カテゴリー別アーカイブ: 上達テクニック

見過ごしていませんか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はゴルフ上達のきっかけを作る方法についてお話しします。
このことは多くの人が知っていると思っていたのですが、
話を聞いてみると意外と多くの人が
そのことを考えていないことを知ったので、、、
「そんなこと、わかってるよ!」と言われるのを承知で書きますね。

 
■スロープレー
ずっと前の話なのですが、私が生徒さんとラウンドレッスンを
回っていた時のこと。

 
その日は生徒さんと私の2人で回っていました。
それで、私達2人の前で回っている人たちがいました。
おそらく50~60歳ぐらいでしょうか。
その人達のプレーが、とにかく遅いのですね。

 
ティーラウンドから見ていると、セカンドショットあたりから
ものすごく時間がかかっているようでした。
初めは「下手なのかな?」と思ったのですが、
大声を上げて騒いでいるところを見ると、それだけではないようで
かなりダラダラとゴルフをしているようでした。
歩くのもものすごく遅くて、、、
さすがに午前のラウンドが終わってから、
マスター室に軽く苦情を言いに行きました。

 
後半のラウンドでは、ほんのすこしだけマシになりましたが、
賑やかなのにさらに拍車がかかっているようでした。
(もしかしたら、お昼ごはんでアルコールが入ったのかもしれません。。。)

 
一緒にラウンドしている生徒さんとも、
「まあ、楽しくやるのはいいですけどねえ。。。」
と呆れ気味。

 
まあ、私たちもレッスンしながらのラウンドでしたし、
その分待ち時間にいろいろなこと説明しながら18ホールを回れたので、
逆によかったのかもしれませんが。

 
■スコアが悪い理由
それでラウンド中、いっしょにレッスンしていた生徒さんが一言、
こんなふうにおっしゃったんですね。

 
生徒さん「あの人たち、もったいないですね」

小原  「え、どういうことですか?」

生徒さん「だって、せっかくゴルフ場に来てるんでしょう?
普段は経験できない、ライの状況とか」

小原  「うん。確かにそうですよねえ。。。」

生徒さん「せっかく高いお金を払って、何も経験せずに帰るなんて、、、
よっぽど時間とお金に余裕があるんだろうなあって」

 
その人たちのスコアを見たわけではないので、正確にはわかりませんが
きっとスコアは相当ひどかったのではないかと思います。
でも、問題はそれではありません。
この生徒さんがおっしゃるように、
「このラウンドからは全く何の学びもない」
このことのほうがはるかに問題だと、私は思います。

 
どういうことかというと、、、
ゴルフというのは、ホール(カップ)と呼ばれる穴に
どれだけ少ない打数で入れられるかを競う球技です。
つまり、競技スポーツなんですね。

 
そして競技スポーツというのは、何より実地に一番の学びがあります。
それなのに、前の組の人たちは、そこから何も学んでいません。
それでは、うまくなるはずがないんですね。

 
■別にこの人たちだけの問題ではなく
でもこれは別に、仲間との楽しい時間に興じている人たちだけの
話ではないのかもしれません。
「大切なことに気付かないままラウンドをしている」
こういう人というのは、意外とたくさんいます。

 
たとえば、あなたがコンペに参加しているとしましょう。
コンペは一応スコアを競うので、緊張することもありますよね。
その緊張を「いやだなあ…」と思ってしまったらそこまでです。
その緊張感を味わえる時って、他にあるでしょうか?
おそらく、、、ないのではないかと思います。

 
これって実は、ものすごいチャンスなんですよね。
しかし、多くの人がそのチャンスに気付かないまま
ゴルフをしているのではないでしょうか?
チャンスは身の回りにあるのに、人は気づかないままでいます。
ラウンドという実地が一番の学びであるにもかかわらず、です。

 
もしあなたが次のラウンドを回って、
プレッシャーを感じたことがあったとしたら、
「この状況は最高の学びを得るためのものだ」
そのように思ってみてはいかがでしょうか?

 
あなたも大切なチャンスを見逃していませんか?

 
またメールします。
小原大二郎

 

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そこじゃない。

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 

今日は、スイングを改善してうまくいく人、うまくいかない人、
その違いについてお話したいと思います。
最初に断っておきますが、ここでお伝えすることで
今あなたが持っているスイングを一気に全て変えようとは
決して考えないようにして下さい。
以前にもお話したかもしれませんが、大規模なスイング変更には
かなりのリスクが伴いますからね。
そのへんを踏まえて、今日のお話をお読みください。

 
■スイングの知識はあるけれど・・・
先日、ゴルフを見させてもらっている方と食事をする機会がありました。

 
その方は数年前から見させていただいているのですが、
「せっかくなので、ゴルフ仲間を連れて行ってもいいですか?」と。
その方もかなりゴルフがお好きのようで、
「いいですよ」とお答えしました。

 
そして生徒さん、生徒さんのゴルフ仲間の、そして私の3人での食事。
話の話題はもっぱらゴルフ。
特にそのお友達のほう(仮に「Aさん」としましょう)は、
スイングの理論とか、あのプロはこんなスイングをしているとか、
とにかくいろいろなことを知っていて、詳しいんですね。
私でも知らないようなことも、よく知っていらっしゃいました。

 
でも、ちょっとおかしなこともありました。というのも、
「Aさん、いろいろ知ってますね。
ところで、Aさんはだいたいいくつぐらいで回れるんですか?」
とAさんに質問すると
「いや、私はまだ100も切れてないんです。
実際にはどんなスイングが自分に合っているのかわからなくて、
どうすればいいかなと思っていて・・・」

 
・・・なるほど。何かがおかしい。
Aさんのようにゴルフの知識を持っている方なのに、
ゴルフで成果を出せていないのは、なぜなのでしょうか?

