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[ビデオ]飛距離アップの鍵は体重移動

2020.10.14
志賀さんプロフィール写真

From:志賀康平
千葉の自宅より、、、

こんにちは、志賀公平です!

先日メルマガにこんなコメントを
見つけました…

「トップから、左足への重心移動することが
なかなかうまくできません。

なにかいい方法がありますか?

良いアドバイスがあればお願いします!」

このように
「体重移動がうまくできない」という方に向けて、

おすすめの練習方法をご紹介したいと思います。

体重移動を覚えることで
飛距離アップを叶えることができますので
ぜひご覧になってみてくださいね。

うまく左に重心が移動できないと…?

体重移動は
飛距離アップには欠かせない
重要な要素となってきます。

右に重心が残ってしまったままでは、

クラブがボールの手前で最下点を迎え
ボールの手前の地面を打ってしまうダフリが
起こってしまう可能性が高くなります。

そこで今回は左足の土踏まずに
うまく体重がのった状態で

インパクトを迎えられるよう、

体重移動の習得におすすめな練習法を
ご紹介させていただきます。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

テンポよく「右足→左足」

いかがでしたでしょうか?

ご覧いただいたように
体重移動を身につけるためには、

ステップ打ちがおすすめです。

バックスイングで
クラブがトップに上がり切る直前に、

左足を目標方向にステップして、
強く踏み込みボールを打つ。

こうすることで

トップから勢いを付けて、
インパクトまで加速していき
横の体重移動をうまく行えるようになります。

体重移動をしっかりと行えるようになると

効率的に力をボールに伝えることができ、
自然と飛距離が伸びていきますので、

飛距離を伸ばしたい、という方は
ぜひ行ってみてくださいね。

〈本日のおすすめ〉

ゴルフのスコアの中でも
40%の比率を占めているのがパター。

ただ、これまでパターというのは、
ゴルフの上達に軽視されてきて、
感覚的な問題と片付けられてきました…

しかし、

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テンプラをサクッと減らすボールの置き方

2020.10.14
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます、近藤です。

「たまにテンプラが出て
 スタートから大きくつまずくのですが、
 どうすればいいでしょうか?」

「ふとした瞬間にテンプラになるので、
 何が原因かわからず対策が出来ません。」

これは、先日コースレッスンに、
参加した方からもらった質問です、

スライスやフックは、
ドライバーのミスショットの中でも
比較的にでやすい部類なので、

どんなときにスライスして、
逆に、一体どんなスイングをすれば
スライスをしにくくなるのか、

自分でも分析しながら
スライスを克服していくことが
できるでしょう。

しかし、テンプラボールは、
突如として現れます。

「遠くのフェアウェイに向かって
 まっすぐドライバーを振り抜いたと思ったら、
 ボールは真上に打ち上がっている…」

他のドライバーのミスと比べて
飛距離を大幅にロスしてしまうので、
ひどく落ち込むミスの1つですが、、、

スライスやフックより頻発しないうえに、
「ミスした!」という実感なく起きるので、
冷静に原因を分析できず、

「テンプラを0にできない」

と、悩んでいる方が
いらっしゃいます。

とはいえ、テンプラを克服するために、
「毎日1時間の練習を1ヶ月継続してください」
なんて言われても、

その通りに練習を継続できる人は
とっても少ないと思います。

そして、ほぼ全てのゴルファーの方が、
なんの努力なしにテンプラを治したいと
心のそこでは思っているはずです。

なので、本日は、
そんなテンプラを努力なしにサクッと減らす、
とっておきの方法を1つご紹介しますね。



スマホの方、動画が見れない方はこちら


そもそもテンプラが、
一体どうやって起きるかというと、、、

ボールがフェースの真ん中辺りではなくて、
フェースとクラウンの境目(フェースの最上部)で
インパクトしてしまい、打ち出し角が異様に
高くなることで発生します。

そしてそのほとんどが、
ドライバーの入射角が原因です。

ダウンスイングのクラブヘッドの
入射角度が鋭角になりすぎることで、
クラウン部分がボールの下に潜り込み
テンプラが起こってしまいます。

そして、ドライバーの
入射角度が鋭角ということは、
クラブヘッドをボールに叩きつけるような
スイング軌道になっているということで、

今回の動画で紹介した
ボールのロゴを意識した

しっかりとボールの真横からインパクトする
スイング軌道でテンプラを解消することができる
というわけなんです。

この方法なら
特段練習が必要というわけでもなく、
意識するだけなので努力も不要、、、

時間効率の良い方法ですので、
ぜひあなたもテンプラ予防のために
ラウンドで取り入れてみてください。

近藤



<本日のオススメ>

人気過ぎて募集停止!?

