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「自分のゴルフ」について考える

2021.08.18
morisaki

From:森崎 崇
新宿四谷店の事務所より、、、

 
こんにちは森崎です。

 
遅くなりましたが、オリンピックで女子ゴルフ、
稲見萌寧プロが銀メダルを獲得しましたね!
おめでとうございます!

 
稲見選手のプレーの強みは、なんと言っても
安定したパーオン率ですね。

 
ツアーに本格参戦した最初の年には、
パーオン率78.2%超え
ツアー1位のパーオン率を誇っていました。

 
そんな高精度のショットが高い評価を受ける
稲見プロですが、前述のパーオン1位については
インタビューでも「譲れない」と言っていたり、
強く意識していることがわかります。

 
こういった
自分のゴルフの「強み」を意識することは、
スコアアップする上で非常に大切なんです。

 
本日は、そんなゴルフの強みを意識することについて、
お話をしていこうと思います。

 

大切なのは「自分に合った」コースマネジメント

 
ゴルファーはそれぞれ
色々なベクトルで強さを持っています。

 
・パワフルなスイングで飛距離が高い
・100y以内のアプローチの精度が高い
・あらゆるグリーンでパッティングが安定している
・スコアを崩しにくく、安定して実力を発揮できる

 
このように、ゴルフの強みは様々ですが、
パワー・技術・体力・メンタルも含めて
総合的な自分のゴルフの特徴を意識して、
マネジメントすることが大切です。

 
もちろんコースの状況も毎回変化するので、
そちらの情報にもアンテナを貼る必要があります。

たとえば、
・グリーンまでのヤード数

・前方の障害物の確認

・ライの確認

・芝の確認

・風の確認

 
しかし、これらの情報を意識しても、

 
とにかく、がむしゃらにグリーンに乗せる!
という意識では、成功率の低いショットも多用し
スコアを崩す確率が上がってしまいます。

そこで、

 
自分の得意なフィールドで勝負する
という意識をもったプレーをすれば、余裕も生まれ
ミスも生まれにくくなります。

 
また、自分のコンディションや
疲労による変化なども含めて
マネジメントすることも大切です。

 
例えば、ラウンド後半で疲労から
フルショットの精度が落ちるようなら、
無理のないスイングで、番手を変えたりなど

 
自分のコンディションも常に最高潮の状態でなく
変化していると認識することも大切です。

 
孫氏の言葉で
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
という有名な名言がありますが、ゴルフでも言い換えるならば

 
「コースを知り己を知れば100切り危うからず」 

です。

 
ぜひ、「ここだけは譲れない!」と思えるような
自分の得意なプレーを確立し、
余裕を持って楽しみながらベストスコアを目指してください。

 
 
森崎 崇



<本日のオススメ>

自分の強みを理解したら、ぜひ次のステップとして
コース戦略もより深く戦略を練ってみてください。

 
ゴルファーなら、コースに立ってコースを眺めたときに
「こんな風に攻めていくか・・・」と
無意識に考えてはいると思います。

 
しかし、なんとなく意識はしていても、
ほとんど感覚で捉えて、深く考えたことのない方も
いるんじゃないでしょうか?

 
コース戦略は小手先の技術以上に
スコアに直結して響いてくる上に、
一度習得すればすべての場面で
活用できる万能スキルなのです。

 
また、スコアアップだけでなく、
自分で組み上げた戦略通りにゲームを進められる快感は、
また格別の充足感を得られます。

 
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お見逃しなく。 
  


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再現性を高める “2つ” のルーティン

2021.08.18
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます、近藤です。

「ルーティン」

ゴルフをしているあなたなら
「ルーティン」「ルーチン」という言葉を
一度は聞いたことがあるでしょう。

常に一定のリズムで行う
ショットを打つまでのパターン化された
一連の動作を意味しますが、

ツアーで戦うようなプロはもちろん、
シングルスコアで回るようなゴルファーは
自分に合ったルーティンを持っています。

ショット前にルーティンを行い、
ショットまでの流れをパターン化することで、
毎回同じリズムで打つことができ、

その結果、

何度打っても毎回、
同じ球が打てるというわけです。

このルーティンを
ゴルフ競技に初めて持ち込んだのは
ジャック・ニクラウスと言われており、

ルーティンを行ったニクラウスのショットは、
毎回同じ弾道で飛び出し、しかも、
ルーティンに入ってから打ち終わるまでのタイムも
毎回、全く同じだったと言われています。

ところで、ルーティンと聞くと、
ショットの前に行う「プリショットルーティン」を
まず一番に思い浮かべると思うのですが、

それとは別に、
もう1つのルーティンがあることを
あなたは知っていますか?

