06.11
From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「心・先入観の恐ろしさ」
というお話をさせていただきます。
誰でも先入観ってありますが、先入観ということは、
大切な行動に蓋をしてしまうことになります。
大切な行動とは、しっかり情報を集めて、
正しい情報を見つめ直し、信頼性のある情報から判断することです。
こんなこと、あたりまえだと思いますよね。
でも。。。
と、本題に入る前に
業務連絡です。
6月の私のワンデーレッスン会、
大阪と岐阜で募集をしております。
大阪(大阪市東淀川区)
6/13(火)のみ募集
※残席わずか。定員に達した際にはご容赦下さい
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岐阜(岐阜県各務原市)
6/18(日)・6/19(月)・6/20(火)
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では、話を戻します。
実は案外できていない
こんなあたりまえとも思えることが、実は案外できていません。
そして、ゴルフでの先入観は重大な勘違いを生んで、
あなたのゴルフの楽しさに蓋をしてしまいます。
その先入観からの勘違いは、数えあげるときりがありません。
例えばとりあえず5つぐらいあげるとしたら、次のようなことです。
(1)捻転差は大きいほど飛ぶからとバックスイングで下半身を固定する
(2)スイング中、膝の高さを変えると伸びあがってしまう
(3)ボールヒットに向かって前腕を左に捻る必要がある
(4)グリップは体の真ん中にセットするのが自然
(5)腰は水平にまわす
この他にもたくさん先入観からの勘違いがあり、
ひとつひとつ詳しく分析すると恐ろしくなります。
このような先入観を鵜呑みにして、
余計に多くの問題を抱えてしまわないようにしたいものです。
では、また。
<本日のオススメ>
「飛距離アップし90を切りを達成」(のぶリン 様)
「40ヤード飛距離が伸びて、
ベストスコア更新の81が出ました。」(M.G 様)
「力強いボールが出るようになりました」(O.U 様 65歳)
アマチュアゴルファーは、
女性のスイングを参考にした方がいいと言われていますが…
そんな女性の中でも最も効率良く飛ばせるのが
「元OLで5年連続ドラコン女王獲得」齋藤かおり選手です。
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※明日6/12(月)までの期間限定。
「えー、大森さん、
今日はあまりに短すぎますー!」
今回は、技術的なお話ではなく、先入観によって思考が歪められたり、
重要なポイントを見逃してしまっている事実に、
あなたに少しでも気づいていただきたくて、筆をとりました。
今回はゴルフでの勘違いのすべてをお話する場ではないのですが、
それでもちょっとだけ、簡単に見てみることにしましょう。
というわけで、続きをどうぞ。
捻転差は大きいほど飛ぶことの勘違い
(1)の捻転差は大きいほど飛ぶからと
バックスイングで下半身を固定するということについて、
言葉だけを聞いてしまうと体の動かし方を勘違いしてしまうことになります。
捻転差をバックスイングで作ろうとすると、
上半身には無理な力が入ってしまいます。
特に、バックスイングで下半身を固定して、
上半身を右に捻る動きで下半身と上半身の捻転差を作ろうとすると、
ボールヒットでは逆にブレーキになってしまいます。
というのは、上半身を右に捻ろうとすると、そのときに使った筋肉が
ボールヒットでのクラブの加速のためのブレーキとなります。
体幹を右に捻り、右肩甲骨を背中側にスライドさせようとし、
左肩甲骨は胸の前にスライドさせ、右腕や左腕も力で体に対して
右に動かそうとしてしまいます。
筋肉は一旦収縮させると完全に緩むまでには約0.4秒かかります。
ところが、トップからボールヒットまでは平均約0.3秒です。
ということは、バックスイングで右に捻るために使った上半身の力は、
ボールヒットでもまだ残っているということになります。
そうなると、バックスイングで上半身を右に捻ろうとした力は、
ボールヒットでブレーキになるという恐ろしい結果です。
下半身と上半身の捻転差を作ると、しなりは確かに大きくなります。
しかし、まず上半身でしならせる場所は体幹ではなく、
左肩甲骨まわりが中心です。
また、体幹を右にたくさん捻るためには、
体幹そのものをゆるめなければなりません。
そして、バックスイングで体幹をゆるめてしまうと、
ダウンスイングでも体幹は安定させることはでません。
そうすると、下半身のパワーで体幹を捻転させて、
その先にある肩甲骨まわりをしならせたいのに、
肩甲骨ではなく体幹をしならせようとしてしまいます。
しなやかなものほど同じ力でしならせるなら、
よりたくさんエネルギーを溜めることができます。
そして、体幹よりも肩甲骨のほうがよりしなやかに動きますから、
体幹をしならせるよりも、肩甲骨まわりをしならせたほうが
より多くのエネルギーを蓄積できます。
さらに、バックスイングではなく、
トップに向かう切り返しからダウンスイングの序盤で
下半身に対する上半身の捻転差を作るようにすることが、
正しい捻転差の作り方です。
トップにヘッドがまだ向かっている最中に、
