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「技」最後に脚で一押し

2016.09.11
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・最後に脚で一押し」

というお話をさせていただきます。

ボールヒットに向かって、
脚を使って上半身をもう一押しです。

身体感覚としては、上半身は捻られ続けて
ボールヒットのイメージです。

上半身はしなって戻るだけなら、
手の動きを使ったコントロールが限りなく入らず、
再現性の高いショットになります。

ボールヒットの音が違う

また、手のコントロールが入らないほど、下半身が目一杯動けて、
ボールヒットに向かって下半身の動きで上半身、
特に左肩甲骨周りをしならせることができます。

そうすると、ボールヒットに全身のエネルギーを集中させることができ、
ボールヒットの音が違います。

ボールを潰しながら打ち抜く音がします。

あたかも車でカーブを曲がるときのように、
トップからスロー・インしてボールヒットに向けて
ファースト・アウトしたいものです。

そのためにやっておかなければならないことがありますので、
見ていきましょう。

陥りやすい動き

まずは、ヘッドを加速したいのにできない場合の陥りやすい動きを確認します。

ダウンスイングしてきてボールヒットに近づいたところで
ヘッドをボールに手で当てにいかなければならない状況だと、
下半身の動きがおろそかになってしまうものです。

ボールヒット直前はヘッドを最大限に加速したいところです。

とはいえ、手で当てに行くにはわけがあります。

そのほどんどの理由は、ダウンスイングしてきても
なかなかインパクトの軌道面にヘッドが乗らないで、
高い位置にあるということが最大の原因です。

そして、インパクト近くになって急激に手元と
ヘッドをボールのところに落としてきます。

これでは、インパクトに向かって
ボールにヘッドを合わせにいかなければならないため、
加速したいタイミングなのに、そこで手の微妙な操作が必要となります。

結果として、ヘッドを加速しながらのインパクトは難しくなります。

さらに悪いことに、手に気をとられるため、
脚の動きなどに意識が行く余裕がありません。

その他にも時々、逆にヘッドだけが垂れるという場合もあります。

ヘッドが垂れるということは、手元が落ちてきていないで
まだインパクト面の上に残っているにもかかわらず、
インパクト面の下にヘッドがある状態でインパクトに近づくことです。

ヘッドが垂れた状態でインパクトに向かうと、
インパクトで前腕を急激に左にねじってフェースを被せ、
ヘッドをインパクト面に乗せる動きをしてしまいます。

しかも、単にボールヒットのに向かって
ボールの位置にヘッドを持ってくること以外に、
さらに、フェースの向きを合わせなければならないという、
2重のコントロールが必要となります。

そのため、ヘッドが垂れる場合は、
右にも左にも曲がるボールが出ることになります。

ボールヒットで前腕を左にねじり過ぎて軌道方向よりも
フェースが左を向いてボールヒットしたら左に曲がります。

前腕を左にねじり足りずに軌道方向よりフェースが右を向いて
ボールヒットしたら、右に曲がります。

このヘッドが垂れる状況は比較的長年ゴルフをやってきていたり、
スコアで80台以下などの比較的上級の方々に多く見られます。

また、ゴルフをプレーしていて一番よくないショットは、
右と左のどちらに曲がるかわからないショットです。

そういった意味ではストレートを打とうとするということも、
このよくないショットの部類に入るといえば入ります。

余談になりますが、コースでは必ず右か左のどちらかに曲げようとして
ショットして狙ったところに運びます。

曲げると言ってもほとんどまっすぐに飛び出して落ち際で
ほんの少し意図した方向へ曲がる見た目はストレートに見える
フェードやドローがほとんどですが。

誰が見ても曲がりがわかる程度だとスライスやフッックと言います。

基本はハザードなど打ってはいけない場所の
反対方向へ曲げるボールを意図的に打ちます。

ちょっと打線してしまいましたが、何れにしてもボールヒットで
加速できない場合に陥りやすい問題としては、
ボールヒット間際でクラブをボールヒットの軌道面に乗せようとすることです。