 
■なぜ、成果が出ないのか?
答えはシンプルです。
なぜなら、以下の公式にあてはめれば、すぐにわかります。

 
ゴルフスイング = メソッド × 自分とのフィット

 
こうしたAさんのような方というのは、
「メソッド」の部分にばかり興味が行ってしまっていて、
「自分とのフィット」の部分を考えていません。
この公式を見てもわかるように、掛け算ですので
もし自分とのフィットの部分が「ゼロ」なら、かけた結果はゼロ。
つまり、いくらメソッドの部分
(どのようなスイングがあるのか?)だけを知っていたとしても、、、
それだけでは「ゼロ」なのです。

 

 

しかも、絶対に忘れてはいけないのは、このフィットするかどうかは、
しばらく付き合ってみないとわからないということ。
付き合ってみたからといって、今日明日で結果が出るわけではありません。

 
■実践しよう
ゴルフというのは、
◇ 理にかなった方法で、

◇ 自分に合った方法で、

◇ 規則正しく練習をすること。
この3つが「全てうまく機能しているときに」ゴルフの上達は達成されます。

 
スイングを知っているだけというのは、
理にかなった方法を知っているというだけのことです。
それが自分に合った方法でなければ、、、
そして何より、それを実践しつづけなければ、、、全く意味がないのです。

 
だから、、、
ゴルフで成果を出したいのなら、まずは目指すスイングを実践しましょう。
もしあなたが、今の自分に合ったスイングを身につけることが出来れば、
あなたはゴルフで今よりもいい結果を出すことが出来るでしょう。
ただし、冒頭にも申し上げたように、
大規模なスイング変更にはリスクがつきものです。
できれば信頼のおけるプロに相談、指導を受けるのが理想です。

 
またメールします。
小原大二郎

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クラブを握らずに90切り!?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はゴルフクラブを握らなくても上達してしまう方法について
お話ししたいと思います。
こんなことを言うと、なんだかトリッキーな練習法を
紹介するのかなと思われるかもしれませんが、ちょっと違います。
こんな方法もあるのか、、、ぐらいの気軽な気持ちで
読み進めてみてくださいね。

 
■なぜか次には忘れてしまう
私が教えている方で、ベストスコアが「103」だったのが、
2ヶ月で「89」の90切りを実現してしまったHさんという人がいました。
Hさんは50代後半。
非常に真面目な性格のようで、レッスン中は私の言うことも
真剣に聞いてくださっていました。
なんで私のところに来るまでに100を切れなかったんだろうと
正直不思議に思うぐらいでした。

 
ですが、次回のレッスンに来ると、なぜか前回やった練習のことを
かなり忘れてしまっていた、、、そんなことが数回続きました。
Hさんもお仕事をされているので、
「お仕事が忙しいのかな」なんて思っていたのですが、
それとなくHさんに聞いてみました。

 
小原 「今、お仕事お忙しいんですか?」

Hさん「いや、特に、、、いつもどおりですけどね」

小原 「そうですか。Hさん、この前教えた練習やってます?」

Hさん「ああ、やってみようとしたんですけど
家にいるとどうもやる気が出なくって。

小原 「ああ、そうだったんですね。
前回のレッスンで真剣に聞いてくださっていたので、
きっと練習をしていらっしゃるんだろうなと思っていましたが、
あまり状況が変わっていなかったので、気になっていました」

Hさん「すみません。。。
だからといって練習場に行くと、何となくいつものクセで
ドライバーに手がいってしまって、バンバン打ってしまうんです」

 
■忘れることさえなければ。。。
Hさんはその時には真面目に聞いているように見えても、
実際に次の日になると、すっかり忘れてしまっていた様子でした。
真面目な分、仕事や他のことに気を取られてしまうと、
せっかく聞いたことが数日経つとまっさらになっているのかもしれません。

 
実は、Hさんのような
「真面目そうに見えるので安心していたけれども、、、」
という例は、意外と少なくありません。
でも、そういう方は基本的に根は真面目なので、
忘れることさえなければ大丈夫なのです。

 
そこで、、、私がHさんに提案したのが、
「ゴルフ日記をつけること」
でした。

 
一日ほんの少しでもいいからゴルフクラブを握って、
そのあとで、これもほんのちょっとでもいいので、
そのやった練習を書きます。
もしできれば、その練習中に気づいたこと、
これからも気をつけたほうがいいと思ったことも書きます。
書くものはノートでもメモ帳でも何でもいいのですが、
「紙とペンで、手で書いてください」

「無理せず、気軽な気持ちで書いて下さい」
この2点だけ、Hさんにお伝えしました。

 
■書くことでまさかの90切り
このゴルフ日記を書くことで、
「今、自分がゴルフでどんな問題を抱えているのか?」

「その問題は何が原因なのか?」

「どうすればその問題を解決できるのだろうか?」
こうしたことが、日々明確になってきます。

 
人間というのは、頭ではわかっているつもりでも、
常にそのことばかりを考えていられるわけではありません。
そこで役に立つのが「書く」ということです。
頭の中でボヤっと考えだけではなく、
日記として書くことで考えが整理されますし、
問題も客観視することができる。
特に、感情が高ぶっているときなどは、
感情を抑えて冷静に判断することができるようになります。

 
しかも、書いたものというのは残りますから、
書くことを習慣にしておけば、忘れずに済みます。
少し乱暴な言い方ですが、いったんどこかに書いておけば、
一度は忘れても大丈夫、ということなのですね。
読み返して思い出せばいいわけですから。

 
その成果なのか、その後Hさんは地道に練習を続けて、
まさかの「90切り」を達成してしまいました。

 
■上手に思い出すだけでいい
たいていの場合、私たちが「できない」と思っていることというのは
本当はできないのではなくて、
単に「忘れている」ことのほうが多いような気がします。
「問題点は何なのか?」

「何が原因なのか?」

「どうすれば解決できるのか?」
これらを上手に毎日思い出すことができれば、
やり方さえ間違えなければ、Hさんのように結果はおのずと出るのです。

 

 

問題というものをハッキリと見つめることができれば、
それを解決するのは簡単です。
解決が難しいのは、問題そのものが何だか分からないような状態です。
スコアが改善されない、スコアが落ちてきたけど、何が問題かわからない。。。
このような状態は、ゴルファーにとってはとてもつらい状態です。

 
ところが「スコアが悪いのはパターが決まらなくなっているから」とか
「アプローチで寄せ切れていないから」などがわかってしまえば、
あとはその部分を練習をすればいいだけになります。
だから、ゴルフ日記を書いて、自分の問題点を見つめ直したり、
度々見返して思い出したりすることは、とても大切なことです。

 
結局ここでも大切になるのは、
「自分をよりよく知ること」
ということなのかもしれませんね。

 
それはきっと、一番難しいことなのかもしれませんが、
それをやるからこそ、あなたのゴルフは大きく変化するのではないかと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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とっておきの質問、お持ちですか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、ゴルフ上達のためのとっておきの方法についてお話しします。
これはみんながやっているようでやっていない、
ある意味「魔法の方法」かもしれません。
聞けば「ああ、なんだ」と思うかもしれませんが、
本当にそれを自分は実践できているかどうかを念頭に置きながら、
今日のメールを読んでみてくださいね。

 
■子どもの必要な質問攻め。。。
特にお子さんをお持ちの方ならよくわかるかもしれませんが、、、
小さいお子さんを相手にしていて、こちらがいやになるぐらい
あなたを質問攻めにされたことはありませんか?

