暗記と記憶の違いってわかります?

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2015.01.26
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

さて今日のテーマは、

 「暗記と記憶の違い」

について、お話ししたいと思います。

え、そんなのゴルフと何の関係があるの?
そんなふうに思った方もいるかもしれません。

ですがこの違いが、あなたのゴルフ上達に
大きな違いをもたらすんです。

知っておいて損のない話なので、
少しだけお付き合い下さい。

幼児教育の話から…

実はこの暗記と記憶の違いの話、
子どもの教育の話にまでさかのぼります。

よく、小学校のお受験では
「ひまわり」=「夏」という答えを求める
四季の問題が出ることがあります。

実際、これは知識として知っていなければ、
絶対にわからない問題ですよね。

ですが、この知識を

 「ひまわり、夏。ひまわり、夏。ひまわり、夏。。。」

そんなふうに何回も言って覚えさせる。
これがいわゆる「暗記」です。

こうした「暗記」というのは、
いわゆる左脳(脳の左側)が司(つかさど)っています。

そしてこの暗記というのは、
一週間で70%は忘れ去られてしまうのです。

右脳は左脳の200万倍!

それに対して「記憶」ですが。。。
こちらのほうは右脳が司っています。

それで右脳のほうが、記憶の容量が左脳に比べて
なんと200万倍多いと言われています。

ということは、200万倍の方を使ったほうが
覚えるのには都合がいいことは、
あなたでも直感的に分かりますよね?

では、具体的にどう教えるかというと。。。
こんな感じです。

 「ひまわりは、いつ咲いているお花かなあ?」

 「そう、暑いプールに行っていたときのお花だよね?」

 「暑いから、夏だよ」

こんなふうに、いわゆる「関連付け」をして覚えさせると、
記憶は右脳のほうに格納することができるのですね。

これと似た話としては
数学の「方程式」というのがあります。

この方程式というのは、忘れてしまったら、
なかなか思い出せないものです。

でも、成り立ちを知っていれば、忘れていても
自分で作り出して思い出すことができてしまいます。

これも関連付けの記憶と同じですね。

「一対一の対応」は脆弱(ぜいじゃく)

この「暗記」と「記憶」の話。
ゴルフにおきかえてみるとしたら。。。

何かのドリルをやっているとして、
ちょっとやっただけで、
すぐに「わからない」と言ってくる人がいます。

これはつまり「X」というドリルをやると、
「Y」という結果がすぐに出てくると
思っているわけですね。

だから「わからない」と言ってくるわけです。

逆に私に言わせれば、一対一で結果が出る練習ほど
脆弱で脆(もろ)いものはないと思います。

それに「これやればこうなる」だけで
上達を望んでいるのだとしたら、
それは単なる「指示」でしかありません。

それならそもそも、レッスンを受けることの
意味なんてありませんよね?

わかるというのは、熟考してはじめてわかるもの。
はじめから一発でわかるなんてありません。

もちろん、ここには教えるコーチの側の
問題があるかもしれないことは否定しません。

でもただ「こうしてこうやれ」では、ただの暗記です。

きっとすぐに忘れてしまいます。
いつまでたってもできるようになりません。

上達できるわけがないのです。
自分自身の力もつくわけがありません。

なのでゴルフのレッスンでも
できるだけ考えるように仕向けていかないと
いけないわけです。

あっちのドリルとこっちのドリルの関連性。
これとあれの二つの動きの関連性。

このような関連付けでゴルフを記憶すると、
驚くほど上手になるはずですよ。

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。


<本日のオススメ>
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(限定公開)飛距離250yを得る飛ばしの極意
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どう計算しても、ムリだった…

自分がこれだけ練習しているのに
ドライバーが全然飛ばないんです。

この先、どれだけ練習しても
これ以上飛距離は伸びないかもしれない。
到底ムリだって、昨日練習場へ行って思い知りました。

けど、これを見てからそんな思い込みが変わりました。
60歳の私でも、どうすれば飛距離が伸びるかわかったんです。

その方法とは、、、

http://g-live.info/click/drive150120/

*本日1/26(月)まで!