どうすればいいのか

では、どうすればボールヒット近辺での手のコントロールが少なくできるのか。

それは、ダウンスイングの早い段階でインパクトの面にクラブを乗せることです。

ここでちょっとスイング解析の用語のお話をさせてください。

ターゲット後方から見てセットアップでのシャフトのラインのことを
シャフトラインと言います。

同じようにターゲット後方から見てセットアップでのシャフトの付け根と
右肘の下側を結んだラインをライトエルボーライン(右肘のライン)と言います。

ライトエルボーラインはシャフトラインより少しアップライトなラインです。

そして、ボールヒットのときのターゲット後方からのシャフトの延長線のことを
インパクトラインと言います。

効率の良いショットを打った場合に、
インパクトラインはライトエルボーラインと重なります。

ということは、インパクトではセットアップの時よりも
少しだけ手元が上に浮いてボールヒットすることが自然だということです。

バックスイングはライトエルボーラインの上に向かってあがってきて、
ダウンスイングではライトエルボーラインに降りてくるという軌道が
一番簡単な軌道です。

実際にゆっくりとシャドースイングを行ってみると、
インパクトラインに早い段階からクラブを乗せようとすると、
腕とクラブがかなりインサイドに降りてくる感じになります。

実は全然インサイドになっていないで、真下に腕とクラブを落としてきても、
かなりインサイドに感じます。

できるだけ素早くインパクトラインにクラブを乗せるために、
ゆっくりシャドースイングや通常のショットでの感覚では、
次の3ポイントを意識するといいです。

(1)トップに左肩をそっと置いてくるイメージ

(2)胸を打ち出し後方に向けたままダウンスイングするイメージ

(3)トップから一旦両股関節を入れる「間」を作る

まずはこれらのイメージを1回のスイングで20秒以上かけた
ゆっくりシャドースイングでやってみるといいです。

ここで、絶対注意していただきたいことは、
トップから腕を下に力で引きずりおろそうとしないことです。

トップからいきなり腰を水平に回そうとすると、
体が急激にターンしてしまい、それに腕を間に合わせるためには、
力を使って腕を下に引きずりおろさなければなりません。

それはそれでうまくできるならいいのですが、
実はそれでは重力のエネルギーを使い切れません。

腕が落ちてくることを腕の力で加速してしまうと、
重力が腕とクラブにかかる時間が短くなってしまいます。

重力という力が使われる時間が短いということは、
重力により同じ重さのものが引っ張られる力は一定ですので、
重力によって腕とクラブが受けられるエネルギーが減るということです。

ちょっと難しかったでしょうか。

要するに、長く下に重さで引っ張られた方がお得ということですね

ですから、トップに向かう切り返しからダウンスイングにかけて、
下半身は腕とクラブが下に落ちてくる速さに合わせて動くほど、
重力からたくさんエネルギーをもらえます。

ま、腕力が有り余っているなら腰も無理やり早く回して
クラブも腕の力で下に引きずり下ろしてもいいのですが、
タイミングは難しくなります。

ということで、トップに向かう切り返しでは
下半身をゆったりセットアップのところに戻すように動かして、
その間に腕とクラブを下に落としてくるイメージでショットしましょう。

いよいよ脚が爆発

さて、ボールヒットに向かって
手のコントロールが極力少なくなる準備ができました。

そうです、今お話した3ポイントをクリアできたなら、
ダウンスイングの早い段階でクラブはインパクトの軌道面に乗ってきます。

それなら、あとは、脚のパワーを炸裂させて上半身をしならせるだけです。

そして、上半身のコントロールが極力ゼロの状態で、
上半身が勝手にリリースされることで、
インパクト面に乗ったクラブを鋭く振り抜けます。

トップに向かう切り返しからダウンスイングにかけて
下半身の動きで上半身をしならせてきたなら、
ボールヒット直前でさらにだめ押し的に下半身のパワーを使い切るように
しっかり脚で地面を縦に蹴ります。

ところが、上半身が勝手にリリースされてくると、
その勢いはかなり強烈です。

上半身はリリースにより左にターンしますが、
その反作用で下半身には真逆の方向に力が加わります。

要するに、上半身のリリースで下半身には右回転の力が加わってきます。

ですから、下半身は一生懸命に地面を縦に蹴っても、
下半身の左への回転速度は遅くなってきます。

極端な例では、下半身はまだ左にターンしょうとしているのに、
上半身からの反作用で腰の回転が止まってしまいます。

実際にボールヒット近辺でのハイスピード映像では
良い成績が出ている選手ほど腰の回転が止まる動きとなります。

これは、止めているのではなく、
下半身が上半身の反作用に負けて止まってしまうのです。

ということで、この上半身からの反作用にしっかり対応しなければ、
せっかくしならせてきてそれがしなり戻ることで
一気にパワーを吐き出そうとしている上半身の反応を使えません。

これが感覚的には最後に脚で一押しという感覚となります。

まずは、最後の一押しを脚で行えるように、
上半身でコントロールする要素を極力ゼロにしたいいものです。

あなたはどこから始めなければならないでしょうか。

そうですね、まずは、ゆっくりシャドースイングからでしょうか。

では、また。

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ゴルファーはみんな嘘つきです

2016.09.10
mongo

From:モンゴ
千葉の自宅より、、、

お楽しみ様です、モンゴです!

