From:服部コースケ
沖縄の自宅より、、、
おはようございます。
服部コースケです。
いつもメールマガジンを
ご愛読いただきありがとうございます。
本日も、
あなたに役立つ情報発信できればと思っておりますので、
どうぞよろしくお願いします(^^)
「仲間の中でも小柄な私は、
いつもティーショットで置いて行かれるんですよ」
これは、ある生徒さんから言われたこと。
カウンセリングを兼ねたレッスンで
私に悩みを打ち明けてくれたのですが、
彼は170cmに満たない
いつもゴルフをする4人の
仲間の中では一番小柄で、
彼自身ドライバーショットの練習を
頑張っているのだけど、どうしても他の3人には
ティーショットで遅れを取ってしまうそうです。
多くのスポーツで、
“高身長”というのは
アドバンテージですよね。
例えばバスケットボールだと
身長が高ければダンクシュートが出来たり、
バレーボールだと守備範囲が広がったり、
ゴルフでも身長が高いとそれだけ
遠心力を生かしたパワフルなスイングができ、
飛距離で有利なように感じます。
確かに、高身長な方は体が大きい分、
筋肉量が多くなるので飛距離は出やすいです。
でも、だからと言って、
「小柄な方は飛ばせない」
というのは大きな間違いです。
その代表格が、ローリー・マキロイ。
身長が175cmのマキロイは
平均身長180cmのライバルを差し置いて
314.2ヤードという圧倒的な飛距離で
PGAでの中でも屈指の飛ばし屋と呼ばれています。
ライバルの中では小柄なマキロイが、
なぜそんなに飛ばせるのか?
マキロイのスイングはドラコン譲り
マキロイのスイングは
ドラコン選手のような要素があります。
バックスイングが上がっていくとともに
体の重心が上がり、切り返しで左下方向に
下がりながら強く踏み込んで、
手首のタメ動作を強く入れることで、
大きなエネルギーを生み出しています。
そして腰を高速回転するために
地面からのエネルギーをもらって
両足が伸びていきます。
これは以前詳しくご紹介した
「地面反力」を回転動作として使っている
典型的なスイングです。
ですが、普通のゴルファーが
これだけ強烈に振ってしまうと
ボールのコントロールを失ってしまいますが、
マキロイのスイングの場合は、
フェースが閉まって下りてきているから
ボールも曲がらず大きな武器になっているのです。
マキロイはドラコン選手のスイングを
競技レベルに持ち込むことに成功したのです。
そしてもう一つ、
マキロイのスイングの大きな特徴は
理想のXファクターにあります。
Xファクター(X-factor)とは、
上半身(肩)と下半身(腰)の“ねん転差”のことで、
ゴルフレッスンではよく「左肩を深く入れる」
と表現します。
なぜこれを、“Xファクター”と言うのかというと、
トップのポジションを頭の真上から見ると、
両肩のラインと腰のラインが、ちょうど“X”の
文字のようにクロスしているように見えるのです。
仮に、
肩のラインがアドレスの状態から90度回っていたとしても、
腰も一緒に90度近く回してしまったのでは、
ねん転差であるXファクターはほとんどなくなり、
パワーの蓄積のないトップになってしまいます。
マキロイはこのXファクターを、
腰がアドレスから45度回転し、肩は90度回転
つまり45度で作り上げています。
この角度が理論的にも
もっとも理想のXファクターに
なっているのです。
マキロイに憧れて…
小柄なのに世界で一番の飛距離を誇る
マキロイは世界中のゴルファーの憧れです。
つい数年前までは、
身長が高くてガタイが良いプレイヤーの方が
飛ばすというのは当たり前のことでした。
でも、マキロイが世界一を取ってから
その常識が大きく覆されたのです。
なぜあれだけ体の小さいマキロイが
体格に恵まれたゴルファーを差し置いて
世界一の座をもぎ取れたのか。
世界のトッププロ、ゴルフ研究家たちが
こぞってマキロイのスイングに注目したのをキッカケに、
PGAツアーの選手たちが
劇的に飛距離を伸ばしています。
これは、最新のスイング解析によって
マキロイがとても効率よく「地面反力」を
使っていることが明らかになったからです。
今まで小柄なゴルファーは
ドライバーは不利だと思われていましたが、
地面反力を使えばビックリするくらい
飛距離を伸ばすことができます。
だからもし、あなたが今、
周りとの体格の差に悩んでいるなら…
「地面反力」を鍛えるトレーニングを
練習メニューに加えてみてはいかがでしょうか?
本来は専用のスイング解析器を用いて
最適な力の掛け方を分析するのが良いですが、
「地面反力」を鍛えることは決して
無駄なことではありませんよ。
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本日も最後までご購読いただきありがとうございました。
服部コースケ