最近のブログ

トップスイングの重心の位置(左右)

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
前回から、トップスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“トップスイングの重心の位置(左右)”
について、お話ししていきます。

 
■トップでも腰が動かないように注意
トップスイングでも、腰が右に動いたり左に動いたりということが
ないように注意しましょう。

 
このトップでのノーマルな重心の位置は
「右のおしりのほっぺたの位置がアドレスからずれずに
トップの位置まで来ている」

「背骨の位置がずれていない」
このような状態を「変化なし」と評価します。

 
重心の位置の左右を考えるときには、体重移動を考えなければなりません。
この時、右足に不自然に体重を乗せようとする必要はありません。
なぜかというと、手の位置が自分の身体の右側に来ているということだけで
体重が右に乗っているからです。

 
したがって、体重を右に無理に乗せようと意識する必要はなく、
しっかりと土踏まずに重心が乗った状態で、
若干右足にほんのわずかに重心を感じる程度でかまいません。
右足に体重を乗せようと意識しすぎると、
逆に右足の小指側の方に体重が乗ってしまいます。
左右の重心の位置は、あくまで右に重心が乗るものの、
右に体重を乗せすぎて腰の位置がずれないということが前提になります。

 
■おしりのほっぺたの位置を変えないように
正しい腰の回転の基準とは、右足の土踏まずに重心が来ているかどうかであり、
先ほども述べた右のおしりのほっぺたの位置が変わっていないかどうかでもあります。
この2つに気をつけることによって適切な体重移動と、重心の安定が保てます。

 
この二つを守った上で重心を右に乗せていくわけですが、これを守らないと、
いわゆるスウェーやリバースピボットを誘発するスイングになってしまいます。

 
重心が右にずれると、いわゆるスウェーの状態になって、ダフったり、
トップしたり、ミスヒットの原因、ボールを曲げる原因にもなります。
また、左に乗るとリバースピボットになって、
これもミスヒットや飛距離を大きくロスする原因にもなるので要注意です。

 
「飛距離をアップさせるためには体重移動を大きくしましょう」

「とりあえず体重移動を増やしましょう」
このようにレッスンをするプロも数多くいますので、
もしかするとあなたも体重移動を意識してしまっているかもしれません。

 
■体重移動のガイドラインを持っておく
しかし、やみくもに体重移動を増やそうとすると、
今までの重心の位置と変わってしまいます。
すると、土踏まずに重心が行かずに小指側に行ってしまったり、
おしりの位置が変わってしまうということになります。
そうするとゴルフで言うところのデスムーブを誘発してしまいます。
そのため、体重移動で悩まれるゴルファーはとても多いです。

 
体重移動に迷いがある人は、体重移動をどの程度行うのかをしっかり身体で覚えておく、
自分の身体にガイドラインを持っておくことで迷わずに済みます。
先ほども言ったように、トップの重心の位置というのは
必要以上に体重移動を意識しすぎないことが大事です。

 
腰から腰、肩から肩のところと同じく、今までやってきたルールで
「土踏まずにしっかり体重が乗っている」

「腰の位置がずれていない」
このルールを大切にしてトップの位置まで持って来るようにしましょう。

 
次回も、トップスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

大きな結果をつかもう!

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
今日は、大きな結果をつかむとっておきの方法についてお話しします。
アマチュアゴルファーの方であれば、この方法を使って
うまくいかなかった人はいないというぐらいのパワフルな方法です。

 
■小さな労力で大きな結果をつかむ?
ほとんどのアマチュアゴルファーが、
苦労せずに短期間でスコアをアップさせる方法を見つけようと、
本当に多くの時間や労力をかけています。

 
けれどその割には、アイデアとしては「ありきたり」です。
・雑誌や教材を買う

・打ちっぱなしに行く

・クラブを買い替える
などなど。。。

 
しかし、、、あなたに質問です。
これらのアイデアには、ある何かが欠落していると思いませんか?
・雑誌や教材を実践するのは、いつですか?

・打ちっぱなしに行って、何の練習をするのですか?

・クラブを買い替えて、どんな結果が欲しいのですか?

 
実のところ、これらのアイディアは、
雑誌や教材、練習に行く、クラブよりも、
「いつやるの?」

「何をやるの?」

「欲しいのはどんな結果?」
こちらのほうが、大きな結果をつかむためには
はるかに重要なのですね。

 
■小さな労力の先にあるものは?
雑誌や教材を買うのは、小さな労力です。
打ちっぱなしに行くのも、小さな労力です。
クラブを買うのも、お金があれば小さな労力です。

 
もちろん、それらが上達のための第一歩であることは、否定しません。

 
しかし、その小さな労力の先に、
「いつやるの?」

「何をやるの?」

「欲しいのはどんな結果?」
この労力がなければ、小さな結果どころか
一つの結果も生まれないのです。

 
あなたには、むしろ、、、
「 いつやるの? → 毎日5分でもいいから毎日継続! 」

「 何をやるの? → 自分にフィットするものをやる! 」

「 欲しいのはどんな結果? → 極力、明確に数値化! 」
こっちのほうにフォーカスしてほしいのです。

 
■小さな労力でも妥協をしない
私が多くのアマチュアゴルファーを見させていただいて、
一番感じるのは、その小さな労力の先にあるもの、
「いつやるの?」

「何をやるの?」

「欲しいのはどんな結果?」
これらにフォーカスしている人たちなのです。
たとえ1分、2分の練習であっても、です。
そしてその考えが、常に最高の結果をもたらします。