ゴルフ、楽しんでますか~?^^

さて、今日は

 「ドライバーの方向性を維持する方法」

についてお話しようと思います。

コースに出て、ドライバーが一度曲がり始めると
曲がりが止まらなくなることってありませんか?

今日はそんなあなたに向けてのアドバイスになります。

はじめに、こんな質問をいただきました。

ご質問いただきました!


> 特にコースでドライバーが一度曲がり始めると、
> 修正がきかず、左右に曲がっていまいます。
>
> 現在は3年のブランク後の5ラウンド目ですが、
> 体力的にもかなり落ちた気がします。>
>
> 飛距離はあきらめても、
> 方向性だけは維持したいのですが…

なあるほどお。。。
飛距離をあきらめても、方向性を維持したいと。

その気持ち、とーってもよくわかります!
でも。。。。。

 「その気持ち、たぶんウソです」

えー! なんかモンゴ、スゴイこと言っちゃってますか???

でもですね、モンゴの長年の経験から言って、
おそらく質問者さんは「やっぱり飛ばしたい」って
心の底では、思っているんじゃないかなと。

モンゴもそういう訴えをしている生徒さんに
レッスンをしたことは一度や二度ではありません。

ですが、曲げたくない、曲げたくないと言いながら、
自分が振れる120%のチカラで、振ってしまっているんです!

「方向性を」と本気で思っているのなら、
おそらく70~80%のチカラで振ってもいいはず。

いや、60%でもいいかもしれません。

でも、モンゴは別にそのことを
責めているわけではありません。

それぐらい、身体って正直なんだっていうことです。

モンゴがこのメールのタイトルに
「ゴルファーはみんな嘘つき」って書いたのは、
そういう意味を込めて、だったんです。

何を身に付ければいいのか、ではない

「真っ直ぐがいいんです」と言っておきながら
実際は思っきり振って、スライス、フック。。。

「スライスは打ちたくない」と言いながら、
スライスの打ち方しているわけです。

でも、そういうゴルファーの方って、
本当にがいっぱい、いらっしゃいます。

ここで一つ、あなたにお伝えしたいことがあります。

何かの問題や悩みを解決したいと思ったとき、
多くの人は、こう考えるかもしれません。

 「何を身に付ければいいのか?」

ですが、そういう解決時に大切なことは

 「何を一番最初に捨てたらいいのか?」

何を身につけるかではないのです。

これはとても大切なことなので、
もう一度言います。

 「何を一番最初に捨てたらいいのか?」

です。

まあ、冒頭の例を解決するのに必要なのは、
月並みな言い方ですが「距離を捨てる」しか無いんですよね。

「捨てる」決断をきちんとすれば、潜在意識の中でも
飛ばす意識を捨てることができます。

ゴルフには心の潜在意識が求めている動きが出ます。
だから、まずは決断をすることです。

ゆっくり振ったほうが、方向性は出ます。
これはドライバーだろうがアプローチだろうが同じです。

ゴルフの魔力

これだけ言って、飛距離が捨てられない人は
おそらく以下の2つのパターンにハマっているかもしれません。

 ・まだ自分は若いと思っている(笑)

 ・ゴルフの魔力(?)

一つ目はさておき(笑)、二つ目について言えば、
おそらくあなたも、ティーショットでみんなよりも
(まぐれで?)飛んだ経験とかもあると思います。

他の誰よりも飛んで、そんなに振った感じもしないのに
今まで飛ばなかった自分のボールが、
一番前に飛んでいったような、そんな経験です。

それで、一度でもそういう経験をしてしまうと、
飛ばす快感から、なかなか逃げられないんですよね。。。

自分の中で残像として残ってしまい、
絶対に忘れることができない。魔力です。

もちろんそれが、ゴルフの魅力でもあるのですが。

もちろん、飛ばすことが最終目標なら
それでもよいのですが、冒頭の質問を下さった方はきっと
最終的な目標は違うはずです。

そのために、何を捨てればいいのか?