下半身を先行させるように、両脚で地面を踏もうとする動きを行います。
そうすると、ヘッドと下半身が真逆の方向へ動くことになり、
左肩甲骨まわりをしならせ始めることができます。
そして、バックスイングで背骨の前側の重い内蔵や両腕が
右斜め上にあがってきて、位置エネルギーとして溜めたものを、
切り返しでの下半身先行動作のエネルギーとして使います。
これなら、楽に無理なく大きなしなりを作り始めることができ、
ゴルフが楽しくなります。
ただ単に捻転差をつくろうとして、大きな勘違いをしてしまっては、
ゴルフ人生もったいないです。
言葉を鵜呑みにして、先入観から行動してしまうと、
とんでもない無駄な努力を行ってしまうという例でした。
ついでに股関節を曲げるときの勘違い
勢い余ってもう一つだけ、
5項目のリストには書いていないことですが、
ゴルフで勘違いした体の使い方をしてしまうことをもう一つ
とりあげさせていただきます。
それは、セットアップで股関節を曲げる曲げ方です。
本来は、単純に股関節を体の正面方向に曲げて、
骨盤から前傾を作るようにすればそれでいいです。
しかし、ここで、あまりにもまじめに考えすぎて、
股関節を前に曲げながら、背中をそらせようとしてしまう人がいます。
セットアップで股関節を体の正面方向に曲げて
骨盤から上の上半身を曲げて行きますが、
このとき、上半身はそんなにがんばらなくていいです。
基本的に骨盤から肩にかけての体幹は、
一枚の厚みの厚い板とイメージします。
しかし、その板も少しはたわみます。
ですから、骨盤から上を体の正面方向へ倒していくと、
頭とか、体幹そのものの重さで体幹は少し前側にしなってきます。
この少ししなる分まで固めてしまおうとして、
お腹の後ろ側の腰椎を背中側にそらせようとしてしまうと、
体幹に連動した肩甲骨周辺にも力が入ってしまいます。
猫背は、両肩を力で体の正面方向へ曲げようとしてしまうことです。
重さで前側に曲がる分は問題にはなりません。
ようするに問題となるのは、
お腹の後ろ側を後ろに反らせた形である棚尻という形です。
そうすると、スイング中に上半身のしなりとしての
肩甲骨の体の前後へのスライドが、素直にできなくなってしまいます。
そして、上半身がしなってそのしなり戻るという、
エネルギーをじっくり溜めてそれを一気に吐き出して
ボールを強くひっぱたく動きができなくなります。
腰椎を後ろに反らせると、
姿勢としてはビシっとしていてかっこいい感じですが、
がんばった行動が結果的には逆効果となります。
ですから、体幹は形を作ろうとするのではなく、
素直に前傾させた姿を安定させるようにすればいいです。
そのための第一歩はお腹を凹めることです。
セットアップ終盤に、両股関節が入って前傾角度も決まりそうになったら、
息を吐きながらお腹を凹めていって、肋骨の下側を浮き出させるイメージで、
おなかを目一杯凹めます。
先ほどお伝えしたように、股関節を曲げる動きで
骨盤から上を体の前側に倒して前傾していくと、
体幹全体は少し体の前側に重さでしなります。
この少し前側にしなった体幹の形をキープするイメージで、
お腹を凹めるようにすれば良いです。
このお腹を凹めることは、
スポーツ用語ではドローインといわれている行為です。
ドローインを行なうことで、下半身のパワーを体幹を通じて
肩甲骨のしなりを効率よくつくることででき、パフォーマンスがあがります。
デンデン太鼓の力を加える柄の部分が下半身なら、
太鼓の部分が体幹、紐と重りの部分が腕やクラブという感じです。
キーワードという恐ろしいもの
キーワードとは、何かを理解しょうとする場合に、
その手がかりとなる言葉で、話せば長い話になることを
一言でイメージできるようにすませようとして準備された言葉です。
私は昔、会社生活をしていて、キーワードに反応するだけで、
中身を見ていない人たちがあまりにも多くて、憤慨したものでした。
さらに、多くの人達が世の中に出回っているキーワードを散りばめたプレゼン資料を
わんさか作っている状況を悲しんだものです。
私は現在はそんな会社生活からは離れているわけですが、
ゴルフの世界でもキーワードに反応する状況をよく見ることがあり、
その恐ろしさを実感しています。
自分だけはキーワードに反応するだけにはならないようにしようと思いつつ、
知らないうちに自分もキーワードの表面を追いかけてしまっているにちがいないと
思ったりします。
でも、ふと目をさましてそんな危ない自分をリセットして、
キーワードの奥にある本質をしっかり見つめようとする努力だけは、
怠らないつもりでいます。
キーワードは便利です。
しかし、その便利さで思考が停止してしまうことになりますから、
注意したいものです。
練習場探索での状況
私はできるだけお客様の近くでコーチングできるようにと、
いろいろなゴルフ練習場でコーチングさせていただけるよう、
常に探しまわっています。
遠くは九州の熊本から、北陸の富山、
そして、現在、定期的には関東の千葉、中部の岐阜、関西の大阪で
ワンデーコーチングの企画を実行させていただいています。
そして、これから神奈川県の厚木でも
定期的にワンデーコーチングを企画させていただこうとしています。
そこで、どんな風に練習場に打診しているのか、
ちょっとお話させていただこうと思います。
なぜ、そんな話題を取りあげるのかと言うと、
そこには重大な先入観からの悲しい物語があるからです。