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古賀公治
レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。
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古賀公治

古賀公治 について

レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。

 

暗記と記憶の違いってわかります?」への9件のフィードバック

  1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

    丹波さん(facebookより)

    はい、ぜひドリルも関連付けて覚えるようにしてください。

    返信
  2. 芝刈り名人

    古賀プロへ

     今日は仲間とのゴルフコンペで練習の成果を試してきました。
    いつもは練習の時に行ったショット課題を思い浮かべながらラウンドするのですが
    今日は思い切って細かいことは考えずに、リズムとテンポだけを意識してプレーしました。
    力まずにゆったりとしたリズムでバックスイングをして、下半身リードで振りぬくイメージで
    18ホールラウンドした結果、37-39の76で回ることが出来ました。
    プロが良く言われる分習法と全習法にも結び付くことかと思いますが、ラウンドではあまり
    細かいことは気にせず、リズム良く一定のテンポで振る事が一番スコアーメイクに繋がる事が
    やっと判りました。
    何故、このことに気づかなかったのか不思議な思いですが引き出しから取り出せてよかったと
    思っています。
    明日も練習場で分習法で課題を克服し・・・コースでは全習法でベストスコアーを目指します。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      芝刈り名人 さん

      何もしないで回転するだけですべてが正しく起こってしまう。そのために正しいトップは必須となります。

      ですので、分習法の練習としてバックでの右手首のセッティングや右肘の動きを意識し練習することはありますが、実際のスイングではどう回るしか考えていません。

      両前腕の間隔が常に一定でどの場所でもカパカパ出来る形が体の動きと腕の動きをシンクロさせます。体を回す意識でスイングして振り遅れるのはまずトップで肩が浅くこの間隔が広がるからです。

      バックで左肩をボールにくっつけ、離さずに下半身から切り返す。DVDでも説明していますので再確認してみてください。

      返信
      1. 芝刈り名人

        古賀プロへ

         今日は一日雪でしたのでDVDの第四巻を繰り返し~見直しました。
        下半身リードが出来てしまうバックスイングによる正しいトップの体勢作りと
        ダウンスイングで両手グリップが右太ももの前に下りて地面と水平になった
        時に、左肩が開かず右肩が下がらないスイングドリルを練習課題にします。
        トンネルの先に少し明かりが見えてきたような・・・少しワクワクしています。

        返信
  3. 芝刈り名人

    古賀プロへ

    会社勤めをしていたころ、先輩から仕事の改善で気付きが最も大切だということを教えられ
    後輩にも自分で気付くことの大切さを事あるごとに示してきました。
    古賀プロの教えに共感できたのは、気付きをとても大切にされ普段のレッスンに活かして
    おられるからです。

    今回は一つ質問があります。
    ダウンからインパクトにかけてプロはどのような感覚で右手を使っているのでしょうか?
    クラブを体側に引き寄せるような感覚や、アドレス時より手首のヒンジが深くして溜めを
    作るようなイメージをお持ちでしょうか?
    左手がスムースに下方にに下りていって右手は素直にそれについていくイメージを掴みたい
    のですが・・・こうすればよいという確固たるものを掴めないでいます。
    ご教授をよろしくお願いいたします。

    返信
  4. いつも楽しく拝見しております。
    私は、暗記が不得意です。理由が理解できると忘れないのですが・・・・。
    今日のお話は、まさにそのことのようですね。年齢を重ねるとますます暗記がむずかしくなります。

    前傾姿勢はクラブ毎に変わるのでしょうか? クラブの長さだけ遠くに立ち同じ角度で良いのでしょうか?
    このような事がわかっていれば、再現しやすく傾斜などでもアドレスのミスも減るのでしょうか?

    ミスの理由がわかれば、スイングもつくりやすいかと思います。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      Mさん

      アドレスでシャフトと背骨を直角にするということがまずは大前提です。

      そうするとすべてのクラブで手とクラブに出来る角度、リストアングルは一定になりますね。

      そうすると、長いクラブほど前傾が深くなると思いがちですが、まずは長いクラブほどスタンスは広くなるので背は低くなると言うこと。

      そして、長いクラブほど右への傾き(チルト)が大きくなりその分手が高くなること。

      これらによって、肩の後方、膝、母指球がほぼ一定となり前傾自体はさほど変わりません。

      一般の情報はこのあたりを体系的に説明されていないことが問題だと考えています。

      返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      山尾さん

      はい、引き続き頑張りましょう!!

      返信

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