小原プロのパターの極意を
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パッティングのグリップもソフトに握るの?

2020.10.13
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「パッティングのグリップもソフトに握るの?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

私は通常
「クラブはできるだけソフトに握ってください」
と説明しています。

では、それはパターにも当てはまることなのでしょうか?
その答えは。。。

始めに結論:基本、どんなクラブもソフトに握る

もう、先に答えを言ってしまいましたが。。。

私はパターも含めて、基本的にどんなクラブも
ソフトに握ってほしいと思っています。

ですが中には、
 

 「パッティングやアプローチの時までソフトに握ると、
  手首が緩んで、距離感や方向性が
  合わなくなってしまうんですけど。。。」

 

とおっしゃる方もいます。

ですがそれでもなぜ、私は
「クラブはできるだけソフトに握る」と
お伝えしているのでしょうか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

(この理由、わかりますか???)
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

強いグリッププレッシャーは悪影響を生むから

理由は上記の通りで、極めて単純です。
 

経験上、私が今まで見てきた
アマチュアゴルファーのほとんどの方は
グリッププレッシャーが強く。。。

それがクラブの動きに悪影響を与えていたというのが
一番の大きな理由です。
 

この場で何度もお話ししているかもしれませんが、
クラブを強く握ってしまうと。。。
 

 ・クラブヘッドの重心を感じ取ることができない

 ・そのため、体に余計な動きを生みだしてしまう
 

これについては、別にドライバーに限らず、
アプローチでもパッティングでも
基本的には同じことが言えます。
 

とはいえ、普段よりほんのちょっとだけ、
状況的にグリップを強く握っていい場面はあります。
 

 <普段よりやや強めに握ってもいい場面>

 ・ヘッドを走らせたくない

 ・距離をコントロールしたい

 ・低いボールを打ちたい
 

こういう場面では、普段よりやや強めに握るのが
教科書的な説明になるかと思います。
 

つまりそういう意味では、
パッティングとロブショットを除いたアプローチでは、
普段より強めに握って大丈夫とも言えます。

とはいえ、強めと言ってもほんの少しだけ(!)

このように言うと、
 

 「おお、良かった。
  じゃあ、パッティングでは強めに握ります!」

 

いや、それはちょっと待って下さい。
強く握ってもいいと言っても「ほんの少し」だけです。
 

あくまでも
「ヘッドの重心を感じることができる強さ」
基準にしましょう。

また、距離感や方向性に悩んでいる人というのは
 

 スウィング中に握る強さを変えないこと
 

これが、より重要な課題となります。
 

ご承知の通り、パッティングやアプローチというのは
小さな動きが球筋に大きく影響します。

そのため、ダウンやインパクトにおける
グリッププレッシャーの変化が、
距離感や方向性に大きな影響を与えてしまうのです。

そうならないように、スウィング中に握る強さ
(グリッププレッシャー)を変えないようにという意識が必要です。
 

 「でも江連プロ、フルショットの時は
  グリッププレッシャーを変えないで振ったら
  なんだかクラブがすっぽ抜けてしまいそうで。。。」

 

はい、ちなみにフルショットの時は
クラブにかかる遠心力のために、
実際にはグリッププレッシャーは変わります。

ですので、そうそうクラブがすっぽ抜けることは
ないと思います。その点は、覚えておいてください。
 

 「江連さん、スウィング中、ストローク中に
  グリッププレッシャーを変化させないのが
  重要なのはわかりました。

  でもそもそも、自分のグリッププレッシャーが
  変化しているのかどうかを、
  自分で判断できないんですけど。。。」

 

はい、そのような方は
 

 目をつぶってスウィングやストロークをする
 

これをやってみると、
グリッププレッシャーを変えないという感覚が
わかりやすいかと思います。
 

ぜひ、お試し下さい。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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飛ばしたい?それならこれをやってください

2020.10.12
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

季節はすっかり秋。

先週、関東では
なんと11月中旬の気温が観測されたそうで

急に寒くなりましたが、
体調はいかがでしょうか?