ショットまでのリズムを整える
プリショットルーティンも大切ですが、
実はもう1つのルーティンも

とても大きな役割を果たしています。

プリショットルーティンだけでなく、
2つのルーティンを併用することで
ゴルフスイングの再現性というものは
グッと高まりますので、

ぜひこの動画を参考に、
あなたのゴルフにも取り入れてみてください。



スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。



僕も研修生時代に
自分のルーティンを作ってからというもの
どんな状況でも冷静にショットが打て、

また、2つ目のルーティン、
ショット後の「ポストパフォーマンスルーティン」を
取り入れたことをキッカケに

たとえミスしても、
次のショットでは気持ちを切り替えて、
毎回のようにベストパフォーマンスを
発揮することができるようになりました。

「ゴルフはメンタルのスポーツ」

と言われるように、
多くの方がミスを引きずって
スコアを崩してしまします。

この「ポストパフォーマンスルーティン」で、
ナイスショットでもミスショットでも、どちらの場合でも
ポジティブなセルフトークをしてあげることで

ミスを引きずることなく、
次のショットに挑めるようになるでしょう。

とても重要なルーティンですので、
ぜひこの2つを使いこなせるように

あなただけのルーティン探し、
してみてください。

近藤



<本日のオススメ>

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コレやるだけでミス激減の意外なドリルとは

2021.08.17
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「コレやるだけでミス激減の意外なドリルとは」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

タイトルの通り、今日紹介するドリルをやることで
あなたのミスショットを激減させることが可能です。

では、そのドリルとは。。。?

スウィングが良くなくてもミスが出なくなる方法

実は、極端な話、スウィングの形が
あまり良くなかったとしても。。。

今日ご紹介するココだけが良かったら、
ミスショットはほとんど出ないのです。
 

はい、ではここでクイズです。
それは一体、なんだと思いますか???
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 体内リズム
 

です。
 

 「え、江連さん。体内リズムって何ですか?」

 「そんなことより、ちょっとでも上手くなれるコツを教えて下さい」
 

あなたはそんなふうに思ったかもしれませんが。。。

「リズムは技術を超える」

あなたは意外に思うかもしれませんが、
私はそのように思っています。
 

つまり、冒頭でも少しお話しした通り
たとえスウィングの形があまり良くなかったとしても。。。

リズム、そしてスウィングのバランスさえ良ければ
ミスショットというのは、ほとんど出ないものなのです。
 

 「江連さん。でも、そもそも
  その自分に合ったリズムとやらを
  どうやって探せばいいんですか???」

 

