From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフでいいスコアを出すために必要だと言われている
「メンタル」についてお話をさせていただきます。
この「メンタル」というやつですが、
ゴルフをしていく上でメンタルが弱いことは、
確かにいい影響は与えません。
それはまあ、どんなスポーツでもそうかもしれませんね。でも、、、
人によってはそのへんをちょっと誤解していらっしゃる方も多いようです。
今日は、そんな話です。
「メンタルの問題だと思うんです」
私が以前、ほんの2~3回だけレッスンをさせていただいた方がいらっしゃいます。
仮にこの人を「Aさん」とさせていただきますね。
このAさんは、40代の男性で、ベストスコアは108。
練習はしているのだけれど、その成果がラウンドで出せないということで、
私のところにレッスンにいらっしゃいました。
最初のレッスンのヒアリングで、Aさんとこんな話をしたんですね。
小原 「Aさんが自分で一番できてないところはどこだと思いますか?」
Aさん「うーん、やっぱりメンタルですかね」
小原 「メンタル?」
Aさん「はい。練習をしている時には、けっこうボールに当たるんですよ。
でも、ラウンドになるとぜんぜん当たらなくなっちゃって。。。」
小原 「はいはい。。。」
Aさん「これってやっぱり、メンタルの問題なんじゃないかと思うんです」
小原 「なるほど。。。そうなんですね。。。」
聞くところによると、Aさんは若いころに別のスポーツをしていたそうで、
そのときにメンタルの重要性を知って、いろいろ勉強なさったそうなんです。
そのときの経験がもとになって「メンタルが重要」という結論になったのだと。
本当にメンタル?
もちろん、ゴルフは最大限に集中をしてショットをするというスポーツなので、
メンタルはゴルフにとって大切な要素であることは間違いありません。
でも、、、このAさんのケースで言えば、
それは必ずしも当てはまらないのではないかと感じました。というのも、、、
ここでお話ししているAさんのように、
「練習場では当たるのに、いざラウンドになると全く当たらない」
というのは、実際によくあることです。
でも、ベストスコアが108ぐらいの方であれば、メンタルうんぬん以前に
そもそも「当たっていない」ということが多いようです。
よくある話としては、練習場はマットの線があるのでしっかり
ターゲットラインの方向を向けているが、実際のラウンドでは線がないので
全くあさっての方向を向いてしまっていたり。。。
あるいは、ラウンドでは傾斜があるので、
その傾斜に合ったスイングができていないなどの問題があります。
しかし、そういう問題とは別に「当たっていない」ということはそもそも
「インパクトを安定させるためのビジネスゾーンが確立されていない」
ということが一番にあげられると思います。
ビジネスゾーン、ビジネスゾーン!
本当にことあるごとにお伝えしていることですが、
ゴルフのスイングの良し悪しを決めるものは「インパクト」です。
そのインパクトを安定させるのが「ビジネスゾーン」で、
だから私は日々、ビジネスゾーンの重要性を説いているわけですね。
「こんな練習だけで、本当にうまくなるんですか?」
今まで何度も、アマチュアゴルファーの方たちに
そういう言葉を投げかけられました。^^;
しかし、ハッキリ言ってこの練習をしているだけでも、
あなたのスイングは安定してくると断言できます。
その証拠として、様々な個性的なスイングをしているプロゴルファーが
たくさんいるのに、その誰もが自分の狙ったところにボールが打てる、、、
それはどのプロであれ、ビジネスゾーンが確実に安定しているからです。
もちろん、メンタルによってそのビジネスゾーンが乱れる、、、
そんなこともあるかもしれません。しかし、、、
技術がないのにメンタルがよくなったからといって、
インパクトが安定するのかというと、、、それは違いますよね?