スポーツの秋…

収穫の秋…

このメルマガが
少しでもあなたのゴルフの上達や

お悩みの解決になればいいな、と
思っています。

ではさっそく、

先日いただいたお悩みがこちら…

「FWまでは強いボールとなりますが、
ドライバーがとても不安定です。

球筋はスライスが多く、
たまにチーピンが出ます。

癖は右肩下がり。

苦手なのでドライバーだけ
練習が少ないです…」

という、
コメントをいただきました。

習慣や癖の改善は…

ふむふむ…

癖って無意識に習慣化されて
体に染み込んでしまっているので

これを改善するって
なかなか大変ですよね。

ゴルフに限らず
癖を自認して直していくって
大変ですよね。

たとえば、
日常的な生活のなかで

貧乏揺すりのような行動的な癖と、
「なるほど」のような口癖と…

きっとあなたにも
なにか自覚している癖、

一つくらいは
あるのではないでしょうか?

それを改善するのは
容易ではないですよね。

しかし、

癖によるミスの誘発は
なんとしてでも改善したいところ…

今回の場合は右肩下がりの癖。

ドライバーが不安定になりがちで
それによって苦手意識が生まれ、
練習もはかどらない、ということです…

ではそういった場合の
引き起こされやすいミスと改善点についてですが…

「右肩下がり」はミスを誘発?

まず右肩下がりの場合、
スライスやダフリ、トップなどの
ミスが誘発されやすいです。

ダウンスイングで右肩が下がり、体が開く、
そして結果としてフェースも開いてしまう。

または右の肩の下がってしまうことで
インパクトの際に救い上げるように打ってしまう。

いずれによっても
右肩が下がってしまうことで

ドライバーの軌道が
不安定になってしまうんです。

スイングの再現性アップ

右肩が下がってしまう、ということは

スイングのときに体の軸が
右に傾いてしまっているわけですが、

この右肩の傾きを防ぎ、
スイング軸を安定させることが、

ドライバーショットの克服に繋がります。

そのためにはどうしたらいいか?

気にしていただきたいのが、
腰の回転です。

右肩が下がってしまう、という場合
連動して右腰も下がってしまっています。

ベルトのバックルを
並行に動かすことを意識してみると、

上半身、つまり肩も連動して平行して
動くようになり軸が安定します。

さらに正しく腰の回転を行えると、

最終的にフィニッシュを迎えた際に
しっかりと左足の土踏まずに重心が置かれている形に
なっていると思います。

もし右肩が上がっているかもしれない、という場合は
フィニッシュのときにきちんと左足の土踏まずに重心が置かれているか、
確認してみるといいと思います。

右肩が下がっている場合は
軸がずれ、フィニッシュのときでも
重心は左側に置かれているはずです。

背骨を軸に平行に回転させることができれば、
スイングが安定し、ミート率も向上します。

最後に

自分の癖に気づき、
改善を試みていることは

上達の大きな一歩です。

その気付きと改善しようという気持ちがなければ、
スキルアップは望めません。

慣れていないフォームで
スイングを繰り返し行うと
違和感を感じるかもしれません。

ただゴルフの上達のためには、
基本に忠実な練習を繰り返すことは重要です。

得意・不得意あると思いますが、
得意を伸ばすことと同じくらい

不得意なポイントに向き合い、
改善のために努力できることは
とても素敵だと思います。

これからも一緒に頑張っていきましょうね。

なにかあったら気軽にコメントに残してください。

リアルな声を聞いて
テーマにさせていただこうと思います。

追伸:
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【ビデオ】腕の無駄な力が分かる究極のドリル

2020.10.11
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「腕の無駄な力が分かる究極のドリル」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ここで紹介するドリルは、
両腕の無駄な力を無くする最高のドリルです。

その具体的なやり方は。。。?