はい、人にはそれぞれ個々に
「体内リズム」というものがあります。

統計的に言えば、体が大きい人は体内リズムが遅めで、
小柄な人はリズムが速め、という感じです。

ですが、それはある程度の目安でしかありません。

だからそんなことを言っても
それではあまりにも大雑把な説明すぎて、
自分のリズムは決められないかもしれません。
 

では、どのように自分のリズムを見つければよいかというと。。。

目隠しで素振り

ズバリ、目隠しをしての素振りをオススメします。

これは目隠しすることによって、
余計な情報をシャットアウトするのが狙いです。

以前にもご紹介したことがありますが、
目を閉じてやっていただいても構いません。
 

そもそも、リズムが乱れる原因というのは
 

 ・クラブや体の動き、スウィングの形に
  意識が行き過ぎていたり

 ・ミスを恐れる恐怖心が筋肉を硬直させていたり
 

といったことが挙げられます。
 

であれば、目隠しあるいは目をつぶって、
何も見えない状態にしてしまえば
細かい動きに気を取られなくなるので。。。

体内リズムに集中できるというわけです。
 

目隠しをして、速さをいろいろと変えて振ってみることで
自分が最も心地よいと感じるリズムを見つけてみて下さい。
 

目隠しで振ると、リズムが良くなるだけでなく
意識が体の内側に向くため、
自分の重心を感じ取りやすくなります。
 

バランス感覚が一緒に磨かれていく、
まさに一石二鳥の練習です。

自分のリズムが見つかったら、メトロノームを使って
いつも同じリズムで振る練習を追加しても良いでしょう。
 

ぜひ、お試しください。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

<本日のオススメ>

誰もが飛ばすことができるように
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練習場で質の高い練習で、ラウンド攻略!

2021.08.16
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

せっかくのお盆でしたが、
先週からずっと雨が降り続いていますね。

お住まいの周辺は、
大丈夫でしたでしょうか?

まだ数日は、雨が続きそうです。

このご時世、どこにも行けはしませんが、

自宅で過ごすしかなくても、
晴れているのと、雨模様なのでは、

やはり気分が違いますね。

雨だけでなく、気温も一気に下がったので、
どうか体調には気をつけてくださいね。

連休だったかたも多いと思いますが、
この雨模様だったので、

ラウンドの予定も
泣く泣く延期となってしまった方が
多いのではないでしょうか?

雨で予定が崩されてしまったけど、

せっかくのお休みだし、
練習場でもいくか…

なんて方もいらっしゃったと思います。

せっかく練習場へ行くのなら、
スコアに還元できるような
効率のいい質の高い時間を過ごしたいですよね。

質の高い練習をコースに活かす

ただ質のいい練習ができたとしても、

『練習場では良いショットが打てるのに、
コースに行くとまるで人が変わったように
良いショットが打てなってしまう。』

そういった方、いないでしょうか?

私もよくゴルフ場で
レッスン会をさせていただくと、

そういった参加者様は、よくいらっしゃいますね。

練習場とコースでの大きな違いは
傾斜や風など環境によるものもあります。

特に練習場では平らなマットの上から
何球も打つことができるので、改善していきながら
ショットを磨き上げることができますが、

コースでは傾斜があり、風があり、
芝の状態も様々の中、
一打一打打っていかないといけないという事です。

しかし、そんな中でも、

とりわけ、練習場での成果をコースでも出せない、という事が
なぜ起こってしまうのかといいますと…

それは本人が気付かないうちに
スイングが変わってしまっているという訳なんです。

どのように変わってしまうのかと言いますと、
打った後に後ろに歩くかのように、
左足を引いてしまっているんです。

つまり『重心移動』というものが、
上手に出来ていないという訳なんです。

練習場とコースのギャップ

よく見られるのは、バックスイングでは右足に体重が乗って、
右足に体重を更に大きく後ろに乗せながら、
フィニッシュで左足が引けてしまっている場合です。

こうなってしまったら、
ちゃんと当たったとしても、ボールが曲がってしまったり、

あるいは力のない、
飛距離の出ないボールになってしまう。

はたまたダフったり、トップしたり、と
様々なミスが出てしまうという訳なんです。

そして練習場とラウンド中の
動きのギャップというのは、
気づいていない方もいらっしゃるのですが、

中には、ご自身は何となく自覚があって、
練習場でのスイングができていないと気がついていても、

実際にコースを回ると、
どうしてもボールの行方に気を取られていまい、
なかなかすぐに修正・改善出来ないという方もいらっしゃいます。

具体的にこの動きを直していく為には、
練習場でしっかりと練習を積んでいく事が
重要になってきます。

このようにコースでだけミスショットが出やすいという方は、
練習場で練習されている時から、

そのようなスイングになっているという方は、
ほとんどいらっしゃいません。

練習場では、正しい重心移動を行って、
左足に重心が乗った状態でフィニッシュを迎えられているにも関わらず、
コースに行くと体重移動がうまく行えず足が下がってしまう。