 
「これなぁに?」

「○○ってなに?」

「○○ってどういうこと?」

「どうして?」

「なんで?」

 
などなど。
もう、答えているこちらが疲れてしまうぐらいに(笑)。
私も子どもがいますので、しょっちゅう質問攻めにあいます。
時々、知っているのに聞いてきているんじゃないかと思うことも。。。

 
でもきっと子どもはそうやって質問することでいろいろな情報を得て、
成長していくんでしょうね。

 
■質問は自分に合った情報を得るため
この子どもの質問攻めが成長につながっているのと同じように、
ゴルフでも、的を得た質問をすることが上達のカギになります。

 
プロゴルファーとして活躍している人でさえ、
最初から何の問題もなく階段を登ってきた人などいません。
時には参考にするものも見つからず、チャンスもなく、
自分以外に頼る相手もいないような状況を乗り越えてきているのです。
(ゴルフというのはある意味ゴルフは孤独なスポーツですから)

 
これは別にプロに限った話ではなくて、
アマチュアにも当てはまる話だと私は思います。
そのような「行き止まり」の状況でうまくいく人とうまくいかない人の違い、
うまくいかない理由は、主に2つあると私は思います。

 
1.自分に合った必要な情報を、手に入れる、探す、求める、
あるいは買うということをしようとしていない。

2.せっかく良いアイデアを手に入れても、実行に移さない。

 
ゴルフが上達している人というのは、情報の価値というものを知っていて、
常に情報に興味を持ち、自分のためになる情報を得ようとしています。
あ、だからといって、すぐにゴルフ雑誌を読み漁れだとか、
いろいろな教材を片っ端から試してみるのはやめましょうね。
そういうことではなくて、行き止まりに見える状況で
自分に合う情報を得る手段の一つが、質問なのです。

 
■子どもに学んで、、、こんな質問をしてみては?
先ほども書いたように、子どもは短い間に数えきれないほどの質問をします。
でも、ちょっと考えてみてください。
あなたもきっと、子どもの頃はそうだったのではないですか?
大人になるにつれて、歳を重ねるにつれて、プライドや面倒くささ、
忙しさなどを理由に、質問することをやめてしまうんですね。

 
でも、ハッキリ言って、それはとてももったいないことです。

 
もし、取り立てて良い質問が浮かばないのであれば、
ひとまず一般的な質問を自分に対して投げかけてみてはいかがでしょうか。

 
◆ 自分はどうやってゴルフに対してのモチベーションを持ち、
それを維持しているのか?

◆ 今まで自分がゴルフをやってきて、一番重要だった発見は何か?

◆ 自分の現在の平均スコアは○○だ。
もし、今よりも3打、スコアを縮めたいのなら、どんな練習をするか?

◆ 自分がゴルフに取り組む、あるいは練習を毎日行っていく上で、
それを邪魔する3つのものは何か? また、それにどうやって対処するか?

◆ 自分のゴルフ人生で最も残念だったことは何か?
再びそのような状況にならないために、今まで何をしてきたか?

 
上達のしかたをプロのコーチに聞くのも一つの方法ですが、
それだけではなくて、こうした質問を自分に対してしていくことが、
ゴルフ上達のカギになると私は思います。
これ以外にも、きっと自分にできる質問はたくさんあります。
あなただったら、自分にどんな質問をしたいですか?

 
またメールします。
小原大二郎

 

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短気な人ほどゴルフは上達する

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はちょっと趣向を変えて、
「短気な人ほどゴルフは上達する」
ということについてお話しします。
特に、ここまで読んで「あれ? なんで?」と思った方は、
最後までお読み下さいね。

 
■ゴルファーはみな、気の長く忍耐強い人格者?
ゴルフは紳士のスポーツであるとよく言われますよね。
ですから、心は常に冷静に、、、
イライラして、同伴競技者にもイヤな思いをさせないことが基本です。

 
しかも私たち日本人の場合、
「忍耐」というものを「美徳である」と考えている傾向があります。
これはおそらく今まで受けてきた教育、おとぎ話や昔話、
伝記などが根底にあるのではないかと思います。

 
しかし、忍耐強くあることはプレー中に限ったことであって、
実際にゴルフを上達させようというときには、
それが裏目に出ることもあるのかな、と思います。
考えてもみて下さい。
世の中の大多数の人は、
今日でなくてもよいことは明日やろうとします。

 
「気が長い」ために、今日やる理由が見出せないから、
「別に今日練習しなくてもいいや」
となってしまうのです。

 
■「いつか」は来ないことが多い
もちろん「忍耐力がある」ことと「気が長い」ことは違うんじゃないか、
という意見もあるかもしれませんね。
そういう話はちょっと横に置いておくとしても。。。
ただ傾向として、気が長い人というのは、効果のない練習でも
「今はダメだけど、まあ、いつかうまくなるだろう」
と何となく続けてしまっている傾向があるようです。

 
その練習を根気良く続けて本当に効果が出る練習であればいいですが、
そうでなければ、努力が無駄になってしまうことだってあります。
他のこと、たとえばお仕事をされていらっしゃる方なら、
「いつかやろう」と思っていることというのは、
何事においても往々にして実現しないことが多いのではないでしょうか。
プロスポーツの世界では特にこれが顕著だと思います。
のんびり気長な人が、勝負の世界に生きるアスリートとして
成功するのは、ちょっと考えにくいですよね。

 
■短気にも美点はある
しかも、、、これは余談で、私個人の感覚的なものですが、
「短気の人のほうが集中力の高まりが大きい」
という傾向があるように思います。

 
もちろんこれには個人差もありますが、
実際、プロゴルファーというのは意外と短気な人が多いです。
この点は、短気がゴルフに役に立つ点かもしれません。
意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、、、
私も短気なほうです(笑)。