(続きはビデオにて)

腕の無駄な力が分かる究極のドリル

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf201011/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

クラブ両手持ち往復素振り

この、2本のクラブを左右の手に別々に持って、
左右往復素振りをやる
 

 「クラブ両手持ち往復素振り」
 

は両腕の無駄な力を無くする最高のドリルです。

クラブを束ねないで、
左右の手に別々に持って素振りすることが味噌です。

ちょっと難しいので、
最初は小さな振り幅でやってみましょう。

小さな振り幅の中でもしっかり脚を使って、
脚の動きで上半身を動かすようにします。

上半身で自ら動かすのはコックだけ

ところで、通常のスイングでは
スイング中に上半身で自ら動かすのは、
手首を親指側へ折るコックだけです。

それ以外は、下半身の動きでクラブが置いていかれないように、
受ける力で耐えるだけの動きにします。

しかし、今回の「クラブ両手持ち往復素振り」では、
そのコックすら意識的には入れません。

ということは、あくまでもイメージとしては、
上半身は何もしないような感じです。

通常のスイングでも、自ら出そうとする力で
コックをつくろうとしているのではありません。

脚の動きで腰から首の付け根である体幹を右にターンすることに任せて
手元は円軌道を描いてインサイド寄りに動く中で、
ヘッドを真っ直ぐに動かそうとするだけです。

それだけでちょうど良い具合にコックが入ってきます。

これは自ら力を出してコントロールする動きになりますが、
コックを力で入れている感じではありません。

そのあとは、それまでのヘッドの勢いでトップに向かい、
そのとき右腕が支点になってシャフトを支えれば
力を入れなくてもコックが入ってきます。

腕が出す力

ここで、本来のスイングでの腕が出すべき
受ける力について見てみましょう。

普段のスイングでコックと今からお伝えする力以外を
使っているとしたら、それは無駄な力です。

特に左腕は命綱と言われるように、
左腕はセットアップからボールヒットまで紐のようになって
絶対に自らは何かしようとしないことがスイングを簡単にします。

紐は自らは力を出せません。

縦に引っ張られると、その引っ張られる力に耐えて
伸びないようにする反作用を発生するだけです。

横方向には反作用は発生できませんが、
ゴルフのスイングでは右腕が支えとなります。

右腕はパワーと言われますが、
パワーのためには自ら出そうとする力を使わないことが重要です。

まさに、受ける力で耐える使い方をすることで、
能力限界までのパワーを出すことができます。

まずは、バックスイング序盤では
体幹のターンにクラブが置いていかれないように、
右腕は横方向からの力に耐えるだけです。

トップに向かう切り返しではコックは深くしたいので、
右腕はシャフトに押されることに耐えながらも
少し曲げさせられるぐらいにします。

ダウンスイングではヘッドが置いていかれることに耐えるとしても、
少し押し負けるながらクラブを支えます。

そのときクラブの重さで右腕は、
さらに深く曲げさせられると共に上腕は右に捻られます。

そして、ボールヒット直前では左脚で体幹を急激に左回転させることで、
左肩甲骨が急速に伸ばされて脊髄反射で元に戻ろうとする結果、
左腕が引っ張られます。

そうすると、左腕がグリップエンドを引っ張り、
右腕が支点としてシャフトを支えることで
テコの動きで作用点としてのヘッドが走ります。

このように両腕は自らは力を出して
できるだけ何かコントロールしようとしないで
外からの力に耐えることに任せることが、
再現性が高くてパワフルなスイングの要です。

ところが、ほとんどのゴルファーは
腕でクラブをコントロールしようとして
無駄な色々な動きをやっています。

それでは、ショットも安定しないしボールも飛びません。

無駄な力を使わないで受ける力だけで動けば、
今回お伝えしている「クラブ両手持ち往復素振り」は簡単にできます。

このドリルで大きく振るとなかなかできないので、
普段いかにクラブを力で振ろうとしているのかを実感できます。

まずは小さな振り幅からやり始めて、
だんだんクラブ同士がぶつからないでできる範囲で
振り幅を大きくしてみましょう。

振り幅が大きくなってもできるようになるほど、
通常のフルショットでも無駄な力を使わないスイングが手に入ります。

重いものを往復素振りするメリット

両手でクラブ2本分の重さを支えて素振りすることで、
重いものを往復素振りするメリットを得ることができます。

重いものほど置いていかれる力が大きくなるので、
受ける力の使い方が分かりやすいです。

そして、重いので速くは動かせませんから、
自分の動きを確認しやすいくなります。

さらに、重いほど重力で落ちることを感じやすく、
重力に合わせて自分が動くことを習得しやすくなっています。

