From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「トップが高いとダフリやすい」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
トップを力で高くしようとすると、ダフリやすくなります。
さらに、ダフリやすいばかりでなく、当然打点が安定しないので
飛距離や曲がりのばらつきが大きかったり、
トップにすらなりやすくなります。
そこで、ボールを遠くへ飛ばしたいとする気持ちが
打点を不安定にしてダフリまで誘発してしまうメカニズムの中でも、
案外気づきにくい「高すぎるトップ」について見てみましょう。
(続きはビデオにて)
トップが高いとダフリやすい
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(おまけ付き)
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高さよりもしなり
トップはついつい高くしたくなるものです。
それは、高いほうが大きく振ることができて
ボールが飛ぶ気がするからです。
確かに重力を使う観点からすれば、
高いところから落ちたほうがエネルギーは多くなりますから、
高くしたい気持ちもわかります。
しかし、ボールが飛ぶためには
上半身のしなりを大きくすることのほうが、
高いトップよりも威力があります。
トップを力であげるとダフるメカニズム
そして、トップに向かって自ら出そうとする力で
腕とクラブを高くあげようとすると、
腕ばかりか上半身では上向きの力をたくさん使うことになります。
力は意識的に入れると、力をゼロにしようとしても
約0.4秒はゼロになりません。
トップからボールヒットまでは平均約0.3秒ですから、
トップ近辺で入れた力はボールヒットまでゼロになりません。
そうなると、セットアップよりも
手元は高いポジションに落ちてくることになるので、
なんとかボールにヘッドを合わせなければヒットできません。
そこで、下向きの力を入れることになります。
ところが、下向きの力の程度をコントロールして、
ヘッドがボールにヒットさせるとなると
力の入れ過ぎも発生します。
下向きに力を入れすぎで
ボールヒット前にセットアップよりも下に落ちればダフリ、
入れ足りなければトップです。
どうすれば良いか
ではどうすればトップに向かって
最小限の上向きの力に抑えることができるでしょうか。
それは、バックスイング開始で脚の動きを使うこ
とです。
右脚を伸ばして右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込むようにして、
腰から首の付け根である体幹をセットアップの前傾角度を維持したまま
右にターンさせます。
スタンスの幅が広がって
肩幅より広くなるドライバーショットぐらいになると、
脚の動きを使い切ると手元は胸の高さ辺りまであがってきます。
腕は上に持ちあげるというよりも、脚の動きで
クラブが体の回りをターンして右斜め上にあがってくることを
支えるだけの力に親指側へ折れるコックをプラスするだけです。
そして、脚を使い切ったところからは、それまで動いてきたヘッドの勢いを
じゃましないように左肩周りと手首をリラックスさせておきます。
そうすれば脚を使い切って体幹のターンが止まってからは
それまでのヘッドの勢いで右肘が曲げさせられ、
クラブはトップのポジションまで勝手にあがってきます。
バックスイングでのヘッドの勢いは、
思っている以上にすごいものがあります。
誰かがバックスイングするときにヘッドが当たらない
ギリギリのところにいると、当たらないとわかっていても
思わず後ろにさがりたくなります。
ヘッドの勢いを信じて、トップに向かっては
体幹のターンにヘッドが遅れない程度の受ける力と
コックを入れるだけにしましょう。
そうするだけで、ダウンスイングでは力で引きずりおろす調整が不要で、
重さで落ちるだけでヘッドはいつも同じ高さに落ちて
ボールヒットしやすくなります。
トップが高すぎるかどうかの判定方法
トップ近辺で、振り出し後方から見て
シャフトの付け根と肩を結ぶラインであるショルダーラインの上に
クラブが出ていると力であげた高すぎるトップです。
腕でクラブを上に押しあげるあげ方のパターンとしてはふたつあります。
腕全体を上に押しあげる場合もありますが、
右肘の外側を上にあげるように右肘が体幹から右横に外れながら
持ちあげようとしている場合もあります。
また、トップに向かって
右肘の外側を上に持ちあげようとした場合には、
振り遅れにもなりやすくなります。
トップに向かって右肘の外側を上に持ちあげる動きがある場合には、
セットアップでの右肘のえくぼを上を向けることを強く意識しましょ。
そうすれば、バックスイング中に右肘は体の外には外れにくくなります。
シャフトクロス
また、クラブがショルダーラインの上にはみ出るだけではなく、
トップ近辺でシャフトが水平のときにシャフトが振り出し方向の
右を向くことをシャフトクロスといいます。
シャフトクロスでは右肘が体の正面から右に外れて、
ダウンスイングで腕の振り遅れになりやすい形です。
シャフトクロスになっていても、右肘の外側を
持ちあげようとしているのではなく、右手首に余計な力を入れて
クラブを左に捻ってフェースを閉じる動きの場合もあります。
右手首の余計な力だけによるシャフトクロスなら、
トップ近くで右手首に力を入れないことを意識するだけで
比較的簡単に改善できます。
しかし、この場合にはそれほど弊害もないので、
すぐに修正する必要はありません。
テコでしなる
また、バックスイングでは、下半身から動いて、
それに上半身がつられて回転します。
それを、手でクラブを動かし始めるとどうなるか。
手元はほぼ100%体幹の右側に動きますます。
そして、手元と同時に右肘も右に動きます。
一旦右肘が体幹の右外に外れる方向へ動くと、
右肘はだんだんしゃしゃり出てきて、
とうとうトップの終盤ではクラブを上に押しあげてしまいます。
そうなると、右腕はテコの支点として機能できないために、
ますますヘッドの勢いで左肩甲骨を
胸の方向へスライドさせることはできなくなります。
ここで右腕がテコの支点と言うことを、
もう少し詳しく見てみましょう。
トップに向かってヘッドがそれまで動いてきた勢いがあります。
そこで勢いのあるヘッドを力点、右腕を支点、
グリップエンド側を作用点とするテコのように
腕とクラブを使うことを意識します。
そうすると、ヘッドの勢いで左肩甲骨を
胸の方向へスライドさせてしならせることができます。
そうすれば、まさにヘッドの勢いだけで
十分に深いトップを作ることができ、その後のダウンスイングでも
左肩甲骨をスライドさせやすくなります。
その結果、大きなエネルギーを上半身に溜めることができます。
高すぎるトップには、案外気づかないものです。
たまにはスマホで振り出し後方から撮影してみて、
ショルダーラインの上に手元やクラブが出ていないか
チェックしてみましょう。
案外簡単にダフリばかりか、
打点が安定しなかった問題も解決するかもです。
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