本当に飛ばさなくていいのなら、自分の中で決めて、
小さく振るか、ゆっくり振るかのどちらかをすれば
それで十分結果が出るはずです。

方向性だって、アドレスの方向さえしっかりしていれば
狙ったところに打っていけるはずです。

ダマされたと思って、やってみてください。

以上、少しでも参考になればうれしいです!

それでは、今日も楽しいゴルフを!

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スイングを変えるために最初にすること

2016.09.09
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

レッスンをしていて
「スイングを変えたいです!」と
やってくる人が非常に多いです。

●●プロみたいなスイングがしたいです、とか
そのスイングをちゃかされた、なんて
酷い経験を告白してくれた方もいらっしゃいました。

実際レッスンを通して、スイングを変えられた人はたくさんいますし、
私自身が信じられないくらい、自分のスイングを変えてきた張本人でもあります。

ですから、間違いなく言えるのは
「スイングは変えられる」ということなんですが、

では、スイングを変えるために
「小原さん、さあスイングの指導をしてください!」
と、生徒さんは真剣にアドバイスを求めてきた時

まず、スイングをみていてじっと考えます。

効率的で、最短の上達のためには
正しく生徒さんの状況を知らなくてはいけませんよね。

ですが、ほとんど一番最初に生徒さんに指導しているのは、
実はこれ↓なんです。

単純なことかもしれませんが、大事なことです。


スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

単純だけど、もっとも大事

アドレスと聞いて、なんだそんなことか。
少しでもそう思った方は、

昔の撮影したスイングを見たりして、
股関節がちゃんと入っているかを確認してみてください。

少しでも心配な方は、今日のドリルができているか
鏡を見て、しっかり実践できるように、体にしみつけて、
かっこいいスイングの手に入れてくださいね。

ー小原


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レフティで肩身の狭い思いをしている方へ

2016.09.08
tokutake

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。

今日なんですが、あなたに

 「レフティで肩身の狭い思いをしている方へ」

という話をしたいと思います。

所属スタジオのイベントのみならず、
ゴルフライブさんのイベントなどに行きますと
レフティゴルファーの方をたまに見かけます。

そこでよく自分が言われるのが、下記のようなことです。

選べるバリエーションが…

レフティの方に必ずといっていいほど言われるのが、

 「レフティなので、試打の機会がなかなかなくて
  クラブ選びやシャフト選びに困っています。。。」

というお悩みです。

はい、これはまさにおっしゃる通りでして。。。

実際、自分のところでも
「左用のクラブ・フィッティング」というのは
ほとんどご用意がないというのが現状です。

ドライバーの場合は、いわゆるヘッドを着脱可能な
「カチャカチャ」があるので、フィッティングは可能です。

とはいえ、試打のためのヘッドもごくごく少数ですし、
アイアンなどになると、ご用意は難しいのが正直なところです。

私たちもレフティ用に商品を充実させたら
今まで悩んできた人たちを助けられるのにと、
何度も考えたことがあります。

ですが、商売的な面を考えてしまうと、
なかなかその一歩を踏み出せないのが実際なのです。

レフティゴルファー。何人に一人?

では実際問題、ゴルファーの中で
いわゆるレフティ(左打ち)の方が、どれぐらいいるのか?

これは自分の感覚的なところではおそらく、
100人中2~3人程度ではないでしょうか。

もちろんその少数の中でも、どれぐらい熱心にやっているかも
あるとは思いますが、その少数のレフティのために
各工房がフィッティングのクラブを用意するとなると。。。

物理的に相当厳しい、ということになります。

ということで、いわゆる「超大手」メーカー以外は
対応が厳しい、という結果になることは、事情として
何となくお分かりいただけるのではないでしょうか。

実際、キャロウェイ、ピン、テーラーメイドなどの
外国系のメーカーはレフティクラブの用意があります。

そしてこれらのメーカーには、フィル・ミケルソン(キャロウェイ)、
ババ・ワトソン(ピン)、マイク・ウェア(テーラーメイド)といった
いわゆる「左利き宣伝マン」となるレフティゴルファーがついています。

(ミケルソンは実際は右利きだそうですが)