 
だからもし、あなたが
「短気だからゴルフがうまくならない」
と思っているのなら、、、
短気もゴルフにはプラスになることもある、
ということを覚えておくといいかもしれません。
その短気をうまく利用して、これからも上達していってくださいね。

 
またメールします。
小原大二郎

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楽しくゴルフを上達させる秘訣

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は楽しみながらゴルフを上達させる秘訣についてお話しします。
「こんなに一生けんめいやっているのに、なぜかうまくならない。。。」
そんなふうに思っている人にとって、
今日のお話はとても価値があるものになるかもしれません。

 
■名門、灘中学・高校の奇跡の教師
最近知ったのですが、、、
毎年多くの東京大学合格者数を出す灘中学・高校に
「奇跡の教師」がいたのをご存知でしょうか?
名前は、橋本武先生。
何冊か本も出ています。
この先生の授業はとても独特で、教科書を一切使わず、
中学3年間で『銀の匙』という小説1冊だけを読む、という
画期的な授業をされていました。

 
といっても、ただ小説を読むだけではなかったようで、
特徴としては、とにかく授業が脱線のし放題。
主人公が駄菓子屋に行くシーンがあると、
授業中なのにお菓子を配って食べさせる。
凧揚げのシーンが出てくると、実際に校庭で凧揚げ。
百人一首のシーンが出てくると全員で百人一首大会。
そんな横道それ放題の授業に、生徒からも心配の声があがったものの、
中学に必要な他の教科の知識をその中で身に付けさせて、
他の教科への自発的に興味を持たせるように工夫されていたそうです。

 
当時の灘中学・高校は東大合格者がいなかったのに、
この授業を受けた最初の生徒たちが、
6年後の春に東京大学に多数合格したそうです。

 
■ゴルフを学ぶのか、遊ぶのか?
この橋本先生の授業では、まるで遊んでいるかのように見えて、
しっかりと学んでいたわけですね。
橋本先生の趣旨とはちょっと違うかもしれませんが、
こうした態度は、ゴルフにも共通しているかもと感じました。

 
というのも、楽しみの一つ、趣味の一つとしてやっているゴルフが
なぜか「苦しみ」になっている人がいます。
思うように上達しなかったり、ボールが打てなかったり・・・

 
そこで大切なのは、横道を楽しみながら楽しんで上達していくこと。
たとえば、同じスライスでも、それを苦しみととらえるのか?
それとも曲がる仕組みをひも解いて解決していくのか?
「なんで曲がるんだろう?

→ 曲がらないための方法を教えて欲しい!」
たいていの場合、このパターンがほとんどですよね。
でも、
「なんで曲がるんだろう?

→ わざと曲げて打ったらどうなるんだろう?」

 
同じ「なんで曲がるんだろう?」でも、
前者は苦しみと考えていて、後者は楽しんでいる。
曲がる仕組みを知るところから楽しんでしまっています。
実は、そうした「曲がりを楽しむ」練習が、
気がつくとゴルフの感覚を磨く練習になっているのです。
(私は「曲がるならわざと曲げてみて」とレッスンで言っています)

 
横道にそれる、横道を楽しむことで、
気がついたら目の前に解決の道がパーッと開けていた。。。
そんなことが、ゴルフにもあります。

 
まとまりがなくなってしまいましたが、
もしあなたが一生けんめいやっているのにうまくならないのなら、、、
横道を楽しんでいないことに原因があるかもしれません。

 
ゴルフを学んで、遊んで、学んで、遊んで、、、
そんなふうにして、ゴルフを楽しみにしていってほしいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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まずは形。そこから感覚へ… 上達へのステップ

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ちょっと原点に帰って、
“上達へのステップ”
についてお話ししたいと思います。

 
あなたは100近くまでスコアが縮まって、
再び120ぐらいに戻ったりすることはありませんか?
そういうのって、ちょっと納得いかないですよね・・・?
今日の話は、そうならないためのお話でもあります。

 
■上達へのステップについて
私のレッスンや、私が監修している教材では常に
・ 初心者の方にはわかりやすく

・ かつ、上級者の方にも通用するレッスン内容
ということを心がけています。

 
そして、特に気をつけているのは、
具体的に、これとこれをやってくださいという、
スコアを縮めるための具体的なステップを作るようにすることです。
これを進めてもらえばOKですよ、という方向性を示し、
ショットに関しての細かすぎる情報を排除することが狙いです。

 
ですので、今までゴルフ雑誌を読んだりしても
「結局、何をすればいいの?」
という、多くのゴルファーが悩む部分を解消できて、
多くのアマチュアゴルファー、100を切れなかった方を
90台、80台へステップアップすることができたと思っています。

 
■100を切るためにすることはシンプル
結局、無駄な情報が多すぎるのです。
その無駄を排除したいのです。
どんなことにもいえますが、本質というのはごくごくシンプルです。

 
なので、100を切る最低条件としては・・・
・ ミスショットをなくす(ダブり、シャンク、OB・・・)

・ グリーン周りから3つで上がる
たったこれだけ。これをクリアすればOKなのです。

 
これらをクリアするために続けるべきは、
もちろん「ビジネスゾーン」の練習ですね。
これを続けることで、ミスショットと
ショートアプローチは相当改善されると思います。
このビジネスゾーンはショットの基本でもあるので、
迷ったときに戻れる『家』であるという認識を持ってください。

 
■80台を出すためには・・・
次の壁、90切りの課題はどちらかという感覚的です。
90台に突入してくると、形から感覚へのシフトが重要になります。
いつまでも、型を追い続けてもダメで、
自分の感覚を作っていく段階になってきます。
・ 機械的に10yだったらここまでの高さのバックスイング。

・ 20yだったらここまで・・・
こうしたやり方は、100を切れない間には
比較的目安になりやすいので、非常に有効です。

 
ただ、90台からシングルに向かうには
そのような、左脳的な要素を極力省く作業が必要になってきます。
この「型から感覚へのシフト」がスムーズに行くと、
シングルまで本当に速いのですが。。。
殆どの方はゴルフを左脳で行いがちです。
この場合、もう少し感覚力を上げて行くことができれば
ゴルフは一気に開花するのではないかと思います。

 
ちょっといろいろ抽象的なことも書いてしまいましたが、
参考になれば幸いです。
またメールします。
小原大二郎

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ゴルフ上達・3つのビッグ・アイディア

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は上達のための3つのアイディアについてお話しします。
この3つ全てを一気に実行することはありませんが、
どれもゴルフを上達させる上で必要なアイディアだと思います。
どれか一つでもお役に立てればうれしいです。

 
■1.継続した練習を確保する
ゴルフがうまくなる人というのは、一度メニューを決めた練習を
毎日毎日行う仕組みが自分の中できちんと出来上がっているということです。
つまり、自動的に練習する習慣ができているということです。
「いつ」「どこで」「何を」練習するか?