質の高い練習をコースに活かす

では練習場では、どういった練習をすることで、
解決することが出来るかというと、
イメージトレーニングです。

練習場で練習をする際に、
頭の中でコースでのショットのイメージをクリアにして、
一打一打、コースと同じ緊張感を持って練習をしていく。

特にコースで出てしまう、
自分の悪い形というものを強く意識して、
練習をしていくというステップです。

そして次のステップとして、
コースで起こってしまう重心の位置を
しっかりと左にキープして打つ。

コースで緊張した場面でも
正しい動きがおこなえるように、

練習場で練習する際には、
闇雲に打つのではなく、

しっかりと問題点を明確にしながら、
一打一打、改善するためにショットを磨いていくことが重要です。

特に、スイングをして終わった後は、
すぐに姿勢を戻してしまわずに
最低2秒はしっかりと立って、

重心が左足にしっかりと乗っている
という事を実感してください。

体重移動ができているかという確認として、
右足をポンと踵を上げられたらいいかと思います。

しっかりと重心が左に乗ると、
右足のつま先を上げる事が出来ますので、

最後のチェックポイントまで、
しっかりと繰り返し繰り返し積み重ねる事で、

体重移動によるミスヒットを起こすことなく、
コースでも練習場と同じスイングを行っていただけます。

せっかくのナイスショットを
コースでも出していただくために、
ぜひ行ってみて下さいね。

秋のベストシーズンに
ベストスコア更新へと繋げて頂きたいと思います。



<本日のおすすめ>

あなたは自宅で効率よく
上達する方法やそのためのプロセスをご存知でしょうか?

小原大二郎の“インドアレッスンプログラム”

ここでは、ゴルフ上達させるために、
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 ラウンド直前の「バンドエイド練習法」とは?
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 「ミスショット撲滅法」とは?

などなど…

この“インドアレッスンプログラム”では、
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とても濃い内容になっているので
この時期暑さや連日の雨で、家から出ずに、
ゴルフ上達したいと思うのなら
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【ビデオ】手首の円運動で楽々スイング

2021.08.15
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「手首の円運動で楽々スイング」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

トップに向かう切り返しでヘッドが置いていかれることで、
手首が親指側へ折れるコックが
右手甲側へ折れるヒンジに変化します。

この動きがあるとないとでは大きな差で、
スイングでのしなりを使えるかどうかの決め手となります。

そのためには。。。

(続きはビデオにて)

手首の円運動で楽々スイング

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf210815/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

右手の平で拭くようにイメージ

この動きを実現するためには、
トップ近くで振り出し後方の窓を
右手の平で拭くようにイメージすると良いです。

手首は重要

手首は大きなパワーと高い精度で、
ボールをコントロールするための重要な部分です。

ゴルフは思った以上にパワーと精度の高度な両立が必要ですから、
手首の動きをしっかり意識してうまく使ってあげたいものです。

クラブと体の接点である手首を使うことで、
体の動きはコンパクトでヘッドをたくさん
動かすことができます。

それによってゴルフでの最適な動作を実現できます。

右肘の曲がりでヘッドは開く

ところで、バックスイングで右肘が曲がると
ヘッドが開きます。

自ら出そうとする力で右肘を曲げるとヘッドは開きますが、
ヘッドの勢いでシャフトが右腕を押して右肘が曲げさせられても
程度は小さくなるとしても同じ傾向になります。

ボールヒットで閉じる動きは難しい

そこで、ヘッドが開く色々な要因を相殺して、
ヘッドを軌道方向へ向けるには
どのタイミングが良いでしょうか。

それは、ヘッドの動きが遅いときに、
むしろヘッドを閉じることです。

ボールヒットというヘッドが最高速度に達しようとするときに、
ヘッドの向きを振り出し方向に対して変化させるほど
操作は難しいものになります。

特に全身の左ターンでクラブが振られると、
ヘッドは閉じる方向に動くので、
それにさらに閉じる方向へ動かそうとする前腕を左に捻る
アームローテーションは困難の極みです。