 
もちろん、どんな雑誌や教材を買うかということや、
どんなギアを買うかということも大切です。
ですが、その先にある問いかけが
上達のカギであることに変わりはありません。

 
たった1分、2分の練習であっても、
「いつやるの?」

「何をやるの?」

「欲しいのはどんな結果?」
これらを考えたほうが、確実に上達します。
そして、もっとゴルフが面白くなります。
それは、あなたが想像している以上に、です。

 
なんだか今日はちょっと抽象的な精神論になってしまいましたかね。。。

 
またメールします。
小原大二郎

トップスイングの重心の位置(前後)

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
前回までは、バックスイングの肩から肩について
何回かにわたってお話ししてきました。
ここからは、バックスイングを終えた次の段階、
“トップスイング”
について、お話ししていきます。
今日はその一番最初、
トップスイングの重心の位置(前後)についてです。

 
■トップでもアドレス時と前傾角度は変化させない
バックスイングの時と同様、
トップでもアドレス時の体の前傾角度が変わらないように
スイングをすることが大切になります。

 
バックスイングのところでもお伝えしたように、
バックスイング時には重心が土踏まずに乗っているのがベストです。
つまり、トップの位置でも重心は土踏まずに
乗ったままにしておくことです。

 
トップの位置で重心がかかとに乗ってしまうと、
クラブを後ろに引き過ぎる傾向になります。
そうすると、いわゆるインサイドアウトのスイング軌道に
なりやすくなります。
その場合、スイング軌道は9ボールルールの
ドロー

プッシュアウト

プッシュスライス
これらの弾道のいずれかになります。

 
■トップはバックスイングの延長線上
逆に、つま先に重心が乗ってしまうと、
クラブが外に押し出されてつんのめってしまい、
アップライト気味のスイング軌道になります。
そうすると結果としてアウトサイドインのスイング軌道になり、
9ボールルールの左方向にボールが飛び出しやすくなって、
プルフック

プル(引っ掛け)

フェード
のいずれかになります。

 
トップスイングというのは、
つまるところ肩から肩のバックスイングの延長線上です。
そのため、バックスイングの腰から腰、肩から肩という順番にのっとって、
重心の位置を正しく持ってきていれば、
重心はおのずと土踏まずのところに乗るようになるはずです。

 
トップの位置で重心が土踏まずに来ていないのなら、
腰から腰、肩から肩のバックスイングの時点で
重心の位置がずれている可能性が高いです。
トップのところで重心のずれを感じているのなら、
もう一個前、更にもう一個前と修正をしていく必要があります。

 
逆に言えば、腰から腰、肩から肩で重心の位置が正しく乗っていないのに、
トップで重心の位置が正しい場所に来ることはないと思ってもらって結構です。
トップスイングのところだけを取り出して確認するのではなく、
一つ前の肩から肩のバックスイング、腰から腰のバックスイングまで
戻って確認することをおすすめします。

 
次回も、トップスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

 

マヨネーズは必要か?

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
突然ですが、今日は「マヨネーズ」のお話です。
 
あなたはマヨネーズ、お好きですか?
若い方は好きかもしれませんが、
年上の方は、、、どうでしょうかね?

 
あ、もちろん最後はゴルフに関係する話ですよ。
どうぞ気軽な気持ちでお読み下さい。

 
■とあるファーストフード店にて・・・
あるファーストフード店で、こんな話があったそうです。

 
・・・マヨネーズが好きではない女性が、
マヨネーズ抜きでハンバーガーを注文しました。
すると、その店のスタッフは、その女性のところまでやってきて、
「お客様、先ほどマヨネーズ抜きでご注文なさいましたが、
うちのマヨネーズは、ちょっと違うマヨネーズなので・・・」
そのように言ったのですが、
結局この女性はマヨネーズ抜きでいい、と断りました。

 
しかし、そのお店のスタッフはハンバーガーを持ってきたときに、
「やっぱりこれ、よかったら試してみてください」
と、別の小さなお皿にマヨネーズを入れて、
スプーンといっしょに持ってきました。

 
そして、この女性が半信半疑でそのマヨネーズを試してみたら、、、

 
確かに他のマヨネーズと違って、とても美味しくて、
結局スプーンでマヨネーズを塗って、最後まで召し上がられたそうです。

 
■「マヨネーズサービス」のいい面、悪い面
さて、あなたはこの話を聞いて、どんな印象を持ったでしょうか?
このハンバーガーチェーンのスタッフは、
自分のところのマヨネーズにとても自信があって、
このような接客をしたのだと思います。

 
しかし、これにはいい面と悪い面の両方があるように思います。
このハンバーガーをマヨネーズで召し上がった女性のお客様に限って言えば、
結果オーライ、よかったのだと思います。