 
うまくなるには練習する必要がありますが、
こういった習慣を作ることができれば「苦労なしに」うまくなります。
つまり、と考える必要もないですし、
「いつ」「どこで」「何を」この3つが決まっていれば、
「今日は何時ごろ、どこで練習しようか…」

「今日はどんな練習をしようか…」
そんなことで悩む必要もありません。
毎日の安定した練習時間が確保されているということは、
上達はかなりの確率で約束されます。

 
毎日の練習となると、おそらく多くの方が、
家の中での練習になってしまうかもしれません。
それなら、以下の質問について考えてみて下さい。

 
・一日うち、あなたが確実に5~10分なら時間が取れる時間帯はどこか?

・家の中でしか練習できないのなら、室内でどんな練習ができるか?

 
もし部屋の中でフルスイングができないとしても、
4-8時のスイング、腰から腰のスイングなら練習できるはずです。
(まわりにモノや人がいないかどうかに十分注意してくださいね)
筋力が落ちていると思っているのなら、
ゴルフのための筋力アップのトレーニングをするだけでもいいですね。

 
■2.練習時間を短くする
先ほど「5~10分でも」と書きましたが、練習時間の確保なんて言うと、
30分ぐらいのまとまった時間が必要と思うかもしれません。
でも、30分練習しなければいけないということは、
それだけ練習の密度が薄いということかもしれません。
うまくならないのは、練習の量だけではなく、
練習の質によるところも大きいです。

 
時間がある人は、短絡的に練習時間を増やせばいいと思うかもしれませんが、
長い時間練習をする体力と精神力が必要になります。
そうすると、長い練習時間を取ることに嫌気がさして、
練習自体がいやになってしまうかもしれません。

 
そこで、逆転の発想。
練習時間を一気に減らしてしまうのです。
練習時間を増やすことは誰でもできます。
あまり頭を使う必要はありません。
しかし、毎日5~10分しか練習ができないとなれば、
あなたもきっと、自分が今できないことに絞って、
工夫して練習を考えるようになるでしょう。
その5~10分の練習のために、コンディションを維持しようと思うでしょう。
そうした練習こそ、結果の出る練習なのです。

 
■3.継続的にゴルフにアクセスする
もしあなたが本当にゴルフがうまくなりたいのなら、
とにかくゴルフから遠ざからないようにすることです。
家のリビングなどに一本、クラブを置いておいて、
気がついたときにはグリップを握る。

 
「そんなことしなくても、ゴルフのことはいつでも考えてるから」

 
そんなふうに思う人もいるかもしれませんね。
でも、ゴルフというのは感覚のスポーツです。
単に考えているだけでは、グリップの感覚はわかりません。
毎日クラブを持っていると、
日によってクラブが軽く感じられる日があるかもしれませんし、
逆もあるかもしれません。
こうした微妙な変化を味わうこの2~3秒があるだけでも、
あなたの身体はゴルフを忘れずに済みます。

 
■まずはやってみること
1.継続した練習を確保する

2.練習時間を短くする

3.継続的にゴルフにアクセスする
始めはちょっと難しいと感じるかもしれません。
でも、何もしなければ、今のまま何も変わりません。
できない理由を探すのではなく、
まずこの中の一つでもやってみること。
そうすることで、あなたのゴルフは上達するはずです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

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ゴルフは「自分の心の弱さ」との戦い

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「心の弱さ」についてのお話をします。

 
「心の弱さ」といっても、今日お話しするのは
「ドライバーの一打目で緊張の緊張を取る方法」

「短いパットをリラックスして打つためには」
などのメンタル的な話ではありません。

 
■上達の「ウマイ話」にご注意を
ゴルフの雑誌なんかを読んでいると、
「100が切れない人がやるべき10のポイント」

「スコアをマイナス10打縮めるスイング総点検」

「70台が出せるスイング作り」

「ドローとフェードを打ち分けるコツ」

「確実にショートパットを決めるヒミツ」
こんな「ウマイ話」的な見出しが日々紙面をにぎわせていますよね。

 
でもですね。。。
そもそも、こういうのって、必ずしもそこに書いてある方法が
全ての人に通用するものではないんですね。
その選別というのは、自分の自己責任ということになります。

 
だって、誰でも本当に結果が出せる方法だったら、
もうその方法だけをやればいいんですから、
ああやって雑誌も毎月違うことを書く必要がなくなりますからね。
だから、こういう話に、簡単にホイホイ乗ってしまってはダメなんですね。

 
■ゴルフの「心のスキマ」ありませんか?

 
「小原さん、そんなことぐらい分かってますよ。だから私は大丈夫」

 
そう思ったアナタ! 要注意です!

 
こうした「魅力的な雑誌の見出し」といったものは必ず、
あなたの心が弱っているところに突然舞い降りてくるものだからです。
たとえば、
・スコアが低迷している時

・今のやり方がうまくいっていない時

・仕事などで忙しくてゴルフがあまり出来ていない時

 
本来であれば、自分が本当にやるべきことが分かっているのに、
気持ちがあせってくると、冷静な判断力を失ってしまいます。
そうして、ついついそんな「ウマイ話」に乗ってしまう、、、
そんなことがあるんですね。

 
■方法そのものよりも「フィットしているかどうか」が大切
しかし、そうした方法というのは、
「自分にフィットするかどうか」ということが最も大切。
自分にフィットするかどうかを考えずに、
その雑誌などに書いてあることを鵜呑みにして、、、
せっかく今まで築き上げてきたものはゼロからやり直し。
それでますます結果が出なくなる・・・
心が弱っているときには、
そんなことが、往々にして起こってしまうのです。