むしろヘッドは早めに振り出し方向を向けておいて
それを維持するコントロールである、
体に対してはヘッドを開く動作なら比較的簡単な制御になります。

バックスイングでヘッドを閉じる

そこで、バックスイングで
ヘッドを閉じるようにしてみましょう。

ヘッドの重心はシャフトに対してオフセットがあるので、
手首の力を抜くだけでヘッドは閉じてきます。

コックを入れる

そして、上半身が何もしないとバックスイングで
手元もヘッドも円軌道を描いて、
ある意味インサイドに入ってきます。

そこで、手元の動きは同じままで
ヘッドだけ振り出し後方へ真っ直ぐに動かすと
コックを意識していなくてもコックはしっかり入ってきます。

トップ近くでアウトからインへのループ

そうやってトップ近くまでくるとヘッドは
イン寄りにある手元に引っ張られて、何もしようとしなくても
アウトからインへのループを描こうとします。

そして、下半身が左にターンして
ヘッドが置いていかれることに任せると、
それまで入ってきたコックが
右手甲側へ折れるヒンジに変化します。

ヒンジでヘッドは軌道を向く

そうすると、ヒンジでヘッドは軌道を向くところまで
何かコントロールしようとしなくても、
手首や左肩の力さえ抜いておけば
自動的にヘッドの重さで動きを決められます。

この一連の動きの中で手首の動作を抜き出してみると、
まさに、トップ近くで振り出し後方の窓を
右手の平で拭く動作となります。

インパクトに向かってヘッドを開く

ところで、インパクト面に手元もヘッドも乗っている時間が長いほど、
スイングはタイミングに依存しにくくなって簡単になります。

インパクト面に手元もヘッドも乗った状態を保とうとすると、
腰から首の付け根までの体幹が左に回転するにつれて
体幹に対して手元は離れながらもヘッドは近づいてくる動きです。

そして、これはヘッドを体幹に対して開く方向の動きです。

インパクト面を中心に考えると、
まさに感覚としてはヘッドを開きながらボールヒットすることが、
手元もヘッドもインパクト面に乗り続ける正しい動きとなります。

そこで、真っ直ぐに立ってシャフトを水平にしておいて
上半身を固定したまま体幹を左にターンさせてみましょう。

ヘッドの向きはどうなりますか。

振り出し方向に対して、
ヘッドは閉じる方向の動きになります。

そのまま何もしなければインパクトは点になり、
少しのタイミングの違いでボールの曲がりも変化します。

ヘッドを閉じる動きではボールヒットに向かって左脇を力で締めたり、
手元を体幹に向かって引きつける力を使います。

これらの動きは手元をインパクト面にできるだけ長く
乗せておこうとする、本来の動きの真逆です。

また、ヘッドを開く動きではヘッドが振られて
ヘッドの重心のオフセットで、ヘッドが開かされる方向の力に
少し負けながら開く伸長性収縮の状態です。

その逆のヘッドを閉じる動きは短縮性収縮になります。

筋肉が伸ばされながら収縮する受ける力である伸長性収縮は、
短くなりながら収縮しようとするまさに自ら出そうとする
短縮性収縮での力よりも倍以上の力を出すことができます。