 
しかし、、、

 
もしこの女性が、本当にマヨネーズが超苦手だったとしたら。。。
どうでしょうか?
というのも、一度断ったマヨネーズを、さらにもう一度、
わざわざ席まで持ってきて、勧められるわけです。

 
「だから、いらないって言ったじゃない!」

 
こんなふうに怒鳴られて、ものすごいクレームになってしまっても、
ある意味しょうがない状況だと思います。

 
■その押し付けに「愛」はあるか?
たとえば、この話を無理矢理ゴルフに置き換えると、、、

 
「あなたの今のそのスイングよりも、このスイングのほうがいいですよ~」

 
そんなふうにコーチが言われたとしたら。。。
どう思うでしょうか?

 
まず、そのコーチをちゃんと信頼しているかどうかという
関係性の要素がとても大きいでしょうね。
そして、今までのやり方と大きく違った場合には、
最初は反発するかもしれません。

 
もちろん、そのコーチがその教え方しかできなくて、
それでその教え方になっているのだとしたら、、、それは論外です。

 
しかし、多くの教え方のカードのある中で、
「あなたに合ったものはこれだ!」
という選択がされたのなら、、、
一度は嫌いな「マヨネーズ」を試してみるのもアリだと、私は思います。

 
というのも、そのやり方は、そのコーチに出会ったから、
そういう選択肢を与えられているわけです。
それなのに、その「マヨネーズ」を拒絶してしまったら、、、
せっかく出会った意味がないと思いませんか?

 
それが一見すると押し付けに見えるかもしれません。
しかし、もしそこに「良心」と「愛」があるコーチであるならば、
一度は従ってみるのもいいのではないでしょうか?

 
なんだか今日はコーチの側から都合の良いことを書いてしまいましたが(笑)、
そうした素直さが上達につながってくると、私は思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

練習したくない理由

2012.12.07
obara

 
From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
今日は、練習嫌いのあなたが練習がしたくなる方法についてお話しします。

 
ですがその前に、なぜあなたが練習をしたくないのか?
まずはその理由を明確にする必要がありますね。

 
■しっくり来ない練習

 
「小原先生、私、この●●の練習をやっているんですけど、
最近イマイチ手応えがないんですけど。。。」

 
そう言ってやって来たのはレッスン4回めのOさん。
ゴルフ歴25年で60代の男性です。
スコアはまだ110前半といったところですが、
最近私が見させてもらってから少し感覚をつかんだみたいで、
毎回のレッスンを笑顔で受けていらっしゃいます。

 
Oさんが言ってきたその練習は、
以前に読んだレッスン書で紹介されていた練習法だったそうです。
気に入ってずっと続けていたのですが、、、
近年になって、何となく違和感を感じるようになってきたとのこと。

 
確かに、練習の方法としては悪くなかったのですが、、、
一言で言って、
「年齢に合っていない」
練習だったのですね。

 
■「みなさん」向け練習 VS 「あなた」向け練習
どうしても年齢を重ねると、
その年齢に適した練習、適さない練習というのが出てきます。
そこで無理をして練習を続けると、結果が出ないことはもちろん、
身体を壊してしまうことだって考えられます。

 
これは仕方のないことですが、ゴルフの教材に書かれていることというのは、
どうしても一般的に受け入れられるようなことしか書けません。
どうしても「みなさん」向け練習になってしまうんですね。
特に、年齢が上の人に教えた経験が少ない指導者ですと、
そうなる傾向が強いようです。

 
たいていはほとんどの指導書や教材は、
「1万人の読者に伝える」ということを前提に書かれています。
もちろん、多くの人に受け入れられなければいけないので、
そうなってしまう気持ちもわからないわけではありません。
しかし、それが先ほどのOさんのような、
年齢を重ねることによる「練習の不一致」を生んでしまったのですね。

 
これでは練習をしても逆効果で、
「練習をしたくない」となってしまっても仕方ないと
私などは思ってしまいます。

 
■続けるコツは「あなた」向け練習
思うのですが、練習を続けられるかどうかは、
その練習がどれだけ
「あなた」向けの練習
であるかどうかにかかっていると思うのです。
もちろん、私も不特定多数の方に見ていただく教材を
世に送り出している身としては、正直ジレンマでもあるのですが。。。(汗)

 
でも逆に、その練習を受け取るあなたにお伝えしておきたいのは、
何かの練習法やレッスン指導書を見た時に、

 
「この練習は私のためのものだろうか?」

 
この問いかけを、一度でもいいので
していただくのがいいのではないかと思います。

 
もちろん、教材を世に送り出す側にも責任はあります。
しかし、
「受け取る側がそのような心持ちでいるかどうか」
このことも、練習が機能して、
継続できるかのカギになってくるのではないかと、
最近よく感じるのです。

 
ちなみに、先ほどのOさんには、
年齢に合わせた同じような種類の別の練習法をご紹介したところ、

 
「これなら毎日続けられそうです!」

 
と言ってくださいました。
これからも続けていただけるといいのですが。。。

 
またメールします。
小原大二郎