 
もちろん、ゴルフ上達の「ウマイ話」の中でも、
本当にウマくいくものも少なからず存在します。
しかし、ゴルフの上達というのは、
方法どうこうよりも、その方法があなたに合っているかどうかのほうが、
はるかに大切なんですね。
逆に言うと、自分にフィットしている方法が選択できた時点で、
ゴルフの半分はうまくいったと言ってもいいのかもしれません。

 
もしあなたが最近「ウマイ話」に目が行きがちになっているとしたら、、、
先ほどの3つ
・スコアが低迷している時

・今のやり方がうまくいっていない時

・仕事などで忙しくてゴルフがあまり出来ていない時
これに当たっているかを確かめて、
もしそうなら、簡単にその方法に乗ってしまわないように気をつけましょう。

 
その上で、新しい方法を取り入れるのはもちろん自由です。
しかし、その選択は最終的にあなたの自己責任であることをお忘れなく。

 
またメールします。
小原大二郎

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一枚の紙

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
この前、家の片づけをしていたときのこと。
ある一枚の紙が見つかりました。。。

 
それは、自分が10代の時に書いたもので、
昔はこんなことを考えていたのか、
と自分でも忘れてしまったようなことばかりが書いてありました。

 
■その紙に書いてあったのは・・・
その紙に書いてあったのは、自分の目標でした。
あなたが目標を紙に書いたことがあるなら、
私と同じような体験をしているかもしれませんね。

 
ある目標は達成しているし、ある目標はまだ達成できていません。
ある目標はいまでは価値観が変わり、目標の意味をなさなくなっています。

 
例えば、この紙の中にある、
“プロゴルファーになる”
という目標は達成されていますが、
“モデルと結婚する”
という目標は、いまだ達成できていません・・・(笑)

 
■紙に書くことのメリット
そんなことはさておき、、、
ゴルフのことであろうが、人生のことであろうが、
目標を紙に書くことのメリットとしては、
自分自身が忘れないという事が一番大きいと思います。
「いついつまでに100を切る」

「以前のベストスコアを今年中に更新する」

「シングルになる」
などなど。。。

 
ほとんどの目標というのは、考えられただけでは、
2、3週間で忘れ去られてしまうものです。
たとえば、年の初めに立てた目標なんかもそうですね。
頭で考えただけの人は、忘れることがほとんどです。

 
目標を紙に書くもう一つのメリットは、
このように昔の目標を読み返すことができるということ。
昔に立てた目標の紙を見て、
その中で達成できている目標がたくさんあると、
とてもいい気分になります。
そうすることで、自分の中でいいセルフイメージを作ることができます。
「自分はできる」

「目標を達成できる人間だ」
こんなふうに、自分自身で感じることができますからね。

 
そしてさらに、自分の価値観の変化を体験することができます。
昔のアルバムを見ているようなイメージですかね。
自分が成長している所も、退化しているところも確認できます。

 
■世界一簡単なゴルフ上達法
もし、たった一枚の紙で、ゴルフがうまくなるのなら、、、
そんな紙があるとすれば、、
そんな紙、どこに行っても手に入らないでしょう。
買えるものではありません。
自分で作るものです。

 
その紙は、自分の内面を投影したようなものです。
そのような紙を一枚持っておくことが
どれだけ自分のゴルフスコアに影響を及ぼすでしょうか。

 
もし、大きな影響がある事が分かっているなら、、、
持たない理由はありませんよね。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

追伸
正直な話ですが、
この紙が他人に見つかると、かなり恥ずかしいです。。。
でも、、、いや、だからこそ、、、
ほとんどの人はそれを恐れて書かないのです。
きっとあなたはそうではないと信じます。。。

 

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根性論じゃどうにもならん

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はゴルフの目標設定についてのお話です。
目標を立てるのが苦手、ゴルフがうまくなりたいという方はゆっくりお読み下さい。

 

 

私はいつもあなたに目標の大切さをお伝えしていますし、
他のところでも、アドバイスを聞いているかもしれません。たとえば、、、
◆ 目標は具体的に

◆ 計測できるように

◆ 行動できるサイズにまで落として

◆ 達成可能なように

◆ 期限を区切って

◆ 自分の本当の価値観に合うように

 
などなど、、、どれも有益なアドバイスですね。
しかし、、、これらを満たした目標を設定すれば、
本当に目標を達成することはできるのでしょうか?
あるいは、その他に必要なものはないのでしょうか?

 
「努力?」
「根性?」
「日々の計画?」

 
もちろん、それらも必要でしょう。
しかし、もっと根本的な問題があります。
それが今日、私がこのメールを書いている理由でもあります。

 
■あなたは目標を達成できない理由・・・
もしあなたに「これ」が不足していれば、
あなたは目標を達成することができません。
もしくは、一時的に目標を達成できたとしても、
それを継続したり、より高い目標を目指すことができません。

 
それは、、、

 
「目標達成能力」

 
です。

 
目標達成能力とは、文字通り、自分の目標を達成することのできる能力のことです。
もしあなたが目標にばかり目がいってしまい、
目標達成能力を高めることを怠っていれば、、、

 

それは刃のボロボロのノコギリで大きな木を切ろうとするのと同じかもしれません。
がんばれば、何とかその木を切ることができるかもしれません。
あるいは、根性で乗り切ることができるかもしれません。
ハードスケジュールを計画し、毎日その通りに行動すれば、できるかもしれません。

 
しかし、、、
逆に言えば、それらの方法でいくらがんばっても達成できない可能性も高いです。
もしくは、途中で目標までの「距離」に嫌気がさして、
当初の燃えるようなモチベーションが消えてなくなってしまうかもしれません。
あるいはできたとしても、次、それよりも大きな木を切ることができるでしょうか?
そのような目標を立てようという気になるでしょうか?
もっと言えば、このやり方を続けていたとして、
徐々に目標を高くする、つまり成長を続けることはできるでしょうか?