このように、海外の男子は左利きも少しはいますが、
日本のプロは圧倒的に左がいないので、
国内だとラインナップはかなり限られます。

ゼクシオなどは左の用意があったと思いますが、
自分がかつて在籍していたフォーティーンなどは
左の展開はウェッジだけという感じでした。

でも、あったとはいえ「48・52・58度の3つだけ」とか
フォーティーンのウェッジもそんな感じのラインナップだったと
記憶しています(当時の話なので今はわかりませんが)。

さらに、いわゆる地クラブ系メーカーなどになると
左用のパーツが用意されていることは極めてまれです。

そうなってくると、
「こちらも何とかしてあげたいけれど。。。」
というフラストレーションがあります。

なんとかしてあげたいものの。。。つらいところです。

フィッティングのイベントで

でも、先程もお話しした通り、ゴルフライブさんのイベントや、
東京のゴルフパフォーマンスにうかがったりすると、
レフティの方を思ったよりも目にします。

でもこれはきっと、熱心なゴルファーの方が
集まってきているからなのかなと、推察しています。

以前、出張フィッティングのイベントで
レフティの方がいらした時、アイアンのシャフト交換の注文を
いただいたこともあります。

(ちなみに、この時はレフティの方から「どうしても」という
 たっての希望があり、フィッティングをさせていただきました)

このときは、持っていったカチャカチャドライバーを振っていただき、
そのスイングの具合を見て、提案をさせていただきました。

もちろん、打たないものを(アイアンは試打していない)
納得してくださるのかという迷いはありました。

このフィッティングも相当に難しかったのですが、
でも、最終的にはある程度、ご満足いただけたと思っています。
 

最後に。。。レフティの方へ。

今日のこのお話によって、レフティの方の問題が
全て解決するわけではありません。

この話をここで取り上げようかどうかも、最後まで悩みました。

なぜなら、モヤモヤしたままで何も問題は解決していないし、
とてもデリケートな問題であると思っているからです。

ですが、私たちも業界で仕事をするプロとして、
あなたのお悩みのことは、常に念頭に置いているということを、
少しでもわかっていただけたのなら、とても嬉しいです。
 

そして。。。右打ちの方へ。

今のラインナップの中から、自分に合ったクラブで
ゴルフができるということ。

クラブが助けてくれる可能性を常に持っているということは、
本当に幸せなのだということを、今日のお話で
改めて知っていただけたら、幸いです。
 

それでは、また次回。

徳嵩力一

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20年経っても変わらないもの

2016.09.07
morisaki_catch

From:森崎 崇
ゴルフパフォーマンス新宿店より、、、
こんにちは。森崎です。

20年。これは、
僕がゴルフを始めた時から経過した年数です。

当時学生だった自分が、今こうしてたくさんの読者に向けて
メルマガを書いているとは全く想像していなかったと思いますが、
僕はこれまで高校、大学とゴルフ部に所属し、日々ゴルフに励んでいました。

例えば1日で1000球打つのは当然で、特に高校時代は通称緑の甲子園と言われる
全国高等学校ゴルフ選手権大会に出るくらいの高校でしたので、
クリスマスは毎年試合で潰れていたほどです。

といっても、そんな日々のおかげで今の自分があるのですが、
これまでのゴルフ界を振り返ってみると、大きく変わったところと
さほど変わってないところはけっこうハッキリしています。

そこで、今日は主観的に20年の間にゴルフで変わったところと
変わってないところをお話したいと思います。

変わるものと変わらないもの

ゴルフはタイガー・ウッズ以前と以後で大きく変わったという
話は聞いたことがあるかと思います。

僕は丁度その中間くらいにゴルフを始めているため、
一応両方を見ているのですが、

タイガー・ウッズ以前は、アスリート志向の強いスポーツではなく、
どちらかといえば、ビジネス上のコミュニケーションという側面が
強かった時代。

ゴルフ場に行けばあちらこちらで接待ゴルフ。そんな時代でした。

でも、そんな状況はタイガー・ウッズの出現によって、
大きく変わりました。ゴルフはアスリート志向の側面が強くなり、
それまで以上にゴルフはスポーツとして変化していきました。