場所探しは次の手順で行っています。
(1)ネットで場所の便利さと練習環境を確認
(2)ホームページの問い合わせフォームがあれば、
そこに企画内容を書いて問い合わせる
(3)ネットからの問い合わせフォームがないとか、
問い合わせても反応がない場合は直接電話
最初の(1)場所の利便性と練習環境に関しては、
最近はネットでかなりわかるようになってきています。
実際にホームページがないところでも、
ポータルサイトから情報を得ることができたり、
グーグル・マップの航空写真でかなりのことまで把握できます。
ところが、(2)の問い合わせフォームへの書き込みに
反応してくれる練習場はほとんどありません。
そのため(3)の直接電話での問い合わせをして、
練習場の管理責任者の方に取り次いでもらいます。
そして、私はどんな人間で、
どんなことをやらせていただきたいと思っているのかなどを
お伝えしようとします。
しかし、多くのところでは、
あ、うちはすでにレッスンやってるのでダメです、
ということをいきなり言われます。
そこで、私達はネットで集客させていただいていて、
現在練習場で行われているレッスンとはお客様はほとんど被らない
という説明をさせていただこうとします。
ところが、とにかくうちは外からは入れませんと言われることが多いです。
しかも、電話では通じないかもしれないと思い、
直接お伺いしてお話したこともありますが、
もう先入観でシャットアウトということもありました。
ということで、コーチングさせていただける練習場探しは苦戦しています。
このようにしっかり説明もさせていただけないで、
断られることが多いのですが、
ここにも練習場側の先入観があるのではないでしょうか。
現在のレッスンのお客様を取られるのではないか、
なんだかめんどくさそうとか。
しかし、練習場もどんどん潰れていく中、
少しでもお客様を集めることができるなら、それを積みあげて行くことをしないと、
ますます厳しくなるのではないでしょうか。
研究開発現場での出来事
もうひとつ、先入観の恐ろしさを物語るお話をさせてください。
私は某家電メーカーで研究開発を行っていたころ、
消費電力削減プロジェクトにかかわったことがあります。
通常はたくさん電力を消費している要因から順に、
電力消費を抑えることを考えるというように、
優先順位を付けて対策を施します。
ところが、プロジェクトをやっていてわかったことがあります。
それは、小さいことでも一生懸命に削減しょうとすることで、
それまで見えなかった本質的な問題が見えてくるということです。
そして、さらにちりも積もれば山となるということで、
小さなことでもたくさん集めると思った以上に大きくなります。
確かにまずは一番効果のある部分を叩くということを行なうことは当然です。
よく2-8の法則などと言われます。
お金の8割は2割の富裕層が持っているなどというのが、
2-8の法則の意味するところです。
確かに、小さいことを積みあげたって、
たいした数字にはならないような気がします。
しかし、そんな小さそうに見えることは、
それまで見落としていた重大な問題に気付かさせてくれたのです。
ようするに、先入観で大きなところだけを削ろうとしていては気付かなかった、
より根本的な問題が見えてくるきっかけが、
小さいことの積みあげの中に潜んでいたのです。
そして、消費電力全体を削減する大きな要素が見えてきたのです。
やはり、先入観で、小さいことなんか積みあげたって、
工数がかかるばかりで無駄と決めてしまうと、
世界とは戦えなかったという印象が、今でも頭の中に残っています。
その理由は、だれだって今目の前に目に見えている
大きなところを削減しょうとしているので、
同じことをやっているだけでは、凡人並で終わりですから。
そして、他社からは何をやったらあんなに消費電力を削減できたのか
まったくわからないということになります。
それはそうです、頭を使って先入観では得られない、
さらに深いところを追い詰めていないとわかるはずがありません。
通常は、考えていないようなところを深く追求することで、
多くの会社が気づけなかった、より本質的で重要な問題にたどり着くことができます。
どうでしたか、先入観の恐ろしさを感じていただけたでしょうか。
キーワードなどから勝手に間違った先入観を抱いてしまうのではなく、
本質としっかり向き合う時間と労力を大切にしましょう。
まったく別の世界を、あなたのゴルフに見出すことができるかもしれません。
冒頭でもご案内した私のワンデーコーチングでは、
そんなゴルフにまつわる先入観を取り去っていただけるように
レッスンをさせていただいています。
よろしければ、下記よりお申込みの上いらしてください。
大阪(大阪市東淀川区)
6/13(火)のみ募集
※残席わずか。定員に達した際にはご容赦下さい
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これで、今日は本当のおしまいです。
では、また。
<本日のオススメ>
「飛距離アップし90を切りを達成」(のぶリン 様)
「40ヤード飛距離が伸びて、
ベストスコア更新の81が出ました。」(M.G 様)
「力強いボールが出るようになりました」(O.U 様 65歳)
アマチュアゴルファーは、
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