 
■できることしかやらなくなる
つまり、木を切るためには刃を研ぐことが必要なのです。
もし目標を設定したとしても、それに向かって努力を続けたとしても、、、
目標達成能力が足りなければ、目標達成はできません。

 
あなたがどんなに優れた練習方法を知ったとしても、
それを実行しなければ、全く意味がありません。
でも、それを実行すれば、、、一気にうまくなるかもしれません。

 
実行するかしないかは、その人の選択です。
そして、その選択は根性論ではどうにもならないのです。

 
実は、長期的な目標を立てる一つの大きな意義はここにあります。
短期的に目標設定をすると、
どうしても短期的に得られる結果にだけ意識が行ってしまいます。
つまり、自分の今の能力やリソースの範囲で達成できることしか
達成できなくなってしまいます。
そのため、毎回同じような目標しか立てられなくなってしまうし、
大きい実行がしにくくなります。

 
■種をまけ!
もちろん、短期的な結果は重要です。
たとえば、練習の結果がスグにスコアに反映されれば、やる気も出ます。
しかし、長期的な視点を持たなければ、
当然のことながら長期的に成長(ゴルフの上達を)することはできません。
短期的な上達と長期的な上達のバランスが重要です。
そのためにはまず、
◆ 長期的な目標を立て、

◆ その目標達成のために、どんな「目標達成能力」が必要なのかを考え、

◆ その達成を目標に入れましょう。

 
人間は、まいた種しか刈り取ることはできないのです。
「あなたはどんなゴルファーになるのか?」それを考えてみましょう。
目標達成能力が低ければ、どんな目標も意味がなくなってしまいます。
そして、目標達成は根性論じゃどうにもならないのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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もう一度おさらい!ビジネスゾーン

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今回は、ゴルフ上達の最重要課題である、
“ビジネスゾーン”
についておさらいしましょう。

 
■そもそもビジネスゾーンって?
ビジネスゾーンとは、ボールを中心とした半円を描く部分、
クラブが地面と平行となるところから、フォロー側の平行となる部分のことです。
腰から腰の部分がちょうどそれに当たりますね。
この部分がしっかりとした動きになっていると、
「高額賞金が稼ぐことができる=(つまり)ビジネスが成功しますよ」
と言われることから「ビジネスゾーン」と呼ばれているのです。

 
いわゆるトッププロと呼ばれる人たちも、
このゾーンをいかにしっかりとしたものにするか、
ということを念頭において、日々の練習に取り組んでいるのです。

 
■ビジネスゾーンの確認
このビジネスゾーンの腰から腰の部分の動きはとても重要な部分です。
おさらいの意味を含めて、もう一度確認しておきましょう。

※クラブは8Iを使用した場合で解説していきます。

 
アドレスでは、ボールの位置はほぼセンターです。
この位置では、ボールの位置よりグリップが目標方向寄りの位置になっている形、
すなわちハンドファーストの形となっています。
そして、両腕と胸からできる三角形を崩さないように意識して
バックスイングしていきます。
クラブが地面と水平の位置のクラブの向きは、目標方向と平行になっていること。
その時のクラブフェースの向きは、やや閉じ気味(シャット気味)が理想ですが、
真上を向いている位置までの範囲なら良いでしょう。

 
■体重移動と三角形を意識する
このバックスイングを行う中で、体重移動もきちんと行うようにしましょう。
そして、切り返しの部分で左足へと体重を移動させて
フォロー側へとクラブが動いていくように三角形を崩さず体を回していきます。
フォロー側でのクラブが地面と平行の位置では、
クラブは目標方向と平行の向きではなくクロスするようにやや右を指します。
これは、インパクトでハンドファーストになっていることで右を指すことになります。

 
そして、クラブフェースは真上を向く形になります。
この腰から腰の練習をしていく時、体重移動と三角形を意識して行う事が大切です。
三角形を意識することによって、
腕だけのスイングではなく体を使ったスイングをすることにつながります。
ビジネスゾーンの練習はとても大事な動きですので、
定期的に確認をしていくとよいでしょう。
しっかりとしたビジネスゾーンを作り、安定したスイングを身につけていきましょう。

 
ビジネスゾーンがしっかりしてくれば、必然的にスコアにもよい影響を与えます。
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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スコアの壁なんてない!

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
私がこのメールを書くときにはいつも、
・どうすればあなたがスコアアップできるのか?

・どうすればベストスコアが更新できるのか?

・あなたがどうやったらゴルフが上達できるのか?
こういうことを考えながら書いています。

 
今日もそのことを考えて、机に向かっています。

 
■何が違うのか?
ゴルフを上達させる方法というのは、それこそゴマンとあります。
しかし、多くのゴルファーはスコア100という壁を
突破することができずに、苦労しています。
その一方で、一部のゴルファーはいとも簡単に、
100の壁、90の壁を突破して、シングルを達成しています。
まるで、壁なんかないように・・・

 
この違い、一体何なんでしょうか?

 
その違いは、、、あまりにたくさんあるので、一概には言えません。
しかしいろいろなゴルファーの話を聞いていると、
これが最も大きな間違いだと言えることがあります。
この間違いをしているせいで、本当はもっと簡単に上達できるのに、
それが見えなくなっているのです。

 
■スコアを●●と思っている
その間違いとは、、、

 
「スコアを壁と思っている」

 
ということです。

 
多くの人は、自分のスコアを「壁」だと思っています。
・今まで一度も100を切れていない。だから100を切りたい

・90台を安定して出せるようになりたい

・1年以上更新していない自分のベストスコアを更新したい
などなど。

 
しかし、これらは壁ではありません。

 
もちろん、ゴルフはスコアを競うスポーツですし、
スコアは自分の実力を測る上でとても大切なものです。
スコアのことを一切考えるな、と言っているわけではありません。
しかし、ゴルフで乗り越えるべき壁は、スコアではありません。

 
■スコアは中心ではない
自分のゴルフをスコア中心に考えてしまうと、どうしても限界がきます。
アマチュアはもちろん、プロでさえ、
毎回のラウンドのスコアにはブレがありますし、
プロとはいえ、叩き出せるスコアには限界があります。
そうではなくて、ゴルフ上達の中心にすえなければいけないのは、
スコアを生み出している「スイング」なのです。

 
具体的に言えば、
・曲がっていたボールが曲がらなくなった

・年齢を重ねても飛距離が落ちずに打てている

・トラブル時にも対応できるショットが打てるようになった

・アプローチの精度が上がった

・難しいロングパットを確実に2打で沈めらるようになった
特に年齢が上のゴルファーの方にとって、
昔と同じ球が打てるというのは、スコアよりも大きな壁だと思います。

 
何度も言うように、ゴルフのスコアは結果でしかありません。
スコアを中心にとらえてしまうと、どうしても限界が来ます。
そして、その事実を受け入れられないと、
不毛な努力を繰り返してしまうことにもなりかねません。
しかし、スイングを中心に据えていれば、
そうした間違いから逃れることができます。

