From:大森睦弘
「スイング中にどうしても力んでしまう…」
という方は多いかもしれません。
特に、飛ばそうと思えば思うほど、
力みが起きてミスを引き起こしてしまいますよね。
どうすれば力みをなくして、
最高の飛距離を出すスイングをすることが出来るのか?
それこそが、
最高に気持ちのいいスイングにも繋がっていきます。
そのためには身体のある仕組みを知っておく必要があります。
その名も「伸張短縮サイクル」という仕組みです。
人によって違いはあるのですが、この仕組みによって、
意識的に力を入れた場合の、2倍のパワーを出させてくれます。
テレビで見ているツアー選手のスイングを見ていると、
軽く振っているように見えて、飛んでいるという感じが、
この「伸張短縮サイクル」での体の動きになっているんです。
だから、めちゃくちゃに力を入れて
振っているように見えないんですね。
例えば、人差し指で何かを弾くとします。
下の図の2つではどちらが強い力を出せるでしょうか?
当然「A」ですよね。
「伸張短縮サイクル」では、筋肉を引っ張ってあげると、
勝手に縮もうとすることで体が動いてくれます。
引っ張ると縮もうとして、勝手に力を発揮するという事です。
引っ張られると筋肉が縮もうとする現象は、
「伸張反射」という反応になります。
これは、本来、筋肉を引き伸ばされたときに、
筋肉が切れてしまうことを防止するための仕組みと言われています。
筋肉の中には、伸ばされたことを検知するセンサーがあり、
そのセンサーからの信号は、脳ではなく、脊髄に伝わります。
この脊髄の中で、筋肉が伸ばされた信号が、
そのセンサーのある筋肉を収縮させようとする信号に変換されて、
伸ばされた筋肉が無意識下で収縮します。
その、勝手に収縮してしまう力を利用すると、
一生懸命自分の意志で出そうとした力よりも、大きなパワーを出せるのです。
自分の意志で動かせる筋肉量は100%にはなりません。
しかも自分の意志で動かした力は、コントロールがしづらいです。
(先ほどの人さし指ではじく場面を思い出してもらえば、
的を絞りやすいのも「A」ですよね。)
また、「伸張短縮サイクル」では、
腱が引き伸ばされてゴムのようにエネルギーを貯める現象も、
同時に発生しています。
ですので、瞬間的に発揮できるパワーとしては、
筋肉だけでは到底到達できないエネルギーの集中砲火が可能なのです。
この仕組みをゴルフスイングに取り入れることで、
筋肉がない人でも、年齢によって体力が落ちた人でも
最大の飛距離を出すことが出来ます。
また、これが力みのないスイングにもつながっていきます。
動画で解説しているので、ぜひご覧になってください。
力みをとって最高のスイングをする方法を
もっと詳しく知りたい方はコチラ
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ゴルフを始めて30年て未だに100前後の
スコアです、コースに出るとなかなか芯に当たりません、
自分では上手く体重移動ができないのが原因のような気がしています。一からやり直す覚悟でいます。
体重移動はご自分から移動しようとすると、やり過ぎになります。テークバックで多いのは、頭が右に動き過ぎて、ダウンスイングで戻れなくてボールヒットが複雑になる動きです。ダウンスイングでは、上半身が突っ込み、アウトサイド・イン軌道になったり、一旦突っ込んでから、反対方向の右側に戻る、明治の大砲といわれるギッタン・バッタンになったりします。
重心は背骨を中心にターンすれば、背骨の前側の重い内臓が、向いた方へ移動するので、ターンによって重心がかなり大きく移動します。ターンするだけで重心は移動する、このことをしっかり行うだけで、体重の移動は十分です。
手始めに、フィニッシュで腰をフルターン(おへそを打ち出し方向へ向ける)してください。ドライバーショットはもちろん、サンド・ウエッジで15y程度キャリーさせるショットでも、腰をフルターンしてみてください。もしフィニッシュして腰がターンしきっていなかったら、止まってからでもいいですので、しっかりおへそを打ち出し方向へ向けます。重心は簡単に左へ最適な量移動できます。
やり過ぎず、最適な体重移動が大切ですね。