特に、ゴルフクラブはびっくりするくらい変わりましたね。

もちろん、道具を使うスポーツとしてそれは当たり前のことなのですが、
じつのところ、アイアンなどの短いクラブはそこまで目に見えた変化はないように思えます。

その証拠に、最近20年前のクラブを
そのまま使ってるという方に出会いましたし、
打ってもらっても、違和感を感じることはありませんでした。

また、パターに至っても寿命の長いクラブですが、
考えるに、ショートゲームに使うクラブは飛距離よりも
コントロールや操作に重きを置くクラブだから寿命が長いのかもしれませんね。

では、何が変わったかと言えば、
飛距離が求められるクラブ、つまりドライバーです。

今やドライバーは大容量化が進み、(200ccくらい増えましたね)
シャフトの長さも数インチ長くなってます。

ヘッドも金属の加工技術が進歩したことによって、
大きくても軽いというドライバーが次々に誕生しています。

やはり、ゴルフの大きな魅力である飛ばしを担う
クラブだけあって、ゴルファーの関心も高いおかげか、
各メーカーがこぞって新技術を投入しているようです。

それに、昔に比べて誰にでも扱いやすいように設計されているのも
大きく変化したところで、スイートスポットも広くなり、
ボールも真っ直ぐ飛ぶようになりました。

よく“やさしいクラブ”と言われるカテゴリーですが、そういった設計もあって、
ゴルフを始めたすぐの方でも楽しく飛ばせるようになったのは事実です。

ですが、昔からゴルフを嗜むゴルファーにとって、
この“やさしい”が意外にも落とし穴なのです。

何故かと言うと、

今時のクラブは球が上がりやすい

僕のように、学生からゴルフをしていたというのは、
ゴルファーの中では少ない方で、多くは社会に出てから
始められた方だと思います。

そうすると、ゴルフ歴20年前後のゴルファーは
今では40代後半~50代くらいになられている方が多いと思いますが、

僕を含めたこのキャリアのゴルファーにとって、
記憶に残るプロゴルファーの1人と言えばジャンボ尾崎プロでした。

そのジャンボ尾崎プロと言えば、強烈なダウンブローが
持ち味でしたが、じつは今ではそれはあまり良くないのです。

というのも、先程やさしいクラブの話をしましたが、
ドライバーでやさしいというのは球が上がりやすくなった
ということを意味します。

つまり、球が上がりづらかった昔のドライバーに比べ、
現代のドライバーでは無理に球を上げる必要はないのです。

これは、今でもその世代の生徒さんが話すと、
けっこう驚かれることがありまして、
そこも変わったなと実感します。

このように、20年で様変わりした部分もある中で、僕の主観ですが、
これだけは本当に変わらないなと思うものがあるんですね。

それは、

スイングの基本は変わらない

ゴルフのスイングの話をする上で、
よく出てくるゴルファーと言えば、
そう、ベン・ホーガンですよね。

今更多くを語る必要もないくらい、偉大なゴルファーですが、
彼のスイングを解析した著書「モダン・ゴルフ」を今見ても、

現代に通用する理論やスイングは山のようにあります。
それだけ、スイングの基本は変わってないんです。

スイングで大事なのはインパクトの瞬間ですし、
正しいインパクトをするためにはグリップも正しく握らなければなりませんし、
正しいスイングをするには良いアドレスを身につけなければいけません。

ただ、そこに至る道筋が数多く存在するために
アマチュアゴルファーが悩んでしまう原因にも
なってしまうのです。

繰り返しで申し訳ないのですが、やはりラウンドで
結果を出すゴルファーは地道な練習を
習慣として日々行っています。

そこにセンセーショナルなトレーニングはありません。

僕はこの話をする時にいつも、
小原さんの話を思い出すのですが、

===============================
ゴールにたどり着くたった1つの方法、、、
それは、決めた道を一歩一歩、着実に継続して進んでいくこと。
一度、その練習を始めたら、集中してやりきること。
これがゴルフ上達のために絶対に必要な能力の1つです。
===============================

習慣として続けるトレーニングというのは、
すぐに結果を生むものではないかもしれませんが、
その習慣が、確実にあなたのゴルフをもっと楽しくさせてくれます。

変わるもの(クラブ)

変わらないもの(スイング)

を見分け、今の自分には何が必要なのか、
是非一度考えてみてくださいね。

PS.
もし、日々の練習がどうすれば楽しくなるのかなとか、
この練習は果たして必要があるのかなと思ったら
是非コメントを書いてください。

出来る限り返信していきますし、
精一杯、サポートさせていただきます。

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※本日 9月7日で終了

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