 
忘れてはけません。あなたの「壁」スイングなのです。
このメールを読んでいるあなたなら、もう十分わかっているとは思いますが。
だから、あなたはこのメールを読んでいるのですよね?
またメールします。
小原大二郎

 

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スコア140からシングルに?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
以前にもお話ししたかどうか忘れてしまいましたが、、、
(初めてだったらごめんなさい)
スコア140台から半年で100切り、
さらに1年半でシングルになってしまったSさんから
久しぶりにレッスンを受けたいとの連絡がありました。
「たまに小原プロにチェックしてもらわないと…」
とのことだったので、1日レッスンをさせてもらいました。

 
そのあとは2人で食事。
ゴルフの話というよりも、お互いの仕事の話とか、
家族の話ばかりしていました。

 
■Sさんの秘密
Sさんは以前は140台で回ることもあったという、
ひどいゴルフをしていました。
さすがに140台という驚異のスコアを叩いたときには、
本気でゴルフをやめようかと思ったそうです。
もちろん、こんな話を笑ってできるのは、
この話が「ハッピーエンド」で終わっているからです。

 
もともとの負けず嫌いな性格のSさんは、
私のレッスンを受けるようになって、半年で100を切り、
それから1年半でシングルになってしまいました。
私の教えている生徒さんとしてはそれほど珍しいことではないんですが、
何をやっているのか、知りたいですよね?

 
■魔法ではない!
2年でシングルを達成した「魔法のツール」・・・
・・・なんてものをもし期待しているなら、
ハッキリ言って、、、あなたは根性を叩きなおした方がいいかもしれません。

 
そんな魔法のツールなんていうものは、存在しません。
彼がやった事は非常に簡単なことでした・・・

 
「うまくいく人の練習方法を聞いて、
それをひたすらマネして毎日やりつづけた。。。」

 
他のことにはわき目も振らず、それだけをやり続けた。
本当にそれだけなんです。。。

 
がっかりしました? やっぱりがっかりしますよね。
あなたの気持ちは、よく分かります。
あまりにも当たり前で、あまりにも簡単すぎて、
あまりにみんなが知っていることだし、、、
新しいことでも何でもなんでもありませんから。

 
■当たり前、地味、長続きしない・・・
しかし、これが結果を出す秘訣であることは間違いありません。
ここで注目してほしいのは、
「成果の出る方法というのは、実は当たり前のものばかりだったりする」
ということです。

 
人間はみな、新しい方法とかそんな事ばっかりに目がいってしまいがちです。
しかし、成功する方法というのは、目の前にあることが多く、
そのほとんどは、けっこう当たり前で、地味で、長続きしないようなことばかりです。
正直言って、聞いても、見ても、面白くはありません。
だから、結局やらない。
そして、新しくて、簡単にできそうなものにばかり目がいってしまい、
ぐるぐる、ぐるぐる目移りしているうちに、結果的に上達していないことに気づく・・・

 
■結果ではなく原因をマネする
そして、さらにもう一点、実はこれが一番重要だと思うのですが、
「外見をマネするのではなく、上達のための方法をマネする」
ということです。

 
私たちはよく、「プロみたいなスイングになりたい!」とか、
外見上のことをマネしようと思いがちです。
しかし、本当にマネすべきなのは、外見上のことではなくて、
「うまくいっている人が、普段どんな練習をしているか?」
それをこそ、マネすべきなのです。

 
外見上のことをマネしても、結果は出ません。
その外見(=スイングやショット)を作り出している元になっている
当たり前で地味な、普段の練習をマネしてこそ、成果が出るのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

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10年後も使えるゴルフ理論?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
先日、プロゴルファー仲間3人で食事をすることがありました。
最近どうしているかという話から、ゴルフのこと、家族のこと、、、
いろいろと話していました。
結構ゴルフのマニアックな話もしていたので、
横のテーブルにいたお客さんがこっちをチラチラ見ていました。
外から見ると、もしかすると変なグループに見えていたのかもしれません、、、
3人ともゴルフレッスンもしているので、その話もしていました。
こんな教え方をしている、こんな生徒さんがいる、
最近はこんな練習のしかたがあるらしい、、、などなど。
そこで出た結論は、
「まあ、俺らもいろいろ教えるけど、うまくなる人って
時間をかけて、自分で工夫して、いろいろやってるんだよね~」
ということだったんですね。
■変わるものと変わらないもの
この情報化社会ですから、ネットや書店にはゴルフの情報があふれています。
「最新の何々スイング」
「今までにない何々練習法」
などなど、、、
もちろん、それらの中にもすばらしい練習方法はあると思います。
しかし、そうしたセンセーショナルな練習よりも、
もっともっと重要なことがあります。
それを大切にしておけば、5年、10年経っても、
どんな練習方法を実践するにしても、ゴルフの上達は約束されたも同然です。
それは何かというと、
「上達するためのシステム」つまり「習慣化」です。
です。
ハッキリ言って、ゴルフで「その場限り的」な手当てによって
上達したり改善したりしたものというのは、
またすぐに元に戻ってしまうことが多いのではないでしょうか?
しかし、習慣によって身につけたものというのは、
その習慣がなくならない限り、確実に維持することができます。
たまたまラウンドで悪い結果が出たとしても、
その結果だけに一喜一憂することもなくなります。
■うまくいっているゴルファーはいい習慣を持っている
素振りをする、アプローチの練習をする、パターの練習をする、、、
ラウンドで結果を出すゴルファーというのは、
それらのことを無意識なところまで習慣化しているのです。
習慣として続けるものというのは、
すぐに結果を生むものではないかもしれません。
ですが、それは複利のように、ある一点を超えると一気に伸びていきますし、
いわゆる「場当たり的」な改善で達成できるものとは質的に全く違います。
トップ、ダフリを直したい?
ならば、あなたは「習慣」をどのように強化するのですか?
スライス、フックを直したい?
ならば、あなたは「習慣」をどのように強化するのですか?
メンタルの強いゴルファーになりたい?
ならば、あなたは「習慣」をどのように強化するのですか?
ここまで書いたことは、本当に地味すぎて、正直あまりウケもよくないのですが、
先日、3人のプロが同じ結論に至ったので、あえて書かせてもらいました。
またメールします。
小原大二郎

 

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