From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、
皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!
前回のメルマガでは、
フェアウェーバンカーでダフってしまう人向けの
対策についてお話をしました。
その話をしたところ、読者のIさんから
こんな質問をいただいたので、
それに回答する形で今日はお話ししたいと思います。
最近、寒さも厳しくなりつつある中
スコアもなかなか伸び悩んでいる方も多いと思います。
そんな方にはぜひ、読んでいただきたい内容です。
ちなみに、いただいたのはこの様な質問です。
夏と冬ではプロでも2~3打変わります
以下、読者のIさんいただいたメッセージです。
> お久しぶりの不肖の弟子です。
> 先日のアプローチレッスン会には急用が入り
> 参加できずに残念でした。
>
> 師匠の指導のおかげで最近100叩きはなくなり
> ベストスコア更新を目指していたのですが
> 先日のラウンドでなんと100はおろか110オーバーの
> 大叩きをしてしまいました
>
> (最近スコアが上がってきて調子に乗りすぎていたのかもしれません…)
>
> 冷たい雨の中体が硬くなり思うように動かず、
> 課題の60Y以内の距離感がまったくあわずに
> 段々リズムを崩していったのが主因と思いますが
> とどめをさされたのが師匠の専門分野のバンカーでした。
>
> あごの高いバンカーで、雨で湿って比較的締まった硬い砂でした。
> 高く上げるためフェースを開いてバンスを効かせるつもりが
> 砂の抵抗に負けて距離が出ずに脱出できず、
> エッジをボールぎりぎりに入れようとするとトップして
> 大オーバーの繰り返しでバンカーだけで7~8打ロスしてしまいました。
>
> このような湿った重たい砂への対処法教えて頂ければ幸いです。
Iさん、いつもどうもありがとうございます。
さて、先ほども申し上げたように、寒さも厳しくなりつつある中
スコアもなかなか伸び悩んでいる方も多いと思います。
夏と冬ではプロでも2~3打変わってきてしまいます。
スコアが多少悪くなり易いという事は頭に入れておいて頂き、
この時期は冷静にプレーして頂きたいと思っています。
寒いときはオーバーしてみる
さて、順番に回答したいと思います。
まず、60ヤード以内の距離ですが、冷たい雨という事で
おそらく普段より飛ばなかったと思います。
ゴルフボールは気温が10度を下回ると著しく飛ばなくなります。
60ヤードですと、夏の70~75Y分打たないと
届かないのではないかと思います。
しかし、なかなかオーバーしてしまいそうで
そこまで振り切れませんよね。
このボールが飛ばなくなるというのが
冬のゴルフの難しさの一つです。
アドバイスとしては、是非一度オーバーしてみて下さい。
一度オーバーすると距離感が合ってくるかもしれませんので。
そして、雨で湿ったバンカー
これもまた、難しいですね。
雨で砂がしまってバンスが弾いてしまうのか、
表面がしまっているがその下にまだ柔らかい砂が残っているのか
まずは足を砂に埋めていくときに感じて下さい。
今回のIさんの状況はおそらく全体がしまっていて
バンスが弾いてしまうという事でしょう。
バンスが弾きそうなときはリーディングエッジを刺す感じで
フェースを開かず、ハンドファースト気味に
インパクトする方法はあります。
この方法ですと、ボールが低めに出るので
ピンまで距離がある時は有効です。
悪条件では3~4mに寄れば十分
少しボールを上げてそんなに転がしたくないときには
フェースを開かなくてはなりません。
フェースを開けばバンスが効いてしまうので
弾かれすぎないよう打つ必要があります。
砂にバンスが着地したときに
クラブを砂に押し付けるようにします。
砂が柔らかいともぐりすぎてしまうので、
砂の状態は良く観察する必要があります。
砂がビチョビチョの場合、スピンがたくさん入る事は少ないです。
ボールとフェースの間に水が入るからです。
ですから転がしたくないときにはボールを上げることになります。
こういう時はグリーンも濡れていると思いますので
まずまず止まってくれます。
条件の悪い時はいつも通りなかなか寄ってくれません。
僕も3~4mに寄ってくれて、
後はパター頑張ろうという気持ちで打ちます。
普段からピッタリ寄せようと思うより
ワンピン位なら及第点と思っている方が案外寄ったりします。
アプローチ、バンカーも気持ちの持ち方で結果が変わってきます。
Iさん、またレッスン会でお待ちしています。
追伸
先日、名古屋での年内最後のレッスンを行いました。
しかしながら、事務局の方に「関東はやらないのか?」
という問い合わせが複数来たそうです。
そして事務局から
「関東でも12月開催はできないか?」
と言われまして急遽、日程を調整中です。
おそらく遅くとも明日までには、
事務局からご案内が行くと思います。
メールのほうを気にしておいてください。
それではまた、次回も楽しみにしていてください。
ーツアープロ 梶川剛奨
<オススメ>
以前バカ売れした、伝説の飛ばしの教材を
私たちからの一足早いクリスマスプレゼントとして
特別キャンペーンが本日から始まりました。
↓
http://g-live.info/click/ldp151215/
※クリスマス特別キャンペーン。期間限定です。
最新記事 by 梶川 武志 (全て見る)
- 飛距離が伸びないなら…コレやって下さい - 2019.03.19
- 【ビデオ】バンカーの疑問に全て答えます! - 2019.03.05
- お詫び…レッスン中止になってスミマセン - 2019.02.19
お師匠様、いつもご指導ありがとうございます。
12/11のラウンドで年内のラウンド予定は終了しました。シャドースイングによるフォーム改革による一時期の不調と、前回報告の大叩きの影響で残念ながら今年の平均スコアは102.1と100切は達成できませんでした。しかしながら、6月以降にかぎれば自己ベストスコア88の達成、平均スコア99.1とご指導の成果は確実に上がってきていると思います。
これから寒くなりなかなかラウンド予定も立てにくくなっていますが、SWコントロールショットの距離感など今年の課題に対する練習は続けて来年は、平均スコア95、自己ベスト85を目指して頑張りたいと思いますので引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
P.S.:寒さ対策としてオーバーめに打つというのはわかりましたが、巷では冬用に軟らかいボールを使うという意見もよく耳にします。プロも夏と冬でボールやクラブセッティング変えたりするのでしょうか?(師匠がディスタンス系ボールをお嫌いなのはわかっていますがあえて質問させて下い。また、今までラフなどに雪のあるコースでは見つけやすいカラーボールをつかっていましたがV1xは白だけだったかと思うのでスピン系でおすすめカラーボールなどあればお教えください。)
Iさん、返信遅くなって申し訳ありません。
僕らは冬の間、新しいボールや別のボールを試したりします。
しかし寒いからあえてボールの固さを変えてみるという事はありません。
あくまでもオフシーズンにクラブやボールを試して見るという事です。
勿論試して良ければそのボールやクラブに変更します。
クラブについてはシャフトは寒いとしなりずらくなるので
同じクラブでシャフトが若干柔らかめのものを用意できればいいとは思いますが、なかなかそこまでするのは難しいですよね。
カラーボールについてはスリクソンZスターXVがいいと思います。