これらのことから、スイングで大切なトップに向かう切り返しでの
「間」をつくるドリルとしても活用できます。

「間」をつくるためには、
トップに向かって力でクラブを持ちあげていては無理です。

脚の動きで動かしてきたクラブの勢いに任せ、
クラブがそれまでの勢いで勝手にトップに向かっている瞬間を感じることで
「間」をつくることができます。

まさにこの瞬間は、受ける力さえも最小になり、
体はニュートラルな状態です。

要するになんでもできる、
どんな方向へどんな動きでもできる状態となります。

そのためにも、腕はクラブが置いていかれないぐらいの
ギリギリの力である、受ける力を出すだけに徹します。

そして、ヘッドがまだトップに向かっている最中に、
両脚で地面を踏もうとします。

そうすると、右打ち素振りの場合では、
ヘッドと下半身の真逆の動きに挟まれた左肩甲骨周りが
伸ばされてしなりを強めます。

そうやって両脚で地面を捉えようとしていると、
クラブがトップに到達して両腕とクラブが自重で自然落下をはじめます。

その落ちてくることに合わせて、両股関節を入れるようにして
両脚でしっかり地面を踏もうとしてみましょう。

この両脚で地面を捉えた体勢ができれば、
そのあとの動きでは両脚で地面に大きなパワーを効率よく
伝えることができます。

そこから、左脚で左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むように地面を蹴って、
それまでの前傾角度を維持して体幹を左に急激にターンさせます。

そうすると、左肩甲骨周りは素早く大きく伸ばされることで、
脊髄反射が発生して勝手に縮もうとします。

それによってクラブがパワフルに振られます。

往復素振りでの左打ちの素振りでは、
この左右が入れ替わるだけです。

往復素振りの意味

また、往復で素振りすることには、大切な意味があります。

それは、フォローで次の方向の素振りのための
大きなトップに向かう勢いを強くできることです。

クラブの勢いがあるほど、腕がコントロールするというよりも
脚やクラブからの力を受けてそれに耐えながら
上手くクラブが振られるようにしようとします。

それが、まさに通常ショットでボールを打つときに、
本来行うべき腕の力の使い方となります。

ついでながら、ゴルフで片方ばかり振ることは
体のバランスを崩すことにもなりますから、素振りであったとしても
往復で振ることは体を整えるためにも良いことです。

重いものを振るメリット

そして、左右それぞれの手にクラブを持つことで、
約倍の重さのクラブを振ることと同じになります。

重いものを振ることで、
クラブなどの勢いを利用することを体験できるばかりか、
スイングのための筋力をアップさせることができます。

実際に使える筋肉をつくるためには、
その実際の動きの中で鍛える必要があります。

よくウェイトトレーニングをやったら
目的の運動のパフォーマンスがその分アップするとイメージしやすいですが、
それは全くトレーニングしていないで筋力が弱い場合だけです。

ある程度筋力がある状態では、
目的の動きに近い形で筋力を付けなければ
実際のパフォーマンスアップはつながりません。

筋肉が伸ばされると勝手に縮もうとする脊髄反射である
「伸張反射」に対しても、それを阻害する反射である
「ゴルジ腱反射」があります。

目的とする動きの中でトレーニンしなければ、
この「ゴルジ腱反射」を抑制できず
「伸張反射」のメリットを発揮できません。

そういった意味で、負荷を大きくしてスイングすることは
まさにゴルフのための使える筋肉を育てるための最良の方法です。

ゴルジ腱反射は伸張短縮サイクルの敵

「ゴルジ腱反射」は、伸張短縮サイクルという
限界までのパワーを出しきるための体の仕組みの敵です。

「伸張反射」については、
今までも色々なところでお話させていただいています。

しかし、「ゴルジ腱反射」は同じ脊髄反射に関係することですが、
あまり聞きなれない用語だと思います。

このパワーを出すための敵となる
「ゴルジ腱反射」を抑制するトレーニングとして、
「クラブ両手持ち往復素振り」は有効です。

伸張短縮サイクルの全体像

そこで、「伸張短縮サイクル」という体の壮大な仕組みも含めて、
ここで改めてそれらの仕組みの全体像を見てみましょう。

筋肉が引き伸ばされてくると、
筋肉の中の長さに対応するセンサーが反応して
脊髄に伸ばされたことを知らせる信号が送られます。

そして、脊髄では伸ばされた信号を発したセンサーのある筋肉に向かって、
筋肉を縮める信号が発せられます。

これは「伸張反射」と呼ばれ、
伸ばされている筋肉は勝手に縮もうとします。

特に大きく素早く伸ばされるほど「伸張反射」は強く発生します。

そして、神経の伝達速度を見ると、ざっとした分類になりますが
大脳からの運動神経伝達速度 15〜40m/sに対して、
伸張反射伝達速度 70〜120m/sとなっています。