これらのことから、ボールヒットというヘッドが
高速に振られている局面では、ヘッドは開くコントロールが
断然楽で簡単です。

さらにインパクトで

さらにインパクトでは、ヒンジが深くなりながら、
まさにお坊さんの頭をやさしくなでてあげるメージを
強く抱きましょう。

絶対に自ら出そうとする力でヒンジを解く動きで
クラブを振らないようにします。

まさに、腕はあまり動かないで
体幹のターンでボールを打ち抜くイメージです。

この手首の滑らかな動きを行うつもりでスイングしてみると、
からだを自然に深くしならせることもできてきます。

そして、ボールヒットでもまだしなりが戻りきらなければ、
ヘッドよりも手元が先行するハンドファーストの形でのヒットとなり
良いことだらけです。

当たり負けが少なくなることで、
ヘッドスピードの割にボール初速がアップして飛距離が伸び、
フェース面が安定するのでボールの不意の曲がりも少なくなります。

手首の一連の動きの確認

ここで、セットアップからフィニッシュまでの、
手首の一連の動きの確認をやってみます。

それはまさに時計の文字盤を、
11時から順に時計回りで一周して10時まで動く感じです。

セットアップでは左手の親指の先は自分から見て
アナログ時計の11時の文字の向きぐらいを向いています。

次に、トップに向かう切り返しでは、
今度は10時の文字から11時、12時、1時、2時と
順に辿るように2時のあたりまで動きます。

これは、まさに、外側に閉じながらあがったヘッドを
イン側へ落とすことで、アウトからインへのループを描きながら
右手甲側へ折れるヒンジが深くなる動作です。

ダウンスイングがはじまり、ボールヒットに向かって
2時から3時に向かって移動してヒンジがさらに深くなってきます。

クラブが振られるとヘッドは少し開かされる方向へ向きつつ、
ダウンしてきている状況です。

そして、ヒンジが深くなり
フェースも少し開く方向へ向けられる動きでは、
右上腕は外旋である右回旋させられてしなりを溜めます。

まさに、ボールを上から投げるときに
右腕がしなっている形です。

コックやヒンジでは右腕が支点となってシャフトを支えることで、
ヘッドが体のターンに対して置いていかれ
グリップエンドは左肩から離れます。

グリップエンド側に引っ掛けていた左手と左腕は引っ張られて、
左肩甲骨が胸の方向へスライドしする形でしなって
エネルギーを溜めます。

このようにして、主に左肩甲骨周りと右上腕に、
しなりのエネルギーがたくさん溜まります。

そして、ボールヒットに向かって左脚を蹴って伸ばして
左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むことで、
体幹が鋭く左にターンします。

その左ターンに対してヘッドが置いていかれた分だけ、
左肩甲骨周りが急激に伸ばされます。

この動きで手首は3時の方向まで向きます。

速く伸ばされた筋肉ほど脊髄反射で勝手に強く縮もうとすることで、
左肩甲骨は背中側へスライドして戻ろうとします。

これにより、左腕が引っ張られてグリップエンド側が
引きあげられます。

そこで、右腕がシャフトを支えて支点となっていれば、
テコの動きで左肩甲骨のスライドが左手と右手の前後差に対する
右手とヘッドの距離の分だけ加速されてヘッドが走ります。

ボールヒットに向かって遠心力でクラブが腕を引っ張ると、
手元は体から離れる方向へ動きます。

そうして、手首は3時から5時のポジションに向かって
動きながらボールヒットします。

テコの支点としての右腕は左肩甲骨のしなり戻りと
ボールとの衝突の衝撃で強く押され、
それをしっかり受け止めるために右肘は曲げさせられます。

右上腕は、さらに外旋させられる強い力に耐えます。

また、ドライバーショットのようにヘッドスピードが速くなるほど、
右脚は重要な働きを行います。

下半身の特に右脚はクラブが左に振られる反作用を受けて、
右回転させられる力に耐えるだけで精一杯で
動けないぐらいになります。

そのため、ボールヒット前後では、
まさに左肩甲骨のリリースでヒンジが解放されるだけの動きが
残るイメージです。

ボールヒット後は、それまで右回転させられる力に耐えていた右腕は
リリースされて、急速に内旋してフェースを閉じる動きになります。

そして、左肘が畳まれることで手首は5時から9時に向かって動き、
リコックで手首が親指側へ折れてくることで
9時から10時あたりまで戻ってきます。

このように、手首はスイング中、時計回りに動き続けることで、
滑らかなスイングと体の大きなパワーを
クラブに伝えることができます。

バックスイングで脚から動き始めてヘッドが一番最後についてくれば、
すべてがうまくいくきっかけとなります。

そして、この手首の滑らかな動きが、
最高のショットを生み出します。

一回のスイングを20秒ぐらいかけて行うゆっくりシャドースイングで、
この一連の動きを強く意識してやってみましょう。

そうすれば、後ろの窓掃除とお坊さんの頭を撫でる右手の平の意識で
最高のショットが手に入ります。
 

では、また。
 

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