ここで確認しておきたいのは、
「メンタルは大切だが、それは確実な技術の上に成り立つもの」
ということなのです。
確実なメンタルよりも、確実な技術を習得する。。。
やはりそれが、スコアアップの最短距離であることは間違いありません。
またメールします。
小原大二郎
追伸:
そして技術を習得する以前に重要なのが、健康な身体、ですね。
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メンタルに関してまったくその通りだと思いました。まず、確実な技術が必要だと。その秘術を得るために実践していく継続していく上でのメンタルは人それぞれでしょうし、実際のラウンドでその技術を発揮するのもメンタルは影響すると思います。しかし、やはりその前というか並行してというか、日々の練習量と練習内容そしてそこから得た技術とプラスアルファのほんの少しの自信と希望をもって、ラウンドと練習を繰り返していくことでレベルアップしていくのだと思っています。心技体ではなく順番として体技心。現在我流ですがビジネスゾーンを得るためにハーフショットとクォータショット、そして宮里藍選手が実践しているスローリズムでのスィングとトップで一旦止めてからのドリルを続けています。早く30台を前後半続けて出せるようになりたいと思っております。メンタルももちろん重要ですが、それは前向きに楽しむことを目指し、技術的には高い再現性、戦略的にはどうしたらパーが取れるか、どうしたらダボ以上を叩かないかを考えながらラウンドするようにしています。毎日のレポートを今後も楽しみにしております。
メンタルより技術の習得がより大切だということには異論はありません。しかし人間としてなんとなく心理的に影響されることは多いと思います。たとえば初めてのコースでキャディに「右はOBがあるから注意して下さい」と言われると不思議にそちらの方にボールが行ってしまうことがあります。私はこれを避けるために、キャディに「危険を教えてくれるのは有り難いが、最終的にどこを狙ってくださいと言ってほしい」と注文をつけて
心理的な影響を前向きに変えるように努力しています。もっともそれでも駄目なことはありますが、これは技術の習得でカバーしなければと思っています。
初めてコメントさせて頂きます
テーマ「メンタル」
非常に興味深いテーマでありました
僕自身、小原プロのメルマガを毎回拝読させて頂く目的として、技術的な部分というよりは
ゴルフに対する考え方≒メンタルコントロールの勉強という部分が大きいと思います
今回、メールの中でメンタル < インパクトゾーンの重要性を説いていましたが、僕もAさん
の状況は非常によくわかるゴルファーの一人です
例えば、
自分より上手い(ここではスコアの意)人達とラウンドする時は、胸を借りるつもりで気負い
なく、今の自分のゴルフを忠実にやるしかないので、もっと飛ばそうとか2オンを賭けで狙おう等の状況にはならないのですが、同じ位の平均スコアの4人で回るとアドレナリンが出てしまい、力みや高揚から大叩きにより自分から崩れていくパターンが多い気がします
勿論、「インパクトゾーンの練習」の重要性は理解していますが、ラウンドでドライバーが
思いのほか良い当たりで飛んでフェアウェイに行き、同伴者から「飛んでるね~」等と言われると、気持の高揚からかセカンドでダフリ・トップで崩れ結果ダボ⇒凹む(あのティーショットは何だったんだ?)。反対にラフの傾斜地に曲げてしまい出すだけや、手前に刻んでアプローチで寄せ1パットでボギーで凌ぎ⇒気分↗↗
平常心、つまりメンタルコントロールの重要性をまさに今考えさせられている所です
このような状況はメンタルと言うよりはコースマネージメントになるのでしょうか?
長々と失礼いたしました
参考までに
年間ラウンド数:30~40(月3平均)
練習 :練習場 週2~3、素振り 1日置き15~20分
平均スコア :97(ベストは89←1度だけ)
こんにちは。いつもDVDでの指導、ありがとうございます。
小原プロの言われるままに、ビジネスゾーンの練習ばかりを一ヶ月間ひたすら実行しています。
アイアンからドライバーまで、全てのクラブをやっています。
かなり、方向性がよくなってきたなぁ~と自分でも感心しています(笑)
そして、先日のラウンドで40・46で86で回る事ができました。
90のベストスコアの壁をどうしたら越えれるのか?と一年間見上げてきたんですが、ようやく越えれました。本当にありがとうございました。次への目標に向けて、まだまだ、頑張りたいので、これからもご指導よろしくお願いします。
「技術の基礎があってこそ・・・」と、言われていることはよく判ります。それでもやっぱり「メンタルがなぁ・・・」と言いたくなるAさんの心情は、それ以上に判りますね。こういう甘い見方をしてしまうところが、小生のスコアアップを妨げている原因だと自覚はしていますが・・・。