これは伸ばされている筋肉が「伸張反射」で収縮しようとする場合は、
自ら力を出して筋肉を縮めようとするよりも
2倍以上ぐらい高速に伝わることを示しています。

このような違いは、そもそも「伸張反射」は
筋肉が切れないための防衛反応だったり、
姿勢制御のための仕組みだからです。

また、「伸張反射」が起こす動きは、
大脳が関係していないので力を出している感じがしません。

さらに、大きなパワーを発揮することにプラスされる、
体のすごい仕組みがあります。

筋肉の使い方の違いで、
伸ばされながら縮もうとすることを「伸張性収縮」
縮みながら収縮することを「短縮性収縮」と言います。

具体的な体の使い方でいうなら、
受ける力で伸ばされながら耐えている状態が「伸張性収縮」、
自ら出そうとする力で体を動かすのが「短縮性収縮」です。

そして、「伸張性収縮」の状態では「短縮性収縮」よりも
2倍以上のパワーを発揮できます。

筋肉が伸ばされることでエネルギーが蓄積され、
さらに強く速く伸ばされることで「伸張反射」が発生し、
伸ばされながらも縮もうとする「伸張性収縮」となります。

この「伸張反射」と「伸張性収縮」のダブルパンチで
筋肉は単なる「短縮性収縮」で自らがんばって力を出そうと
しているときよりも2倍以上の大きな力を発揮します。

さらに「伸張反射」と「伸張性収縮」による大きな力で、
筋肉が骨につながるところにある通常は筋肉よりも硬い腱までもが伸ばされて、
腱にも大きなエネルギーが溜められます。

そして、最後に急激に伸びとしてのしなりを強めて
それがピークを過ぎると、
筋肉と腱がしなり戻ろうとする力が一気に解放されます。

この伸びて縮むことで大きなパワーを発揮する仕組みが、
「伸張短縮サイクル」です。

まさに軽く振ったのに飛んだと言う、誰にでも一度や二度は経験のある
何とも気持ち良いショットのときの立役者が「伸張短縮サイクル」です。

ところが、伸張反射の逆の働きを行う反射となる
ゴルジ腱反射も同時に発生します。

筋肉を骨につなげている腱には力の大きさに反応するセンサーがあり、
大きな力が加わるほど今度は脊髄反射で対応する筋肉をゆるめて
腱が切れないように防御しています。

このときの脊髄反射がゴルジ腱反射です。

高い運動能力を発揮したければ、
このゴルジ腱反射の発生を抑えることが必要です。

そして、しなりを使った動きでトレーニングを積めば、
このゴルジ腱反射を抑制することができます。

まさに使える動きとパフォーマンスアップが可能

「クラブ両手持ち往復素振り」を行えば、
まさに使える動きとパフォーマンスアップが可能となります。

くれぐれも言わせていただきますが、最初は小さな振り幅でやりましょう。

いきなりフルショットぐらいで振ろうとすると、
クラブがガチャガチャぶつかり合ったり思いもよらぬ軌道を描いて
まさかのところに当たってしまったりします。

それほど普段は案外気づかない余計な力でクラブをコントロールしています。

まずは腰の高さ程度の振り幅からはじめて、
両手に持ったシャフトが常にほぼ平行を保って同期して動いてきたら、
もう少し大きく振るというようにやってみましょう。

そして、いくら小さな振り幅だからといって、
脚をおろそかにしてはいけません。

冒頭でもお伝えしたように、小さな振り幅の中でもしっかり脚を使って、
脚の動きで上半身を動かすようにします。

さらに、トップに向かう切り返しでは、
しっかり両股関節を入れて「間」をつくりながら両脚で地面をしっかり捉えて
力を出しやすい体勢を整えてからパワーを加えましょう。
 

では、また。
 

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