From:近藤雅彦
神田のカフェより、
おはようございます。
近藤です。
一昨日から東京も一気に雪が積もって
一気に寒くなりましたね!
一昨日は雪に足を取られないように
慎重に帰っていましたが、
とあるビルにクラブバッグを持って
入っていく男性の姿が見えました。
そこは会員制のインドア打席が
入っているビル。
「こんな雪の日にまで欠かさず練習とは、
勤勉な人だな・・・!」
そう感じて少し嬉しい気持ちになりながら、
あの人が帰り道に雪道で苦労しないようにと
願いながら帰路を急ぎました。
ゴルフに携わる一人として、
ひたむきな姿はやる気を分けてもらえる気がして
とてもモチベーションが上がります!
しかし、やる気が高まって
勤勉に練習しているいる時期でも
必ずしもスコアに直結しないことが
ゴルフの難しい所。
そこで今回は、
勤勉なゴルファーほどラウンドで意識して頂きたい
「忘れることの大切さ」をお話していきます。
ラウンド中の頭の中はシンプルに
よく私がレッスンの中で
「ラウンド中に難しく考え過ぎない」
と話していますが、
実際これは多くの人が
ラウンド中の考え過ぎで
スコアを落としているためです。
特に多いのがラウンド後半。
ラウンド後半というのはほとんどの場合
疲労によってプレーの精彩を欠いて
ミスが出ているんですが、
勤勉な人ほど勉強熱心ですから、
沢山の対策が頭に浮かんで
脳の容量を圧迫してしまいます。
「このミスが出たから、腰の向きを意識して…」
「安全に低く打ち出すなら、アドレスはボール一個分ずらして・・・」
「手首のコックに違和感があった気がする…」
選択肢が多いがために、
逆に首を絞められてしまっているような状態ですね。
こうした時には、
可能な限りシンプルに対策をまとめることが大切です。
オススメなのは
前傾角度にだけ意識を向けること
ラウンド後半のミスの大きな要因は
疲労によって前傾が深くなり
特にダフリが多発します。
そこだけに意識を集中し、
前傾角度をキープしてスイング!
これだけを遂行するよう脳を整理してあげましょう。
色々と考えるほど、無意識にできていたことが
出来なくなってしまいますからね。
集中を意識してOFFにする
あとはラウンド中、コースの状態を確かめたり
素振りでスイングを確認したりと、
常に気を張っている方もいらっしゃいますね。
カートに乗っているときなど
本人はそんなに気を張っている自覚は
ないかもしれませんが、
「次は120yくらいで、手前にバンカーがあるから、、、」
と、頭の中で次のショットのことを考えていると、
無意識に集中し続けていることもあります。
もちろん集中すること自体は悪くないです。
しかし、人間の集中力はゴルフの5時間超という
長い時間も高い状態を維持し続けることはできません。
そこで、集中力は波があるので
あえて何も考えない集中力の「底」を作ることで、
いざ集中する時の「頂」を高く持っていけます。
なにより何も考えずリラックスした状態は
スポーツにおいて理想的な脱力の状態。
脱力した状態での深呼吸だけでも、
ラウンド後半の疲労をやわらげ
脳をスッキリさせる効果があります。
ラウンドでキッチリ力を出し切るために、
あえて「考えないこと」を意識して
ラウンドに望んでみてください!
近藤
<本日のオススメ>
迷いを断ち切るという意味では、
正しいコースマネジメントを
あらかじめ学んでおくことで、
プレーの余計な不安や雑念を
払うことが可能です。
そんな入門としてお薦めなのが、
「ゴルフのマネジメント ~基本と原則~」
ゴルフ場はコースによって様々な顔があるようで
ある程度決まった型、パターンがありますから、
それを適切に攻略するだけで
今のスイングスキルのまま、
結果を改善することも可能です。
ただグリーンオンを狙うにも、
どこを狙う意識をするか。
どういうショットが
ラウンドで役に立つのか。
こういう細かいところが
1打1打を減らしてくれるので、
まだマネジメントについて
きちんと勉強したことが無い人は
ぜひこちらの本を読んでみてください!
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